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黒猫と共に迷い込む
大衆浴場のある村
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「なあお」
「う~、クロ、もそっと寝かせて…」
クロが早く起きて飯を寄越せと鳴いている。
休みの日くらいゆっくり寝かせておくれ。
リィン
ん?鈴の音?
「クア」
ん?鳥の声?
「主、そろそろ起きた方がよいと思うぞ」
この声は…。
やば!私冒険者になって今護衛の仕事中じゃん!!
ガバリと起き…上がろうとしたけど、腹の上にハヤテが…。
「ハヤテ。重いよ?」
「クア?」
そんな可愛い顔するなー!どけられないじゃないかー!(♡)
朝からモフモフです。
「なあお」
クロの顔がにゅっと出てくる。
ああ、こちらもまた今日も可愛いお顔。
ナデナデナデ。
やばい、朝から天国過ぎる。
なんてやってる場合じゃない。
なんとかかんとか誘惑してくるモフモフ達をどけて、体を起こす。
丁度商人さん達、月夜の風の面々も起きてきた所だった。
「ヤエコ、それ、ベッド? いいわね~」
おはようの挨拶をすますと、メイサさんが聞いてきた。
「あはは。シロガネとリンちゃんが作ってくれたベッドです」
「シロガネ? リンちゃん?」
「ペガサスと妖精の名前ですよ。グリフォンはハヤテ」
「え…、魔獣に名前?」
「ええ。その方が呼びやすいでしょ」
なんかメイサさんが固まってるけど。
「え、平気なの? 名前なんかつけて」
「? 大丈夫ですよ? 何か不都合でも?」
「いえ…」
なんか怖い顔してるんだけど。やっぱ何かやばかったかしら?
「何か、魔獣に変化とかなかった?」
「? 何かあったかな?」
ハヤテが元気になった?リンちゃんも元気になった?シロガネは特に変わりなし。
「元気になったくらいですかね」
「・・・・・・」
何故黙る。
「いえ、いいの。ありがとう…」
何かを考え込みながら去って行ったよ。やっぱ私、何かやっちまったか?
昨夜同様、氷付けしておいた肉を解凍し、採って来た野草などと一緒に煮込む。
朝から温かい飯にありつけました。
2日目も順調に進み、その日の夜は少し大きな宿場村へ。
商人さん達、月夜の風の面々は同じ宿。私だけ従魔を預けられる宿へ。
また朝一で集まって出発とのこと。
部屋で荷物を下ろし、夕飯でも食べに行こうかと考えていると、
コンコン
誰かが扉を叩く音。
「はい。どちらさま?」
「ヤエコ、あたし、メイサよ」
扉を開けると、そこにはメイサさんとユリエールさん。
何かを抱えて立っている。
「何か?」
「ヤエコ知らないと思って誘いに来たのよ。ここ、大衆浴場があるのよ。行かない?」
「大衆浴場?! 行く! 行きます!」
風呂だ!
久々の肩まで浸かれる風呂だ!
断る理由が全くない!
残念ながら天然温泉というわけではなく、川から水を引いて湧かしているらしい。
営業時間が限られているので、早めに入りに行こうとのこと。
それを聞いたら行くっきゃありません!
夕飯は風呂の後にと、タオルなどを引っつかみ、メイサさんとユリエールさんと連れ立って、大衆浴場へ向かった。
リンちゃんは嬉しそうに付いてきたけど、クロは嫌そうに付いてきてます。
猫はお風呂嫌いです。
異世界の風呂屋、ドキドキしながら向かうも、そこにあったのは…。
「なんか見たことあるなぁ…」
うん。よく見かける、古き良き銭湯なんだけど。
日本人だな、これ。
「昔昔、とある冒険者が作った風呂屋らしいよ。その冒険者は「なんで風呂がないんだ!(日本語)」って意味不明なことを叫んだ後、1人でこの風呂屋を作ったんだって。
それから彼はあちこち旅して、あちらこちらで似たような風呂屋を作ったそうだよ。
余程お風呂が好きだったんだね~」
テルマエ・○マエか!
「それまでお風呂に入る習慣がなかった人達も、一度お風呂に浸かっちゃうともう病みつきになってね。ここ、昔は寒村だったけど、このお風呂のおかげで、今こうして栄えてるんだってさ。お風呂目当てにここを拠点にしてる冒険者もかなりいるらしいよ」
お風呂チートでしたか。
「お風呂、最高。ここ来るの、楽しみ」
ユリエールさん、何故カタコトなのですか。
「温泉の街、「ユートピア」も、その人が作ったんだってさ」
それって、「湯ートピア」と書くのでは…。
温泉の街!やはりあるのか!しかも日本人が作っただと?!行ってみたいではないか!!
暖簾をくぐって中に入る。
番台があって、そこで番をするのは、
「いらっしゃい!」
元気なおばさまでした。
銅貨5枚を払い、服を脱いで、中に入る。
クロは脱衣所で待ってるそうです。それくらいなら離れても翻訳できると。
シャワーなどはないので、かけ湯専用のお湯を取って、体などを洗う。
はあ~、キモチイイ~。
シャンプーなどはないけど、石けんは売っていた。一個買った。
久しぶりにじゃかじゃか洗う。気持ちいいね~。
風呂は20人は余裕で入れそうなくらい大きかった。
足を伸ばして肩まで浸かる。
ああ~、極楽。
リンちゃんも初めてのお風呂にはしゃいでいる。
周りの人が妖精を見て驚いてるけど、害はなさそうだしいいでしょう。
手を出されそうになったらさすがに守るけど。
私の周りで飛び回っているので、私の従魔だと分かっているのか、誰も手を出してきません。
ここは常識人ばかりのようで、有り難いですね。
メイサさんとユリエールさんも、リンちゃんを見ながら顔がほっこりしている。
うん、うちのリンちゃん可愛いものね。
お風呂でガールズトークなどもして盛り上がり、久しぶりの風呂に、はしゃぎすぎて少しのぼせたり。
冒険者同士の結婚についてちょっと聞きましたよ。いろいろあるんでござんすね~。
風呂から上がるのに遅くなったら、クロに睨まれた。どうやらお客さんにいちいち触られるのが嫌だったらしく、棚の上に避難してました。可愛い。
せっかくなので、月夜の風の面々と夕飯を共に。
商人さん達はこの街でも付き合いのある人達に挨拶に行ったそうです。さすが商人。
やっぱりやんわりと勧誘されたけど、やんわりとお断りしておきました。
まだ諦めてなかったか。
宿に入る前に厩舎に寄って、シロガネとハヤテにお休みを言いに。
「シロガネ、ハヤテ、お休み。ゆっくり休んでね。また明日ね」
「お休みであるぞ、主」
「クア~」
ハヤテが少し寂しそう。
「う~ん、ハヤテも人の姿でいられたら、一緒にお部屋で寝ても良いかもね~」
なんてね。
お部屋に帰って、寝る支度。
少し高いけど個室にしてもらったのでいろいろ安心です。
いつも通り左脇にクロ、頭の上にリンちゃん。
「お休み~」
寝た。
主と共に眠るのは、温かくてとても嬉しかった。
時折撫でてくれる手が心地よくて、ずっと寄り添っていたかった。
「う~ん、ハヤテも人の姿でいられたら、一緒にお部屋で寝ても良いかもね~」
そう言って主は去って行った。
ハヤテは、俄然やる気になったのだった。
八重子がものの3秒で寝息を立て始めると、暗闇の中でリンが人化の術の練習をし始めた。
ハヤテが人の姿になって、主と話をしているのを見て、自分も主と話してみたくなったのだ。
側にいるだけでは満足できない。もっともっと主の役に立ちたい!
お喋りして、遊んで、一緒に寝て。
魔力の操作もまだまだ未熟だ。
ハヤテに負けてなるものかと、リンも奮闘するのであった。
「やっぱり難しいかな…」
「でも入って貰えれば、かなり楽になるぞ」
「力ずくでやってみるか?」
「それはダメよ! 仲間になるなら自分の意思で入ってもらわなきゃ嫌よ。せっかくなら仲良くしたいもの」
「必要なら、無理矢理にでも。でも、冒険者は自由を尊ぶ」
「ユリー、あんたどっちの意見なのよ」
「力は欲しい。でも自由は必須」
「そうだよな。何者にも縛られない。それが冒険者だよな」
「ギルドに縛られてるだろ」
「そういうことじゃないだろ」
月夜の風の面々が宿屋の一室で話し合っている。
八重子をどうにか仲間に出来ないかと。
その話を、暗闇から聞いている者がいるとも知らず。
だがしかし、話し合いは穏便に運ぶ方向で決まりそうであった。
金の瞳が細められ、暗闇に溶け込んでいった。
「う~、クロ、もそっと寝かせて…」
クロが早く起きて飯を寄越せと鳴いている。
休みの日くらいゆっくり寝かせておくれ。
リィン
ん?鈴の音?
「クア」
ん?鳥の声?
「主、そろそろ起きた方がよいと思うぞ」
この声は…。
やば!私冒険者になって今護衛の仕事中じゃん!!
ガバリと起き…上がろうとしたけど、腹の上にハヤテが…。
「ハヤテ。重いよ?」
「クア?」
そんな可愛い顔するなー!どけられないじゃないかー!(♡)
朝からモフモフです。
「なあお」
クロの顔がにゅっと出てくる。
ああ、こちらもまた今日も可愛いお顔。
ナデナデナデ。
やばい、朝から天国過ぎる。
なんてやってる場合じゃない。
なんとかかんとか誘惑してくるモフモフ達をどけて、体を起こす。
丁度商人さん達、月夜の風の面々も起きてきた所だった。
「ヤエコ、それ、ベッド? いいわね~」
おはようの挨拶をすますと、メイサさんが聞いてきた。
「あはは。シロガネとリンちゃんが作ってくれたベッドです」
「シロガネ? リンちゃん?」
「ペガサスと妖精の名前ですよ。グリフォンはハヤテ」
「え…、魔獣に名前?」
「ええ。その方が呼びやすいでしょ」
なんかメイサさんが固まってるけど。
「え、平気なの? 名前なんかつけて」
「? 大丈夫ですよ? 何か不都合でも?」
「いえ…」
なんか怖い顔してるんだけど。やっぱ何かやばかったかしら?
「何か、魔獣に変化とかなかった?」
「? 何かあったかな?」
ハヤテが元気になった?リンちゃんも元気になった?シロガネは特に変わりなし。
「元気になったくらいですかね」
「・・・・・・」
何故黙る。
「いえ、いいの。ありがとう…」
何かを考え込みながら去って行ったよ。やっぱ私、何かやっちまったか?
昨夜同様、氷付けしておいた肉を解凍し、採って来た野草などと一緒に煮込む。
朝から温かい飯にありつけました。
2日目も順調に進み、その日の夜は少し大きな宿場村へ。
商人さん達、月夜の風の面々は同じ宿。私だけ従魔を預けられる宿へ。
また朝一で集まって出発とのこと。
部屋で荷物を下ろし、夕飯でも食べに行こうかと考えていると、
コンコン
誰かが扉を叩く音。
「はい。どちらさま?」
「ヤエコ、あたし、メイサよ」
扉を開けると、そこにはメイサさんとユリエールさん。
何かを抱えて立っている。
「何か?」
「ヤエコ知らないと思って誘いに来たのよ。ここ、大衆浴場があるのよ。行かない?」
「大衆浴場?! 行く! 行きます!」
風呂だ!
久々の肩まで浸かれる風呂だ!
断る理由が全くない!
残念ながら天然温泉というわけではなく、川から水を引いて湧かしているらしい。
営業時間が限られているので、早めに入りに行こうとのこと。
それを聞いたら行くっきゃありません!
夕飯は風呂の後にと、タオルなどを引っつかみ、メイサさんとユリエールさんと連れ立って、大衆浴場へ向かった。
リンちゃんは嬉しそうに付いてきたけど、クロは嫌そうに付いてきてます。
猫はお風呂嫌いです。
異世界の風呂屋、ドキドキしながら向かうも、そこにあったのは…。
「なんか見たことあるなぁ…」
うん。よく見かける、古き良き銭湯なんだけど。
日本人だな、これ。
「昔昔、とある冒険者が作った風呂屋らしいよ。その冒険者は「なんで風呂がないんだ!(日本語)」って意味不明なことを叫んだ後、1人でこの風呂屋を作ったんだって。
それから彼はあちこち旅して、あちらこちらで似たような風呂屋を作ったそうだよ。
余程お風呂が好きだったんだね~」
テルマエ・○マエか!
「それまでお風呂に入る習慣がなかった人達も、一度お風呂に浸かっちゃうともう病みつきになってね。ここ、昔は寒村だったけど、このお風呂のおかげで、今こうして栄えてるんだってさ。お風呂目当てにここを拠点にしてる冒険者もかなりいるらしいよ」
お風呂チートでしたか。
「お風呂、最高。ここ来るの、楽しみ」
ユリエールさん、何故カタコトなのですか。
「温泉の街、「ユートピア」も、その人が作ったんだってさ」
それって、「湯ートピア」と書くのでは…。
温泉の街!やはりあるのか!しかも日本人が作っただと?!行ってみたいではないか!!
暖簾をくぐって中に入る。
番台があって、そこで番をするのは、
「いらっしゃい!」
元気なおばさまでした。
銅貨5枚を払い、服を脱いで、中に入る。
クロは脱衣所で待ってるそうです。それくらいなら離れても翻訳できると。
シャワーなどはないので、かけ湯専用のお湯を取って、体などを洗う。
はあ~、キモチイイ~。
シャンプーなどはないけど、石けんは売っていた。一個買った。
久しぶりにじゃかじゃか洗う。気持ちいいね~。
風呂は20人は余裕で入れそうなくらい大きかった。
足を伸ばして肩まで浸かる。
ああ~、極楽。
リンちゃんも初めてのお風呂にはしゃいでいる。
周りの人が妖精を見て驚いてるけど、害はなさそうだしいいでしょう。
手を出されそうになったらさすがに守るけど。
私の周りで飛び回っているので、私の従魔だと分かっているのか、誰も手を出してきません。
ここは常識人ばかりのようで、有り難いですね。
メイサさんとユリエールさんも、リンちゃんを見ながら顔がほっこりしている。
うん、うちのリンちゃん可愛いものね。
お風呂でガールズトークなどもして盛り上がり、久しぶりの風呂に、はしゃぎすぎて少しのぼせたり。
冒険者同士の結婚についてちょっと聞きましたよ。いろいろあるんでござんすね~。
風呂から上がるのに遅くなったら、クロに睨まれた。どうやらお客さんにいちいち触られるのが嫌だったらしく、棚の上に避難してました。可愛い。
せっかくなので、月夜の風の面々と夕飯を共に。
商人さん達はこの街でも付き合いのある人達に挨拶に行ったそうです。さすが商人。
やっぱりやんわりと勧誘されたけど、やんわりとお断りしておきました。
まだ諦めてなかったか。
宿に入る前に厩舎に寄って、シロガネとハヤテにお休みを言いに。
「シロガネ、ハヤテ、お休み。ゆっくり休んでね。また明日ね」
「お休みであるぞ、主」
「クア~」
ハヤテが少し寂しそう。
「う~ん、ハヤテも人の姿でいられたら、一緒にお部屋で寝ても良いかもね~」
なんてね。
お部屋に帰って、寝る支度。
少し高いけど個室にしてもらったのでいろいろ安心です。
いつも通り左脇にクロ、頭の上にリンちゃん。
「お休み~」
寝た。
主と共に眠るのは、温かくてとても嬉しかった。
時折撫でてくれる手が心地よくて、ずっと寄り添っていたかった。
「う~ん、ハヤテも人の姿でいられたら、一緒にお部屋で寝ても良いかもね~」
そう言って主は去って行った。
ハヤテは、俄然やる気になったのだった。
八重子がものの3秒で寝息を立て始めると、暗闇の中でリンが人化の術の練習をし始めた。
ハヤテが人の姿になって、主と話をしているのを見て、自分も主と話してみたくなったのだ。
側にいるだけでは満足できない。もっともっと主の役に立ちたい!
お喋りして、遊んで、一緒に寝て。
魔力の操作もまだまだ未熟だ。
ハヤテに負けてなるものかと、リンも奮闘するのであった。
「やっぱり難しいかな…」
「でも入って貰えれば、かなり楽になるぞ」
「力ずくでやってみるか?」
「それはダメよ! 仲間になるなら自分の意思で入ってもらわなきゃ嫌よ。せっかくなら仲良くしたいもの」
「必要なら、無理矢理にでも。でも、冒険者は自由を尊ぶ」
「ユリー、あんたどっちの意見なのよ」
「力は欲しい。でも自由は必須」
「そうだよな。何者にも縛られない。それが冒険者だよな」
「ギルドに縛られてるだろ」
「そういうことじゃないだろ」
月夜の風の面々が宿屋の一室で話し合っている。
八重子をどうにか仲間に出来ないかと。
その話を、暗闇から聞いている者がいるとも知らず。
だがしかし、話し合いは穏便に運ぶ方向で決まりそうであった。
金の瞳が細められ、暗闇に溶け込んでいった。
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