14 / 194
黒猫と共に迷い込む
草むしり機
しおりを挟む
一般よりも少しグレードの高い住宅地の端の端の端。とにかく端の方にある家だった。
「・・・思ったより、広い」
敷地と思われる所に足を踏み入れ、庭と覚しき範囲を見渡すが、これ本当に1人でできるの?と疑問に思う広さだった。
いやいや、もしかしたら庭の一部かもしれないし。
儚い希望を抱きながら、玄関までの道を進む。飛び石のようになっているのは、日本人のもたらした知恵なのだろうか。
微妙に古くさい感じの建物の玄関に辿り着く。
うわお、ドアノッカーだ。
実物は初めて見るよ。
どれくらいの強さで叩けば良いのかよく分からないので、適当な強さで叩く。
家の中にノッカーの音が鳴り響いた。
多分聞こえてるんじゃないかな?
しばし待つ。
ここら辺、どの程度待てば良いのか分からないよね?
現代日本なら、それほど大きくない家なら、すぐにはいと家の中から返事がありそうだし、インターホンがあれば、然程時を置かずに、「はい」と返事があるだろう。
ドアノッカーだと、果たして家の中で聞こえているのかと疑問に思うし、家の遠い所にいるならば、玄関まで出てくるのに時間がかかりそうだし。
そんなことを考えながら待つも、なかなか家の中から出てこない。
もしややはり聞こえていなかったのかと、もう一度ドアノッカーに手を掛けようとした時、扉が開いた。
「なんじゃ」
顔を覗かせたのは、見るからに気むずかしそうなジジ…お爺さんだった。
「あの、冒険者やってます、八重子と言います。お仕事の依頼を受けてきたんですけど」
お爺さんが上から下まで私を観察すると、
「随分ひ弱そうな娘ッ子が来たもんじゃな」
と溜息を吐いた。
あんだとこら。
顔が引き攣りそうになるのを何とか堪えながら、愛想笑いを顔にひっつける。
平常心平常心。
「あの、で、草むしりとは、どこを?」
「決まっとる。この庭全部じゃ」
あ、やっぱり。
「石で囲んである所以外の全部。抜いた草は倉庫にある袋に詰め込んで一纏めにしておいてくれ。
適当な仕事しおったら了承のサインはせんからな」
そう言ってバタンと扉を閉めてしまった。
うっわ、腹立つ!
あれが人にモノを頼む態度か!
愛想笑いを外し、扉に向かって舌を出す。
エリーさんのあの呟きも分かろうというもの。
「受けちゃったものは仕方ない。頑張ってやりますか~」
「うむ。頑張れ八重子」
「クロさんも手伝って」
「我が輩に草むしり? どうやれと?」
「・・・。ああん! その可愛いお手々じゃ草むしれないわねん!」
肉球むにむに。
ああああ、癒やされるうう。
「早くやらんと日が暮れるぞ?」
クロさんの言う通りですね。
「まずは、バケツと水を探さないと」
「バケツ? 水? 撒くのか?」
「そ、漫画で見たけど、草むしりって水を撒いた方が根っこからむしりやすいんだってさ」
「なるほどの」
倉庫と言ってたけど、どこにあるのよ?
と家の横手に回ってみると、木でできた簡素な小屋があった。ここに違いない。
錠はないようなので、勝手に開けて入ってみる。
色々な物が乱雑に置かれていた。
クロを下ろし、適当に探し始める。
お、これはさっき言ってた袋かな?
大きめの麻袋をすぐに使えるように出口近くに置いておく。
バケツ、というか、桶も見つかった。
木でできてる場合は桶になるのかな?木でできたバケツ?取っ手が付いてるからバケツでいいか。
井戸も倉庫のすぐ側にある。
桶を落として水汲み上げて・・・ってこれだけでもすでに重労働なんですけど?
「そこは我が輩が手伝おう」
クロのお手伝いにより、お水汲みが楽になりました。
水を撒こうとして、またもやクロがお手伝いすると言い出す。
「力使って大丈夫? 誰かに見られない?」
「この辺りは人通りも少ないようだし、探ってはみたが近くに人の気配はないようだの。
家の中の爺も外の様子に気遣ってる気配はないし、大丈夫だろうの」
ということなので、バケツ経由もなんだからと、井戸から直接お水のシャワー。
ごっつ楽です。
地面が濡れたのを確認し、さてとしゃがみ込むと、クロがひょいっと背中に乗ってきた。
「さすがに我が輩は草むしりはできんが、力を貸すことはできるでの」
「ほお? 念力で草をむしっていくとか?」
「それも悪くないが、さすがにしょっちゅう力を使っていると誰かに見られる可能性もあるのでの。
簡単に言えば、身体強化と言ったところかの」
「ほお? 身体強化?」
「やってみれば分かる」
ということなので、試しに草を抜いてみました。
するりと抜けました。
OH・・・、全く抵抗を感じなかったYO・・・。
「おほほほほほ。これはなんとも快感!」
スポスポと草を抜いていく。
しかもクロの力のおかげか、土もあまり付いていないので、払う必要もない。
「どんどん行くわよ!」
「調子に乗って疲れるなよ」
調子に乗りました。
2、3時間くらい経ったか。
太陽が天頂に近くなってきた頃。
「ふう、終わり!」
終わりました。
クロのおかげで人間草むしり機と化した私は、調子に乗って草を抜きまくり、気付けば庭中の草をむしり終えていた。
むしって転がしておいた草を箒でかき集め、袋に入れてはい終了。
「クロのおかげかな? ほとんど疲れてないけど」
「うむ。我が輩も頑張ったからの。しかし八重子」
「なあに?」
「また、早く終わらせたものだの」
「いやぁ、何か楽しくなって来ちゃって」
クロが溜息吐きました。なぜに?
「まあ、よい」
早く終わらせた方がいいじゃん?何を悩む必要が?
まあいいって言ったし、まあいいや。
終わったことを報告しようと、またドアノッカーを鳴らす。
しばらくして、お爺さんが顔を覗かせる。
「なんじゃ」
「終わりました」
「何を言うとる。1人でそんなに早く終わるものか」
「でも終わりました」
「上に出てる草を切って、下の根っこを取ってないんじゃなかろうな?」
「そんなことありません。終わりました」
「いいだろう。確認してやる。適当な仕事しおったら、了承のサインはせんからな」
扉を開けて、お爺さんが出てくると、玄関先で足を止めた。
「な、なんじゃこれは…」
何かお気に召さなかったか?
言われた通りに草むしりしただけなんだけどな?
「お前さん、どんな魔法を使ったんだね…?」
「いえ、私魔法は使えませんけど」
まだ習ってないよ。
「じゃ、じゃがこれは…。この広さの庭を、どうやってこの短時間で…」
あ、そりゃそうか。
3人でやって半日くらいだって言ってたっけ。調子に乗りすぎたか。
「その、まあ、ちょっとしたコツがありまして…」
水をかけたり、猫に手を借りたり…。
繁々と庭を眺めていたお爺さんが、また私のことを上から下まで眺める。
う…、誤魔化しきれないか?
「コツ、か。なるほど。体力がない分知恵を使うと。なるほどなるほど」
勝手に1人で納得してくれました。
「いやすまん。疑って悪かった。今までに来た冒険者共は口ばかりで仕事が雑でな。
実際に上の草だけ魔法で切り取って終わったなんぞとぬかした輩がおってな。
疑い深くなっておったわ」
なるほど。それは仕方ないとも言えるか。しかし、
「それも仕方ないと思います。だって、報酬が少なすぎるんですもの」
「なんじゃと?」
おや、不思議そうな顔をしているね。
「賃金が低すぎると腕の立つ者や良い冒険者はまず依頼を受けませんよ。
だって、安全とはいえ、一日働いて銀貨3枚手にするなら、多少危険を冒してでも森に入って獲物を探した方が稼げますからね」
「む? そうなのか?」
「はっきり言っちゃえば、こんな依頼受けるのは、余程お金に困っているか、他に受けてくれる人がいないから多少のことは眼を瞑って、ちょっと評判の悪い冒険者に回すってこともあるだろうし。
いい人を雇いたいなら、もう少し賃金を上げた方が良いですよ」
「なるほど。そういえばギルドの職員の奴がそんなことを言っていた気がするのう」
ジジイちゃんと聞いてなかったんかい!
おっと違う、お爺さん、ね。
「私は偶々お金に余裕があって、偶々暇だったから受けたんですけど、普通の人だったら依頼受けてませんからね」
「なるほど。分かった。次からは料金については考えよう」
あり?意外に素直?
「おお、そうじゃ、サインじゃの。今ペンを持って来るでの」
そう言うとさっさと家の中に入って行ってしまった。
私も紙を鞄の中から取り出す。
クロには降りて貰ってます。
座って顔を洗い出すクロ。
はあ、なんて可愛い…。
すぐにお爺さんがやって来て、紙を渡すとサインしてくれた。
サインを確認すると、ん?なんかマークみたいなのが書いてある?なんざましょ?
「お前さん、ランクはいくつかね?」
「まだGですけど」
「そうか。それだと指名は無理かのう」
指名って何だ?指名依頼って奴か?Gだと無理なのか?いや、また草が生える頃にはGはさすがに抜け出してると思うけど。
ついでに、その頃に私はこの街にいるのか分からないけど。
「いやあ、本当に良い仕事をしてくれた。ありがとうよ」
「いえいえ、喜んで頂けて何よりです」
無愛想だったお爺さんが、門の所まで出て来て見送ってくれた。
私に手を振るお爺さんの顔には、最初とは違う、柔らかな笑みが浮かんでいた。
「・・・思ったより、広い」
敷地と思われる所に足を踏み入れ、庭と覚しき範囲を見渡すが、これ本当に1人でできるの?と疑問に思う広さだった。
いやいや、もしかしたら庭の一部かもしれないし。
儚い希望を抱きながら、玄関までの道を進む。飛び石のようになっているのは、日本人のもたらした知恵なのだろうか。
微妙に古くさい感じの建物の玄関に辿り着く。
うわお、ドアノッカーだ。
実物は初めて見るよ。
どれくらいの強さで叩けば良いのかよく分からないので、適当な強さで叩く。
家の中にノッカーの音が鳴り響いた。
多分聞こえてるんじゃないかな?
しばし待つ。
ここら辺、どの程度待てば良いのか分からないよね?
現代日本なら、それほど大きくない家なら、すぐにはいと家の中から返事がありそうだし、インターホンがあれば、然程時を置かずに、「はい」と返事があるだろう。
ドアノッカーだと、果たして家の中で聞こえているのかと疑問に思うし、家の遠い所にいるならば、玄関まで出てくるのに時間がかかりそうだし。
そんなことを考えながら待つも、なかなか家の中から出てこない。
もしややはり聞こえていなかったのかと、もう一度ドアノッカーに手を掛けようとした時、扉が開いた。
「なんじゃ」
顔を覗かせたのは、見るからに気むずかしそうなジジ…お爺さんだった。
「あの、冒険者やってます、八重子と言います。お仕事の依頼を受けてきたんですけど」
お爺さんが上から下まで私を観察すると、
「随分ひ弱そうな娘ッ子が来たもんじゃな」
と溜息を吐いた。
あんだとこら。
顔が引き攣りそうになるのを何とか堪えながら、愛想笑いを顔にひっつける。
平常心平常心。
「あの、で、草むしりとは、どこを?」
「決まっとる。この庭全部じゃ」
あ、やっぱり。
「石で囲んである所以外の全部。抜いた草は倉庫にある袋に詰め込んで一纏めにしておいてくれ。
適当な仕事しおったら了承のサインはせんからな」
そう言ってバタンと扉を閉めてしまった。
うっわ、腹立つ!
あれが人にモノを頼む態度か!
愛想笑いを外し、扉に向かって舌を出す。
エリーさんのあの呟きも分かろうというもの。
「受けちゃったものは仕方ない。頑張ってやりますか~」
「うむ。頑張れ八重子」
「クロさんも手伝って」
「我が輩に草むしり? どうやれと?」
「・・・。ああん! その可愛いお手々じゃ草むしれないわねん!」
肉球むにむに。
ああああ、癒やされるうう。
「早くやらんと日が暮れるぞ?」
クロさんの言う通りですね。
「まずは、バケツと水を探さないと」
「バケツ? 水? 撒くのか?」
「そ、漫画で見たけど、草むしりって水を撒いた方が根っこからむしりやすいんだってさ」
「なるほどの」
倉庫と言ってたけど、どこにあるのよ?
と家の横手に回ってみると、木でできた簡素な小屋があった。ここに違いない。
錠はないようなので、勝手に開けて入ってみる。
色々な物が乱雑に置かれていた。
クロを下ろし、適当に探し始める。
お、これはさっき言ってた袋かな?
大きめの麻袋をすぐに使えるように出口近くに置いておく。
バケツ、というか、桶も見つかった。
木でできてる場合は桶になるのかな?木でできたバケツ?取っ手が付いてるからバケツでいいか。
井戸も倉庫のすぐ側にある。
桶を落として水汲み上げて・・・ってこれだけでもすでに重労働なんですけど?
「そこは我が輩が手伝おう」
クロのお手伝いにより、お水汲みが楽になりました。
水を撒こうとして、またもやクロがお手伝いすると言い出す。
「力使って大丈夫? 誰かに見られない?」
「この辺りは人通りも少ないようだし、探ってはみたが近くに人の気配はないようだの。
家の中の爺も外の様子に気遣ってる気配はないし、大丈夫だろうの」
ということなので、バケツ経由もなんだからと、井戸から直接お水のシャワー。
ごっつ楽です。
地面が濡れたのを確認し、さてとしゃがみ込むと、クロがひょいっと背中に乗ってきた。
「さすがに我が輩は草むしりはできんが、力を貸すことはできるでの」
「ほお? 念力で草をむしっていくとか?」
「それも悪くないが、さすがにしょっちゅう力を使っていると誰かに見られる可能性もあるのでの。
簡単に言えば、身体強化と言ったところかの」
「ほお? 身体強化?」
「やってみれば分かる」
ということなので、試しに草を抜いてみました。
するりと抜けました。
OH・・・、全く抵抗を感じなかったYO・・・。
「おほほほほほ。これはなんとも快感!」
スポスポと草を抜いていく。
しかもクロの力のおかげか、土もあまり付いていないので、払う必要もない。
「どんどん行くわよ!」
「調子に乗って疲れるなよ」
調子に乗りました。
2、3時間くらい経ったか。
太陽が天頂に近くなってきた頃。
「ふう、終わり!」
終わりました。
クロのおかげで人間草むしり機と化した私は、調子に乗って草を抜きまくり、気付けば庭中の草をむしり終えていた。
むしって転がしておいた草を箒でかき集め、袋に入れてはい終了。
「クロのおかげかな? ほとんど疲れてないけど」
「うむ。我が輩も頑張ったからの。しかし八重子」
「なあに?」
「また、早く終わらせたものだの」
「いやぁ、何か楽しくなって来ちゃって」
クロが溜息吐きました。なぜに?
「まあ、よい」
早く終わらせた方がいいじゃん?何を悩む必要が?
まあいいって言ったし、まあいいや。
終わったことを報告しようと、またドアノッカーを鳴らす。
しばらくして、お爺さんが顔を覗かせる。
「なんじゃ」
「終わりました」
「何を言うとる。1人でそんなに早く終わるものか」
「でも終わりました」
「上に出てる草を切って、下の根っこを取ってないんじゃなかろうな?」
「そんなことありません。終わりました」
「いいだろう。確認してやる。適当な仕事しおったら、了承のサインはせんからな」
扉を開けて、お爺さんが出てくると、玄関先で足を止めた。
「な、なんじゃこれは…」
何かお気に召さなかったか?
言われた通りに草むしりしただけなんだけどな?
「お前さん、どんな魔法を使ったんだね…?」
「いえ、私魔法は使えませんけど」
まだ習ってないよ。
「じゃ、じゃがこれは…。この広さの庭を、どうやってこの短時間で…」
あ、そりゃそうか。
3人でやって半日くらいだって言ってたっけ。調子に乗りすぎたか。
「その、まあ、ちょっとしたコツがありまして…」
水をかけたり、猫に手を借りたり…。
繁々と庭を眺めていたお爺さんが、また私のことを上から下まで眺める。
う…、誤魔化しきれないか?
「コツ、か。なるほど。体力がない分知恵を使うと。なるほどなるほど」
勝手に1人で納得してくれました。
「いやすまん。疑って悪かった。今までに来た冒険者共は口ばかりで仕事が雑でな。
実際に上の草だけ魔法で切り取って終わったなんぞとぬかした輩がおってな。
疑い深くなっておったわ」
なるほど。それは仕方ないとも言えるか。しかし、
「それも仕方ないと思います。だって、報酬が少なすぎるんですもの」
「なんじゃと?」
おや、不思議そうな顔をしているね。
「賃金が低すぎると腕の立つ者や良い冒険者はまず依頼を受けませんよ。
だって、安全とはいえ、一日働いて銀貨3枚手にするなら、多少危険を冒してでも森に入って獲物を探した方が稼げますからね」
「む? そうなのか?」
「はっきり言っちゃえば、こんな依頼受けるのは、余程お金に困っているか、他に受けてくれる人がいないから多少のことは眼を瞑って、ちょっと評判の悪い冒険者に回すってこともあるだろうし。
いい人を雇いたいなら、もう少し賃金を上げた方が良いですよ」
「なるほど。そういえばギルドの職員の奴がそんなことを言っていた気がするのう」
ジジイちゃんと聞いてなかったんかい!
おっと違う、お爺さん、ね。
「私は偶々お金に余裕があって、偶々暇だったから受けたんですけど、普通の人だったら依頼受けてませんからね」
「なるほど。分かった。次からは料金については考えよう」
あり?意外に素直?
「おお、そうじゃ、サインじゃの。今ペンを持って来るでの」
そう言うとさっさと家の中に入って行ってしまった。
私も紙を鞄の中から取り出す。
クロには降りて貰ってます。
座って顔を洗い出すクロ。
はあ、なんて可愛い…。
すぐにお爺さんがやって来て、紙を渡すとサインしてくれた。
サインを確認すると、ん?なんかマークみたいなのが書いてある?なんざましょ?
「お前さん、ランクはいくつかね?」
「まだGですけど」
「そうか。それだと指名は無理かのう」
指名って何だ?指名依頼って奴か?Gだと無理なのか?いや、また草が生える頃にはGはさすがに抜け出してると思うけど。
ついでに、その頃に私はこの街にいるのか分からないけど。
「いやあ、本当に良い仕事をしてくれた。ありがとうよ」
「いえいえ、喜んで頂けて何よりです」
無愛想だったお爺さんが、門の所まで出て来て見送ってくれた。
私に手を振るお爺さんの顔には、最初とは違う、柔らかな笑みが浮かんでいた。
0
お気に入りに追加
212
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
安全第一異世界生活
笑田
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
異世界で出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて
婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の冒険生活目指します!!
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる