184 / 269
第二章 シルフェリアとの別れとイリスの覚悟
57話 「国王ロテール」
しおりを挟む
「ロテール陛下の力は魔力に似てますが魔力では無いようです。
陛下が纏う力は何なのでしょうか?」
「多分あれは「気」じゃないかな?」
シルフィーナの問いかけに「気」の力だと答えるゲーム脳のエリカ。
「「気」とは何ですの?」
「分かり易く言うと「精神力」で自分の「生命力」を引き出す力?かな?」
気功術とかの話しは良く聞くが具体的に説明しろと言われても難しい。
「じゃあ陛下は精神生命体ですの?」
「少し違うかな?「気」は肉体が無いと成立しない力だからね。
呼吸を整えて良い精神状態だと健康な身体を維持し易くなる考えだね」
「それは分かりますわ。
呼吸が乱れて精神状態が悪いと思う存分に力を発揮出来ませんからね」
「ところでエリカ殿の呟いた「せんにん」とは何ですか?」
先程ボソリとエリカが呟いた言葉の意味が気になるロイ。
「自分の精神状態を完全にコントロールする事が出来る「賢者」の別称かな?」
「精神を完全にコントロール??そんな事出来る存在が居るのですか?」
上位精霊のシルフィーナだが、彼女でも自分の感情を完全にコントロールする事は出来ない。
つーかシルフィーナは上位精霊の中でもかなり怒りっぽい方なので、もっと精神修行をした方が良いと思う。
「その完全な精神コントロールを自分一人で長い時間を掛けて向き合って鍛えて成功した人を「仙人」と言うのよ。
「達観」「無我の境地」とか言う事もあるね」
「無我・・・わたくしやエリカには無理ですわね・・・」
「何でピンポイントで私なの?!私だって頑張れば、無我の境地くらい!
「欅の木窃盗事件・・・」
「ごめんなさーーい!!」シルフィーナに瞬殺されるエリカ、あの事件の事は後100年はいじり倒されるだろう。
うん!煩悩塗れのエリカには絶対に無理だね!
儂?儂は欲望よ!こんにちは!我慢よ!さようなら!がモットーなので無我の境地など10万年掛かろうが無理だろうな。
最近仕事ばっかりしてるのは、今まで魔王の立場を利用して欲望を叶え過ぎてしまい今は達観しているだけに過ぎ無い。
要するに若い頃に飽きるまで遊び倒して遊びに対して食傷を起こした訳じゃな。
「しかし話しを聞く限り、気力であれ程大きな力を持つ事は出来なそうですが?」
そうなんだよね、気功や仙術とはあくまで自分との戦いなので、その個体以上の力を得るのは難しいだろ。
百歩譲って気力で300年以上生きる事が出来てもロテールが纏う巨大な気圏の説明になっていない。
どれくらい巨大かと言うとエクセル・グリフォンロードのエリカの3倍の力場を持っている。
ランクに例えるとSSS、龍種と同レベルの力だ。
そんな事をコソコソ話していたら料理が完成した様子だ。
ハドソン隊長が給仕をしてくれている、ロテール国王には侍女とかは居ない様だ、と思ってたらパンを焼いていた。
「さあさあ、自己紹介は食事をしながらで、温かい内にどうぞ」
侍女から焼きたてのパンを受け取りニコニコ顔でやって来たロテール国王が先に食事を促す。
「はっ、はい!では遠慮なく!」
家主にそう言われてるに無理に断り挨拶をすると逆に不敬になるのでとりあえず食事を始める一行。
「いただきます」
「いただきますわ」
「いただきます」
エリカとシルフィーナとロイが日本語でそう言うと少し驚いた顔になるロテール。
「随分と懐かしい言葉を聞きました・・・」
「やっぱりロテール陛下も日本人だったのですか?」
エリカが日本語で尋ねると・・・
「ええ・・・もう・・・本当に昔の話しよ。
思い出すのも苦労するくらいに昔に日本人として生きていたわ」
そう日本語で返すロテール。
「貴女・・・日本でのお名前は?」
「九州熊本県出身の永吉絵梨花です」
「まあ!私も九州の熊本の出身で加治木多恵子と言う名前でした」
「加治木!さん・・・ですね!お会い出来て嬉しいです」
笑顔で答えたエリカだが内心で思った!《加治木さん・・・モロに島津の家系じゃん!やっべー親戚かも知れね》と、
「それで?それで?絵梨花さんは何年産まれだったんですか?」
同郷の者に会えてテンション爆上がりのロテール国王。
アッサリと仙人の皮を投げ捨ててしまう!話しが違うじゃねえか!
すっかり日本人の多惠子さんに戻ってしまったロテール国王陛下。
いつも静かなロテール国王が突然日本語で楽しそうに早口で話し始めてハドソン隊長もビックリしている。
「私ですか?ピッタリ西暦2000年産まれです」
何故かドヤ顔のエリカ、まぁキリは良いよね。
「2000年ですか?!お姉さんじゃないですか!私は2015年産まれでした」
「ええーーー?!多惠子さんって私より年下なのーーー?!」
ちなみに二人の会話は全部日本語なのでロイもシルフィーナもハドソン隊長もポカーン状態だ。
しかしこうなると、ある疑問が出る、
「年下の多恵子さんが何で私より300年以上も前にこの世界に転生したのでしょうか?」
そうこれである。
「それが全然分からないんですよ。
高校での部活中に急にお腹痛くなって搬送された病院で診察待ちをしていたら急に胸も苦しくなって・・・
急いで看護師さんを呼ぼう思った瞬間に意識を失って、目を醒したらこの身体でこのお城のベッドで寝ていたのです」
「おおー、いわゆる原因不明系ですね!そして女子高生だったんだね!」
やっとまともな異世界転生モノが来たー!と喜ぶエリカ。
なんせ自分は目を覚ましたらグリフォンだ!
思わず「なんばいいよっとーー?!?!」と叫んでしまったのは言うまでも無い。
「ところで多恵子さんは「人間」なんですか?」
同郷で年下と分かったので遠慮が無くなるエリカ、ズケズケと核心に迫るのだ。
「人間かどうか?と聞かれると違うわ。
私って「ダンピール」・・・「ヴァムピール」なのよ」
「何だってーーーー?!?!・・・ってダンピールって何ですか?」
「吸血鬼と人間のハーフよ」
あー・・・すまんこの件に関してはノーコメントだ。
ダンピールは、ちょっとR-15で説明するのに憚れるとてもエロい内容なのじゃ。
ロテール国王陛下は吸血鬼とのハーフなんだね、と思ってくれて良い。
強いて分かり易く言うと「ヴァンパイア・ハンターー!!」だ。
「そっか!でも人型で良かったじゃん!私なんてグリフォンだからね!」
「グリフォン良いじゃないですかぁ!」
「あっ・・・はい」
そう言えばロテール国王陛下がグリフォン至上主義だった事を思い出したエリカ。
こうしてキャピキャピと話しが弾むエリカとロテール国王陛下だった。
つーか無我の境地とか仙人はどうしたんじゃい?!なんかキャピキャピしとるぞ!
え?ちゃんと理由あんの?次回説明する?
だそうです・・・・本当かよ?
陛下が纏う力は何なのでしょうか?」
「多分あれは「気」じゃないかな?」
シルフィーナの問いかけに「気」の力だと答えるゲーム脳のエリカ。
「「気」とは何ですの?」
「分かり易く言うと「精神力」で自分の「生命力」を引き出す力?かな?」
気功術とかの話しは良く聞くが具体的に説明しろと言われても難しい。
「じゃあ陛下は精神生命体ですの?」
「少し違うかな?「気」は肉体が無いと成立しない力だからね。
呼吸を整えて良い精神状態だと健康な身体を維持し易くなる考えだね」
「それは分かりますわ。
呼吸が乱れて精神状態が悪いと思う存分に力を発揮出来ませんからね」
「ところでエリカ殿の呟いた「せんにん」とは何ですか?」
先程ボソリとエリカが呟いた言葉の意味が気になるロイ。
「自分の精神状態を完全にコントロールする事が出来る「賢者」の別称かな?」
「精神を完全にコントロール??そんな事出来る存在が居るのですか?」
上位精霊のシルフィーナだが、彼女でも自分の感情を完全にコントロールする事は出来ない。
つーかシルフィーナは上位精霊の中でもかなり怒りっぽい方なので、もっと精神修行をした方が良いと思う。
「その完全な精神コントロールを自分一人で長い時間を掛けて向き合って鍛えて成功した人を「仙人」と言うのよ。
「達観」「無我の境地」とか言う事もあるね」
「無我・・・わたくしやエリカには無理ですわね・・・」
「何でピンポイントで私なの?!私だって頑張れば、無我の境地くらい!
「欅の木窃盗事件・・・」
「ごめんなさーーい!!」シルフィーナに瞬殺されるエリカ、あの事件の事は後100年はいじり倒されるだろう。
うん!煩悩塗れのエリカには絶対に無理だね!
儂?儂は欲望よ!こんにちは!我慢よ!さようなら!がモットーなので無我の境地など10万年掛かろうが無理だろうな。
最近仕事ばっかりしてるのは、今まで魔王の立場を利用して欲望を叶え過ぎてしまい今は達観しているだけに過ぎ無い。
要するに若い頃に飽きるまで遊び倒して遊びに対して食傷を起こした訳じゃな。
「しかし話しを聞く限り、気力であれ程大きな力を持つ事は出来なそうですが?」
そうなんだよね、気功や仙術とはあくまで自分との戦いなので、その個体以上の力を得るのは難しいだろ。
百歩譲って気力で300年以上生きる事が出来てもロテールが纏う巨大な気圏の説明になっていない。
どれくらい巨大かと言うとエクセル・グリフォンロードのエリカの3倍の力場を持っている。
ランクに例えるとSSS、龍種と同レベルの力だ。
そんな事をコソコソ話していたら料理が完成した様子だ。
ハドソン隊長が給仕をしてくれている、ロテール国王には侍女とかは居ない様だ、と思ってたらパンを焼いていた。
「さあさあ、自己紹介は食事をしながらで、温かい内にどうぞ」
侍女から焼きたてのパンを受け取りニコニコ顔でやって来たロテール国王が先に食事を促す。
「はっ、はい!では遠慮なく!」
家主にそう言われてるに無理に断り挨拶をすると逆に不敬になるのでとりあえず食事を始める一行。
「いただきます」
「いただきますわ」
「いただきます」
エリカとシルフィーナとロイが日本語でそう言うと少し驚いた顔になるロテール。
「随分と懐かしい言葉を聞きました・・・」
「やっぱりロテール陛下も日本人だったのですか?」
エリカが日本語で尋ねると・・・
「ええ・・・もう・・・本当に昔の話しよ。
思い出すのも苦労するくらいに昔に日本人として生きていたわ」
そう日本語で返すロテール。
「貴女・・・日本でのお名前は?」
「九州熊本県出身の永吉絵梨花です」
「まあ!私も九州の熊本の出身で加治木多恵子と言う名前でした」
「加治木!さん・・・ですね!お会い出来て嬉しいです」
笑顔で答えたエリカだが内心で思った!《加治木さん・・・モロに島津の家系じゃん!やっべー親戚かも知れね》と、
「それで?それで?絵梨花さんは何年産まれだったんですか?」
同郷の者に会えてテンション爆上がりのロテール国王。
アッサリと仙人の皮を投げ捨ててしまう!話しが違うじゃねえか!
すっかり日本人の多惠子さんに戻ってしまったロテール国王陛下。
いつも静かなロテール国王が突然日本語で楽しそうに早口で話し始めてハドソン隊長もビックリしている。
「私ですか?ピッタリ西暦2000年産まれです」
何故かドヤ顔のエリカ、まぁキリは良いよね。
「2000年ですか?!お姉さんじゃないですか!私は2015年産まれでした」
「ええーーー?!多惠子さんって私より年下なのーーー?!」
ちなみに二人の会話は全部日本語なのでロイもシルフィーナもハドソン隊長もポカーン状態だ。
しかしこうなると、ある疑問が出る、
「年下の多恵子さんが何で私より300年以上も前にこの世界に転生したのでしょうか?」
そうこれである。
「それが全然分からないんですよ。
高校での部活中に急にお腹痛くなって搬送された病院で診察待ちをしていたら急に胸も苦しくなって・・・
急いで看護師さんを呼ぼう思った瞬間に意識を失って、目を醒したらこの身体でこのお城のベッドで寝ていたのです」
「おおー、いわゆる原因不明系ですね!そして女子高生だったんだね!」
やっとまともな異世界転生モノが来たー!と喜ぶエリカ。
なんせ自分は目を覚ましたらグリフォンだ!
思わず「なんばいいよっとーー?!?!」と叫んでしまったのは言うまでも無い。
「ところで多恵子さんは「人間」なんですか?」
同郷で年下と分かったので遠慮が無くなるエリカ、ズケズケと核心に迫るのだ。
「人間かどうか?と聞かれると違うわ。
私って「ダンピール」・・・「ヴァムピール」なのよ」
「何だってーーーー?!?!・・・ってダンピールって何ですか?」
「吸血鬼と人間のハーフよ」
あー・・・すまんこの件に関してはノーコメントだ。
ダンピールは、ちょっとR-15で説明するのに憚れるとてもエロい内容なのじゃ。
ロテール国王陛下は吸血鬼とのハーフなんだね、と思ってくれて良い。
強いて分かり易く言うと「ヴァンパイア・ハンターー!!」だ。
「そっか!でも人型で良かったじゃん!私なんてグリフォンだからね!」
「グリフォン良いじゃないですかぁ!」
「あっ・・・はい」
そう言えばロテール国王陛下がグリフォン至上主義だった事を思い出したエリカ。
こうしてキャピキャピと話しが弾むエリカとロテール国王陛下だった。
つーか無我の境地とか仙人はどうしたんじゃい?!なんかキャピキャピしとるぞ!
え?ちゃんと理由あんの?次回説明する?
だそうです・・・・本当かよ?
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる