日本語教育能力検定試験、受けてみた！

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かしわ（以下 か）「皆さん、こんにちは」
サキ（以下 サ）「こんにちは～」
か「外は暑いけど中寒いね」
サ「エアコン効いてるからでしょ。あたしは快適だけど」
か「さっき冷たい物食べたしな」
サ「何食べたの～？」
か「冷凍庫に入れてたチーズ蒸しケーキ♡」
サ「あれ、美味しいよね～。一人で？」
か「一人で」
サ「ずるーい。あたしも食べたかった」
か「寒くなるよ」
サ「ならないわよ。あれ、凍らないから」
か「手は冷たかったわ」
サ「軟弱ね」
か「軟弱．．．」
サ「今週は？　どんな勉強だったの？」
か「とうとうアクセント来たよ！」
サ「それっぽくなってきたわね～」
か「うん。アクセントとかイントネーション、あと学習者の音声と、なんか、聴解問題対策もあった」
サ「あれ、今まで対策とか、そんなのなかったのにね」
か「しかもそれ、理解度チェック問題もなかったから、早く終わったけど、復習する時どーしよ、て感じ」
サ「えー、でも、聴解、て事は、聞き問題、て事よね？」
か「そう。CD聞いたよ」
サ「CD付いてるの、教材で？」
か「うん。自分でトラックごとに一時停止とかやって、ちょっと面倒だった」
サ「CDプレーヤーあったんだ？」
か「なんか、パートナーの気が向いて、冬くらいに買ってくれた。CDプレーヤー付きラジオ」
サ「防災グッズ？」
か「電気屋さんのポイントで買ったのかなあ？　電池式じゃないんだよね」
サ「アダプタのヤツ？　防災グッズじゃないわね」
か「だよね。だからたぶん、ポイント使ったんじゃないかな？」
サ「役に立ったわね」
か「助かった」
サ「リア充め」
か「何か云った？」
サ「何でもありませーん。───で、発音とか？」
か「そー。アクセントとかは不自由しないから大丈夫だと思うんだけど、口腔断面図とか、舌の位置がどうとか、音声記号とか、覚えられない」
サ「舌の位置!?　テクニックなら任せて！」
か「なんでやねんっ！」
サ「どんなコでもイカ───いたっ、分かった、ゴメン」
か「お前、出禁にするぞっ」
サ「ゴメンてば。───で？」
か「で、対策で出て来た問題の答えが、発話者の間違った発音の口腔断面図を当てるのか、正しい発音の口腔断面図を当てるのか、判んないのあったし、試験だから黙ってられるか心配だし、アクセント確かめてるうちに次の問題始まっちゃいそうで、それも心配」
サ「大変ね、いろいろ」
か「もう興味なくなってるな、サキ」
サ「想像つかないしさー」
か「例えば、インドネシア語使う人の中には、『ちず』を『ちじゅ』て発音しちゃう場合がある、とか、アラビア語の人は『まえ』を『まい』て云っちゃうとか」
サ「インドネシア可愛いな。ちじゅ」
か「ここはちょっと楽しかった。覚えられないけど」
サ「覚える必要はないでしょ？」
か「うん、たぶん。でもこれこそ覚えたら楽しいじゃん。方言みたいで」
サ「あんた方言好きよね。なんだっけ、あれ」
か「『ふぐずま』で云うな～、てヤツ？」
サ「それ。やっぱあんた上手いわ」
か「いや、本場の方がいいよ。だいたいこれだって何の取り柄にもなんないけど、云えると楽しいじゃん」
サ「外国語で他にはないの、可愛いヤツ？」
か「えーっと、中国語使う人『いけぶくろ』が『いけぷくろ』、あと韓国語の人はザ行とジャ行を混同する、て」
サ「ジャ行て．．．」
か「ありがとうごじゃいます、すじゅきさん」
サ「『すじゅき』ムズいわ」
か「英語のもあるあるみたいなのがあるんだけと、文字で表すの難しいんだよな。あ、『たてもの』を『とてもの』とか、『しんぱーい』とか」
サ「あるあるね」
か「共通も、『いけばな』の『け』をkでしか発音しない。『いクばな』的な」
サ「母音がはっきりしない、て事ね。『いクばーな』じゃない？」
か「うん、たぶんそんな感じ。あと共通してるのが、『でんわ』を『てんわ』とかね」
サ「そもそも共通、て？」
か「何語、て限らずじゃない？」
サ「てんわ、か。『後でてんわしてね』て云われたら『はあ？』て云うわ」
か「こわっ。さっきは可愛い、て云ってたのに」
サ「イケメンだったら許す」
か「『オメェじゃねぇ！』て云われるわ」
サ「なんでよっ、あたしとの会話じゃん！」
か「あー、そっか。『オマエ、ちがーうね』かな？」
サ「そっちかよっ！」