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狂い咲く愛と軽蔑
事故
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浅見の病室を出たその足で、雨車と唯理は石人の実家に向かうことにした。
もともと雨車の家と石人の家はそれほど距離がなく、病院帰りに立ち寄ることは簡単だった。何度も石人の家に行ったことがあるため、雨車は合鍵なども持っている。
数週間ぶりに来た石人の家は、心なしか冷たい空気が漂っているように感じられた。
家自体は空けてからまだ一週間も経っていないため、まだ奇麗に見える。しかし、四隅に溜まった埃が生活感のなさを物語っていた。
雨車は慣れた手つきで玄関に取り付けられた廊下の電気を付ける。カチッと言う音がして廊下が光に照らされた。
その光景は雨車にとって見慣れたものであり、ここで事故が起こったという実感がまるでわかなかった。
実際、警察の調べが終わり、家への立ち入りが許可された後、雨車の両親が血をふき取るなどの清掃をしていた。
そのため、目に見えて事故が起こったとわかる血痕はない。しかし、階段前のフローリングの繋ぎ目が、心なしか黒っぽく汚れているようにも見えた。
「ちょっと調べたいことがあるんだが、そもそもどんな事故だったんだ?」
「私もお母さんから少しだけ話を聞いただけなんですが……」
唯理の真剣な眼差しを受けて、雨車はとりあえず自分の知っていることをすべて伝えることにした。
「事故の原因は、階段にある窓なんです」
雨車は斜め上にある窓を指さしながら話し始めた。唯理も雨車の指先をたどって窓を見つけたらしく、あれかというように頷く。
「その日は、台風で雨風が激しい日でした。そんな中、伯母さんはあの窓を閉め忘れていたんです」
風が強いということは横殴りの雨が降っているということだ。そのため、窓を開けていれば当然水が家の中に入って水たまりを作る。
それだけならば拭き取って終わりだった。しかし、運の悪いことに空いていた窓は階段のものであった。
「石人の母は、階段を降りる時に水たまりに足を滑らせて転倒したっていうことか」
唯理の言葉に雨車は頷いた。もしも転倒した場所が廊下ならば手首の捻挫だけで済んだかもしれない。
だが、水たまりができた場所が階段であったために、石人の母は頭や体を打ち付けながら転げ落ちることになったのだ。
雨車はちらっと唯理の顔を見た。真剣に考え込んでいるようなので、じろじろと見ては迷惑がかかると思ったが、何か気づいたことがないか確認せずにもいられない。
唯理の顔はとても苦々しいものだった。見たくないものが見えてしまったような、苦しむような表情に、雨車はとっさに大丈夫ですかと声をかける。
唯理は軽く息を吐くと、いつものように無表情に戻り問題ないと告げた。
「何かわかったんですか?」
雨車は恐る恐る尋ねる。だが、内心ではないか悪いものを見つけたのだと嫌でもわかっていた。
「最悪の可能性が浮かんだ」
そういう唯理の目は光がなく、声は機械的なものだった。その疲れ切ったような様子と言葉に、雨車は自分の心臓が早鐘を打ったのを感じた。
「でも、まだ言えない。正直、これは俺が気やすく話していい範疇を超えてる。最低でも核心を掴むまでは……」
「すべてを話さなくてもいいんです。一部だけでも何に気づいたのか教えてくれませんか?」
唯理が自分や他の人を気遣って、確証がないうちの明言を嫌がるのを知っていた。
だが、桜家の時みたいに自分だけ何も知らないままでいるのは嫌だった。巻き込んでしまった唯理のためにも、自分にできることをしたかったのだ。
唯理は雨車の言葉を受けても躊躇するように雨車の顔を見る。雨車はまっすぐその目を見返した。
「石人の母は階段を降りる時に転倒した」
雨車の覚悟を悟ったのか、唯理は閉ざしていた口を再び開いた。
「だが、普通階段を上がる時、水たまりに気づいて窓を閉めないか? さらに言えば、上がるタイミングで水たまりがあることがわかっていたはずなのに、どうして降りる時足を取られた?」
雨車は背筋が寒くなるのを感じた。悪寒がぞわぞわとした感覚と共に全身に駆け巡る。
言われればそうだ。そもそも二階に上がるタイミングで窓も水たまりも認知していたはずだ。
百歩譲って、雑巾などが必要であるため、転倒する前に水たまりを拭いておかなかったのはしょうがないと思える。
だが、窓を閉めるのはほとんど手間がかからない。見つけ次第確実にやったはずだ。
それにも関わらず、実際には事故後も窓は開けっぱなしになっていた。それは一つの可能性を示唆しているように思えた。
「窓は石人の母が二階に上がった後で上げられた可能性がある」
そこまで言うと唯理はいったん呼吸を置き、雨車をまっすぐ見つめる。雨車の中で石人の言葉が思い起こされた。お母さんは誰かに怯えていたと。
「落ち着いて聞いて欲しい。これは事故ではなくて事件の可能性があると思う」
唯理の静かな声がぞっとするほど静かな廊下に響き渡った。
雨車と唯理が病院に行っていた頃、石人はソファーで横になっていた。
最近どうも調子が悪かったが、雨車家のみんなに迷惑をかけたくない。そのため、誰もいないタイミングでこうして休息をとっていた。
体調に異変を感じ始めたのは記憶の一部を思い出した頃だった。そのこともあって、石人はこの感覚を記憶が思い出される前兆なのではないかと考えている。
だが、記憶が戻るかもしれないと思うと、嬉しい反面、隠されているものを覗き見るような嫌な気分になった。
石人はまるで頭の中に熱い芯があるような気持ちの悪い頭痛に顔をしかめた。
そして、頭を手の付け根でマッサージしたりクッションで頭を覆ったりといろいろな方法を試す。
しかし、どれも最初の方は気持ちがいいものの、時間がたてばすぐに最初の状態に戻ってしまった。
何をやっても改善しない不調に、石人はとりあえず少し仮眠をしてみようと、自分のタオルケットを寝室から取り出す。
それから体全体を覆うように肩から羽織ってソファーで丸くなった。
正直、まだ昼であり、不調もあって眠れるとは思っていなかった。それでも昨日のお楽しみ会の疲れが出たのか、目を閉じると自然に眠気が襲ってくる。
石人は大きなあくびをすると、甘美な眠気に身を任せた。
『止めて……』
『止めて……来ないで……』
『お母さん!』
『なんで……どうして……』
『ごめんなさい、ごめんなさい』
『あなたもあいつと同じ……』
自分の絶叫に驚きながら石人は目を覚ました。包っていたタオルケットがこんがらがりうまく動けない。
石人は半ばパニックになりながら、タオルケットを蹴り飛ばすようにしてソファーから転げ落ちた。
そのまま荒い息で周囲を見渡す。今いる場所が雨車家だと気づいて、石人は次第に自分が落ち着いてきたのを感じた。
石人は服の袖で自分の首と額を拭う。脂汗が全身を覆っていて、とても不快な気分だった。汗で湿った服が肌に張り付き一層気持ち悪さを引き立てている。
頭がやっと正常に動き出した段階で、石人はさっき見た夢を思い出していた。
ただの夢と思いたかった。だが、いざ思い返してみると妙に自分の中でしっくりとくる。
まるでも元から自分の中にあったものであるかのように、すんなりと夢で見た光景を受け入れることができたのだ。
夢で見たものが記憶であることなど誰に聞かなくても明白だった。
「もしあの夢が本当なら、僕は絶対に忘れちゃいけないことを忘れてる」
石人は首を後ろに傾けて天を仰いだ。
「思い出さないと……あの事件の日のことを」
それから石人は立ち上がって風呂場へと足を運んだ。こんなにぐっしょりとした見た目では雨車に変な心配をかけてしまう。
それに、頭を整理して思い出したことときちんと向き合うために、今必要なのは冷たいシャワーであるように思えた。
脱衣所で無造作に服を脱ぎ捨てると、石人は顔からシャワーを浴びる。冷たい水が沸騰しそうな頭を冷やしてくれる。その感覚が気持ちよかった。
シャワーを済ませるとさっきまで着ていた服とは異なる服を着る。そうするといくらか体が軽くなったように感じた。
ドライヤーで髪を乾かし終えた頃、雨車が家に帰って来た。石人はいつも通り廊下に出てお帰りなさいと声をかける。
雨車も笑顔でただいまと返した。だが、石人にはその笑顔が少し引きつっているように見えた。まるで何かを隠すみたいな笑みだった。
「今日は私が外に出てる間、なにか変わったことはあった?」
雨車は荷物を玄関に置いて靴をそろえながら石人に尋ねる。
「…特に何もなかったよ」
一瞬考えた後、石人は笑顔で返答した。
「そっか。夕食はもう食べた?」
石人は首を横に振って返答する。それを見て雨車は一緒に食べようと石人を誘った。
石人はいつものように明るく頷くとダイニングへ向かった。
もともと雨車の家と石人の家はそれほど距離がなく、病院帰りに立ち寄ることは簡単だった。何度も石人の家に行ったことがあるため、雨車は合鍵なども持っている。
数週間ぶりに来た石人の家は、心なしか冷たい空気が漂っているように感じられた。
家自体は空けてからまだ一週間も経っていないため、まだ奇麗に見える。しかし、四隅に溜まった埃が生活感のなさを物語っていた。
雨車は慣れた手つきで玄関に取り付けられた廊下の電気を付ける。カチッと言う音がして廊下が光に照らされた。
その光景は雨車にとって見慣れたものであり、ここで事故が起こったという実感がまるでわかなかった。
実際、警察の調べが終わり、家への立ち入りが許可された後、雨車の両親が血をふき取るなどの清掃をしていた。
そのため、目に見えて事故が起こったとわかる血痕はない。しかし、階段前のフローリングの繋ぎ目が、心なしか黒っぽく汚れているようにも見えた。
「ちょっと調べたいことがあるんだが、そもそもどんな事故だったんだ?」
「私もお母さんから少しだけ話を聞いただけなんですが……」
唯理の真剣な眼差しを受けて、雨車はとりあえず自分の知っていることをすべて伝えることにした。
「事故の原因は、階段にある窓なんです」
雨車は斜め上にある窓を指さしながら話し始めた。唯理も雨車の指先をたどって窓を見つけたらしく、あれかというように頷く。
「その日は、台風で雨風が激しい日でした。そんな中、伯母さんはあの窓を閉め忘れていたんです」
風が強いということは横殴りの雨が降っているということだ。そのため、窓を開けていれば当然水が家の中に入って水たまりを作る。
それだけならば拭き取って終わりだった。しかし、運の悪いことに空いていた窓は階段のものであった。
「石人の母は、階段を降りる時に水たまりに足を滑らせて転倒したっていうことか」
唯理の言葉に雨車は頷いた。もしも転倒した場所が廊下ならば手首の捻挫だけで済んだかもしれない。
だが、水たまりができた場所が階段であったために、石人の母は頭や体を打ち付けながら転げ落ちることになったのだ。
雨車はちらっと唯理の顔を見た。真剣に考え込んでいるようなので、じろじろと見ては迷惑がかかると思ったが、何か気づいたことがないか確認せずにもいられない。
唯理の顔はとても苦々しいものだった。見たくないものが見えてしまったような、苦しむような表情に、雨車はとっさに大丈夫ですかと声をかける。
唯理は軽く息を吐くと、いつものように無表情に戻り問題ないと告げた。
「何かわかったんですか?」
雨車は恐る恐る尋ねる。だが、内心ではないか悪いものを見つけたのだと嫌でもわかっていた。
「最悪の可能性が浮かんだ」
そういう唯理の目は光がなく、声は機械的なものだった。その疲れ切ったような様子と言葉に、雨車は自分の心臓が早鐘を打ったのを感じた。
「でも、まだ言えない。正直、これは俺が気やすく話していい範疇を超えてる。最低でも核心を掴むまでは……」
「すべてを話さなくてもいいんです。一部だけでも何に気づいたのか教えてくれませんか?」
唯理が自分や他の人を気遣って、確証がないうちの明言を嫌がるのを知っていた。
だが、桜家の時みたいに自分だけ何も知らないままでいるのは嫌だった。巻き込んでしまった唯理のためにも、自分にできることをしたかったのだ。
唯理は雨車の言葉を受けても躊躇するように雨車の顔を見る。雨車はまっすぐその目を見返した。
「石人の母は階段を降りる時に転倒した」
雨車の覚悟を悟ったのか、唯理は閉ざしていた口を再び開いた。
「だが、普通階段を上がる時、水たまりに気づいて窓を閉めないか? さらに言えば、上がるタイミングで水たまりがあることがわかっていたはずなのに、どうして降りる時足を取られた?」
雨車は背筋が寒くなるのを感じた。悪寒がぞわぞわとした感覚と共に全身に駆け巡る。
言われればそうだ。そもそも二階に上がるタイミングで窓も水たまりも認知していたはずだ。
百歩譲って、雑巾などが必要であるため、転倒する前に水たまりを拭いておかなかったのはしょうがないと思える。
だが、窓を閉めるのはほとんど手間がかからない。見つけ次第確実にやったはずだ。
それにも関わらず、実際には事故後も窓は開けっぱなしになっていた。それは一つの可能性を示唆しているように思えた。
「窓は石人の母が二階に上がった後で上げられた可能性がある」
そこまで言うと唯理はいったん呼吸を置き、雨車をまっすぐ見つめる。雨車の中で石人の言葉が思い起こされた。お母さんは誰かに怯えていたと。
「落ち着いて聞いて欲しい。これは事故ではなくて事件の可能性があると思う」
唯理の静かな声がぞっとするほど静かな廊下に響き渡った。
雨車と唯理が病院に行っていた頃、石人はソファーで横になっていた。
最近どうも調子が悪かったが、雨車家のみんなに迷惑をかけたくない。そのため、誰もいないタイミングでこうして休息をとっていた。
体調に異変を感じ始めたのは記憶の一部を思い出した頃だった。そのこともあって、石人はこの感覚を記憶が思い出される前兆なのではないかと考えている。
だが、記憶が戻るかもしれないと思うと、嬉しい反面、隠されているものを覗き見るような嫌な気分になった。
石人はまるで頭の中に熱い芯があるような気持ちの悪い頭痛に顔をしかめた。
そして、頭を手の付け根でマッサージしたりクッションで頭を覆ったりといろいろな方法を試す。
しかし、どれも最初の方は気持ちがいいものの、時間がたてばすぐに最初の状態に戻ってしまった。
何をやっても改善しない不調に、石人はとりあえず少し仮眠をしてみようと、自分のタオルケットを寝室から取り出す。
それから体全体を覆うように肩から羽織ってソファーで丸くなった。
正直、まだ昼であり、不調もあって眠れるとは思っていなかった。それでも昨日のお楽しみ会の疲れが出たのか、目を閉じると自然に眠気が襲ってくる。
石人は大きなあくびをすると、甘美な眠気に身を任せた。
『止めて……』
『止めて……来ないで……』
『お母さん!』
『なんで……どうして……』
『ごめんなさい、ごめんなさい』
『あなたもあいつと同じ……』
自分の絶叫に驚きながら石人は目を覚ました。包っていたタオルケットがこんがらがりうまく動けない。
石人は半ばパニックになりながら、タオルケットを蹴り飛ばすようにしてソファーから転げ落ちた。
そのまま荒い息で周囲を見渡す。今いる場所が雨車家だと気づいて、石人は次第に自分が落ち着いてきたのを感じた。
石人は服の袖で自分の首と額を拭う。脂汗が全身を覆っていて、とても不快な気分だった。汗で湿った服が肌に張り付き一層気持ち悪さを引き立てている。
頭がやっと正常に動き出した段階で、石人はさっき見た夢を思い出していた。
ただの夢と思いたかった。だが、いざ思い返してみると妙に自分の中でしっくりとくる。
まるでも元から自分の中にあったものであるかのように、すんなりと夢で見た光景を受け入れることができたのだ。
夢で見たものが記憶であることなど誰に聞かなくても明白だった。
「もしあの夢が本当なら、僕は絶対に忘れちゃいけないことを忘れてる」
石人は首を後ろに傾けて天を仰いだ。
「思い出さないと……あの事件の日のことを」
それから石人は立ち上がって風呂場へと足を運んだ。こんなにぐっしょりとした見た目では雨車に変な心配をかけてしまう。
それに、頭を整理して思い出したことときちんと向き合うために、今必要なのは冷たいシャワーであるように思えた。
脱衣所で無造作に服を脱ぎ捨てると、石人は顔からシャワーを浴びる。冷たい水が沸騰しそうな頭を冷やしてくれる。その感覚が気持ちよかった。
シャワーを済ませるとさっきまで着ていた服とは異なる服を着る。そうするといくらか体が軽くなったように感じた。
ドライヤーで髪を乾かし終えた頃、雨車が家に帰って来た。石人はいつも通り廊下に出てお帰りなさいと声をかける。
雨車も笑顔でただいまと返した。だが、石人にはその笑顔が少し引きつっているように見えた。まるで何かを隠すみたいな笑みだった。
「今日は私が外に出てる間、なにか変わったことはあった?」
雨車は荷物を玄関に置いて靴をそろえながら石人に尋ねる。
「…特に何もなかったよ」
一瞬考えた後、石人は笑顔で返答した。
「そっか。夕食はもう食べた?」
石人は首を横に振って返答する。それを見て雨車は一緒に食べようと石人を誘った。
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