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第二部 家庭編

一夜のいちゃいちゃ

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 そもそもが魔の森の調査で来たのに、どうしてこうなった?
 ジャンヌは満足そうに隣で寝ている。
寝顔も美人だ。化粧もせずにコレらしい。


 アマゾネス達も昔ほど閉鎖的では無いらしい。‥‥‥女性に対しては。
 魔の森の調査で来た旨を話したら、開拓拠点にしても良いと快諾してくれた。  
是非女性の偉い人に話をつけて欲しいものだ。

「ネロ‥‥‥、ありがとう。好きだぞ‥‥‥」
 ビックリして振り返ると、寝言だった。

 一旦家の下に降りる。ローズが朝食を食べていた。

「ネロ、昨日はお楽しみだったニャ?」
「うるさいよ、なんだそのドラ○エネタは?」

「? 何言ってるニャ?」
「いや、すまん。こっちの話だ」


 起きてきたジャンヌが恥ずかしそうに
「ネロ殿、昨日はすまなかった。無理な願いを聞いてもらった」

「いや、こちらこそ。すまなかったな、体は痛く無いか?」
「‥‥‥‥‥‥」
 ジャンヌがまた真っ赤に。


「旦那、辱めが酷いよ‥‥‥」
「さすがはネロニャ」
「妾も早うしてもらいたいものじゃ」

 朝から猥談すんな。


 報酬は要らないと言ったが、どうしてもと平行線を辿り、開拓団の居留(男性含む)の許可で手を打った。

「では報告に戻る。達者でな‥‥‥」
「ネロ‥‥‥、また来てくれ‥‥‥」

 ジャンヌは族長。
 さすがに村を出る訳にはいかない。

 また来た時に寄らせてもらうと伝えて、村を出た。


「よくぞ戻った、ネロよ。魔の森の調査は進んでおるか?」
「陛下、アマゾネスの村を見つけました。そこを開拓の拠点にして良い許可ももらいました」

「なんと! あのアマゾネスか!? さすがは水神様じゃのう‥‥‥」
「それ、やめて下さい‥‥‥」

 あれ? 
 陛下がご存知なのは神級の加護までだよな?
 水神になったのは知らないよな‥‥‥?
 まぁ、黙っておこう。

「シャルとハイドは元気か? また逢いに来て欲しいんじゃがのう‥‥‥」
「元気ですよ、ありがとうございます。伝えておきますよ」

 陛下は孫のハイドが、いたくお気に入りのようだ。でもそれで周りに妬まれたりとかしたら困るなぁ。


 自宅に戻った。
「おかえりなさいませ、ネロ様。世界樹の枝もしっかり根付きました。あと約半年で実を結ぶ様になるでしょう」
「カミラさん、ただいま。良かった、さすがエルフの長老様だね」

「もう長老ではありませんから‥‥‥」
 褒められた事に照れた様な表情のカミラさん。
 この人も超絶美人だよ、何歳だか知らないけど。

「ネロ、帰ったの?」
「シャル、ただいま。ハイドは?」

「寝てるわ、最近は良く寝るの」
「どれ、寝顔を見に行こうかな?」

「起きちゃうからやめて!」
「ハイ、スミマセン」

「ローズ達から聞いたわ、現地妻を作ったんですって?」
 あんの猫共! 
 早速バラしやがったな!

「いいのよ、そうした方が良かったんでしょ?」
「まぁ‥‥‥、そうなんだけど」

「構わないわ、ワタシはね‥‥‥」
 王族様はやはり感覚が違うなぁ、ん?

「ワタシは‥‥‥って?」
「ナタリーとかはどう思うか知らないわよ」

 あ、はい。そうですよねー(棒)
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