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ギルド登録

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 その後はみんなで隣町の孤児院に世話になる事になった。俺たち三人は冒険者ギルドに登録して仕事をしながら孤児院で年下の子たちの面倒をみることに。

 15歳で成人になるこの世界では孤児院に成人まではいられるからな。もちろんお金は入れるけど。

 お金といえば野盗から奪った金は匿名で寄付があった事にして孤児院の玄関に置いておいた。
 みんなビックリしていた。

 見た目が変わった件で言えば目つきが鋭くなった。髪も黒髪だったのが金髪に変わっていた。

 もともとスズとディーンは冒険者志望だったからある意味ちょうど良かったみたいだ。

「こんにちは。ようこそ、冒険者ギルドへ! 今日は登録ですか?」
「「「はい! よろしくお願いします」」」

「ふふっ、三人揃ってかわいいわね。じゃあこちらの用紙に記入してくれるかな?」

 それぞれ記入する。
「アウルムくんとディーンくんとスズちゃんね。じゃあこちらの水晶玉に一人ずつ触れてください」

ーーーーーーーーーーーー
アウルム  12歳

HP         170/170
MP          10/10    
腕力  6
器用  20
素早さ 19
体力  12
魔力  0
魅力  17

ストレージ
$€*☆♪#

ーーーーーーーーーーーー

ん? バグってる?

「あの~、これは‥‥‥?」
「はいはーい! あぁ、またね。なんか調子悪いのよね。祝福の儀は済んでる? その時授かった加護とかスキルはわかる?」

「ストレージです」
「あぁ、じゃあ入ってるわね。あとで修正しとくわ。ごめんなさいね」
「わかりました」


 二人も問題なく登録出来たようだ。さすが二人は冒険者志望だけあって俺とはステータスがだいぶ違ってた。

「二人ともすごいなぁ、やっぱり俺は向いてないよ。はは‥‥‥」
「皆さん、未成年で登録も初めてなので研修を受けていただきますね。イーリエさん! 新人研修お願いします!!」

 すると奥から出てきたのは‥‥‥巨人?
身長は二メートル以上、体重も150キロはありそうな巨漢が現れた。
 圧倒的な威圧感に俺以外の二人もビビって声が出なかった。

「おう、お前たちか。俺は冒険者ギルド所属、研修担当官イーリエだ! よろしくな!」

「「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」」」
「‥‥‥そっちからそれぞれ名前は?」

「! アウルムです!」
「ディーンです!」
「スズです!」

「今週、毎日ここで研修訓練を行う。毎日参加する様に‥‥‥俺が認めたら卒業だ」
「「「はい!!」」」

「訓練所に移動する。ついて来い」
「「「はい!!」」」

「頑張ってね~。死なないように」
受付のお姉さんの俺たちを送る声が遠く聞こえた。
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