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保存食作り
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ロキソと缶詰の話をしてみた。鉄はあったからすぐに形は作れたけど、スズが無くてメッキ加工が出来なかった。
「うーん、どうしたものか‥‥‥」
「エドガー様、缶の底に魔法陣を刻むのは如何ですか?」
「!! それだ! ナイスだ、ティナ!!」
早速、缶自体に『耐腐食』を付与する魔法陣を考える。
こういう時に魔法使いとか魔術士とか魔導士とか魔法陣構築とかスキル持ちならばノータイムで作れるんだろうが。
俺にはスキルが無いので勉強した知識で書いて試してを繰り返すしかない。
「なんと!? エドガーはそんな事も出来るのか?」
「坊はスキルが無いのに魔法陣が書けるのがすごい事だと思うんじゃがの」
二人が何か言っていたが魔法陣作りに集中していたのでわからなかった。
缶詰自体は食品の保存のためだが、どうせなら異世界の魔法陣缶詰なのだからもっと役に立つ機能を付与したいなぁ。
「ティナ、この缶詰どんな機能があったら良いと思う?」
「これはここも塞ぐんですよね? どうやって開けるんですか?」
「おっ! さすがだ、ティナ。開栓機能も付けよう。もっとだ、もっとないか?」
地球では缶詰が開発された何年も後に缶切りが発明されたという経緯があるからな。
「えー? わかんないですよぅ‥‥‥」
「エドガー、これ中身は冷たいまま食べるの?」
イブからのアイディアをいただきました。
「それだ! 温め機能も付けてみよう」
こうして領都に到着する頃には缶詰の魔法陣が完成した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
領都の城門をくぐり抜けて、しばらく進むとお屋敷が出てきた。もちろん我が実家(元)とは別次元のサイズだ。
「おかえりなさいませ、パーシヴァル卿」
「うむ、ゲオルグ様はおるか?」
「部屋で執務中でございます」
「そうか、こちらはテオドール村の要人達だ。案内を頼む。失礼のないようにな」
「かしこまりました」
つかつかと歩いてくる執事っぽい人。
「皆様、長旅お疲れ様でございました。ようこそ、ウェストール辺境爵邸へ。ワタクシは執事長のセバスと申します」
「あ、ご丁寧にありがとうございます。テオドール村のエドガーです。こちらはティナとロキソとイブです」
セバスさんは身なりも姿勢もピシッとして執事の見本みたいだ。
「貴方がエドガー様ですか。お名前は存じております。我が主人より仰せつかっております。なんでもご自由に申し付けくださいませ」
「あぁ、よろしくお願いします」
セバスさんが左手をピシッと上げるとメイドさん達が現れた。
えっ? 何処から現れたんだ?
「「「「お荷物をお預かり致します」」」」
気持ち悪いくらい声が揃ってるなぁ。
「皆様のお部屋にご案内致します」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
案内された部屋は実家のよりももちろん立派で広くて豪華だった。
ソファもベッドもふっかふかでこんなの前世でも未経験だ。
俺はできたら一人部屋が良かったのだがティナが譲らなかった。だから相部屋になった。
でもベッドが一つしかない。
「今夜はエドガー様と久しぶりに一緒に寝られますね!! ハァハァ‥‥‥」
ティナの目が光っている。息も荒いし‥‥‥。
「もう一つベッドを持ってきてもらおう。そうしよう」
「ダメですー!!!!」
「うーん、どうしたものか‥‥‥」
「エドガー様、缶の底に魔法陣を刻むのは如何ですか?」
「!! それだ! ナイスだ、ティナ!!」
早速、缶自体に『耐腐食』を付与する魔法陣を考える。
こういう時に魔法使いとか魔術士とか魔導士とか魔法陣構築とかスキル持ちならばノータイムで作れるんだろうが。
俺にはスキルが無いので勉強した知識で書いて試してを繰り返すしかない。
「なんと!? エドガーはそんな事も出来るのか?」
「坊はスキルが無いのに魔法陣が書けるのがすごい事だと思うんじゃがの」
二人が何か言っていたが魔法陣作りに集中していたのでわからなかった。
缶詰自体は食品の保存のためだが、どうせなら異世界の魔法陣缶詰なのだからもっと役に立つ機能を付与したいなぁ。
「ティナ、この缶詰どんな機能があったら良いと思う?」
「これはここも塞ぐんですよね? どうやって開けるんですか?」
「おっ! さすがだ、ティナ。開栓機能も付けよう。もっとだ、もっとないか?」
地球では缶詰が開発された何年も後に缶切りが発明されたという経緯があるからな。
「えー? わかんないですよぅ‥‥‥」
「エドガー、これ中身は冷たいまま食べるの?」
イブからのアイディアをいただきました。
「それだ! 温め機能も付けてみよう」
こうして領都に到着する頃には缶詰の魔法陣が完成した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
領都の城門をくぐり抜けて、しばらく進むとお屋敷が出てきた。もちろん我が実家(元)とは別次元のサイズだ。
「おかえりなさいませ、パーシヴァル卿」
「うむ、ゲオルグ様はおるか?」
「部屋で執務中でございます」
「そうか、こちらはテオドール村の要人達だ。案内を頼む。失礼のないようにな」
「かしこまりました」
つかつかと歩いてくる執事っぽい人。
「皆様、長旅お疲れ様でございました。ようこそ、ウェストール辺境爵邸へ。ワタクシは執事長のセバスと申します」
「あ、ご丁寧にありがとうございます。テオドール村のエドガーです。こちらはティナとロキソとイブです」
セバスさんは身なりも姿勢もピシッとして執事の見本みたいだ。
「貴方がエドガー様ですか。お名前は存じております。我が主人より仰せつかっております。なんでもご自由に申し付けくださいませ」
「あぁ、よろしくお願いします」
セバスさんが左手をピシッと上げるとメイドさん達が現れた。
えっ? 何処から現れたんだ?
「「「「お荷物をお預かり致します」」」」
気持ち悪いくらい声が揃ってるなぁ。
「皆様のお部屋にご案内致します」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
案内された部屋は実家のよりももちろん立派で広くて豪華だった。
ソファもベッドもふっかふかでこんなの前世でも未経験だ。
俺はできたら一人部屋が良かったのだがティナが譲らなかった。だから相部屋になった。
でもベッドが一つしかない。
「今夜はエドガー様と久しぶりに一緒に寝られますね!! ハァハァ‥‥‥」
ティナの目が光っている。息も荒いし‥‥‥。
「もう一つベッドを持ってきてもらおう。そうしよう」
「ダメですー!!!!」
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