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第四章
2.早く帰りたいでしゅっ
しおりを挟むコンコンコン…
「王様失礼します、連れてきました」
とセキュランがドアをノックしました
「ご苦労、早く入れ」
と中から声がしてセキュランがドアを開けました。そしたら床には真っ赤な絨毯が天井にはシャンデリアがあり真ん中に座っている人がいたのでリィーヤは団長の腕からソッと覗いたら…めちゃくちゃブサイクな人が⁉︎
「…あの人は…」
リィーヤはコソッと喋りました
「あの人が王様ですよ」
と団長が言いました。
「……えっ?」
「ご苦労様です。前にどうぞ」
と声をかけられて団長達は王様の前に行きました。
「ゴホンっ!遠くから良くきたな、ようこそ王都へ。あの子も一緒か?顔がみたいんだが…グヘヘ」
と気持ちの悪い笑い声を出す王様をみていた周りの人達は
「「「「キモイな」」」」
とコソッとつぶやきました。
「…(今すぐ帰りたいでしゅ)」
と団長の腕の中で思うリィーヤでした。
「王様すいません、この子は極度の人見知りなので顔はみせられません。」
とすごくいい笑顔で、目は王様を睨みながら言いましたが、団長の背後に…黒いオーラが…その正体は
「「「絶対にみせないからな‼︎‼︎」」」とコソッとつぶやいた部下達でした。
「それは残念じゃな 。みたかったのだが人見知りならしょーがないか…取り敢えず今日は泊まっていけ!疲れただろう?グヘヘ」と笑う王様。
「疲れていないので帰っても宜しいでしょうか⁇」
と団長が笑顔でいい背後の部下達も笑顔を浮かべながら王様をみました。
「何を言っているんだ?まだ顔はみてないし喋っても居ないんだからだめだ!」
と叫ぶ王様を背後からみていた人達は…
「「「「「ほんとすいません」」」」」
とコソッとつぶやき軽くお辞儀をするのをみていたリィーヤは
「…(早く帰りたいでしゅ‼︎そしてお疲れ様でしゅ‼︎‼︎)」と思うリィーヤでした。
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