無記無記名

落武者ファイター

文字の大きさ
上 下
3 / 3
1章

愛されず

しおりを挟む
その男が産まれた家には父、母、父の母(叔母)、父の父(叔父)の5人で暮らしている。
昌信はとにかく育てやすい子であった。
とにかく泣かない。夜泣きも、用を足しても、お腹が空いても 全く泣かなかったのである。
だが親は意地でも泣かそうと叩き、殴り、時には首に手を掛ける時もあったとか。
ご飯も離乳食なんてものは食べさせて貰えず酒のつまみがほとんど。両親共にギャンブルをしていてパチンコ店から帰って来て景品のお菓子等が昌信の主食であった。

そんなある日、母はこういった
母「やっぱり産むんじゃなかったかなー」
父「出来ちまったもんは仕方ねーだろしっかり飯食わせとけ」

こんな会話になるのも当然。
父は当時二股をしていて本命ではない相手である今の相手と出来てしまった子なのだから。
母は男性経験が浅くそれはそれは好いていた。だが、父を好いていた故にその子を愛せないのであった。

叔母も叔父もいきなり来た女と子供に動揺が隠せず、怒りすら覚えたであろう。

乳児時代のお話はここらで終わろうか。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

私流の世渡り術

あず
エッセイ・ノンフィクション
ただただ自分の生きていく上での便利なことを綴っているだけです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ボケ防止に漫画投稿初めてみた!

三森まり
エッセイ・ノンフィクション
子供に手がかからなくなったし使える時間めっちゃ多くなったのでボケ防止に何かはじめようかなぁ そうだ!(・∀・)「指を動かす 頭を使う 家にいても出来る!!」という事で インターネットエクスプローラーのTOPページで宣伝してる この「アルファポリス」とやらをやってみよう! という事で投稿初めてみました へいへい 漫画描くの楽しいよ! と そんなエッセイと 私のアルポリ(どんな約し方がスタンダートなのか知ってる方教えてください)での成果?を綴る予定です(・∀・)b

ちはやふる 愛のメッセージ

NAC
エッセイ・ノンフィクション
 著者は映画ちはやふる、に出会い、生まれた頃からのシンクロニシティに気づいたノンフィクションの内容です。  そして、ちはやふるの平和のメッセージに気づくことにより、世界中の神の子たちの絆の回復により、世界平和が可能になることを示しております。  本書は短編ではありますが、様々なシンクロニシティ現象を体験する内容であり、霊的な世界平和というものを明らかにするスピリチュアル的ノンフィクションの短編作品です。  どうぞご一読くださいませ。

処理中です...