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第1章
5 お馬鹿な勇者くん
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あれ?ここどこ?
目覚めたら俺の部屋ではなくなんか高そうな部屋でふわふわのベットに横になってた。
あれー?俺って確か、学校でテストの出来が悪すぎて居残りの補習受けてたけど、トイレ行きたくてトイレ行ったら急に光って!?
コンコン
「失礼します。あ!お目覚めになりましたか?ご気分はどうでしょう?」
なんかおっさんが入ってきた。
「え?大丈夫です、元気です」
ご気分って体調のことだよな?
これで合ってるよな?
「それは大変良かったですー!それでは勇者様、お食事など用意させていただきますが…」
ん?このおっさん今なんて?
「はぁ!?勇者!?」
「へ、ははい!あなたは召喚によって勇者に選ばれました!流石は勇者様、ほかの方には持ち合わせてないようなオーラがございますね!」
勇者!?勇者ってアレだろ。ゲームとかにでてくる強い人だろ?それが魔王っていうのを倒すんだろ!?
「しょうかん?ってなんすか?」
「えっとですね、召喚は異世界から人を呼び出すといいますか、連れてくるといいますか…」
「ふーん、じゃあ俺はそのしょうかんで
今まで住んでた世界と違う世界に来たのか」
「はい!そうでごさいます勇者様!」
そういうことか…異世界!楽しそうだな!
前の世界なんて俺をアホだとか馬鹿だとか言うやつしかいねぇし親までそんなこと言ったが、こっちの世界では俺は勇者!
絶対に強いしなにより女にモテそう!
へへへ、可愛い彼女ほしいーなー!
「それでは勇者様、お食事に…」
「おう!くるしゅーない!」
偉い人ってこう言うんだよな?
ふはは!俺は選ばれた人間か!
高そうな部屋に高そうなご飯。
周りにはメイドやさっきのおっさん。
「お食事中ですが、簡単にこの世界のことなど説明していきます。」
「おう!どうせ魔王だろ?」
「な、何故それを!?」
「おやくそく?ってやつだな!」
「はぁ?よく分かりませんが説明が早いようで良かったです。さすが勇者様ですね!
それでですね、魔王を倒して欲しく、」
「あぁ、いーよいーよ!
魔王倒してこの国を平和にするんでしょ?
任しといて!」
どうせどのゲームでも勇者は魔王に勝てる。
これだって簡単に勝てるだろ。
俺の言葉にメイドやおっさんが喜び合う。
「なんて尊大なお方!ありがとうございます!素晴らしい!!それから、勇者様にはヴィルシーナ学院に通って頂きたいのです。」
ヴィルシーナ学院?なんだそれ?
学院ってことは学校か?勉強?嘘だろ!?
「俺に勉強しろってことか?」
「いえいえ!勇者様には騎士コースに通っていただき、剣を極めて…」
剣かぁ…かっこいいよな!
それに学院ってことは女子もいそうだし!
よし!学院に行ってモテまくってやる!
そしてハーレム帝国をつくってやろう!
「よし、おーけー!通うわ!」
「本当ですか!
皆の者!今日はパーティーじゃ!」
それから沢山出てくる料理を片っ端から食べる俺だった。
*王様side
「なに?勇者が目を覚ましたと…?」
「はい、そのようだとブェーレン卿から言伝が来ております。」
勇者とはこの前ブェーレン卿ら貴族と魔導師がダメ元でやって成功した召喚で呼ばれたものだ。
だが、あれから勇者と呼ばれるやつは目を覚まさず勝手に帰ろうとしたブェーレン卿に持ち帰らせた。お前が連れてきたんだからお前が持って帰れと。
「して、どんな様子なのだ?」
「はっ!言伝によれば、
自分のことを勇者だと自覚し、魔王の事情も知っていたと。そして、それにも協力すると承諾を得たそうです。」
自覚があるなら本当に茶髪が勇者か…?
てっきり黒髪の男女かと思ったが
まぁ、しばらく様子見だな。
「わかった。ブェーレン卿にしばらくはお前が面倒を見ろと伝えておけ。」
「はっ!」
さて、これがどうなるか…
目覚めたら俺の部屋ではなくなんか高そうな部屋でふわふわのベットに横になってた。
あれー?俺って確か、学校でテストの出来が悪すぎて居残りの補習受けてたけど、トイレ行きたくてトイレ行ったら急に光って!?
コンコン
「失礼します。あ!お目覚めになりましたか?ご気分はどうでしょう?」
なんかおっさんが入ってきた。
「え?大丈夫です、元気です」
ご気分って体調のことだよな?
これで合ってるよな?
「それは大変良かったですー!それでは勇者様、お食事など用意させていただきますが…」
ん?このおっさん今なんて?
「はぁ!?勇者!?」
「へ、ははい!あなたは召喚によって勇者に選ばれました!流石は勇者様、ほかの方には持ち合わせてないようなオーラがございますね!」
勇者!?勇者ってアレだろ。ゲームとかにでてくる強い人だろ?それが魔王っていうのを倒すんだろ!?
「しょうかん?ってなんすか?」
「えっとですね、召喚は異世界から人を呼び出すといいますか、連れてくるといいますか…」
「ふーん、じゃあ俺はそのしょうかんで
今まで住んでた世界と違う世界に来たのか」
「はい!そうでごさいます勇者様!」
そういうことか…異世界!楽しそうだな!
前の世界なんて俺をアホだとか馬鹿だとか言うやつしかいねぇし親までそんなこと言ったが、こっちの世界では俺は勇者!
絶対に強いしなにより女にモテそう!
へへへ、可愛い彼女ほしいーなー!
「それでは勇者様、お食事に…」
「おう!くるしゅーない!」
偉い人ってこう言うんだよな?
ふはは!俺は選ばれた人間か!
高そうな部屋に高そうなご飯。
周りにはメイドやさっきのおっさん。
「お食事中ですが、簡単にこの世界のことなど説明していきます。」
「おう!どうせ魔王だろ?」
「な、何故それを!?」
「おやくそく?ってやつだな!」
「はぁ?よく分かりませんが説明が早いようで良かったです。さすが勇者様ですね!
それでですね、魔王を倒して欲しく、」
「あぁ、いーよいーよ!
魔王倒してこの国を平和にするんでしょ?
任しといて!」
どうせどのゲームでも勇者は魔王に勝てる。
これだって簡単に勝てるだろ。
俺の言葉にメイドやおっさんが喜び合う。
「なんて尊大なお方!ありがとうございます!素晴らしい!!それから、勇者様にはヴィルシーナ学院に通って頂きたいのです。」
ヴィルシーナ学院?なんだそれ?
学院ってことは学校か?勉強?嘘だろ!?
「俺に勉強しろってことか?」
「いえいえ!勇者様には騎士コースに通っていただき、剣を極めて…」
剣かぁ…かっこいいよな!
それに学院ってことは女子もいそうだし!
よし!学院に行ってモテまくってやる!
そしてハーレム帝国をつくってやろう!
「よし、おーけー!通うわ!」
「本当ですか!
皆の者!今日はパーティーじゃ!」
それから沢山出てくる料理を片っ端から食べる俺だった。
*王様side
「なに?勇者が目を覚ましたと…?」
「はい、そのようだとブェーレン卿から言伝が来ております。」
勇者とはこの前ブェーレン卿ら貴族と魔導師がダメ元でやって成功した召喚で呼ばれたものだ。
だが、あれから勇者と呼ばれるやつは目を覚まさず勝手に帰ろうとしたブェーレン卿に持ち帰らせた。お前が連れてきたんだからお前が持って帰れと。
「して、どんな様子なのだ?」
「はっ!言伝によれば、
自分のことを勇者だと自覚し、魔王の事情も知っていたと。そして、それにも協力すると承諾を得たそうです。」
自覚があるなら本当に茶髪が勇者か…?
てっきり黒髪の男女かと思ったが
まぁ、しばらく様子見だな。
「わかった。ブェーレン卿にしばらくはお前が面倒を見ろと伝えておけ。」
「はっ!」
さて、これがどうなるか…
応援ありがとうございます!
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