6 / 8
第1章
5 お馬鹿な勇者くん
しおりを挟む
あれ?ここどこ?
目覚めたら俺の部屋ではなくなんか高そうな部屋でふわふわのベットに横になってた。
あれー?俺って確か、学校でテストの出来が悪すぎて居残りの補習受けてたけど、トイレ行きたくてトイレ行ったら急に光って!?
コンコン
「失礼します。あ!お目覚めになりましたか?ご気分はどうでしょう?」
なんかおっさんが入ってきた。
「え?大丈夫です、元気です」
ご気分って体調のことだよな?
これで合ってるよな?
「それは大変良かったですー!それでは勇者様、お食事など用意させていただきますが…」
ん?このおっさん今なんて?
「はぁ!?勇者!?」
「へ、ははい!あなたは召喚によって勇者に選ばれました!流石は勇者様、ほかの方には持ち合わせてないようなオーラがございますね!」
勇者!?勇者ってアレだろ。ゲームとかにでてくる強い人だろ?それが魔王っていうのを倒すんだろ!?
「しょうかん?ってなんすか?」
「えっとですね、召喚は異世界から人を呼び出すといいますか、連れてくるといいますか…」
「ふーん、じゃあ俺はそのしょうかんで
今まで住んでた世界と違う世界に来たのか」
「はい!そうでごさいます勇者様!」
そういうことか…異世界!楽しそうだな!
前の世界なんて俺をアホだとか馬鹿だとか言うやつしかいねぇし親までそんなこと言ったが、こっちの世界では俺は勇者!
絶対に強いしなにより女にモテそう!
へへへ、可愛い彼女ほしいーなー!
「それでは勇者様、お食事に…」
「おう!くるしゅーない!」
偉い人ってこう言うんだよな?
ふはは!俺は選ばれた人間か!
高そうな部屋に高そうなご飯。
周りにはメイドやさっきのおっさん。
「お食事中ですが、簡単にこの世界のことなど説明していきます。」
「おう!どうせ魔王だろ?」
「な、何故それを!?」
「おやくそく?ってやつだな!」
「はぁ?よく分かりませんが説明が早いようで良かったです。さすが勇者様ですね!
それでですね、魔王を倒して欲しく、」
「あぁ、いーよいーよ!
魔王倒してこの国を平和にするんでしょ?
任しといて!」
どうせどのゲームでも勇者は魔王に勝てる。
これだって簡単に勝てるだろ。
俺の言葉にメイドやおっさんが喜び合う。
「なんて尊大なお方!ありがとうございます!素晴らしい!!それから、勇者様にはヴィルシーナ学院に通って頂きたいのです。」
ヴィルシーナ学院?なんだそれ?
学院ってことは学校か?勉強?嘘だろ!?
「俺に勉強しろってことか?」
「いえいえ!勇者様には騎士コースに通っていただき、剣を極めて…」
剣かぁ…かっこいいよな!
それに学院ってことは女子もいそうだし!
よし!学院に行ってモテまくってやる!
そしてハーレム帝国をつくってやろう!
「よし、おーけー!通うわ!」
「本当ですか!
皆の者!今日はパーティーじゃ!」
それから沢山出てくる料理を片っ端から食べる俺だった。
*王様side
「なに?勇者が目を覚ましたと…?」
「はい、そのようだとブェーレン卿から言伝が来ております。」
勇者とはこの前ブェーレン卿ら貴族と魔導師がダメ元でやって成功した召喚で呼ばれたものだ。
だが、あれから勇者と呼ばれるやつは目を覚まさず勝手に帰ろうとしたブェーレン卿に持ち帰らせた。お前が連れてきたんだからお前が持って帰れと。
「して、どんな様子なのだ?」
「はっ!言伝によれば、
自分のことを勇者だと自覚し、魔王の事情も知っていたと。そして、それにも協力すると承諾を得たそうです。」
自覚があるなら本当に茶髪が勇者か…?
てっきり黒髪の男女かと思ったが
まぁ、しばらく様子見だな。
「わかった。ブェーレン卿にしばらくはお前が面倒を見ろと伝えておけ。」
「はっ!」
さて、これがどうなるか…
目覚めたら俺の部屋ではなくなんか高そうな部屋でふわふわのベットに横になってた。
あれー?俺って確か、学校でテストの出来が悪すぎて居残りの補習受けてたけど、トイレ行きたくてトイレ行ったら急に光って!?
コンコン
「失礼します。あ!お目覚めになりましたか?ご気分はどうでしょう?」
なんかおっさんが入ってきた。
「え?大丈夫です、元気です」
ご気分って体調のことだよな?
これで合ってるよな?
「それは大変良かったですー!それでは勇者様、お食事など用意させていただきますが…」
ん?このおっさん今なんて?
「はぁ!?勇者!?」
「へ、ははい!あなたは召喚によって勇者に選ばれました!流石は勇者様、ほかの方には持ち合わせてないようなオーラがございますね!」
勇者!?勇者ってアレだろ。ゲームとかにでてくる強い人だろ?それが魔王っていうのを倒すんだろ!?
「しょうかん?ってなんすか?」
「えっとですね、召喚は異世界から人を呼び出すといいますか、連れてくるといいますか…」
「ふーん、じゃあ俺はそのしょうかんで
今まで住んでた世界と違う世界に来たのか」
「はい!そうでごさいます勇者様!」
そういうことか…異世界!楽しそうだな!
前の世界なんて俺をアホだとか馬鹿だとか言うやつしかいねぇし親までそんなこと言ったが、こっちの世界では俺は勇者!
絶対に強いしなにより女にモテそう!
へへへ、可愛い彼女ほしいーなー!
「それでは勇者様、お食事に…」
「おう!くるしゅーない!」
偉い人ってこう言うんだよな?
ふはは!俺は選ばれた人間か!
高そうな部屋に高そうなご飯。
周りにはメイドやさっきのおっさん。
「お食事中ですが、簡単にこの世界のことなど説明していきます。」
「おう!どうせ魔王だろ?」
「な、何故それを!?」
「おやくそく?ってやつだな!」
「はぁ?よく分かりませんが説明が早いようで良かったです。さすが勇者様ですね!
それでですね、魔王を倒して欲しく、」
「あぁ、いーよいーよ!
魔王倒してこの国を平和にするんでしょ?
任しといて!」
どうせどのゲームでも勇者は魔王に勝てる。
これだって簡単に勝てるだろ。
俺の言葉にメイドやおっさんが喜び合う。
「なんて尊大なお方!ありがとうございます!素晴らしい!!それから、勇者様にはヴィルシーナ学院に通って頂きたいのです。」
ヴィルシーナ学院?なんだそれ?
学院ってことは学校か?勉強?嘘だろ!?
「俺に勉強しろってことか?」
「いえいえ!勇者様には騎士コースに通っていただき、剣を極めて…」
剣かぁ…かっこいいよな!
それに学院ってことは女子もいそうだし!
よし!学院に行ってモテまくってやる!
そしてハーレム帝国をつくってやろう!
「よし、おーけー!通うわ!」
「本当ですか!
皆の者!今日はパーティーじゃ!」
それから沢山出てくる料理を片っ端から食べる俺だった。
*王様side
「なに?勇者が目を覚ましたと…?」
「はい、そのようだとブェーレン卿から言伝が来ております。」
勇者とはこの前ブェーレン卿ら貴族と魔導師がダメ元でやって成功した召喚で呼ばれたものだ。
だが、あれから勇者と呼ばれるやつは目を覚まさず勝手に帰ろうとしたブェーレン卿に持ち帰らせた。お前が連れてきたんだからお前が持って帰れと。
「して、どんな様子なのだ?」
「はっ!言伝によれば、
自分のことを勇者だと自覚し、魔王の事情も知っていたと。そして、それにも協力すると承諾を得たそうです。」
自覚があるなら本当に茶髪が勇者か…?
てっきり黒髪の男女かと思ったが
まぁ、しばらく様子見だな。
「わかった。ブェーレン卿にしばらくはお前が面倒を見ろと伝えておけ。」
「はっ!」
さて、これがどうなるか…
0
お気に入りに追加
431
あなたにおすすめの小説

恋人が実は 前世の息子/母親の生まれ変わり だった?!
琴葉悠
恋愛
好きになった相手が、実は前世の息子/母親の生まれ変わりだった?!
そんな事に気づいた二人のちょっと短めのお話です。
人外×人外的な力を持つ人のお話
https://ncode.syosetu.com/n5584gr/ のifのお話です。(書いたのは私です)
【電子書籍発売に伴い作品引き上げ】私が妻でなくてもいいのでは?
キムラましゅろう
恋愛
夫には妻が二人いると言われている。
戸籍上の妻と仕事上の妻。
私は彼の姓を名乗り共に暮らす戸籍上の妻だけど、夫の側には常に仕事上の妻と呼ばれる女性副官がいた。
見合い結婚の私とは違い、副官である彼女は付き合いも長く多忙な夫と多くの時間を共有している。その胸に特別な恋情を抱いて。
一方私は新婚であるにも関わらず多忙な夫を支えながら節々で感じる女性副官のマウントと戦っていた。
だけどある時ふと思ってしまったのだ。
妻と揶揄される有能な女性が側にいるのなら、私が妻でなくてもいいのではないかと。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
誤字脱字が罠のように点在します(断言)が、決して嫌がらせではございません(泣)
モヤモヤ案件ものですが、作者は元サヤ(大きな概念で)ハピエン作家です。
アンチ元サヤの方はそっ閉じをオススメいたします。
あとは自己責任でどうぞ♡
小説家になろうさんにも時差投稿します。

愛するお義兄様のために、『悪役令嬢』にはなりません!
白藤結
恋愛
「ふん。とぼけても無駄よ。どうせあなたも『転生者』なんでしょ、シェーラ・アルハイム――いえ、『悪役令嬢』!」
「…………はい?」
伯爵令嬢のシェーラには愛する人がいた。それが義兄のイアン。だけど、遠縁だからと身寄りのないシェーラを引き取ってくれた伯爵家のために、この想いは密かに押し込めていた。
そんなとき、シェーラと王太子の婚約が決まる。憂鬱でいると、一人の少女がシェーラの前に現れた。彼女曰く、この世界は『乙女ゲーム』の世界で、シェーラはその中の『悪役令嬢』で。しかも少女はイアンと結婚したくて――!?
さらに王太子も何かを企んでいるようで……?
※小説家になろうでも公開中。
※恋愛小説大賞にエントリー中です。
※番外編始めました。その後、第二部を始める予定ですが、まだ確定ではありません、すみません。

王宮侍女は穴に落ちる
斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された
アニエスは王宮で運良く職を得る。
呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き
の侍女として。
忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。
ところが、ある日ちょっとした諍いから
突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。
ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな
俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され
るお話です。

獣人の彼はつがいの彼女を逃がさない
たま
恋愛
気が付いたら異世界、深魔の森でした。
何にも思い出せないパニック中、恐ろしい生き物に襲われていた所を、年齢不詳な美人薬師の師匠に助けられた。そんな優しい師匠の側でのんびりこ生きて、いつか、い つ か、この世界を見て回れたらと思っていたのに。運命のつがいだと言う狼獣人に、強制的に広い世界に連れ出されちゃう話
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる