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第47話「許されざる者」
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意思を持った多くの蔦が獣の体に絡みつく。
振りほどこうとするが、次つぎと生えてきてはその太い腕や足を拘束する。
「ぐ......うぅ......」
テラは額から滴る血によって片目が塞がれ、さらに吹き飛ばされた際に後頭部を強打したことで脳震盪を起こし、朦朧とした視界と意識の狭間でただ仲間を助けたいという確固たる意志が彼女を動かしていた。
「テラ......」
パンパカーナにかまけていられなくなった獣は、小さな頭を手放して悶える。
すとんと尻餅を着く。二艇の銃が腰あたりに触れた。戦わなければ。だが、震えて掴むことができない。
指先が銃を弾き、遠のく。それを追って腕を伸ばし、また弾く。遠ざかる。
パンパカーナは思う。自分がこれほど情けないと感じたことはない。どんなに緊張していようと、スポーツをするときは体が動いた。自由自在に肢体を動かすことができた。なのに、なぜ今はこんなにも融通が利かないのか。『掴め』という脳からの電気信号が手首あたりで止まっているようだ。化け物を倒す可能性があるなら、この魂の神器しかない。使えなくとも、使わなければ。
「オオオオオオオオオオオオ」
とうとう獣の繋縛が解き放たれた。咆哮しながらテラへ向かう。微力な魔力が底を尽きかけているようだ。
瀕死の彼女の細い首を掴むと、林とは反対方向へ投げた。
パンパカーナのすぐ横に血まみれの少女が横たわる。
「逃げ......ろ......」
テラが絞り出すようにいった。右腕が動かせない。肩が外れているようだ。
来た。奴が来た。早く逃げて、まだ間に合う。わたしが殺されているうちに逃げろ、パンパカーナ、何をしている、足を動かせ、ダメだ、その武器は使えないだろう、捨てて逃げろ、別れの言葉を言いたかったけれど、声が出せないや、息ができないや、それに、すごく......痛いや。
獣に首を締め上げられているテラは朧げな視界の端で、涙を流しながら二艇の銃を構えているパンパカーナを捉えると、ふっと口許を緩めた。
「ごめんなさい......テラ......」
(どうして謝るんだや? 泣かないでほしいや)
「私は、あなたを......助けられない、でも」
(うん、そっか。逃げたくないんだね)
「だから......」
(じゃあ、こうしようか)
テラは残った気力と空気を吐き出して「殺して、いいや」といった。
瞬間、それぞれの銃口は赤くなり、放たれた無数の小さな灼熱の弾丸は獣と少女を撃ち抜いた。
視界が開けていく。まず、マーレを襲ったのは後頭部に走る痛みだった。反射的に顔を歪める。そうだ、テラとパンパカーナはどこへ行ったのだろう。私が生きているということは、奴を倒したのだろうか。ふらふらと立ち上がり、状況を確認する。
絶句。眼前には焼け焦げた死骸が二つ、転がっていた。一つは異様に大きな手足が特徴的なあの怪物。そして、もう一つは——
「いや、いや、いやあああああああ!!」
それが何かを理解したマーレは泣き叫びながら、黒焦げになったかつての可愛らしい面影を失った親友の元へ駆け寄る。
「どうしてよ、どうして、テラが! 誰が、いったい、誰が!」
すると、わずかに息のあるテラが囁くようにいう。
「魂の......神器......」
「アルマ......アニマ。それは」
はっとして周囲を見る。だが、そこにはパンパカーナの姿は無い。
そのとき、怨嗟の炎が純粋無垢な心に灯る。
「許さない。絶対に許さないよ、魂の神器使いパンパカーナッッ!!」
その地獄から響くような恨みと悲しみの入り混じった声は、夜の闇にこだまして、風に吹かれた林が大きく揺れた。
激しい呼吸をしながら、枝や草で身体中が傷つこうが構うことなく、少女は行く。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい......あっ」
はみ出した木の根に躓いた。衝撃で銃が転がった。パンパカーナは急いでかき集めると、胸に抱えて「ごめんなさい」を連呼しながら、どこへ目指しているのかもわからず走った。ただ、この場から一刻も早く離れたかった。どこでもいい。後ろから追いかけてくる罪悪感と人肉の焼けた匂いから逃げたかった。
気がつくと、ウエスタン映画に出てきそうな街へ辿り着いた。何人かのスキンヘッドの男たちがいるようだ。唐突に力が抜け、パンパカーナはその場へ倒れ伏した。野蛮な笑い声が聞こえた。そこでパンパカーナの意識は途切れた。
$$$
「それから、私は男たちに傭兵稼業を斡旋してもらって日々を食いつないでいた」
淡々と語るパンパカーナの拳は震えていた。見ると、自らの爪で傷つけた手から血が滴り落ち、地面に小さな血だまりを形成していた。
俺はなぜマーレがあれほど魂の神器使いを恨んでいたのか理解した。「テラの仇」それはパンパカーナだ。もし、マーレがパンパカーナと出会ってしまったら、俺はどうすれば良いのだろうか。おそらく本気で殺しにかかるだろう。それを止めるのが正解か。それとも、傍観するが正解か。いや、できるはずがない。今はただ、シッタ・シッタへ近寄らないようにすることが善だろう。仲間同士の殺し合いなど、見たくない。
「パンパカーナ、どうして」
そこまで言いかけると、やめた。どうして殺したのか。そんなことを言えるほど俺は無神経ではない。あのまま何もしなければ、全滅していただろう。パンパカーナが殺されて、次は眠っていたマーレが標的にされていた。だから、隙があったあの瞬間に勝負をつけるしかなかったのだ。仲間を、殺してでも? それで正解だったのだろうか。他に手はなかったのだろうか。俺が魔傑と戦った時はラルエシミラがいたから死人を出すことなく勝てた。けれど、パンパカーナの場合は違う。あの状況で助けてくれる人は自分自身しかいなかった。どうしても、仕方がなかったのだろうか......。
「パンパカーナよ」
アロウザールがいった。声音は穏やかだった。
「辛かったな。悲しかったな。我輩はお主の気持ちがよく分かるのだ」
「なぜ......」
「我輩も、ルキという仲間をこの手で殺めておる。彼女は瀕死の状態で私を食べて欲しいといった。その言葉通り、我輩は食った。全てを食ったのだ。辛かった。悲しかった。そして、ルキを巻き込んでしまった自分の力なさが悔しかった」
「.........」
「もう仲間を犠牲にしたくはないのだろう。だから、戸賀勇希本来の願いを犠牲にしてお主の願いを叶えるという行為が許せないのだ。違うか」
「ただ、私の願いは恣意的なものだから......。他の人、ましてや仲間に叶えてもらうわけにはいかない」
パンパカーナはかぶりを振って答える。
「ガッハッハッハッハッハッハッ! 恣意的! 大いに結構! 本来、願いとはそういうものだ。自分の欲望や希望を現実化してほしい。また、他人のために祈ることも、その人が幸福になってほしいという自己の欲望であろう。物は言いようだ。そもそも、お主の願いも戸賀勇希の願いと差異はないと思うのだが」
「わ、私が言いたいのは、私の願いは戸賀勇希の幸せになる権利を剥奪してまで叶えるものではないと」
「お主は戸賀勇希の幸せが何なのか、知っておるのか」
パンパカーナはたじろぐ。
「それは......現実世界で永遠にニートとして生きることでしょう」
「ふむ。それは、いつの戸賀勇希が言っていた」
「姿が、変わる前です。出会った頃でした」
「おい! 戸賀勇希よ、お主の願いは今でも変わらぬか」
突然水を向けられた俺は思わず唾を飲み込んだが、
「いや、俺の願いはパンパカーナの願いを叶えること。それだけだ」
と、はっきりといった。
「と、言っておるが」
再びパンパカーナに向き直って、アロウザールは訊ねた。
「意固地になっているだけです......そこまでする理由がありません」
顔を伏せながらパンパカーナ。
「ふむ。お主の願いを叶えること。それが戸賀勇希の幸せだとすれば、お主はどうする」
「馬鹿な! そんなお人好しが、どこにいるというのですか! 達せられた瞬間は満たされるかもしれません。けれど、あとから、きっと後悔します」
迫真の表情で、唾を飛ばす勢いでいった。
「そこにおるじゃろ。お主と、戸賀勇希が」
「なっ」
「個人の幸福は他者が決めるものではないのだ。人それぞれ、皆違う。例えば、現状に不満を抱えているが、お主はお金をたくさん持っているとしよう。そんなお主を見た他人はお主が幸福そうに映った。そこで、そやつに「お前は恵まれている。きっと、幸福にちがいない」などと言われても違和感を覚えるだろう」
アロウザールは指を立てていった。
振りほどこうとするが、次つぎと生えてきてはその太い腕や足を拘束する。
「ぐ......うぅ......」
テラは額から滴る血によって片目が塞がれ、さらに吹き飛ばされた際に後頭部を強打したことで脳震盪を起こし、朦朧とした視界と意識の狭間でただ仲間を助けたいという確固たる意志が彼女を動かしていた。
「テラ......」
パンパカーナにかまけていられなくなった獣は、小さな頭を手放して悶える。
すとんと尻餅を着く。二艇の銃が腰あたりに触れた。戦わなければ。だが、震えて掴むことができない。
指先が銃を弾き、遠のく。それを追って腕を伸ばし、また弾く。遠ざかる。
パンパカーナは思う。自分がこれほど情けないと感じたことはない。どんなに緊張していようと、スポーツをするときは体が動いた。自由自在に肢体を動かすことができた。なのに、なぜ今はこんなにも融通が利かないのか。『掴め』という脳からの電気信号が手首あたりで止まっているようだ。化け物を倒す可能性があるなら、この魂の神器しかない。使えなくとも、使わなければ。
「オオオオオオオオオオオオ」
とうとう獣の繋縛が解き放たれた。咆哮しながらテラへ向かう。微力な魔力が底を尽きかけているようだ。
瀕死の彼女の細い首を掴むと、林とは反対方向へ投げた。
パンパカーナのすぐ横に血まみれの少女が横たわる。
「逃げ......ろ......」
テラが絞り出すようにいった。右腕が動かせない。肩が外れているようだ。
来た。奴が来た。早く逃げて、まだ間に合う。わたしが殺されているうちに逃げろ、パンパカーナ、何をしている、足を動かせ、ダメだ、その武器は使えないだろう、捨てて逃げろ、別れの言葉を言いたかったけれど、声が出せないや、息ができないや、それに、すごく......痛いや。
獣に首を締め上げられているテラは朧げな視界の端で、涙を流しながら二艇の銃を構えているパンパカーナを捉えると、ふっと口許を緩めた。
「ごめんなさい......テラ......」
(どうして謝るんだや? 泣かないでほしいや)
「私は、あなたを......助けられない、でも」
(うん、そっか。逃げたくないんだね)
「だから......」
(じゃあ、こうしようか)
テラは残った気力と空気を吐き出して「殺して、いいや」といった。
瞬間、それぞれの銃口は赤くなり、放たれた無数の小さな灼熱の弾丸は獣と少女を撃ち抜いた。
視界が開けていく。まず、マーレを襲ったのは後頭部に走る痛みだった。反射的に顔を歪める。そうだ、テラとパンパカーナはどこへ行ったのだろう。私が生きているということは、奴を倒したのだろうか。ふらふらと立ち上がり、状況を確認する。
絶句。眼前には焼け焦げた死骸が二つ、転がっていた。一つは異様に大きな手足が特徴的なあの怪物。そして、もう一つは——
「いや、いや、いやあああああああ!!」
それが何かを理解したマーレは泣き叫びながら、黒焦げになったかつての可愛らしい面影を失った親友の元へ駆け寄る。
「どうしてよ、どうして、テラが! 誰が、いったい、誰が!」
すると、わずかに息のあるテラが囁くようにいう。
「魂の......神器......」
「アルマ......アニマ。それは」
はっとして周囲を見る。だが、そこにはパンパカーナの姿は無い。
そのとき、怨嗟の炎が純粋無垢な心に灯る。
「許さない。絶対に許さないよ、魂の神器使いパンパカーナッッ!!」
その地獄から響くような恨みと悲しみの入り混じった声は、夜の闇にこだまして、風に吹かれた林が大きく揺れた。
激しい呼吸をしながら、枝や草で身体中が傷つこうが構うことなく、少女は行く。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんなさいごめんごめんごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい......あっ」
はみ出した木の根に躓いた。衝撃で銃が転がった。パンパカーナは急いでかき集めると、胸に抱えて「ごめんなさい」を連呼しながら、どこへ目指しているのかもわからず走った。ただ、この場から一刻も早く離れたかった。どこでもいい。後ろから追いかけてくる罪悪感と人肉の焼けた匂いから逃げたかった。
気がつくと、ウエスタン映画に出てきそうな街へ辿り着いた。何人かのスキンヘッドの男たちがいるようだ。唐突に力が抜け、パンパカーナはその場へ倒れ伏した。野蛮な笑い声が聞こえた。そこでパンパカーナの意識は途切れた。
$$$
「それから、私は男たちに傭兵稼業を斡旋してもらって日々を食いつないでいた」
淡々と語るパンパカーナの拳は震えていた。見ると、自らの爪で傷つけた手から血が滴り落ち、地面に小さな血だまりを形成していた。
俺はなぜマーレがあれほど魂の神器使いを恨んでいたのか理解した。「テラの仇」それはパンパカーナだ。もし、マーレがパンパカーナと出会ってしまったら、俺はどうすれば良いのだろうか。おそらく本気で殺しにかかるだろう。それを止めるのが正解か。それとも、傍観するが正解か。いや、できるはずがない。今はただ、シッタ・シッタへ近寄らないようにすることが善だろう。仲間同士の殺し合いなど、見たくない。
「パンパカーナ、どうして」
そこまで言いかけると、やめた。どうして殺したのか。そんなことを言えるほど俺は無神経ではない。あのまま何もしなければ、全滅していただろう。パンパカーナが殺されて、次は眠っていたマーレが標的にされていた。だから、隙があったあの瞬間に勝負をつけるしかなかったのだ。仲間を、殺してでも? それで正解だったのだろうか。他に手はなかったのだろうか。俺が魔傑と戦った時はラルエシミラがいたから死人を出すことなく勝てた。けれど、パンパカーナの場合は違う。あの状況で助けてくれる人は自分自身しかいなかった。どうしても、仕方がなかったのだろうか......。
「パンパカーナよ」
アロウザールがいった。声音は穏やかだった。
「辛かったな。悲しかったな。我輩はお主の気持ちがよく分かるのだ」
「なぜ......」
「我輩も、ルキという仲間をこの手で殺めておる。彼女は瀕死の状態で私を食べて欲しいといった。その言葉通り、我輩は食った。全てを食ったのだ。辛かった。悲しかった。そして、ルキを巻き込んでしまった自分の力なさが悔しかった」
「.........」
「もう仲間を犠牲にしたくはないのだろう。だから、戸賀勇希本来の願いを犠牲にしてお主の願いを叶えるという行為が許せないのだ。違うか」
「ただ、私の願いは恣意的なものだから......。他の人、ましてや仲間に叶えてもらうわけにはいかない」
パンパカーナはかぶりを振って答える。
「ガッハッハッハッハッハッハッ! 恣意的! 大いに結構! 本来、願いとはそういうものだ。自分の欲望や希望を現実化してほしい。また、他人のために祈ることも、その人が幸福になってほしいという自己の欲望であろう。物は言いようだ。そもそも、お主の願いも戸賀勇希の願いと差異はないと思うのだが」
「わ、私が言いたいのは、私の願いは戸賀勇希の幸せになる権利を剥奪してまで叶えるものではないと」
「お主は戸賀勇希の幸せが何なのか、知っておるのか」
パンパカーナはたじろぐ。
「それは......現実世界で永遠にニートとして生きることでしょう」
「ふむ。それは、いつの戸賀勇希が言っていた」
「姿が、変わる前です。出会った頃でした」
「おい! 戸賀勇希よ、お主の願いは今でも変わらぬか」
突然水を向けられた俺は思わず唾を飲み込んだが、
「いや、俺の願いはパンパカーナの願いを叶えること。それだけだ」
と、はっきりといった。
「と、言っておるが」
再びパンパカーナに向き直って、アロウザールは訊ねた。
「意固地になっているだけです......そこまでする理由がありません」
顔を伏せながらパンパカーナ。
「ふむ。お主の願いを叶えること。それが戸賀勇希の幸せだとすれば、お主はどうする」
「馬鹿な! そんなお人好しが、どこにいるというのですか! 達せられた瞬間は満たされるかもしれません。けれど、あとから、きっと後悔します」
迫真の表情で、唾を飛ばす勢いでいった。
「そこにおるじゃろ。お主と、戸賀勇希が」
「なっ」
「個人の幸福は他者が決めるものではないのだ。人それぞれ、皆違う。例えば、現状に不満を抱えているが、お主はお金をたくさん持っているとしよう。そんなお主を見た他人はお主が幸福そうに映った。そこで、そやつに「お前は恵まれている。きっと、幸福にちがいない」などと言われても違和感を覚えるだろう」
アロウザールは指を立てていった。
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