22 / 40
第22話 迷宮今日略の今と、オークションの実態
しおりを挟む
「……モシカシテ、出品ガイツノ間ニカ取リ消サレテタノッテ」
博の言及した内容にピンときて、そう尋ねると博は少し苦笑気味な様子で言った。
『あぁ、こっちの方で取り消させてもらったんだよ』
「ヤッパリカ。デモ何デダ? 俺ガ出シタ釘バットナンカ、大シタモノデモナイダロウニ」
確かにあれは俺が期せずして《魔剣化》させてしまったものだが、迷宮でもある程度の層まで潜ればいくらでも手に入るような品でもある。
実際、先ほど知り合いになったカズ兄なんかは頻繁、とまでは言わないにしろ手に入れることは出来るはずだ。
そう思ったのだが、博は呆れた声で、
『お前、だからもうちょっと迷宮関係の情報にはアンテナ張っておけって言うんだよ』
アンテナとは、オークが言うにしてはあまりにも現代的な単語だな、とどうでもいいことを考えつつ、俺は博に、
「ドウイウ意味ダ?」
と尋ねた。
確かに俺があんまり迷宮関係のことを調べたりはしていないのは事実だが……。
もちろん、向こうの世界にいた頃はしっかりと調べたし何度も潜ったし、正直言って俺以上に迷宮に詳しい奴なんてなかなかいないくらいだと自負するほどだった。
ただ、こっちの世界の事情については……テレビとネットとバラエティの眉唾な特集とか、それくらいが関の山だな。
俺にとって新しい情報などまずないし。
しかし、博は言う。
『ゲー……じゃなかった、岩雄が』
「モウ、ゲードデイイヨ」
わざとなのか本気なのか、一度たりともすんなり俺の名前を呼んだことがない博だ。
もう一年経ってもこれなのだから、ここらが諦め時だろう、と観念して俺はそう言った。
博は笑って、
『そりゃ、助かる! これでスッキリしたぜ……おっと、続きだ』
「ウン」
『ゲードが迷宮に誰よりも詳しいことは知っているがな、それはあくまで迷宮それ自体に、だろ? 今、どれだけこの地球で迷宮が攻略されてるかとか、どんな団体が攻略してるかとか、どの程度の奴らが探索者にいるかとか、そういう情報には疎いんじゃないかって話だ」
言われてみると……そうかもな。
ただ全く知らないと言うわけじゃ全くない。
少なくともこの世界の一般人レベルの知識は十分にあるはずだ。
だから博に、
『俺ダッテ、ソレナリニハ……」
と、反論しようとしたが博は、
「それなりに知ってたら、今回の釘バット魔剣を《迷宮オークション》なんかで売ろうとはしないんだよなぁ……」
としみじみとした声色で言う。
俺は少し向きになって、
「何デダヨ」
と言い返すと、博は説明してくれる。
「要点はひとつだ。《お前の売ろうとしていた魔剣は、性能が良すぎる》」
「……エ? アノ程度、迷宮デモ十層程度ニ潜レバ余裕デ手ニ入ルダロウ? ソレニ数ハ少ナイケドコッチノ世界ニハドワーフダッテ来テルンダ。鍛冶師ダッテ一人クライハイタダロ?」
ドワーフと言っても種族全てが鍛冶を生業にしているわけではない。
ただ、ドワーフが十人もいれば、鍛冶師が一人もいないということはまずあり得ない。
それくらいの割合ではいるはずだった。
そして彼らには魔剣や聖剣を作れる技術があるはずで、そこから考えれば俺が即席で作り上げてしまったあの魔剣の性能などゴミに等しいはずだった。
けれど博は俺の疑問にひとつひとつ答えていく。
「まず、迷宮十層まで潜れば手に入る、って話だが、こっちの世界で迷宮攻略がどれくらい進んでいるか、お前よくわかってないな。十層には確かに到達はしている。だがな、それはあくまでもトップランカーたちがそれなりに努力して辿り着けるレベルなんだ。探索者の平均値は二層だぞ」
「エッ」
でも昨日のカズ兄は十層くらい普通に行けそうだったが……もしかして、彼、トップランカー?
考えてみればかなり初期の方にスカウトされてギルドに入ってるみたいなこと言ってたし……そういうことなら博の話とも符合するな。
ベテランと言っていいくらいの気迫も感じられたし、つまりは、この世界ではかなり強い方だったのか。
「加えて、だ。ドワーフは確かにいるし、鍛冶を生業にしてる奴らも数えるほどだがいる。だけど、言い方が悪いかもしれんが、ほぼ全員国で囲ってる。理由は想像がつくだろ?」
「未知ノ技術ノ塊ダカラカ」
「そういうことだ。それに、たとえ市井に多少ドワーフの鍛冶師がいようと、今はまだお前の作った魔剣ほどの品はまだ生産できねぇだろうな」
「ナンデ?」
「設備と材料不足だよ。こっちの世界の炉だと魔力的な強度が足りねぇからな。高熱には十分耐えられてもドワーフの扱う《火》は性質が違う。どれだけ高熱に耐えられる炉でも、こっちの世界の炉じゃドロドロ溶けちまうのは確認済みなんだ。解決方法は、それこそ迷宮深層の魔素材……ミスリルとかヒヒイロカネとかオリハルコンとかを、少量でも確保することだな。つまり、今しばらくは難しいってことだ。まぁ、魔鉄くらいでもいいんだが、それだって十層じゃ滅多に取れないし、迷宮それ自体の性質もあるからな。中々ってことだよ」
「ナルホド……」
技術はあっても素材不足、というのはちょっと考えてなかった。
そもそも魔武器の類なんてこっちじゃ一切欲したことがないからそういうことを調べようとも思ってなかった。
テレビじゃドワーフの名工がここに!なんていう番組が組まれてやってたりすることもよくあるし、SNSなんかでも結構見るんだがあれはフェイクに近いということかもしれない。
「デモ、魔武器トカ魔道具ッポイノ、オークションデイクツカ売ッテルノ見タゾ」
「お前それも適当に見てたな? そもそも写真見たってどれくらい魔力宿ってるかどうかなんて普通はわかんねぇだろ。まぁ、確かに迷宮産出品はそれなりに売ってはいるんだが……それこそ大したもんじゃねぇぞ。買うなよ?」
「……買ワナイケド」
向こうの世界にあった、魔導コンロとかがあれば欲しいなとかは思っていた。
あれは魔力注げば電気要らずだから電気代節約になるんだよな……でもオークションにはなかった。
博の言及した内容にピンときて、そう尋ねると博は少し苦笑気味な様子で言った。
『あぁ、こっちの方で取り消させてもらったんだよ』
「ヤッパリカ。デモ何デダ? 俺ガ出シタ釘バットナンカ、大シタモノデモナイダロウニ」
確かにあれは俺が期せずして《魔剣化》させてしまったものだが、迷宮でもある程度の層まで潜ればいくらでも手に入るような品でもある。
実際、先ほど知り合いになったカズ兄なんかは頻繁、とまでは言わないにしろ手に入れることは出来るはずだ。
そう思ったのだが、博は呆れた声で、
『お前、だからもうちょっと迷宮関係の情報にはアンテナ張っておけって言うんだよ』
アンテナとは、オークが言うにしてはあまりにも現代的な単語だな、とどうでもいいことを考えつつ、俺は博に、
「ドウイウ意味ダ?」
と尋ねた。
確かに俺があんまり迷宮関係のことを調べたりはしていないのは事実だが……。
もちろん、向こうの世界にいた頃はしっかりと調べたし何度も潜ったし、正直言って俺以上に迷宮に詳しい奴なんてなかなかいないくらいだと自負するほどだった。
ただ、こっちの世界の事情については……テレビとネットとバラエティの眉唾な特集とか、それくらいが関の山だな。
俺にとって新しい情報などまずないし。
しかし、博は言う。
『ゲー……じゃなかった、岩雄が』
「モウ、ゲードデイイヨ」
わざとなのか本気なのか、一度たりともすんなり俺の名前を呼んだことがない博だ。
もう一年経ってもこれなのだから、ここらが諦め時だろう、と観念して俺はそう言った。
博は笑って、
『そりゃ、助かる! これでスッキリしたぜ……おっと、続きだ』
「ウン」
『ゲードが迷宮に誰よりも詳しいことは知っているがな、それはあくまで迷宮それ自体に、だろ? 今、どれだけこの地球で迷宮が攻略されてるかとか、どんな団体が攻略してるかとか、どの程度の奴らが探索者にいるかとか、そういう情報には疎いんじゃないかって話だ」
言われてみると……そうかもな。
ただ全く知らないと言うわけじゃ全くない。
少なくともこの世界の一般人レベルの知識は十分にあるはずだ。
だから博に、
『俺ダッテ、ソレナリニハ……」
と、反論しようとしたが博は、
「それなりに知ってたら、今回の釘バット魔剣を《迷宮オークション》なんかで売ろうとはしないんだよなぁ……」
としみじみとした声色で言う。
俺は少し向きになって、
「何デダヨ」
と言い返すと、博は説明してくれる。
「要点はひとつだ。《お前の売ろうとしていた魔剣は、性能が良すぎる》」
「……エ? アノ程度、迷宮デモ十層程度ニ潜レバ余裕デ手ニ入ルダロウ? ソレニ数ハ少ナイケドコッチノ世界ニハドワーフダッテ来テルンダ。鍛冶師ダッテ一人クライハイタダロ?」
ドワーフと言っても種族全てが鍛冶を生業にしているわけではない。
ただ、ドワーフが十人もいれば、鍛冶師が一人もいないということはまずあり得ない。
それくらいの割合ではいるはずだった。
そして彼らには魔剣や聖剣を作れる技術があるはずで、そこから考えれば俺が即席で作り上げてしまったあの魔剣の性能などゴミに等しいはずだった。
けれど博は俺の疑問にひとつひとつ答えていく。
「まず、迷宮十層まで潜れば手に入る、って話だが、こっちの世界で迷宮攻略がどれくらい進んでいるか、お前よくわかってないな。十層には確かに到達はしている。だがな、それはあくまでもトップランカーたちがそれなりに努力して辿り着けるレベルなんだ。探索者の平均値は二層だぞ」
「エッ」
でも昨日のカズ兄は十層くらい普通に行けそうだったが……もしかして、彼、トップランカー?
考えてみればかなり初期の方にスカウトされてギルドに入ってるみたいなこと言ってたし……そういうことなら博の話とも符合するな。
ベテランと言っていいくらいの気迫も感じられたし、つまりは、この世界ではかなり強い方だったのか。
「加えて、だ。ドワーフは確かにいるし、鍛冶を生業にしてる奴らも数えるほどだがいる。だけど、言い方が悪いかもしれんが、ほぼ全員国で囲ってる。理由は想像がつくだろ?」
「未知ノ技術ノ塊ダカラカ」
「そういうことだ。それに、たとえ市井に多少ドワーフの鍛冶師がいようと、今はまだお前の作った魔剣ほどの品はまだ生産できねぇだろうな」
「ナンデ?」
「設備と材料不足だよ。こっちの世界の炉だと魔力的な強度が足りねぇからな。高熱には十分耐えられてもドワーフの扱う《火》は性質が違う。どれだけ高熱に耐えられる炉でも、こっちの世界の炉じゃドロドロ溶けちまうのは確認済みなんだ。解決方法は、それこそ迷宮深層の魔素材……ミスリルとかヒヒイロカネとかオリハルコンとかを、少量でも確保することだな。つまり、今しばらくは難しいってことだ。まぁ、魔鉄くらいでもいいんだが、それだって十層じゃ滅多に取れないし、迷宮それ自体の性質もあるからな。中々ってことだよ」
「ナルホド……」
技術はあっても素材不足、というのはちょっと考えてなかった。
そもそも魔武器の類なんてこっちじゃ一切欲したことがないからそういうことを調べようとも思ってなかった。
テレビじゃドワーフの名工がここに!なんていう番組が組まれてやってたりすることもよくあるし、SNSなんかでも結構見るんだがあれはフェイクに近いということかもしれない。
「デモ、魔武器トカ魔道具ッポイノ、オークションデイクツカ売ッテルノ見タゾ」
「お前それも適当に見てたな? そもそも写真見たってどれくらい魔力宿ってるかどうかなんて普通はわかんねぇだろ。まぁ、確かに迷宮産出品はそれなりに売ってはいるんだが……それこそ大したもんじゃねぇぞ。買うなよ?」
「……買ワナイケド」
向こうの世界にあった、魔導コンロとかがあれば欲しいなとかは思っていた。
あれは魔力注げば電気要らずだから電気代節約になるんだよな……でもオークションにはなかった。
0
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる