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第5話 転生
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「……お決まりになりましたか?」
タブレット型端末とどれくらい睨み合っていただろう。
適宜、女神にも質問しつつ、とうとうスキルを選んで納得がいったところで、そう声がかかった。
これはもちろん、偶然ではなく心を読むとかそういうことが出来るためにこれほどちょうどいいタイミングで話しかけられたのだろう。
ただ別に不快ではない。
この女神に何か、強い自我のようなものが感じられたら不快に思ったかもしれないが、女神自ら言った通り、彼女はまるで機械のような印象だったからだ。
監視カメラに撮影されていてもそれがどこかに拡散されたりしない限りはなんとも思わないようなもので、女神に心を覗かれていても特段何も感じない。
そういう感覚だった。
ただ、それでも全く人間味がない、というわけでもなく、こちらに対する気遣いは感じられるので、それも相まって不快さがない、というのが正確かもしれなかった。
俺はそんな女神に言う。
「ええ、これでいいかな、という構成には出来たと思います。ただ、実際にどれだけ向こうで役に立つのかは未知数ではありますが……」
タブレット型端末にはスキルやステータスについての詳細が大量に記載してあって、俺はそれを目を皿のようにして読んだのだが、結局のところそれはただの文章であって、実際の経験ではない。
だから、《剣術1》について「剣を扱える証。低級のゴブリン程度の魔物と戦える程度」などと言った説明が書いてあっても、ゴブリンと戦えるのにどのくらいの技能が必要なのかが実感として分からない。
ゲームなどの知識から、ゴブリンはさほど強くない魔物だ、という認識はあるが、これから向かう世界のゴブリンがそうであるという確信はないのだ。
ただ、気になることがあるごとに、女神に色々と説明を求めたので大まかには理解出来て入ると思う。
それでも不安なものは不安なのだった。
女神もそれを理解してか、俺に言う。
「どれだけ情報があってもまずは経験してみなければ分からないこともあるかと思います。今お持ちのスキル構成であれば、少なくとも大きな問題が生じると言うことはないでしょう。もちろん、天災などや、大きな不幸があれば話は違ってきますが、普通に生きる分には大丈夫なはずです」
色々と条件をつけていて、俺としては不安が深まった部分もある台詞だった。
ただ、たとえ地球であっても絶対に死にはしないとか言える状況はどこにもない。
もしも大企業の令嬢に生まれたって、ある日突然交通事故で死ぬことはあるし、隕石が落ちてきて死ぬことだってあるだろう。
そう言うイレギュラーを除外すれば、まぁなんとかなる。
それくらいの保証はしてくれてると思えば、悪くはない。
となれば、後は習うより慣れろ、と言う感じだな。
そう思った俺は、女神に言った。
「でしたら、このスキル構成で頑張ってみようと思います。もう転生するのですか?」
「ええ、貴方の準備が良ければ、ですが。大丈夫でしょうか? もう聞きたいことはありませんか?」
「今思い浮かぶことはないですね……出来ることなら、向こうに行ってから気になったことを改めて尋ねられたら、とは思いますが……」
流石にそれは無理だろうな、と思って言ってみたが、これに女神は、
「なるほど、確かにそれはそうでしょうね。では、一年に一度、夢の世界に貴方をお呼びしますから、その時に気になっていることがあれば聞いてください。もっと頻繁に質問の機会を与えられれば良かったのですが、あまり過度の干渉は出来かねますので……」
「いえ、機会が与えられるだけでも十分です。正直、無理だろうなと思っていたもので……」
「それほど謙虚に振る舞わなくてもいいのですよ? 貴方は、こちら側にわがままを言っていい程度に重要な存在なのですから。我々の尻拭いをしてくださるのです。可能な限り、要望はお聞きします……ともあれ、他には何もありませんか? なかったら向こうにお送りしますが」
「大丈夫です。できれば痛くないようにしていただけるとありがたいのですが……」
少し余裕が出てきて、冗談まじりにそんなことを言うと、女神は少し微笑んで、
「承知いたしました。では安産で生まれるようにしておきますね」
と、本気なのか冗談なのか分からない台詞を言い、それからいつの間にか持っていた杖を俺に向かって振った。
「では、よろしくお願いしますよ、百瀬圭《ももせけい》さん……」
女神が俺の名前を呼ぶと同時に、ふっと視界が真っ白に染まっていく。
そして俺の意識もまた、完全に飛んだのだった。
*****
ーーどさり。
と、体が投げ出されるような衝撃と共に俺は目が覚める。
一体ここはどこだ?
土の匂いがするが……。
女神の話によれば、俺は転生させてもらえると言うことだったから、たった今生まれた、と言うことだろうか?
しかし……それにしては何か、おかしくはないか?
俺も赤ん坊だった頃の記憶はないし、自分で子供も持ったことはないから出産の場が具体的にどのようなところか、なんて言うことには詳しくはない。
だが、それでもわかる事はある。
それは可能な限り清潔なところでなければならないし、助産師やら産婆やら、様々な人間が関わって行われるものだと言うことだ。
そこから考えると何かおかしいような気がした。
まぁ、女神によればこちらの世界は地球でいう中世程度の文明しか持たないと言うことだったから、貧乏な家に生まれたなら産婆すら呼べず、馬小屋で生まれる、なんてこともありうるかもしれないが……。
そう言うことなのだろうか?
女神は生まれ自体にさほど干渉できないと言っていたので、そう考えればおかしくはない。
ただ、これはつまりハズレを引いた、と言うことになる。
あまり貧乏すぎる家に生まれると間引きされる危険すらあるからな……。
文明が中世レベル、と言うのなら余計にだ。
これはまずそうだ……。
そう言う危惧を俺が抱いて戦々恐々としていると、徐々に視界がはっきりしてくる。
赤ん坊だからか、視界があまり良く見えず、鼻が少しだけ効く、という状況だったが、周囲の景色が見えてきたのだ。
やはり、かなり土気色をした空間である。
いや、土気色どころか本当に土の色なのでは?
なんだか洞窟っぽい場所だな……。
さらに少しして俺は何かに抱き上げられる。
急にヌッと出てきたその物体に俺は驚きつつも、これが俺の親かと観察した。
そして驚く。
『……生まれたか、俺の息子……!』
そう言って俺に笑いかけたその存在。
それは肌の色が緑色で、どう見ても人間に見えない生物であり、もっと言うのであれば、ゴブリン以外の何者でもなかったからだ。
タブレット型端末とどれくらい睨み合っていただろう。
適宜、女神にも質問しつつ、とうとうスキルを選んで納得がいったところで、そう声がかかった。
これはもちろん、偶然ではなく心を読むとかそういうことが出来るためにこれほどちょうどいいタイミングで話しかけられたのだろう。
ただ別に不快ではない。
この女神に何か、強い自我のようなものが感じられたら不快に思ったかもしれないが、女神自ら言った通り、彼女はまるで機械のような印象だったからだ。
監視カメラに撮影されていてもそれがどこかに拡散されたりしない限りはなんとも思わないようなもので、女神に心を覗かれていても特段何も感じない。
そういう感覚だった。
ただ、それでも全く人間味がない、というわけでもなく、こちらに対する気遣いは感じられるので、それも相まって不快さがない、というのが正確かもしれなかった。
俺はそんな女神に言う。
「ええ、これでいいかな、という構成には出来たと思います。ただ、実際にどれだけ向こうで役に立つのかは未知数ではありますが……」
タブレット型端末にはスキルやステータスについての詳細が大量に記載してあって、俺はそれを目を皿のようにして読んだのだが、結局のところそれはただの文章であって、実際の経験ではない。
だから、《剣術1》について「剣を扱える証。低級のゴブリン程度の魔物と戦える程度」などと言った説明が書いてあっても、ゴブリンと戦えるのにどのくらいの技能が必要なのかが実感として分からない。
ゲームなどの知識から、ゴブリンはさほど強くない魔物だ、という認識はあるが、これから向かう世界のゴブリンがそうであるという確信はないのだ。
ただ、気になることがあるごとに、女神に色々と説明を求めたので大まかには理解出来て入ると思う。
それでも不安なものは不安なのだった。
女神もそれを理解してか、俺に言う。
「どれだけ情報があってもまずは経験してみなければ分からないこともあるかと思います。今お持ちのスキル構成であれば、少なくとも大きな問題が生じると言うことはないでしょう。もちろん、天災などや、大きな不幸があれば話は違ってきますが、普通に生きる分には大丈夫なはずです」
色々と条件をつけていて、俺としては不安が深まった部分もある台詞だった。
ただ、たとえ地球であっても絶対に死にはしないとか言える状況はどこにもない。
もしも大企業の令嬢に生まれたって、ある日突然交通事故で死ぬことはあるし、隕石が落ちてきて死ぬことだってあるだろう。
そう言うイレギュラーを除外すれば、まぁなんとかなる。
それくらいの保証はしてくれてると思えば、悪くはない。
となれば、後は習うより慣れろ、と言う感じだな。
そう思った俺は、女神に言った。
「でしたら、このスキル構成で頑張ってみようと思います。もう転生するのですか?」
「ええ、貴方の準備が良ければ、ですが。大丈夫でしょうか? もう聞きたいことはありませんか?」
「今思い浮かぶことはないですね……出来ることなら、向こうに行ってから気になったことを改めて尋ねられたら、とは思いますが……」
流石にそれは無理だろうな、と思って言ってみたが、これに女神は、
「なるほど、確かにそれはそうでしょうね。では、一年に一度、夢の世界に貴方をお呼びしますから、その時に気になっていることがあれば聞いてください。もっと頻繁に質問の機会を与えられれば良かったのですが、あまり過度の干渉は出来かねますので……」
「いえ、機会が与えられるだけでも十分です。正直、無理だろうなと思っていたもので……」
「それほど謙虚に振る舞わなくてもいいのですよ? 貴方は、こちら側にわがままを言っていい程度に重要な存在なのですから。我々の尻拭いをしてくださるのです。可能な限り、要望はお聞きします……ともあれ、他には何もありませんか? なかったら向こうにお送りしますが」
「大丈夫です。できれば痛くないようにしていただけるとありがたいのですが……」
少し余裕が出てきて、冗談まじりにそんなことを言うと、女神は少し微笑んで、
「承知いたしました。では安産で生まれるようにしておきますね」
と、本気なのか冗談なのか分からない台詞を言い、それからいつの間にか持っていた杖を俺に向かって振った。
「では、よろしくお願いしますよ、百瀬圭《ももせけい》さん……」
女神が俺の名前を呼ぶと同時に、ふっと視界が真っ白に染まっていく。
そして俺の意識もまた、完全に飛んだのだった。
*****
ーーどさり。
と、体が投げ出されるような衝撃と共に俺は目が覚める。
一体ここはどこだ?
土の匂いがするが……。
女神の話によれば、俺は転生させてもらえると言うことだったから、たった今生まれた、と言うことだろうか?
しかし……それにしては何か、おかしくはないか?
俺も赤ん坊だった頃の記憶はないし、自分で子供も持ったことはないから出産の場が具体的にどのようなところか、なんて言うことには詳しくはない。
だが、それでもわかる事はある。
それは可能な限り清潔なところでなければならないし、助産師やら産婆やら、様々な人間が関わって行われるものだと言うことだ。
そこから考えると何かおかしいような気がした。
まぁ、女神によればこちらの世界は地球でいう中世程度の文明しか持たないと言うことだったから、貧乏な家に生まれたなら産婆すら呼べず、馬小屋で生まれる、なんてこともありうるかもしれないが……。
そう言うことなのだろうか?
女神は生まれ自体にさほど干渉できないと言っていたので、そう考えればおかしくはない。
ただ、これはつまりハズレを引いた、と言うことになる。
あまり貧乏すぎる家に生まれると間引きされる危険すらあるからな……。
文明が中世レベル、と言うのなら余計にだ。
これはまずそうだ……。
そう言う危惧を俺が抱いて戦々恐々としていると、徐々に視界がはっきりしてくる。
赤ん坊だからか、視界があまり良く見えず、鼻が少しだけ効く、という状況だったが、周囲の景色が見えてきたのだ。
やはり、かなり土気色をした空間である。
いや、土気色どころか本当に土の色なのでは?
なんだか洞窟っぽい場所だな……。
さらに少しして俺は何かに抱き上げられる。
急にヌッと出てきたその物体に俺は驚きつつも、これが俺の親かと観察した。
そして驚く。
『……生まれたか、俺の息子……!』
そう言って俺に笑いかけたその存在。
それは肌の色が緑色で、どう見ても人間に見えない生物であり、もっと言うのであれば、ゴブリン以外の何者でもなかったからだ。
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