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第二章 淫紋をぼくめつしたい
キスしてほしい⑦
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「……いった?」
「……ん」
頬を撫でると、シゲルはこくんと頷く。……かわいい。
射精できひんかわりに、腹の奥で「なにか」はじけるんやて。多分、女の子みたいにイっとるんやと思う。
「晴海……」
「はうっ」
シゲルは甘える子猫のように、すりすりと身を寄せてくる。
うっかり発射しそうになり、俺は慌ててボトルの確認をした。
「――おお!」
愛液は、必要量を示すラインのギリギリちょっと上まで溜まっとった。これだけあれば、十分なはず。
「よっしゃ、終わったぞ、シゲル!」
「……そ、そう……?」
しっとりした頭を撫でると、シゲルはへにゃんと眉を下げる。
「今、外すからな」
「ありがとぉ……んっ」
尻を開いて、吸盤の軸を摘まむと――きゅぽっと音を立て、キットが外れた。零さへんように注意しながら、吸盤を外して付属のふたを閉める。これで一安心や。
大事に胸ポケットに仕舞いこむと、とんとんと肩をつつかれる。
「おう、どないした」
「ん……あのな? おれ、頑張った?」
恥ずかしそうにもじもじしながら、シゲルが見つめてくる。俺は思わず破顔して、頭を撫でた。
「ああ、よう頑張ったで」
「じゃ、じゃあ。……ごほうびくれる?」
そう言って、蜜みたいに甘い瞳が、目の前できゅっと閉じられる。
「おん?」
俺はポカンと口を開けた。
ご褒美、とな。
何を求められとるんか分からず、目の前のシゲルをまじまじと見る。
伏せられた長い睫毛が、ぷるぷる震えとる。きゅっと丸く尖った唇が、めっちゃかわいい。
俺の学生服の下では、しっとりと濡れた肌が、艶めかしく光っとる……
「……あっ」
なめらかな肌に浮かぶ、毒々しいハート形の痣が目に入り――合点が行く。
そっと、手のひらで痣に触れた。
「ひゃっ?」
驚いたんか、シゲルがぱちりと目を開ける。
俺はしたり顔で、愛液でぬるぬるになった、尻の谷間をなぞった。
「……ここ、疼いとるんやったな?」
「はぅん……っ! そ、それも、そうやけど、ち……ああっ!」
少しだけ指先を潜らせると、熱々のナカがちゅうと吸いついてきた。
くぷくぷと浅く動かす度、「あっあっ」と声が漏れる。
この反応、これが正解ちゃう?
――しかし、ご褒美とはなあ……。とことん、いじらしいシゲルを、強く抱きしめる。
「シゲちゃんは、アホやなあ。これは、俺へのご褒美やないか」
「ちが……ああんっ!」
ローションを足して、穴にたっぷり塗り込める。ずっと焦らされてたせいか、シゲルの後ろはどんどん柔らかくほぐれて、奥に指を引き込んでく。
「いやぁ、もう……! 早くいれてぇ……!」
指三本を自由に飲みこむ頃、シゲルの泣きが入った。俺はシゲルの尻を両手で持ちあげて、左右に尻肉を開く。ぬぱ……と音を立てて開いた穴に、ちんこの先を宛がった。
――ぬちっ……ぐちゅ……
弾力のある肉壁を、ぐにゅぐにゅと擦りながら、ナカにちんこが納まっていく。腰が痺れるような快感を、奥歯を噛んで耐える。
「あっ……あ、うああ……すごい、でっかいっ……!」
「……ッ苦しないか?」
「うんっ、きもちい……ああんんっ」
肩に縋るシゲルの胸に顔を埋め、乳首を舌でくるくると舐る。きついナカがふわふわと緩んで、シゲルの腰がゆっくりと沈みだす。
――ずぶ、ずぶずぶ……!
愛液でいっぱいの粘膜をぷりぷりと逆撫でながら、ちんこが奥に突き当たる。シゲルの薄い腹に、ぎゅううと力が籠ったんが見えた。
「ひあああっ!」
「うぐっ!」
蕩けた叫び声を上げ、シゲルがイく。
ちんこ全部を熱い襞にきつく絞られ、俺はあっけなく出してしもた。ぬくぬくの中に、叩きつけるように精液が迸る。
「あああ……あついっ! あっ、だめ、いってるのに……!」
「うお、シゲルすまん……!」
あかん! ひと擦りはダサすぎる。
しかも、乱暴にしたらあかんのに、腰が止まらん。シゲルの細い背を抱き、奥に腰をぐいぐい押し付けてまう。
「はう……あ、あうう……」
「はー……はー……」
――ようやく出し切った。俺らは汗だくでもたれあい、荒い息を吐いた。
もっちりした尻が、俺の腿にぺたんとくっついとる。ぴくぴく震える尻の隙間から、たっぷりと熱い汁がこぼれ出た。精液と愛液が混ざったそれに、太腿がどろどろになる。
「……シゲル、平気か?」
「うん……」
シゲルは、小さく頷いた。俺の肩に頬をくっつけて、息を弾ませとる。
汗に濡れた後頭部を撫でてたら、シゲルがそっと顔を上げた。
「はるみ……」
「ん? もっとか?」
熱い目でじっと見つめられ、首を傾げたら――シゲルは頬を膨らませた。
「もう、あほっ……」
「ど、どうした!? しんどかったんか?」
「違うわいっ!」
おろおろする俺に、シゲルはぷんとそっぽを向いた。
な、何なんや?
「……ん」
頬を撫でると、シゲルはこくんと頷く。……かわいい。
射精できひんかわりに、腹の奥で「なにか」はじけるんやて。多分、女の子みたいにイっとるんやと思う。
「晴海……」
「はうっ」
シゲルは甘える子猫のように、すりすりと身を寄せてくる。
うっかり発射しそうになり、俺は慌ててボトルの確認をした。
「――おお!」
愛液は、必要量を示すラインのギリギリちょっと上まで溜まっとった。これだけあれば、十分なはず。
「よっしゃ、終わったぞ、シゲル!」
「……そ、そう……?」
しっとりした頭を撫でると、シゲルはへにゃんと眉を下げる。
「今、外すからな」
「ありがとぉ……んっ」
尻を開いて、吸盤の軸を摘まむと――きゅぽっと音を立て、キットが外れた。零さへんように注意しながら、吸盤を外して付属のふたを閉める。これで一安心や。
大事に胸ポケットに仕舞いこむと、とんとんと肩をつつかれる。
「おう、どないした」
「ん……あのな? おれ、頑張った?」
恥ずかしそうにもじもじしながら、シゲルが見つめてくる。俺は思わず破顔して、頭を撫でた。
「ああ、よう頑張ったで」
「じゃ、じゃあ。……ごほうびくれる?」
そう言って、蜜みたいに甘い瞳が、目の前できゅっと閉じられる。
「おん?」
俺はポカンと口を開けた。
ご褒美、とな。
何を求められとるんか分からず、目の前のシゲルをまじまじと見る。
伏せられた長い睫毛が、ぷるぷる震えとる。きゅっと丸く尖った唇が、めっちゃかわいい。
俺の学生服の下では、しっとりと濡れた肌が、艶めかしく光っとる……
「……あっ」
なめらかな肌に浮かぶ、毒々しいハート形の痣が目に入り――合点が行く。
そっと、手のひらで痣に触れた。
「ひゃっ?」
驚いたんか、シゲルがぱちりと目を開ける。
俺はしたり顔で、愛液でぬるぬるになった、尻の谷間をなぞった。
「……ここ、疼いとるんやったな?」
「はぅん……っ! そ、それも、そうやけど、ち……ああっ!」
少しだけ指先を潜らせると、熱々のナカがちゅうと吸いついてきた。
くぷくぷと浅く動かす度、「あっあっ」と声が漏れる。
この反応、これが正解ちゃう?
――しかし、ご褒美とはなあ……。とことん、いじらしいシゲルを、強く抱きしめる。
「シゲちゃんは、アホやなあ。これは、俺へのご褒美やないか」
「ちが……ああんっ!」
ローションを足して、穴にたっぷり塗り込める。ずっと焦らされてたせいか、シゲルの後ろはどんどん柔らかくほぐれて、奥に指を引き込んでく。
「いやぁ、もう……! 早くいれてぇ……!」
指三本を自由に飲みこむ頃、シゲルの泣きが入った。俺はシゲルの尻を両手で持ちあげて、左右に尻肉を開く。ぬぱ……と音を立てて開いた穴に、ちんこの先を宛がった。
――ぬちっ……ぐちゅ……
弾力のある肉壁を、ぐにゅぐにゅと擦りながら、ナカにちんこが納まっていく。腰が痺れるような快感を、奥歯を噛んで耐える。
「あっ……あ、うああ……すごい、でっかいっ……!」
「……ッ苦しないか?」
「うんっ、きもちい……ああんんっ」
肩に縋るシゲルの胸に顔を埋め、乳首を舌でくるくると舐る。きついナカがふわふわと緩んで、シゲルの腰がゆっくりと沈みだす。
――ずぶ、ずぶずぶ……!
愛液でいっぱいの粘膜をぷりぷりと逆撫でながら、ちんこが奥に突き当たる。シゲルの薄い腹に、ぎゅううと力が籠ったんが見えた。
「ひあああっ!」
「うぐっ!」
蕩けた叫び声を上げ、シゲルがイく。
ちんこ全部を熱い襞にきつく絞られ、俺はあっけなく出してしもた。ぬくぬくの中に、叩きつけるように精液が迸る。
「あああ……あついっ! あっ、だめ、いってるのに……!」
「うお、シゲルすまん……!」
あかん! ひと擦りはダサすぎる。
しかも、乱暴にしたらあかんのに、腰が止まらん。シゲルの細い背を抱き、奥に腰をぐいぐい押し付けてまう。
「はう……あ、あうう……」
「はー……はー……」
――ようやく出し切った。俺らは汗だくでもたれあい、荒い息を吐いた。
もっちりした尻が、俺の腿にぺたんとくっついとる。ぴくぴく震える尻の隙間から、たっぷりと熱い汁がこぼれ出た。精液と愛液が混ざったそれに、太腿がどろどろになる。
「……シゲル、平気か?」
「うん……」
シゲルは、小さく頷いた。俺の肩に頬をくっつけて、息を弾ませとる。
汗に濡れた後頭部を撫でてたら、シゲルがそっと顔を上げた。
「はるみ……」
「ん? もっとか?」
熱い目でじっと見つめられ、首を傾げたら――シゲルは頬を膨らませた。
「もう、あほっ……」
「ど、どうした!? しんどかったんか?」
「違うわいっ!」
おろおろする俺に、シゲルはぷんとそっぽを向いた。
な、何なんや?
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