3 / 6
♡宏ちゃん、お背中流します!【中編】
しおりを挟む
「さあ、どうぞっ」
風呂椅子をお湯で流して、笑顔で宏ちゃんを促す。
――背中を流して、リラックスしてもらう作戦やで!
さっき、ふと思い出したんよ。
センターの家庭教育で、学んだことがあったん。――恋人が疲れている時は、お風呂で背中を流してあげるとか、マッサージすると癒しをあげられるって。
それが、家庭円満の秘訣やとか!
「サンキュ、成」
ちょっとびっくりしてた宏ちゃんは、ざぶりとお湯を波立てて、洗い場に出てきてくれる。堂々たる裸身がさらされ、ぼくは「わあ!」と目を覆った。
「ひ、宏ちゃん、タオル巻いてっ」
「ん? 別に寒くないぞ」
「目のやり場に困るの~!」
明るいところで見るのは、恥ずかしいんやもん。
かっかする頬を伏せて、タオルを押し付ける。「あはは」と大らかな笑い声を立てて、大らかな夫は椅子に座る。
「じゃあ、頼もうかな?」
「はいっ」
気を取り直して、仕切り直し。
タオルにたっぷりと泡を立て、ぼくはにこにこと宏ちゃんの後ろに回る。――なめし皮のように滑らかな肌の上に、そっとタオルを乗せた。
みるみるうちに、背がもこもこの泡で覆われて行く。
「……どう? 強くないですか?」
「ああ……気持ちいいよ」
「良かったぁ」
ほっとして、広い背を擦った。逞しい筋肉に覆われた、綺麗な背中をせっせと洗う。
――張ってるなあ……いつもお疲れさまです。
ぼくは、背中のコリがほぐれるよう念じ、優しく撫でてあげる。がっしりした首や、広い肩……頑丈そうな腰など、デスクワークの肝とも呼べるところを、重点的にマッサージした。
宏ちゃんは、ふうと満足そうな息を吐く。
「上手だなあ。気持ちいいよ」
「ほんとう? 嬉しい」
褒められて、ぱっと嬉しくなる。
――よしっ。もっと、リラックスさせてあげるんだ!
やる気が燃え上がったぼくは、もこもこのタオルを前にも向かわせた。くすぐったかったのか、がっしりした肩がぴくんと跳ねた。
「あっ、動かんといてっ」
ぎゅっと抱きついて大きな体を抑え込む。デコルテを脇に向かって、優しく流す。
「成っ?」
「ちょっと辛抱してね? ここが、大事な所なん」
すぐそばにある耳に囁いて、マッサージを続ける。けど、背中にくっついてるせいか、前が良く見えへん。苦肉の策で、でこぼこの腹筋を手で辿りながら洗ってくと、宏ちゃんは呻いた。
「……くっ」
「宏ちゃん、気持ちいい?」
「ああ……なんつうか、極楽だよ……」
「えへへ。いつもありがとうね」
「ん。俺の方こそ……」
頷く宏ちゃんの声は太くて、ちょっぴり熱っぽい。――リラックスの証かな。ぼくは、額に滲む汗を拭い、にっこりした。
「よいしょっ……」
懸命にやるうちに、Tシャツが汗と湿気で濡れて来ちゃった。腕で、頬に滴る汗を拭っていると、宏ちゃんが言う。
「成、のぼせてないか?」
鏡越しに、心配そうな目と合って、にこっと笑い返す。優しいなあ。
「うん、平気やで! じゃあ、前を洗うね」
「え!?」
宏ちゃんは、びっくりしたみたいに振り返る。
「ここまで来たら、ちゃんと前も洗いたいんよ。後ろからじゃ、わかりにくかったし」
ぼくは膝でいざって、素早く宏ちゃんの前に移動する。
「……へえっ?」
思わず、固まった。
宏ちゃんの其処は――あの時のように、変化していたん。
「どど、どうして」
「……まあ、そりゃなあ」
少し恥ずかしそうに、宏ちゃんが目を逸らす。
その顔を見て――ぼくは、ぼふん! と頭が噴火したような気がした。
□□
……参ったなあ。
目の前に跪いたっきり、かちんと固まった成を見て、頭を掻いた。
――つってもなあ、勃つに決まってるよ。かわいい成が、一生懸命に触れてくれるんだから……
『宏ちゃん、気持ちいい?』
良い匂いさせて、健気にぴったりと身を寄せてさ。
あの小っさい手で、甘いソフトタッチを延々とされてんだぞ? 寧ろ、男ならこうなって当然だってんだ。
と、半ば開き直って、ふわふわの髪を見下ろした。
「あぅ……」
成は、項まで真っ赤になっている。
大きな目は潤んで、俺の股間を見ては、おろおろと伏せるを繰り返している。ぴったりと背に張り付いたTシャツが、匂い立たんばかりに色っぽい。
思わず、乾いた唇を舐める。
「なーる」
「は……はいっ!」
呼ぶと、真っ赤な困り顔が俺を見上げた。
助けを求めるような目に、ゾクゾクと興奮が背を走る。
――あー駄目だぞ、成。そんな可愛い顔されると、苛めたくなっちまう。
俺は獣の内心を押し隠し、ひょいと可愛い妻を抱き上げる。華奢な体躯は、俺の足の間におさまり、膝立ちになった。
「宏ちゃんっ……?」
「どした。前、洗ってくれるんだろ?」
「あ……う、うん」
成が、これ以上ないほど顔を赤らめ、頷く。
――ヤダって言ってもいいのにな。可愛いよなあ。
笑みを堪える俺に気づかず、成は平然を装い、タオルを泡立てている。……たぶん、腹のあたりに触れる俺のが、気になるんだろうな。ふうふうと、押し隠すような深呼吸が、耳に楽しい。
「じゃあ……洗いますねっ」
と、意を決したように――成は泡立てたタオルを、俺の胸に押し当てた。
さっきより、幾分たどたどしい手つきだ。やわやわとしたタオルの感触に、ふうと息を漏らす。
「……っど、どうですか?」
「ん。気持ちいいよ」
「良、かった……」
目を伏せたまま、成は言う。
さっきと同じやり取りなのに、どことなく声が甘い。それでも、真面目な成は役目を全うしようとしているようだ。
「あ、あのね。胸の筋肉をほぐすと、呼吸が深くなるん。リラックスできるんやって……!」
「そうなのか。成は物知りだなぁ」
「えへ、本で読んだん」
盛り上がった胸筋を、やわらかな手つきで撫でられる。恥じらいつつも……俺の反応をじっと見て、気持ち良くしようと頑張っている。
――いじらしいなぁ。お前は……
いつでも一生懸命に、俺に尽くそうとして。
そんなに気を張らなくていいって気持ちと、構われて嬉しいって気持ちが、いつも天秤の上でせめぎ合う。
「……っ」
せっせと俺を洗う妻の、つむじを見つめる。と――瑞々しい桃のような頬に、淡い髪が落ちかかった。
髪をすくい、耳にかけてやると……うすピンクの唇がほころんだ。
「ありがとうな……」
「宏ちゃん……!」
汗に濡れた頬を撫でる。
その瞬間――ふわ、と上気した肌の匂いが変わった。瑞々しい花の香りが……甘く蜜の滴るような、果実の匂いへと。
――甘い、欲情の香り。
そっと下を見れば、もじもじと膝を擦り合わせている。
下腹が熱く、重くなる。涎が溢れ出し、牙が疼くのを感じながら――俺は、つとめて穏やかにほほ笑んだ。
「……すごい汗だな。暑いんじゃないか?」
「んっ……平気」
汗に濡れた頬を包んだ手を、するすると滑らせ――Tシャツの首に指をひっかけた。突っ張った布が、胸の上に張り付いて――つん、と小さな粒を浮き上がらせる。
「ほら、こんなに汗だくで、透けてるぞ……」
「……やぁ……見ちゃダメ」
可愛い粒を、ツンツンとつついてやると、成は震えた。タオルをきつく握りしめた手が、胸に力なく縋ってくる。いじらしい恋人を抱き上げて、膝に乗っけた。
「ぁんっ」
胸に顔を埋め、布の上から粒を吸う。舌で潰し、形を浮き上がらせるよう、周りを舐めると――いっそう透けた布に、可憐な桃色がうつった。
「だめぇ……ああっ」
成は、ふるふると頭を振った。言葉の通りじゃないのは、首に縋ってくる両腕が教えてくれる。
俺は喉の奥で笑い、Tシャツをぺろんとまくりあげた。すべらかな肌と、愛らしい桃色の突起が露わになる。
「わあっ」
身を竦めた成を、抱き寄せる。
「なあ、お前も脱いじまえ。一緒に風呂に入って……続きをしよう」
「……あ」
そう耳元で囁くと――はしばみ色の目が、とろんと蕩けた。
風呂椅子をお湯で流して、笑顔で宏ちゃんを促す。
――背中を流して、リラックスしてもらう作戦やで!
さっき、ふと思い出したんよ。
センターの家庭教育で、学んだことがあったん。――恋人が疲れている時は、お風呂で背中を流してあげるとか、マッサージすると癒しをあげられるって。
それが、家庭円満の秘訣やとか!
「サンキュ、成」
ちょっとびっくりしてた宏ちゃんは、ざぶりとお湯を波立てて、洗い場に出てきてくれる。堂々たる裸身がさらされ、ぼくは「わあ!」と目を覆った。
「ひ、宏ちゃん、タオル巻いてっ」
「ん? 別に寒くないぞ」
「目のやり場に困るの~!」
明るいところで見るのは、恥ずかしいんやもん。
かっかする頬を伏せて、タオルを押し付ける。「あはは」と大らかな笑い声を立てて、大らかな夫は椅子に座る。
「じゃあ、頼もうかな?」
「はいっ」
気を取り直して、仕切り直し。
タオルにたっぷりと泡を立て、ぼくはにこにこと宏ちゃんの後ろに回る。――なめし皮のように滑らかな肌の上に、そっとタオルを乗せた。
みるみるうちに、背がもこもこの泡で覆われて行く。
「……どう? 強くないですか?」
「ああ……気持ちいいよ」
「良かったぁ」
ほっとして、広い背を擦った。逞しい筋肉に覆われた、綺麗な背中をせっせと洗う。
――張ってるなあ……いつもお疲れさまです。
ぼくは、背中のコリがほぐれるよう念じ、優しく撫でてあげる。がっしりした首や、広い肩……頑丈そうな腰など、デスクワークの肝とも呼べるところを、重点的にマッサージした。
宏ちゃんは、ふうと満足そうな息を吐く。
「上手だなあ。気持ちいいよ」
「ほんとう? 嬉しい」
褒められて、ぱっと嬉しくなる。
――よしっ。もっと、リラックスさせてあげるんだ!
やる気が燃え上がったぼくは、もこもこのタオルを前にも向かわせた。くすぐったかったのか、がっしりした肩がぴくんと跳ねた。
「あっ、動かんといてっ」
ぎゅっと抱きついて大きな体を抑え込む。デコルテを脇に向かって、優しく流す。
「成っ?」
「ちょっと辛抱してね? ここが、大事な所なん」
すぐそばにある耳に囁いて、マッサージを続ける。けど、背中にくっついてるせいか、前が良く見えへん。苦肉の策で、でこぼこの腹筋を手で辿りながら洗ってくと、宏ちゃんは呻いた。
「……くっ」
「宏ちゃん、気持ちいい?」
「ああ……なんつうか、極楽だよ……」
「えへへ。いつもありがとうね」
「ん。俺の方こそ……」
頷く宏ちゃんの声は太くて、ちょっぴり熱っぽい。――リラックスの証かな。ぼくは、額に滲む汗を拭い、にっこりした。
「よいしょっ……」
懸命にやるうちに、Tシャツが汗と湿気で濡れて来ちゃった。腕で、頬に滴る汗を拭っていると、宏ちゃんが言う。
「成、のぼせてないか?」
鏡越しに、心配そうな目と合って、にこっと笑い返す。優しいなあ。
「うん、平気やで! じゃあ、前を洗うね」
「え!?」
宏ちゃんは、びっくりしたみたいに振り返る。
「ここまで来たら、ちゃんと前も洗いたいんよ。後ろからじゃ、わかりにくかったし」
ぼくは膝でいざって、素早く宏ちゃんの前に移動する。
「……へえっ?」
思わず、固まった。
宏ちゃんの其処は――あの時のように、変化していたん。
「どど、どうして」
「……まあ、そりゃなあ」
少し恥ずかしそうに、宏ちゃんが目を逸らす。
その顔を見て――ぼくは、ぼふん! と頭が噴火したような気がした。
□□
……参ったなあ。
目の前に跪いたっきり、かちんと固まった成を見て、頭を掻いた。
――つってもなあ、勃つに決まってるよ。かわいい成が、一生懸命に触れてくれるんだから……
『宏ちゃん、気持ちいい?』
良い匂いさせて、健気にぴったりと身を寄せてさ。
あの小っさい手で、甘いソフトタッチを延々とされてんだぞ? 寧ろ、男ならこうなって当然だってんだ。
と、半ば開き直って、ふわふわの髪を見下ろした。
「あぅ……」
成は、項まで真っ赤になっている。
大きな目は潤んで、俺の股間を見ては、おろおろと伏せるを繰り返している。ぴったりと背に張り付いたTシャツが、匂い立たんばかりに色っぽい。
思わず、乾いた唇を舐める。
「なーる」
「は……はいっ!」
呼ぶと、真っ赤な困り顔が俺を見上げた。
助けを求めるような目に、ゾクゾクと興奮が背を走る。
――あー駄目だぞ、成。そんな可愛い顔されると、苛めたくなっちまう。
俺は獣の内心を押し隠し、ひょいと可愛い妻を抱き上げる。華奢な体躯は、俺の足の間におさまり、膝立ちになった。
「宏ちゃんっ……?」
「どした。前、洗ってくれるんだろ?」
「あ……う、うん」
成が、これ以上ないほど顔を赤らめ、頷く。
――ヤダって言ってもいいのにな。可愛いよなあ。
笑みを堪える俺に気づかず、成は平然を装い、タオルを泡立てている。……たぶん、腹のあたりに触れる俺のが、気になるんだろうな。ふうふうと、押し隠すような深呼吸が、耳に楽しい。
「じゃあ……洗いますねっ」
と、意を決したように――成は泡立てたタオルを、俺の胸に押し当てた。
さっきより、幾分たどたどしい手つきだ。やわやわとしたタオルの感触に、ふうと息を漏らす。
「……っど、どうですか?」
「ん。気持ちいいよ」
「良、かった……」
目を伏せたまま、成は言う。
さっきと同じやり取りなのに、どことなく声が甘い。それでも、真面目な成は役目を全うしようとしているようだ。
「あ、あのね。胸の筋肉をほぐすと、呼吸が深くなるん。リラックスできるんやって……!」
「そうなのか。成は物知りだなぁ」
「えへ、本で読んだん」
盛り上がった胸筋を、やわらかな手つきで撫でられる。恥じらいつつも……俺の反応をじっと見て、気持ち良くしようと頑張っている。
――いじらしいなぁ。お前は……
いつでも一生懸命に、俺に尽くそうとして。
そんなに気を張らなくていいって気持ちと、構われて嬉しいって気持ちが、いつも天秤の上でせめぎ合う。
「……っ」
せっせと俺を洗う妻の、つむじを見つめる。と――瑞々しい桃のような頬に、淡い髪が落ちかかった。
髪をすくい、耳にかけてやると……うすピンクの唇がほころんだ。
「ありがとうな……」
「宏ちゃん……!」
汗に濡れた頬を撫でる。
その瞬間――ふわ、と上気した肌の匂いが変わった。瑞々しい花の香りが……甘く蜜の滴るような、果実の匂いへと。
――甘い、欲情の香り。
そっと下を見れば、もじもじと膝を擦り合わせている。
下腹が熱く、重くなる。涎が溢れ出し、牙が疼くのを感じながら――俺は、つとめて穏やかにほほ笑んだ。
「……すごい汗だな。暑いんじゃないか?」
「んっ……平気」
汗に濡れた頬を包んだ手を、するすると滑らせ――Tシャツの首に指をひっかけた。突っ張った布が、胸の上に張り付いて――つん、と小さな粒を浮き上がらせる。
「ほら、こんなに汗だくで、透けてるぞ……」
「……やぁ……見ちゃダメ」
可愛い粒を、ツンツンとつついてやると、成は震えた。タオルをきつく握りしめた手が、胸に力なく縋ってくる。いじらしい恋人を抱き上げて、膝に乗っけた。
「ぁんっ」
胸に顔を埋め、布の上から粒を吸う。舌で潰し、形を浮き上がらせるよう、周りを舐めると――いっそう透けた布に、可憐な桃色がうつった。
「だめぇ……ああっ」
成は、ふるふると頭を振った。言葉の通りじゃないのは、首に縋ってくる両腕が教えてくれる。
俺は喉の奥で笑い、Tシャツをぺろんとまくりあげた。すべらかな肌と、愛らしい桃色の突起が露わになる。
「わあっ」
身を竦めた成を、抱き寄せる。
「なあ、お前も脱いじまえ。一緒に風呂に入って……続きをしよう」
「……あ」
そう耳元で囁くと――はしばみ色の目が、とろんと蕩けた。
217
関連作品
いつでも僕の帰る場所
いつでも僕の帰る場所
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説

春を拒む【完結】
璃々丸
BL
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載


上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。

言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、

成り行き番の溺愛生活
アオ
BL
タイトルそのままです
成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です
始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください
オメガバースで独自の設定があるかもです
27歳×16歳のカップルです
この小説の世界では法律上大丈夫です オメガバの世界だからね
それでもよければ読んでくださるとうれしいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる