57 / 60
余談
友達(7)
しおりを挟む
伊月社長のおかげで、年末年始の大型音楽番組にグループで何回も出演できた。
一つの番組に同じ事務所から出演できるグループの数は決まっているので、マネージャーや社長は俺たちよりももとから事務所にいたグループを出演させたいんだろうけど……
「……スポンサーの新商品を衣装に取り入れて出演ということになったから」
少しだけ悔しそうな笑顔でそんなことを言われた。
秘書さんの頑張りか、伊月社長の力か……両方か。
ありがたいことに、俺たちが着用したアクセサリーは再販分も完売するほどファンが買ってくれているらしいので……コネではあるけど、きちんと俺たちを使う意味があってほっとしている。
そして、大型の番組に呼ばれて、それなりに結果が出れば他の番組にもグループで呼ばれやすくなって……最近、伊月社長の伝手ではなさそうなグループの仕事も増えてきた。
伊月社長には感謝するしかない。
ただ、俺がしている「仕事」に対してこれは……もらいすぎな気がする。
いつか伊月社長からとんでもない頼みごとをされたらどうしよう。
グループが順調すぎて不安な日々を過ごしていたある日の夜。
自宅でくつろいでいると伊月社長からメッセージではなく着信があった。
『フユキくん、写真週刊誌の記者の伝手、ない?』
「週刊誌? ……動画チャンネルじゃダメなんですか?」
そんな伝手を求められるのは絶対にヤバイ事案だと思って、今までのことに対してカマをかける意味でも「動画」なんて言ってみたけど……伊月社長は悪びれもせずに答えた。
『あぁ、いつものチャンネルを使うと、いかにも俺が手をまわしたってバレバレだから。今回は俺の計画だと思われないようにしたいんだよね。それと、ネタを提供する代わりにできるだけ炎上……記者の方が悪者になってくれるような、融通の利く週刊誌に頼みたいんだ』
「なるほど……」
認めるのかよ!?
今までの……枕営業パーティーも、嶋北さんのセクハラパワハラ告発も、やはりこの人の……って、この言い方、波崎くんにもバレている……つまり、波崎くんも知っていて付き合っているってことだよな?
うわー……やっぱりあれか? 脅して付き合っている感じ?
「伝手は……なくはないですが……どう使うんですか?」
こんなの絶対にヤバイ使い方だろ。
聞いても答えてくれないかもしれないけど、なにも聞かずに協力するのはさすがに怖い。
誰かを陥れたいか、もしくは、より自分から波崎くんが離れないように外堀を埋めるか……
『ん? 俺とアオくんの交際を報道してもらおうと思って』
「……」
そっちか。
報道が出てしまうと別れにくいとか、俳優としての商品価値が下がって、仕事が減って、伊月社長が独占しやすいとか? 俺たちみたいに伊月社長に依存するようになるとか?
「それは、波崎くんは……」
『知らない。俺が勝手にすることだよ』
「……」
やっべぇ……さすがにこれはヤバイ。
この社長、もともと怖かったけど、怖すぎだったけど……怖い以上に理解できない。
「……」
断りたい。
波崎くんとは、伊月社長の指示で仲良くなっただけだし、「普通に友達」という程度ではあるけど、もう友達だ。
あんないい子が……俳優という仕事にまっすぐな子が、ここで道を断たれることがあってはいけない。
というか、俺の倫理観では芸能人の交際を暴露することも、ゲイであることを勝手に暴露することもありえない。無理。最低。
でも……
これ、断ったら俺やグループはどうなる?
仕事をもらえないだけで済めばまだいいけど……伊月社長なら……俺たちをつぶすのも簡単だ。
『フユキくん?』
伊月社長はいつも通り、穏やかな笑顔が見えるような口調で話しかけてくる。
こんなテンションでこんな怖いことを頼める人だ。
マジで逃げだしそうに怖い。
怖いけど……
「俺、友達が困りそうなことは……ちょっと……」
『ん? あぁ、結果的には絶対にアオくんは幸せになるから大丈夫だよ』
「いや、でも……」
『俳優業にはなるべく影響が出ないようにする。そのために週刊誌に頼むんだよ』
さっき言っていた、記者に悪役になってもらうとかそういうやつ?
確かに、熱愛報道が出て、報じた側を悪く言う場合もあるけど……かなり悪い報じ方の場合だよな?
そのために自分の恋人のことをいやらしく記事にさせる?
怖っ。
『これくらいしないと、アオくんが逃げられないヤバイ人がいてね。強引な手ではあるけど、男の恋人がいるとわかれば向こうから離れてくれるだろうし、そうなればアオくんも気持ちの整理がつくと思うんだよね』
逃げられないヤバイ人ってあなたでは? と言いたいけど……は? 波崎くん、この社長以外にもヤバいのに絡まれているのか?
しかも、波崎くんの気持ちの整理?
やっぱり外堀埋めて自分に依存させる方に気持ちを持っていくつもりなんじゃ……?
「……」
たとえ、事情があって波崎くんにプラスになることだったとしても、「波崎くんは知らない」「芸能人の秘密を勝手に公にする」がどうしても納得できない。
だから、本当に護りたいなら……
「波崎くんにそれを説明して、同意を得てすることなら……いくらでも協力します」
俺の落としどころとしてはこれか。
これなら俺の倫理観的にはオッケーだ。
でも……
『うーん……アオくんはまだ、あの人たちへの未練があって、俺を選んでくれないだろうから難しいな。アオくんのそういう一途なところが大好きなんだけどね』
「……?」
未練? 一途?
よくわからないけど、元カレとかそういうことか?
でも、「あの人たち」だから複数?
「……」
伊月社長の言葉がすべて本当だとしても……それ、本当に波崎くんの幸せか?
波崎くんが未練のある誰かとの仲を完全に引き離そうとしているんだよな?
これ、やっぱり俺……
でも、断ると……
『……まぁ、フユキくんには信じてもらえないか。いいよ。忘れて』
「あ、えっと……」
あれ? 意外とアッサリ引いてくれる……けど、これ、俺、切られる……?
やばい。
でも……
えっと……
言葉に詰まっているうちに、電話の向こうで伊月社長がなぜか嬉しそうに笑った。
『ふふっ、フユキくんがここで簡単に頷くような子じゃないってわかったのも、ある意味嬉しいよ』
「嬉しい、ですか?」
『俺と違ってまともで常識のある子が、アオくんの友達でいてくれるのは安心だな』
「え、あ、はぁ……?」
自分がまともじゃなくて非常識という認識はあるんだな、この人……
『でも、そんなフユキくんなら友達が困ったときはフォローしてあげるよね?』
「え、えぇ……」
『それはよろしくね』
「……はい」
俺が返事をすると、通話は終了した。
これ……
記事が出ることは止められないんだろうな。
伊月社長ほどの人なら、ほかの伝手を探すのは簡単だと思う。
俺の力でそれを止めることは……できる気がしないし、なんとかできたとしても俺への影響は?
俺の、大事な仲間への影響は?
「ごめん、波崎くん……俺、中途半端だ。ごめん」
自分の手を汚せない、自分の大事なものを差し出せない、中途半端な友達で、ごめん。
どういう策略かわからないけど、波崎くんに恋人がいること、ゲイであることは報道されてしまう。
せめて……せめて、報道が出たときには全力でフォローしよう。
それが伊月社長の策略だとしても。
一つの番組に同じ事務所から出演できるグループの数は決まっているので、マネージャーや社長は俺たちよりももとから事務所にいたグループを出演させたいんだろうけど……
「……スポンサーの新商品を衣装に取り入れて出演ということになったから」
少しだけ悔しそうな笑顔でそんなことを言われた。
秘書さんの頑張りか、伊月社長の力か……両方か。
ありがたいことに、俺たちが着用したアクセサリーは再販分も完売するほどファンが買ってくれているらしいので……コネではあるけど、きちんと俺たちを使う意味があってほっとしている。
そして、大型の番組に呼ばれて、それなりに結果が出れば他の番組にもグループで呼ばれやすくなって……最近、伊月社長の伝手ではなさそうなグループの仕事も増えてきた。
伊月社長には感謝するしかない。
ただ、俺がしている「仕事」に対してこれは……もらいすぎな気がする。
いつか伊月社長からとんでもない頼みごとをされたらどうしよう。
グループが順調すぎて不安な日々を過ごしていたある日の夜。
自宅でくつろいでいると伊月社長からメッセージではなく着信があった。
『フユキくん、写真週刊誌の記者の伝手、ない?』
「週刊誌? ……動画チャンネルじゃダメなんですか?」
そんな伝手を求められるのは絶対にヤバイ事案だと思って、今までのことに対してカマをかける意味でも「動画」なんて言ってみたけど……伊月社長は悪びれもせずに答えた。
『あぁ、いつものチャンネルを使うと、いかにも俺が手をまわしたってバレバレだから。今回は俺の計画だと思われないようにしたいんだよね。それと、ネタを提供する代わりにできるだけ炎上……記者の方が悪者になってくれるような、融通の利く週刊誌に頼みたいんだ』
「なるほど……」
認めるのかよ!?
今までの……枕営業パーティーも、嶋北さんのセクハラパワハラ告発も、やはりこの人の……って、この言い方、波崎くんにもバレている……つまり、波崎くんも知っていて付き合っているってことだよな?
うわー……やっぱりあれか? 脅して付き合っている感じ?
「伝手は……なくはないですが……どう使うんですか?」
こんなの絶対にヤバイ使い方だろ。
聞いても答えてくれないかもしれないけど、なにも聞かずに協力するのはさすがに怖い。
誰かを陥れたいか、もしくは、より自分から波崎くんが離れないように外堀を埋めるか……
『ん? 俺とアオくんの交際を報道してもらおうと思って』
「……」
そっちか。
報道が出てしまうと別れにくいとか、俳優としての商品価値が下がって、仕事が減って、伊月社長が独占しやすいとか? 俺たちみたいに伊月社長に依存するようになるとか?
「それは、波崎くんは……」
『知らない。俺が勝手にすることだよ』
「……」
やっべぇ……さすがにこれはヤバイ。
この社長、もともと怖かったけど、怖すぎだったけど……怖い以上に理解できない。
「……」
断りたい。
波崎くんとは、伊月社長の指示で仲良くなっただけだし、「普通に友達」という程度ではあるけど、もう友達だ。
あんないい子が……俳優という仕事にまっすぐな子が、ここで道を断たれることがあってはいけない。
というか、俺の倫理観では芸能人の交際を暴露することも、ゲイであることを勝手に暴露することもありえない。無理。最低。
でも……
これ、断ったら俺やグループはどうなる?
仕事をもらえないだけで済めばまだいいけど……伊月社長なら……俺たちをつぶすのも簡単だ。
『フユキくん?』
伊月社長はいつも通り、穏やかな笑顔が見えるような口調で話しかけてくる。
こんなテンションでこんな怖いことを頼める人だ。
マジで逃げだしそうに怖い。
怖いけど……
「俺、友達が困りそうなことは……ちょっと……」
『ん? あぁ、結果的には絶対にアオくんは幸せになるから大丈夫だよ』
「いや、でも……」
『俳優業にはなるべく影響が出ないようにする。そのために週刊誌に頼むんだよ』
さっき言っていた、記者に悪役になってもらうとかそういうやつ?
確かに、熱愛報道が出て、報じた側を悪く言う場合もあるけど……かなり悪い報じ方の場合だよな?
そのために自分の恋人のことをいやらしく記事にさせる?
怖っ。
『これくらいしないと、アオくんが逃げられないヤバイ人がいてね。強引な手ではあるけど、男の恋人がいるとわかれば向こうから離れてくれるだろうし、そうなればアオくんも気持ちの整理がつくと思うんだよね』
逃げられないヤバイ人ってあなたでは? と言いたいけど……は? 波崎くん、この社長以外にもヤバいのに絡まれているのか?
しかも、波崎くんの気持ちの整理?
やっぱり外堀埋めて自分に依存させる方に気持ちを持っていくつもりなんじゃ……?
「……」
たとえ、事情があって波崎くんにプラスになることだったとしても、「波崎くんは知らない」「芸能人の秘密を勝手に公にする」がどうしても納得できない。
だから、本当に護りたいなら……
「波崎くんにそれを説明して、同意を得てすることなら……いくらでも協力します」
俺の落としどころとしてはこれか。
これなら俺の倫理観的にはオッケーだ。
でも……
『うーん……アオくんはまだ、あの人たちへの未練があって、俺を選んでくれないだろうから難しいな。アオくんのそういう一途なところが大好きなんだけどね』
「……?」
未練? 一途?
よくわからないけど、元カレとかそういうことか?
でも、「あの人たち」だから複数?
「……」
伊月社長の言葉がすべて本当だとしても……それ、本当に波崎くんの幸せか?
波崎くんが未練のある誰かとの仲を完全に引き離そうとしているんだよな?
これ、やっぱり俺……
でも、断ると……
『……まぁ、フユキくんには信じてもらえないか。いいよ。忘れて』
「あ、えっと……」
あれ? 意外とアッサリ引いてくれる……けど、これ、俺、切られる……?
やばい。
でも……
えっと……
言葉に詰まっているうちに、電話の向こうで伊月社長がなぜか嬉しそうに笑った。
『ふふっ、フユキくんがここで簡単に頷くような子じゃないってわかったのも、ある意味嬉しいよ』
「嬉しい、ですか?」
『俺と違ってまともで常識のある子が、アオくんの友達でいてくれるのは安心だな』
「え、あ、はぁ……?」
自分がまともじゃなくて非常識という認識はあるんだな、この人……
『でも、そんなフユキくんなら友達が困ったときはフォローしてあげるよね?』
「え、えぇ……」
『それはよろしくね』
「……はい」
俺が返事をすると、通話は終了した。
これ……
記事が出ることは止められないんだろうな。
伊月社長ほどの人なら、ほかの伝手を探すのは簡単だと思う。
俺の力でそれを止めることは……できる気がしないし、なんとかできたとしても俺への影響は?
俺の、大事な仲間への影響は?
「ごめん、波崎くん……俺、中途半端だ。ごめん」
自分の手を汚せない、自分の大事なものを差し出せない、中途半端な友達で、ごめん。
どういう策略かわからないけど、波崎くんに恋人がいること、ゲイであることは報道されてしまう。
せめて……せめて、報道が出たときには全力でフォローしよう。
それが伊月社長の策略だとしても。
588
お気に入りに追加
1,555
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる