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第10章 その後の世界 / パーティーとやりたいことの話
リハーサル三日目(4)
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「俺、魔王さんに『していい?』とはきかないよ。するからね」
「……!」
「俺の責任で、俺がする。なるべく迷惑はかけないようにするけど、忙しくなっちゃったら……それはごめん」
「……!」
俺の立場でこれを言うのは生意気? でも、魔王さんが俺の大切な飼い主で家族だからこそ、言っておきたい。
世界中の誰よりも、魔王さんに、俺を尊重してもらいたい。
「……」
じっと魔王さんの返事を待っていると、
魔王さんは一瞬驚いて……
「ふっ……ははっ!」
すごく楽しそうに、声を出しながら笑ってくれた。
「そうだな! 俺が悩むのも考えるのも筋違いだ!」
「ふふっ、俺のことを大事に思ってくれているのは嬉しいけどね?」
俺もつられて笑っちゃう。
好きな人に理解してもらえるっていいよね。
「もちろん大事だ! だが……あぁ、俺は一〇年一緒にいて、まだまだライトの素晴らしさの一端しか知らないのだな」
魔王さんがそっと俺の体を抱きしめる。
「こんなにも小さい体に、なんて強い芯の通った心があるのか。自分の力で前に進むライトのことが、ますます好きになった」
「本当? 自分のやりたいことをやるだけで魔王さんに好きになってもらえるなんてラッキー」
「ははっ! あぁ、もう、かわいいなぁ。本当にかわいい。大好きだ」
「ん、俺もだよ。大好き」
俺からも魔王さんの広い背中に手をまわすと、魔王さんの腕の力が強くなった。
「俺がしてやれることは手伝う。飼い主だからではない。一人の魔族として、ライトの挑戦を応援したいからだ」
「ありがとう。建物の契約とかは人間だと難しいこともあるかもしれないから、頼るかも」
「そうだな。他にも、困ったことがあれば相談してくれ」
「うん。ありがとう」
感謝の気持ちを伝えたくて耳の付け根あたりにキスをすると、魔王さんも俺の首筋にキスをしてくれる。
「ん……ふふっ」
「はぁ、ライト……」
俺が喜んだ声を出すと、魔王さんのスイッチが入りそうになるけど……
「魔王さん、続きは夜にね? イユリちゃんにも俺のこれ以上かわいい顔を見せるつもり?」
魔王さんの頬をつつくと、慌てて体が離れていった。
「あ……だ、だめだ!」
「でしょ? 早くご飯食べて、お仕事の続き頑張って。それで、夜にちょっとだけイチャイチャしよう?」
もともと魔力補給のために今日は部屋に来てもらう約束だったけどね。
俺が顔を覗き込めば魔王さんは深く頷いてテーブルに向き直った。
「わかった! すぐに食べて仕事にかかる!」
「ステーキを切るのは俺が手伝ってあげるから」
「ん! ライトが切ってくれたステーキはいつもの倍は美味い!」
「そう? じゃあパンもちぎって、バターを塗ってあげよう」
「んんっ! うまい!」
一瞬で甘い空気が消えてしまったのはもったいないけど、その後も、魔王さんをおもてなしして……これはホストの仕事というよりは「弟が小さいときに食事を手伝った経験」が生きているなと思いながらテーブルの上を空にした。
「それじゃあ魔王さん、お仕事頑張ってね」
「あぁ!」
イユリちゃんと一緒に空の食器を乗せたワゴンを押して執務室を出る。
おしゃべりで少し長くはなったけど、普段よりもたくさん魔王さんに食事をとってもらって、仕事のやる気も出して、食事の時間を終えることができた。
成功と言っていいよね?
……俺のことも応援してもらえたし。
「ライト様、『ホストクラブ』上手くいきそうですね!」
「そうだね。思ったより早くイユリちゃんに活躍の場をつくってあげられそう」
「ライト様のご期待に添えるように、頑張ります! 今日でホストクラブの雰囲気はつかめましたが、僕があれをするにはまだまだ勉強が必要だと思いますし……」
イユリちゃんが、少し表情を曇らせて、ワゴンの上の汚れた食器へと視線を落とす。
「すべての魔族が、魔王様やハレアザート様のように、人間を尊重してくれるわけではありませんし」
「……」
それはね……そう。
「そんな魔族相手に媚びられるか、わかりませんし……」
イユリちゃんの不安は最も。
簡単なことではないと思う。
だけど……
「んー……? 媚びちゃだめだよ?」
「え?」
「しかも、そういう魔族さんこそ、客として店に来て欲しいけどね」
「えぇ!?」
イユリちゃんが足まで止めて驚いてしまう。
聡い子ではあるけど、まだまだ共有不足だったね?
「イユリちゃん、人間を下に見ている魔族さんに、対等に扱ってもらえる人間になるためにホストクラブをつくるんだから……ね?」
「あ!」
「それとも、そういう魔族さんの意識を覆す自信がない?」
「あ、そっか、いえ……そうですね! 頑張ります! 絶対に意識を変えて、対等に……いえ、僕が魔族よりも上になります!」
言えばちゃんと伝わるか。
よしよし。ちょっと野心的過ぎるけど。
「ふふっ。鍛えがいがあるなぁ」
イユリちゃんはまだまだ教えることが多いけど、多分、上手くできる。
あとは……
「スカウトも頑張らないとね。例の、声をかけた人たちはどうだった?」
「はい、返事待ちが二人ですが、今のところ全員が『参加』のお返事です」
「よかった。イユリちゃん、当日は品定めになりすぎないようにね?」
「それは心得ています」
「でも、観察はしてね? イユリちゃんの同僚になるかもしれない人たちなんだから」
「はい」
イユリちゃんがきちんと美しい笑顔で頷く。この笑顔がいつでも、誰にでも向けられるならイユリちゃんは大丈夫。
他の目星をつけている人たちも、全員は無理かもしれないけど、何人かは来てくれる勝算がある。
「楽しみだな」
元の世界にいた時でも、こんなに積極的に自分から何かを始めるってなかったな。
仕事も趣味も、始めれば一生懸命するけど、自分の意志でしっかり選んだというよりは、何となく自分にできそうとか楽そうとか、周囲に誘われてとかで……
すごいなぁ、そんな俺が、「ホストクラブつくりたい」なんて言っちゃうんだよ?
この世界で、もっと自分が愛されるために。
魔王さんと愛し合えるために。
しかもそれを、魔王さんは褒めてくれるんだよ?
「あぁ、やっぱり俺、魔王さんが大好きだな」
この世界に来て、魔王さんという俺を絶対的に愛してくれて、支えてくれる存在がいるから、こうして自分のやりたいことを作って実行に移せるんだと思う。
俺、この世界に来て……魔王さんに出会えてよかった。
「ふふっ、ライト様、急に惚気ですか?」
「うん。魔王さんが好きって気持ちがあふれちゃった」
もちろん、魔王さん以外の周囲の人にも恵まれている。
まずはパーティーを絶対に成功させよう。
魔王さんのため、この国のため。
俺のためにも。
※続きも不定期更新です。
次回はBL感の強い「幕間の小話」(短編)または、
ライトが無双する「パーティー編」(少し長め)を年明けくらいに更新できればと思っています。
「……!」
「俺の責任で、俺がする。なるべく迷惑はかけないようにするけど、忙しくなっちゃったら……それはごめん」
「……!」
俺の立場でこれを言うのは生意気? でも、魔王さんが俺の大切な飼い主で家族だからこそ、言っておきたい。
世界中の誰よりも、魔王さんに、俺を尊重してもらいたい。
「……」
じっと魔王さんの返事を待っていると、
魔王さんは一瞬驚いて……
「ふっ……ははっ!」
すごく楽しそうに、声を出しながら笑ってくれた。
「そうだな! 俺が悩むのも考えるのも筋違いだ!」
「ふふっ、俺のことを大事に思ってくれているのは嬉しいけどね?」
俺もつられて笑っちゃう。
好きな人に理解してもらえるっていいよね。
「もちろん大事だ! だが……あぁ、俺は一〇年一緒にいて、まだまだライトの素晴らしさの一端しか知らないのだな」
魔王さんがそっと俺の体を抱きしめる。
「こんなにも小さい体に、なんて強い芯の通った心があるのか。自分の力で前に進むライトのことが、ますます好きになった」
「本当? 自分のやりたいことをやるだけで魔王さんに好きになってもらえるなんてラッキー」
「ははっ! あぁ、もう、かわいいなぁ。本当にかわいい。大好きだ」
「ん、俺もだよ。大好き」
俺からも魔王さんの広い背中に手をまわすと、魔王さんの腕の力が強くなった。
「俺がしてやれることは手伝う。飼い主だからではない。一人の魔族として、ライトの挑戦を応援したいからだ」
「ありがとう。建物の契約とかは人間だと難しいこともあるかもしれないから、頼るかも」
「そうだな。他にも、困ったことがあれば相談してくれ」
「うん。ありがとう」
感謝の気持ちを伝えたくて耳の付け根あたりにキスをすると、魔王さんも俺の首筋にキスをしてくれる。
「ん……ふふっ」
「はぁ、ライト……」
俺が喜んだ声を出すと、魔王さんのスイッチが入りそうになるけど……
「魔王さん、続きは夜にね? イユリちゃんにも俺のこれ以上かわいい顔を見せるつもり?」
魔王さんの頬をつつくと、慌てて体が離れていった。
「あ……だ、だめだ!」
「でしょ? 早くご飯食べて、お仕事の続き頑張って。それで、夜にちょっとだけイチャイチャしよう?」
もともと魔力補給のために今日は部屋に来てもらう約束だったけどね。
俺が顔を覗き込めば魔王さんは深く頷いてテーブルに向き直った。
「わかった! すぐに食べて仕事にかかる!」
「ステーキを切るのは俺が手伝ってあげるから」
「ん! ライトが切ってくれたステーキはいつもの倍は美味い!」
「そう? じゃあパンもちぎって、バターを塗ってあげよう」
「んんっ! うまい!」
一瞬で甘い空気が消えてしまったのはもったいないけど、その後も、魔王さんをおもてなしして……これはホストの仕事というよりは「弟が小さいときに食事を手伝った経験」が生きているなと思いながらテーブルの上を空にした。
「それじゃあ魔王さん、お仕事頑張ってね」
「あぁ!」
イユリちゃんと一緒に空の食器を乗せたワゴンを押して執務室を出る。
おしゃべりで少し長くはなったけど、普段よりもたくさん魔王さんに食事をとってもらって、仕事のやる気も出して、食事の時間を終えることができた。
成功と言っていいよね?
……俺のことも応援してもらえたし。
「ライト様、『ホストクラブ』上手くいきそうですね!」
「そうだね。思ったより早くイユリちゃんに活躍の場をつくってあげられそう」
「ライト様のご期待に添えるように、頑張ります! 今日でホストクラブの雰囲気はつかめましたが、僕があれをするにはまだまだ勉強が必要だと思いますし……」
イユリちゃんが、少し表情を曇らせて、ワゴンの上の汚れた食器へと視線を落とす。
「すべての魔族が、魔王様やハレアザート様のように、人間を尊重してくれるわけではありませんし」
「……」
それはね……そう。
「そんな魔族相手に媚びられるか、わかりませんし……」
イユリちゃんの不安は最も。
簡単なことではないと思う。
だけど……
「んー……? 媚びちゃだめだよ?」
「え?」
「しかも、そういう魔族さんこそ、客として店に来て欲しいけどね」
「えぇ!?」
イユリちゃんが足まで止めて驚いてしまう。
聡い子ではあるけど、まだまだ共有不足だったね?
「イユリちゃん、人間を下に見ている魔族さんに、対等に扱ってもらえる人間になるためにホストクラブをつくるんだから……ね?」
「あ!」
「それとも、そういう魔族さんの意識を覆す自信がない?」
「あ、そっか、いえ……そうですね! 頑張ります! 絶対に意識を変えて、対等に……いえ、僕が魔族よりも上になります!」
言えばちゃんと伝わるか。
よしよし。ちょっと野心的過ぎるけど。
「ふふっ。鍛えがいがあるなぁ」
イユリちゃんはまだまだ教えることが多いけど、多分、上手くできる。
あとは……
「スカウトも頑張らないとね。例の、声をかけた人たちはどうだった?」
「はい、返事待ちが二人ですが、今のところ全員が『参加』のお返事です」
「よかった。イユリちゃん、当日は品定めになりすぎないようにね?」
「それは心得ています」
「でも、観察はしてね? イユリちゃんの同僚になるかもしれない人たちなんだから」
「はい」
イユリちゃんがきちんと美しい笑顔で頷く。この笑顔がいつでも、誰にでも向けられるならイユリちゃんは大丈夫。
他の目星をつけている人たちも、全員は無理かもしれないけど、何人かは来てくれる勝算がある。
「楽しみだな」
元の世界にいた時でも、こんなに積極的に自分から何かを始めるってなかったな。
仕事も趣味も、始めれば一生懸命するけど、自分の意志でしっかり選んだというよりは、何となく自分にできそうとか楽そうとか、周囲に誘われてとかで……
すごいなぁ、そんな俺が、「ホストクラブつくりたい」なんて言っちゃうんだよ?
この世界で、もっと自分が愛されるために。
魔王さんと愛し合えるために。
しかもそれを、魔王さんは褒めてくれるんだよ?
「あぁ、やっぱり俺、魔王さんが大好きだな」
この世界に来て、魔王さんという俺を絶対的に愛してくれて、支えてくれる存在がいるから、こうして自分のやりたいことを作って実行に移せるんだと思う。
俺、この世界に来て……魔王さんに出会えてよかった。
「ふふっ、ライト様、急に惚気ですか?」
「うん。魔王さんが好きって気持ちがあふれちゃった」
もちろん、魔王さん以外の周囲の人にも恵まれている。
まずはパーティーを絶対に成功させよう。
魔王さんのため、この国のため。
俺のためにも。
※続きも不定期更新です。
次回はBL感の強い「幕間の小話」(短編)または、
ライトが無双する「パーティー編」(少し長め)を年明けくらいに更新できればと思っています。
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