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第10章 その後の世界 / パーティーとやりたいことの話
リハーサル二日目
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翌日の夕食の時間も、魔王さんの執務室に迎えに行って、食堂に案内して……
「魔王さん、昨日と同じ席に座ってね」
食堂についた瞬間、魔王さんの腕を離した。
「……これは……ビュッフェということか?」
魔王さんが座ったテーブルの向かい側には、大皿に乗った食材が並んでいる。
ビュッフェに見えなくもないけど、違うんだよね。
「違うよ。今日は……」
イユリちゃんから白いエプロンを受け取って、魔王さんのテーブルをはさんで向かい側に立つ。
「出来立てサンドイッチの食べ放題!」
俺と魔王さんの間に置かれた食材に向けて両手を広げる。
並んでいるのは四種類のパン、五種類のソース、レタスやトマト、玉ねぎ、ハム、チーズ、ゆで玉子、ベーコン、エビ、カツレツ、ステーキ……具材は約二〇種類。
参考にしたのはカウンターで食べる握り寿司と、注文してから作ってくれるサンドイッチの有名チェーン店。
「サンドイッチ……あれか、『かわいいライトの天才パン』」
「そう。いつもは具材をパンにはさんで、出来上がった状態のものを出しているけど……今日は俺が目の前で作るから」
「出来立とは、そういうことか!」
この時点で魔王さんは最高に楽しそうだけど、もっと、楽しんでほしいんだよね。
「出来立てのおいしさももちろんなんだけど、目の前で作るってことは……」
まず、四種類のパンを指さす。
「魔王さん、どのパンがいい?」
「え?」
「最初はシンプルなパンがいいかな? いや、やっぱり魔王さんが特に好きなライ麦入りにしようか?」
「あ、あぁ」
「バターたっぷりが好きだよね?」
「そうだな」
戸惑う魔王さんの目の前で、丸いライ麦パンを半分に切って、バターをたっぷり塗る。
「具材は……魔王さん、いつも俺が作るサンドイッチで一番好きな具はどれ?」
「え? あ、全部好きだが……芋のペーストの……」
「じゃあポテトサラダ! 栄養満点にしたいからベーコンかソーセージ入れたいな~どっちがいい?」
「……ベーコン?」
「はーい」
上下に切ったパンの下側にポテトサラダを乗せて焼いたベーコンを乗せて……
「この組み合わせならマスタードソースかクリームチーズソースがおすすめ。ケチャップ、マヨネーズ、デミグラスもあるよ。シンプルに塩とあらびきコショウも」
「……マスタード……?」
「了解。じゃあこれで……どうぞ」
ソースを塗って、上側のパンも乗せて、四つ折りにした紙にはさんでお皿に置く。サンドイッチの中でも、俺の感覚では「バーガー」っぽい見た目だな。まぁ、どっちにしろ……
「……これは、つまり……好きなパンや具の組み合わせで、『かわいいライトの天才パン』を作ってくれるということか?」
「そう!」
「選べるうえに、ライトが作ってくれて……できたてで……」
魔王さんは驚いて目を見開いたまま、目の前のサンドイッチ、目の前の具材、目の前の俺を何度も見比べる。
いい反応だな。にこにこしちゃう。
「かわいすぎる……天才すぎる……!」
魔王さん、あまりにも感動して逆に真顔になっているな。
「そんなに感動した? よかった。これ、今度の会議の時の軽食にしようと思っているんだ」
「うぅ、更に天才だ……! これは来賓全員大喜び間違いない!」
「だよね!」
「これはもう、『かわいすぎるライトの天才すぎるパン』と言ってもいいだろう」
それは無いかな……さすがに恥ずかしすぎて無理。
だって当日は……
「そのネーミングだと、俺がお客さんみんなに作ってあげることになっちゃうな」
「え? そういう意味では……いや、そうか……」
「会議の休憩時間は短くて、俺が全員分作れないからね。お客さんの分は別のスタッフを確保する予定」
「そうか。そうだな……会議の日までライトに作ってもらうわけにはいかないな」
「魔王さんの分は俺が作ってもいいけどね」
「いいのか!?」
俺が言い終わらないうちに魔王さんが前のめりになる。
「作ってほしい?」
「作ってほしい!」
「じゃあ、作ってあげる。その分、会議頑張ってね?」
「あぁ! 面倒な会議が楽しみになった!」
よしよし。今日の元気も当日のやる気も出せちゃったな。
その後、機嫌よくどんどん食べてくれる魔王さんのために二〇個くらい作って、更に仕事しながら食べられるように一〇個作って執務室に持ち帰ってもらった。
「ふぅ……さすがに疲れたな」
「お疲れ様です。お城の皆さんの分は、僕と具材を用意してくれたお店のスタッフさんで引き継ぎますので」
自分の分をテキトーに作って咥えながら椅子に座ると、イユリちゃんが暖かいお茶を差し出してくれた。
「ありがとう。お店の皆さんもよろしくね?」
昨日お願いしたお店が、今日も具材やパンを調達してくれた。
人も五人来てもらっているから人件費が結構かかってしまっているんだけど……今日は仕方がない。
「ライト様から直接『かわいいライトの天才パン』を教えていただけるなんて貴重な機会、こちらこそありがとうございます!」
昨日も来てくれた青紫髪のバーテンダーさんが嬉しそうに言った後、ふと顔を曇らせる。
「ただ、当日はパーティーの準備がありますので、具材は用意できてもスタッフが……」
バーテンダーさんの後ろのコックスーツの魔族さんたちも申し訳なさそうにする。
「うん。大丈夫。俺とイユリちゃん、あと……お願いする予定の人がいるから安心して」
「はい……!」
バーテンダーさんが表情を緩めながら頭を深々と下げた。
俺にあまり気を使ってくれなくていいし、俺もいろいろと考えているんだけど……さすがに時々感じちゃうよね「ペット様はお仕事に慣れていないだろうからこちらが頑張らないと」みたいな空気。
打ち合わせを重ねるごとにその空気は薄まっているんだけど……もう少しだな。
「人件費を抑えながらみんなが喜ぶ人選だから、安心して」
「……? はい」
「さて、明日の用意があるし、今日は先にごめんね?」
「はい! お疲れ様でございます!」
不思議そうな顔をしたバーテンダーさんたちに見送られて、食堂を後にした。
「魔王さん、昨日と同じ席に座ってね」
食堂についた瞬間、魔王さんの腕を離した。
「……これは……ビュッフェということか?」
魔王さんが座ったテーブルの向かい側には、大皿に乗った食材が並んでいる。
ビュッフェに見えなくもないけど、違うんだよね。
「違うよ。今日は……」
イユリちゃんから白いエプロンを受け取って、魔王さんのテーブルをはさんで向かい側に立つ。
「出来立てサンドイッチの食べ放題!」
俺と魔王さんの間に置かれた食材に向けて両手を広げる。
並んでいるのは四種類のパン、五種類のソース、レタスやトマト、玉ねぎ、ハム、チーズ、ゆで玉子、ベーコン、エビ、カツレツ、ステーキ……具材は約二〇種類。
参考にしたのはカウンターで食べる握り寿司と、注文してから作ってくれるサンドイッチの有名チェーン店。
「サンドイッチ……あれか、『かわいいライトの天才パン』」
「そう。いつもは具材をパンにはさんで、出来上がった状態のものを出しているけど……今日は俺が目の前で作るから」
「出来立とは、そういうことか!」
この時点で魔王さんは最高に楽しそうだけど、もっと、楽しんでほしいんだよね。
「出来立てのおいしさももちろんなんだけど、目の前で作るってことは……」
まず、四種類のパンを指さす。
「魔王さん、どのパンがいい?」
「え?」
「最初はシンプルなパンがいいかな? いや、やっぱり魔王さんが特に好きなライ麦入りにしようか?」
「あ、あぁ」
「バターたっぷりが好きだよね?」
「そうだな」
戸惑う魔王さんの目の前で、丸いライ麦パンを半分に切って、バターをたっぷり塗る。
「具材は……魔王さん、いつも俺が作るサンドイッチで一番好きな具はどれ?」
「え? あ、全部好きだが……芋のペーストの……」
「じゃあポテトサラダ! 栄養満点にしたいからベーコンかソーセージ入れたいな~どっちがいい?」
「……ベーコン?」
「はーい」
上下に切ったパンの下側にポテトサラダを乗せて焼いたベーコンを乗せて……
「この組み合わせならマスタードソースかクリームチーズソースがおすすめ。ケチャップ、マヨネーズ、デミグラスもあるよ。シンプルに塩とあらびきコショウも」
「……マスタード……?」
「了解。じゃあこれで……どうぞ」
ソースを塗って、上側のパンも乗せて、四つ折りにした紙にはさんでお皿に置く。サンドイッチの中でも、俺の感覚では「バーガー」っぽい見た目だな。まぁ、どっちにしろ……
「……これは、つまり……好きなパンや具の組み合わせで、『かわいいライトの天才パン』を作ってくれるということか?」
「そう!」
「選べるうえに、ライトが作ってくれて……できたてで……」
魔王さんは驚いて目を見開いたまま、目の前のサンドイッチ、目の前の具材、目の前の俺を何度も見比べる。
いい反応だな。にこにこしちゃう。
「かわいすぎる……天才すぎる……!」
魔王さん、あまりにも感動して逆に真顔になっているな。
「そんなに感動した? よかった。これ、今度の会議の時の軽食にしようと思っているんだ」
「うぅ、更に天才だ……! これは来賓全員大喜び間違いない!」
「だよね!」
「これはもう、『かわいすぎるライトの天才すぎるパン』と言ってもいいだろう」
それは無いかな……さすがに恥ずかしすぎて無理。
だって当日は……
「そのネーミングだと、俺がお客さんみんなに作ってあげることになっちゃうな」
「え? そういう意味では……いや、そうか……」
「会議の休憩時間は短くて、俺が全員分作れないからね。お客さんの分は別のスタッフを確保する予定」
「そうか。そうだな……会議の日までライトに作ってもらうわけにはいかないな」
「魔王さんの分は俺が作ってもいいけどね」
「いいのか!?」
俺が言い終わらないうちに魔王さんが前のめりになる。
「作ってほしい?」
「作ってほしい!」
「じゃあ、作ってあげる。その分、会議頑張ってね?」
「あぁ! 面倒な会議が楽しみになった!」
よしよし。今日の元気も当日のやる気も出せちゃったな。
その後、機嫌よくどんどん食べてくれる魔王さんのために二〇個くらい作って、更に仕事しながら食べられるように一〇個作って執務室に持ち帰ってもらった。
「ふぅ……さすがに疲れたな」
「お疲れ様です。お城の皆さんの分は、僕と具材を用意してくれたお店のスタッフさんで引き継ぎますので」
自分の分をテキトーに作って咥えながら椅子に座ると、イユリちゃんが暖かいお茶を差し出してくれた。
「ありがとう。お店の皆さんもよろしくね?」
昨日お願いしたお店が、今日も具材やパンを調達してくれた。
人も五人来てもらっているから人件費が結構かかってしまっているんだけど……今日は仕方がない。
「ライト様から直接『かわいいライトの天才パン』を教えていただけるなんて貴重な機会、こちらこそありがとうございます!」
昨日も来てくれた青紫髪のバーテンダーさんが嬉しそうに言った後、ふと顔を曇らせる。
「ただ、当日はパーティーの準備がありますので、具材は用意できてもスタッフが……」
バーテンダーさんの後ろのコックスーツの魔族さんたちも申し訳なさそうにする。
「うん。大丈夫。俺とイユリちゃん、あと……お願いする予定の人がいるから安心して」
「はい……!」
バーテンダーさんが表情を緩めながら頭を深々と下げた。
俺にあまり気を使ってくれなくていいし、俺もいろいろと考えているんだけど……さすがに時々感じちゃうよね「ペット様はお仕事に慣れていないだろうからこちらが頑張らないと」みたいな空気。
打ち合わせを重ねるごとにその空気は薄まっているんだけど……もう少しだな。
「人件費を抑えながらみんなが喜ぶ人選だから、安心して」
「……? はい」
「さて、明日の用意があるし、今日は先にごめんね?」
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