魔王さんのガチペット

メグル

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番外編3 一番の●●

私のものにしたい

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「オファ、ずっと考えていたんだ」

 今夜は「専属化」のために魔力を注ぐセックスだと解っているからか、ベッドに押し倒したオファが少しだけ堅い。

「なにを、ですか?」

 二人とももう何も身に着けていなくて、私好みに太すぎず、細すぎず、ムチっとしたオファの体がよく見える。
 ライト様にアドバイスを受けてから顔はもちろん全身スベスベもちもちで、見た目がよく触り心地も最高の肌で、傷は……一つしかない。

「紋をどこにつけるか」
「あ……ライト様が左胸につけたとおっしゃっていたので、そこかなと勝手に思っていました」
「あぁ、左胸も良いと思うんだ。だから……迷っている。そこか……」
「んっ」

 左胸に指を這わせると、オファが微かに体を跳ねさせ、悦んでくれる。

「ここか」
「あ!」

 左胸から、左の脇腹へと指を滑らせる。
 私を護るために傷を負ってしまった場所だ。
 異世界で治療し、完全にふさがってはいるが、肌が引き攣れて一〇センチくらいの細い傷跡になっていた。
 魔法でキレイにできるが、治療の経過観察もあり、当分は傷跡を消さない方が良いとライト様に言われている。

「そこは……見苦しいので」
「そんなことはない。オファが、私を護ってくれた勲章だろう? それに……」
「ん、あ!」

 傷の近く、柔らかく心地の良い腰回りを揉む。
 
「私が、オファの体の中で特に触れるのが好きな場所だ」

 もう少し、傷跡の周辺に強く触れるのは我慢しているが……このむちっとした腰回り。たまらない。

「そんな風に言われると……」
「オファは、希望があったか?」
「……ありました」
「どこだ?」

 オファに希望があるならそれを優先してやろう。
 しかし、オファが恥ずかしそうに体をよじって告げたのは……

「左胸か、もしくは……導王様が、付けた紋に触れたくなる、触り心地の良い場所……です」
「……! あぁ、オファはかわいいなぁ!」

 頭を撫でるとオファはもう嬉しそうな笑顔だった。

「では、脇腹でいいか? ここは、たくさん触れるぞ?」
「はい!」
「それと……今日は、その……コンドームを付けずに中に入る。興奮して、途中では止められないと思う。もし苦しくなったら……」

 オファのことを気遣って言ったつもりなのに、オファの目が輝いた。

「え!? いつも落ち着いてらっしゃる導王様のそんな姿が見られるんですか!? わぁ、楽しみです!」
「オファ……」

 反則だ。もうかわいい。
 今日は絶対に理性を無くす。


      ◆


「オファ、入れるぞ?」
「ん、はい……」

 緊張も大きいが、オファとより近い関係になれるという期待で、愛撫の時点で余裕はなかった。
 性急に求めて、オファが準備をしてくれていた中も、少し指を入れただけで我慢できなくなった。
 私も、オファも。

「あ……」

 いつになく昂っているペニスの先端を、オファのアナルに触れさせる。
 コンドーム無しで。
 初めて、ペニスが他人の粘膜に触れた。

「あ、あっ!」
「く……っ」

 オファのアナルがヒクついて、その細かい動きも感じることに興奮して、誘われるように中へと埋めた。
 
「あ……くっ……」

 信じられない。
 信じられないほど……気持ちがいい。
 ペニスに直接触れる、弾力のある粘膜。オファの熱、そして、この愛しい体の中に射精していいのだという、自分のものにできるのだという、何とも言えない心が湧きたつ興奮。

「あ、オファ……す、すごい……こんな……はぁ……オファ!」

 上半身を倒しながら、腰を進める。ペニスの根元まで全てオファの粘膜に包まれて……もう、頭がおかしくなりそうなほど気持ちが良かった。
 乱暴にしたくないのに、深く、激しく突いてしまう。

「あ……導王、さま……あ! いつもの、かたくて、おおきい、ペニスなのに……」

 少し落ち着くために腰を止めてキスをしようと顔を近づけると、オファの唇が動いた。

「嬉しすぎて……ぇ、おかしくなりそ、う、……ん!」
「っ……!」

 かわいい。
 オファ……こんな、こんなに喜ぶなんて……かわいい!

「か、かわいい!」
「あぁ!」

 たまらなかった。
 もうダメだった。
 こんなセックスなのに。
 こんなかわいいなんて!

「オファ!」

 オファがかわいすぎて、嬉しすぎて、興奮して、腰を動かすと……より粘膜が絡みついて、アナルがきゅうきゅう締め付けてきて、もう……!

「オファ、はぁ……オファ……ん!」
「あ、あ! ん、あ、っ、ふっ……んんっ!」

 キスも、優しくしてやりたいのに、貪るようなキスしかできない。
 舌同士の粘膜、下半身の粘膜、こんなに距離が近いことが……気持ちいい。
 もっと、もっと近くなりたい。

「あ、あっぁ! あ、すご、っ、あ、いい、いいです、導王様、あ、きもちいい!」

 こんな、大きな興奮に翻弄されて、最奥で無茶苦茶に腰を振っているのに。
 オファは蕩け切った顔で、気持ちよさそうに喘いでくれる。
 かわいい。
 更に興奮する。
 もうだめだ。
 もう……。

 オファを……私のものにしたい!

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