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番外編2 ○○が好きなメイドと、誕生日祝いの話
ドキドキする(1)
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誕生日の翌朝、疲れているはずなのに昨日の高揚感を引きずっているからか、いつもより一時間も早く目が覚めてしまった。魔王さんも。
「……もう起きる? ゆっくりイチャイチャしながら朝の用意しよ?」
「あ、あぁ!」
起きた瞬間笑顔になった魔王さんと一緒にシャワーを浴びて、お互いに服を着せ合って、昨夜の名残があるベッドのシーツをはがして洗濯かごに入れて……
「これはもう履けないな」
破れたパンツをゴミ箱に入れると、魔王さんに悲しそうな顔をされてしまった。
セックス中に穴がどんどん広がって、ほつれて、修復不可能なレベルでビリビリだから捨てるしかないんだけど。
「こんなにかわいいパンツを破ってしまって、すまない」
「俺が我慢できなくて『破って』っておねだりしたんだから、気にしないで」
「だが……」
魔王さんの「すまない」は俺に対してのようで、パンツに対してなのかもしれない。
優しいなぁ。
「このかわいいパンツを履くライトがもう観られないと思うと……悲しい」
あ、そっちか。
「悲しくなるくらい似合ってた?」
「あぁ。とても似合っていた。かわいかった。ライトは赤が似合う。レースから少し透けるところもかわいかった。とてもとても、かわいかった」
肩を落とした姿、これから魔王としての仕事なのに威厳無いな。かわいい。
でも、そんなに気に入ったなら……
「じゃあ、今度作ってもらうよ」
「あれは異世界のパンツだろう? この世界には白いパンツしかない。作れるものなのか?」
魔王さん、裁縫詳しくないのかな?
リリリさんがこの前作ってくれた衣装や、昨日のベビードールに比べたら、レースのパンツくらい簡単……と素人が言うのはだめかもしれないけど、あの衣装が作れれば何でも作れるだろうなとは思う。
「たぶん作れるよ……あ! そうだ、昨日、エッチに夢中になっちゃって忘れてた!」
「ん?」
立ち話をしていた魔王さんをその場に残して、ウォークインクローゼットに駆け込む。
「プレゼント、もう一つあるんだった!」
小さめの紙袋を手にリビングルームへ戻ると、魔王さんはソファに座っていたのですぐ横に腰を下ろす。
「はい、どうぞ!」
「もう一つ? 演奏に、かわいいライトに、まだ? もらい過ぎだ!」
「でもね……」
紙袋を受け取らない魔王さんの代わりに、俺が中に手を突っ込んで……黒い布を取り出す。
「思い出には残るけど、形には残らないプレゼントばっかりだったから。形に残ってこれから毎日身に着けて楽しめるような物も渡したくて」
「あ……そんな、かわいいことを……では……」
魔王さんは俺のたった一言でもう嬉しそうに手を差し出してくれる。
「実は……ずっと気になっていたんだよね」
「気に……?」
魔王さんの手に広げた布……黒いボクサーパンツを置く。
「……? これも、パンツか?」
「うん」
魔王さんは、珍しそうに黒いボクサーパンツを眺める。
ひっくり返したり裏返したり。
「複雑な形だな? とても手の込んだ凝った作りに見える」
「そう。魔王さんのお尻や……ペニスに合わせた、立体構造にしてもらった」
「立体?」
これは、リリリさんにかなり細かく指示して作ってもらった、元の世界にもあるペニス部分が立体的でゆったりとしながらホールドもしてくれるボクサーパンツ。リリリさん、よくこんな細かいの作れるよね? サイズも形も指定したのは俺だけど、裁縫はちょっとくらいはできるけど、ここまで凝ったものは俺では作れない。
「魔王さん、ペニス大きくていつも収まり悪そうだから……」
「あ、まぁ……窮屈ではあるな。下着をワンサイズ大きい物にはしているのだが……」
ワンサイズ大きいから変なところがぶかぶかで、でもペニスはきつそうで……肌触りで選んだと聞いているけど、イマイチ気に入ってなさそうだったからね。
「着て見せて」
「あぁ」
「……もう起きる? ゆっくりイチャイチャしながら朝の用意しよ?」
「あ、あぁ!」
起きた瞬間笑顔になった魔王さんと一緒にシャワーを浴びて、お互いに服を着せ合って、昨夜の名残があるベッドのシーツをはがして洗濯かごに入れて……
「これはもう履けないな」
破れたパンツをゴミ箱に入れると、魔王さんに悲しそうな顔をされてしまった。
セックス中に穴がどんどん広がって、ほつれて、修復不可能なレベルでビリビリだから捨てるしかないんだけど。
「こんなにかわいいパンツを破ってしまって、すまない」
「俺が我慢できなくて『破って』っておねだりしたんだから、気にしないで」
「だが……」
魔王さんの「すまない」は俺に対してのようで、パンツに対してなのかもしれない。
優しいなぁ。
「このかわいいパンツを履くライトがもう観られないと思うと……悲しい」
あ、そっちか。
「悲しくなるくらい似合ってた?」
「あぁ。とても似合っていた。かわいかった。ライトは赤が似合う。レースから少し透けるところもかわいかった。とてもとても、かわいかった」
肩を落とした姿、これから魔王としての仕事なのに威厳無いな。かわいい。
でも、そんなに気に入ったなら……
「じゃあ、今度作ってもらうよ」
「あれは異世界のパンツだろう? この世界には白いパンツしかない。作れるものなのか?」
魔王さん、裁縫詳しくないのかな?
リリリさんがこの前作ってくれた衣装や、昨日のベビードールに比べたら、レースのパンツくらい簡単……と素人が言うのはだめかもしれないけど、あの衣装が作れれば何でも作れるだろうなとは思う。
「たぶん作れるよ……あ! そうだ、昨日、エッチに夢中になっちゃって忘れてた!」
「ん?」
立ち話をしていた魔王さんをその場に残して、ウォークインクローゼットに駆け込む。
「プレゼント、もう一つあるんだった!」
小さめの紙袋を手にリビングルームへ戻ると、魔王さんはソファに座っていたのですぐ横に腰を下ろす。
「はい、どうぞ!」
「もう一つ? 演奏に、かわいいライトに、まだ? もらい過ぎだ!」
「でもね……」
紙袋を受け取らない魔王さんの代わりに、俺が中に手を突っ込んで……黒い布を取り出す。
「思い出には残るけど、形には残らないプレゼントばっかりだったから。形に残ってこれから毎日身に着けて楽しめるような物も渡したくて」
「あ……そんな、かわいいことを……では……」
魔王さんは俺のたった一言でもう嬉しそうに手を差し出してくれる。
「実は……ずっと気になっていたんだよね」
「気に……?」
魔王さんの手に広げた布……黒いボクサーパンツを置く。
「……? これも、パンツか?」
「うん」
魔王さんは、珍しそうに黒いボクサーパンツを眺める。
ひっくり返したり裏返したり。
「複雑な形だな? とても手の込んだ凝った作りに見える」
「そう。魔王さんのお尻や……ペニスに合わせた、立体構造にしてもらった」
「立体?」
これは、リリリさんにかなり細かく指示して作ってもらった、元の世界にもあるペニス部分が立体的でゆったりとしながらホールドもしてくれるボクサーパンツ。リリリさん、よくこんな細かいの作れるよね? サイズも形も指定したのは俺だけど、裁縫はちょっとくらいはできるけど、ここまで凝ったものは俺では作れない。
「魔王さん、ペニス大きくていつも収まり悪そうだから……」
「あ、まぁ……窮屈ではあるな。下着をワンサイズ大きい物にはしているのだが……」
ワンサイズ大きいから変なところがぶかぶかで、でもペニスはきつそうで……肌触りで選んだと聞いているけど、イマイチ気に入ってなさそうだったからね。
「着て見せて」
「あぁ」
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