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番外編2 ○○が好きなメイドと、誕生日祝いの話
すみません、かわいすぎますよね……(1)
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「……リリリさんが着るために作っているんだと思ってたな」
ライト様のお部屋に衣装をトルソーごと持ち込んで見て頂くと、ライト様は一瞬で「俺のサイズか」と気付かれた。流石ライト様!
ちょっと困ったような笑顔ではあるけど、ライト様はソファから立ち上がって、トルソーに着せた衣装を「すごい! これも再現できるんだ?」なんて言いながら見てくださる。
「自分で着たい気持ちもあるんですが、かわいいお服をかわいいライト様が着てくださったら、かわいいの塊、かわいいが倍、かわいいにかわいいですっごくかわいくなると思ったんです!」
必死に気持ちを伝えるけど……ライト様はあまり乗り気ではないお顔で首を傾げる。
「これ……どういう時に着る用と思ってる?」
「特別かわいいので特別な日にと思うのですが、ドレスコードもあるので……普段のちょっとしたお出かけ用でいかがでしょう?」
「外……ってこと?」
「はい! 城下町へお買い物に行かれるときとか! 国民行事の視察の時とか!」
それくらいなら……と思って提案してみたけど、ライト様は額に手を当ててかわいいお顔を隠してしまう。
この五年ほどで解って来た。
ライト様はなるべく「相手が観て気持ちの良くない顔」の時は手で顔を覆う。
ライト様が泣いたり、苦しんだり、嫌がったりすると、周りはみんな悲しくなってしまうから。
優しい。
かわいい。
そして、ごめんなさい。
「俺、もう三〇歳超えたのにこれは、ちょっと……」
「三〇歳なんて魔族ではまだ未就学児ですよ! それに、年齢で服装が決まることはないです!」
「男だし……」
「性別関係なく世界一かわいいので!」
「この世界でも、スカートって女性の服だよね?」
「うっ……そ、そうですが……ローブやエルフの国の伝統服はワンピースとあまり変わりないですし!」
「確かにあれはワンピースっぽかったか……」
「そうです! だから、ライト様がお召しになってもおかしくないし、かわいいライト様には絶対にお似合いですよ!」
「えー……? でも、こういうかわいさって、俺のかわいさとは……うーん……」
ライト様は普段からご自身がかわいいという自覚があるので、周囲の求める「かわいい」に応えてくださる方。
ちょっと押せば行けそうな気がしたんだけど……思ったより抵抗感があるみたいだ。
「これ、俺は……ちょっと……」
……そっか。
ライト様がかわいいから、ついついかわいいものに抵抗が無いと思ったけど、ライト様も周りのみんなと同じか……。
「すみません。かわいすぎますよね……」
「あー……うん。そうだね。俺にはちょっとかわいすぎ……え!? リリリさん!?」
え?
ライト様、何でそんなに慌てて……あれ?
嘘!?
「あ、ご、ごめんなさい……!」
しまった。
泣くつもりなんて無かったのに!
仕事中だから我慢できると思ったのに!
とまれ、とまれ!
私の涙、とまれ!
ライト様に気を遣わせちゃう!
メイド失格!
「あ、ごめん。そうだよね、これ作るの、すごく大変だったよね? それなのに、俺、ごめんね?」
「ち、ちがう、ん、です……」
さっとハンカチを差し出してくれるライト様は、こちらが申し訳なく思ってしまうほど、「ごめん!」って顔をしていて……優しい、かわいい、申し訳ない。
「ごめんなさい。私、かわいいものが好きで……」
ちゃんと話さないと。
ライト様が悪いんじゃない。
私が勝手にライト様に期待しすぎただけなんだ。
「でも、みんな、私が好きな物はかわいすぎる、そこまでかわいくなくて良いって言うから……誰も、かわいいものの良さに気付いてくれないから、悔しくて……」
「うん……」
なかなか涙が止まらない、情けない私の顔を、ライト様はじっと真摯に見つめながら話を聞いてくれる。
それがまた……嬉しくて、申し訳なくて、涙が出る。
「でも、かわいすぎるライト様のことはみんな大好きだから……そんなかわいいライト様が、かわいいお服を着たら、みんなもかわいい物の、良さが、解るかなって……かわいすぎるのは正義、かわいいをいくら詰め込んでもいいって……気づいてもらえるかなって……思ったんです……」
「そっか……」
ライト様は私の言葉に頷いて、安心させるように笑顔になってくれる。
かわいい。
「リリリさん、いつもかわいい格好しているよね? 他のメイドさんは動きやすいスラックスやスカートとズボンの中間みたいな服で、エプロンもフリルなんてついていないシンプルなものが多いのに、リリリさんだけワンピースでフリルのエプロンだよね?」
「あ……はい!」
仕事用だから色は紺一色で我慢するけど、ふわっと広がるワンピース。
支給される白いシンプルなエプロンには、毎回自分でフリルやレースを縫い付けている。
仕事が楽しくなるように、少しだけかわいくしている服装。
ライト様、気付いてくれていたんだ……。
「俺、頭ごなしに否定したのは良くなかった。ごめん。正直に言えば、俺が嫌と言うよりは、元の世界で俺がこれを着ていると、変な目で見られると思うから着たくなかったんだ」
「……」
ライト様の元の世界でも……?
作っている人もいるんじゃ……あ、さっき「男」とか「年齢」がネックみたいなことを言っていたかも。
小さい女の子用?
異世界も「かわいい」になんでも柔軟じゃないんだ……そっか……。
「ただ、元の世界でも、俺がこれを着ているのを見て喜ぶ人はいるんだよね……多分」
「!」
いるんだ!
私の仲間が!
「俺、周囲の人が……俺のことを好きな人が喜ぶなら、何でも着るけど……まぁ、着心地は楽な方が好きだけど……」
ライト様が少し悩みながらトルソーに近づく。
え?
え?
もしかして……!
「この世界の感覚がまだつかみ切れていないのに、着てみる前から文句を言うのは違うよね。一回着てみようかな。魔王さんもこういうの好きかもしれないし……少なくとも、リリリさんは喜んでくれるみたいだし」
「ライト様!」
私のために……!?
お優しい……か、かわいいいいい!!!!
「でも、魔王さんの反応が悪かったら即、脱ぐからね?」
「はい!」
魔王様が一番なところもやっぱりかわいい!!
あぁ、やった!
まずは、夢だったかわいすぎるライト様がかわいすぎる衣装を身に着ける所が観られる!
ライト様のお部屋に衣装をトルソーごと持ち込んで見て頂くと、ライト様は一瞬で「俺のサイズか」と気付かれた。流石ライト様!
ちょっと困ったような笑顔ではあるけど、ライト様はソファから立ち上がって、トルソーに着せた衣装を「すごい! これも再現できるんだ?」なんて言いながら見てくださる。
「自分で着たい気持ちもあるんですが、かわいいお服をかわいいライト様が着てくださったら、かわいいの塊、かわいいが倍、かわいいにかわいいですっごくかわいくなると思ったんです!」
必死に気持ちを伝えるけど……ライト様はあまり乗り気ではないお顔で首を傾げる。
「これ……どういう時に着る用と思ってる?」
「特別かわいいので特別な日にと思うのですが、ドレスコードもあるので……普段のちょっとしたお出かけ用でいかがでしょう?」
「外……ってこと?」
「はい! 城下町へお買い物に行かれるときとか! 国民行事の視察の時とか!」
それくらいなら……と思って提案してみたけど、ライト様は額に手を当ててかわいいお顔を隠してしまう。
この五年ほどで解って来た。
ライト様はなるべく「相手が観て気持ちの良くない顔」の時は手で顔を覆う。
ライト様が泣いたり、苦しんだり、嫌がったりすると、周りはみんな悲しくなってしまうから。
優しい。
かわいい。
そして、ごめんなさい。
「俺、もう三〇歳超えたのにこれは、ちょっと……」
「三〇歳なんて魔族ではまだ未就学児ですよ! それに、年齢で服装が決まることはないです!」
「男だし……」
「性別関係なく世界一かわいいので!」
「この世界でも、スカートって女性の服だよね?」
「うっ……そ、そうですが……ローブやエルフの国の伝統服はワンピースとあまり変わりないですし!」
「確かにあれはワンピースっぽかったか……」
「そうです! だから、ライト様がお召しになってもおかしくないし、かわいいライト様には絶対にお似合いですよ!」
「えー……? でも、こういうかわいさって、俺のかわいさとは……うーん……」
ライト様は普段からご自身がかわいいという自覚があるので、周囲の求める「かわいい」に応えてくださる方。
ちょっと押せば行けそうな気がしたんだけど……思ったより抵抗感があるみたいだ。
「これ、俺は……ちょっと……」
……そっか。
ライト様がかわいいから、ついついかわいいものに抵抗が無いと思ったけど、ライト様も周りのみんなと同じか……。
「すみません。かわいすぎますよね……」
「あー……うん。そうだね。俺にはちょっとかわいすぎ……え!? リリリさん!?」
え?
ライト様、何でそんなに慌てて……あれ?
嘘!?
「あ、ご、ごめんなさい……!」
しまった。
泣くつもりなんて無かったのに!
仕事中だから我慢できると思ったのに!
とまれ、とまれ!
私の涙、とまれ!
ライト様に気を遣わせちゃう!
メイド失格!
「あ、ごめん。そうだよね、これ作るの、すごく大変だったよね? それなのに、俺、ごめんね?」
「ち、ちがう、ん、です……」
さっとハンカチを差し出してくれるライト様は、こちらが申し訳なく思ってしまうほど、「ごめん!」って顔をしていて……優しい、かわいい、申し訳ない。
「ごめんなさい。私、かわいいものが好きで……」
ちゃんと話さないと。
ライト様が悪いんじゃない。
私が勝手にライト様に期待しすぎただけなんだ。
「でも、みんな、私が好きな物はかわいすぎる、そこまでかわいくなくて良いって言うから……誰も、かわいいものの良さに気付いてくれないから、悔しくて……」
「うん……」
なかなか涙が止まらない、情けない私の顔を、ライト様はじっと真摯に見つめながら話を聞いてくれる。
それがまた……嬉しくて、申し訳なくて、涙が出る。
「でも、かわいすぎるライト様のことはみんな大好きだから……そんなかわいいライト様が、かわいいお服を着たら、みんなもかわいい物の、良さが、解るかなって……かわいすぎるのは正義、かわいいをいくら詰め込んでもいいって……気づいてもらえるかなって……思ったんです……」
「そっか……」
ライト様は私の言葉に頷いて、安心させるように笑顔になってくれる。
かわいい。
「リリリさん、いつもかわいい格好しているよね? 他のメイドさんは動きやすいスラックスやスカートとズボンの中間みたいな服で、エプロンもフリルなんてついていないシンプルなものが多いのに、リリリさんだけワンピースでフリルのエプロンだよね?」
「あ……はい!」
仕事用だから色は紺一色で我慢するけど、ふわっと広がるワンピース。
支給される白いシンプルなエプロンには、毎回自分でフリルやレースを縫い付けている。
仕事が楽しくなるように、少しだけかわいくしている服装。
ライト様、気付いてくれていたんだ……。
「俺、頭ごなしに否定したのは良くなかった。ごめん。正直に言えば、俺が嫌と言うよりは、元の世界で俺がこれを着ていると、変な目で見られると思うから着たくなかったんだ」
「……」
ライト様の元の世界でも……?
作っている人もいるんじゃ……あ、さっき「男」とか「年齢」がネックみたいなことを言っていたかも。
小さい女の子用?
異世界も「かわいい」になんでも柔軟じゃないんだ……そっか……。
「ただ、元の世界でも、俺がこれを着ているのを見て喜ぶ人はいるんだよね……多分」
「!」
いるんだ!
私の仲間が!
「俺、周囲の人が……俺のことを好きな人が喜ぶなら、何でも着るけど……まぁ、着心地は楽な方が好きだけど……」
ライト様が少し悩みながらトルソーに近づく。
え?
え?
もしかして……!
「この世界の感覚がまだつかみ切れていないのに、着てみる前から文句を言うのは違うよね。一回着てみようかな。魔王さんもこういうの好きかもしれないし……少なくとも、リリリさんは喜んでくれるみたいだし」
「ライト様!」
私のために……!?
お優しい……か、かわいいいいい!!!!
「でも、魔王さんの反応が悪かったら即、脱ぐからね?」
「はい!」
魔王様が一番なところもやっぱりかわいい!!
あぁ、やった!
まずは、夢だったかわいすぎるライト様がかわいすぎる衣装を身に着ける所が観られる!
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