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第6章 二人の話
第120話 お風呂(1)
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「一週間、ライトだけがエルフの国に……?」
手紙が届いてから二日たった夕食後、まずはローズウェルさんの口から魔王さんに説明をしてもらった。
「魔王さん! 俺、元の世界に帰れた恩もあるし、友だちだからイルズちゃんが大変そうなときには側にいてあげたい」
「国交のことを考えても、ライト様に出席して頂くことは大切かと」
まずは真っ当に。
シンプルに。
行きたい理由と行くべき理由を提案する。
「そうだな……」
魔王さんは真面目な人だから、意外とこれで「行ってこい」って言いそうな気もするけど……。
「しかし、他国へライトだけを行かせるのは心配だ」
「私と騎士団長がお供します」
今回は少人数しか行けない分、お城で一番強い人がついて来てくれるようにローズウェルさんが話を通してくれた。もちろん騎士団長さんも承知の上だ。
この二人、意外と仲が良いみたい。
「二人のことは信用しているが……一週間か」
魔王さんは渋い顔でしばらく考え込んだ後、ローズウェルさん、そして俺にゆっくり視線を向けた。
「少し、考えさせてくれ」
「わかった」
「承知致しました。しかし、三日後には返事を出さないといけませんので」
「あぁ」
ここでは一旦、大人しく引き下がっておいた。
◆
魔王さんにエルフの国行きの話をした翌日、俺の部屋にバスタブが設置された。
白い磁器製で金属の猫足がついた絵にかいたような「バスタブ」だ。
蛇口や排水の工事もすぐに終わって……というか、工事の人ではなく魔法使いっぽい人が作業していたから魔法を使った設備なんだと思う。
とにかくこれで今日から好きな時にお風呂に入れることになった。
これは流石に嬉しい!
早速一番風呂を楽しみたいんだけど、それはもちろん……
「はぁー……気持ちいいー……」
「確かに、気持ちいいな」
夕食の後に「魔王さん、お風呂一緒に入ろう」と誘うと、「ライトが好きな風呂がどんなものか、俺も試したい」と二つ返事で一緒に入ってくれた。
二人で入れる大きさにしてもらったから、魔王さんがバスタブの淵に背中を預けて、俺はその魔王さんに背中を預けて……俺の両側に魔王さんの足を置いてもきつくないし、俺が真っすぐ足を延ばしてもギリギリつかない。
かなりゆったり入れる、最高のお風呂だ。
お湯加減も調整できるので、熱すぎずぬる過ぎず……追い炊き機能はないけど、高温のお湯を足して温度を調整することはできる。これ、半身浴にもいいなぁ。
「少量の湯でも、大浴場と同じくらい気持ちがいいんだな。すっぽりハマる感じも悪くない」
「自分専用って感じでくつろげるしね。ほら、こういうこともできる」
気持ちよさそうにため息を吐く魔王さんに、湯船に浮かぶバラの花びらをすくって見せる。
これは、庭師である騎士団長さんのおじいちゃんにお願いして、咲き終わりの剪定したバラをいくつか譲ってもらったものだ。
猫足のついたバスタブにバラの花びらが浮かんでいるの、絵になりすぎて俺はちょっと笑っちゃいそうになったくらいなんだけど、魔王さんは「なんて良いアイデアだ!」と感動してくれた。
「あぁ。バラの香りが強くなってとても心地いい」
「気に入ってくれてよかった。他にも色んな楽しみ方ができるから、色々試そうね?」
「ぜひ頼む」
顔は見えないけど、後ろから聞こえてくる声は心底気持ちよさそうで……仕事が忙しくてお疲れの魔王さんを癒すという意味でもお風呂、良かったかもしれない。
「ライトはどうなんだ? 気に入ってくれたか?」
身体の力を完全に抜いて魔王さんに凭れていると、バスタブにかかっていた魔王さんの手がちゃぷんと音をさせてお湯に潜り……優しく俺の体を抱きしめてくれる。
「すっごく気に入った。元の世界の家にもお風呂あったんだけどねー……」
俺を抱きしめてくれる腕をそっと撫でる。
セックス中以外で服を着ていない腕を観るのは珍しくて……細く見えるけど、ぎゅっと筋肉が詰まって筋の浮いた腕、かっこいい。
「このお風呂の方が好き」
「そうか。よかった」
「何でこっちが好きか解る?」
「ん? 広さか? 材質か?」
魔王さんが嬉しそうに俺の耳元に唇を寄せる。
ご機嫌だな。
でも。
もっとご機嫌になって?
「魔王さんと一緒に入っているからだよ」
「!?」
俺を抱きしめる魔王さんの腕を撫でながら、背中を魔王さんに摺り寄せる。
「お湯が気持ちいいし、魔王さんが気持ちいいし……最高」
「そ、そうか……!」
嬉しそうな声が耳元で上がる。腕の力も強い。
「魔王さん、頭よしよしして?」
「あぁ。よしよし。はぁー……ライトはかわいいなぁ……かわいい」
ペットをかわいがるテンションで魔王さんが思い切り頭を撫でてくれる。
かわいさでため息つくってすごいよね。
かわいがられているなぁ、俺。
「ふふっ、魔王さんも……」
「ん……」
「よしよし」
でも、俺が体の向きを変えて、魔王さんと向かい合うと……魔王さんもかわいい。
俺に頭を撫でられるのを嬉しそうに、眩しそうにするの、かわいいなぁ。
「ん、魔王さん……」
魔王さんの首に腕を回して、お湯を揺らしながら上半身を重ね合わせる。
体温が高いのかお湯が熱いからか、あつい。
いつもの素肌が触れ合う感覚とも違うし……。
なんか……楽しい。
「お風呂楽しい?」
魔王さんの足を跨ぐと、下半身も魔王さんとピッタリくっついた。
「あぁ、すごく楽しい」
「ね? 素肌で温まりながらくっつくの、楽しいよね?」
「そうだな。こんなにも楽しいとは思っていなかった」
魔王さんは俺の腰を撫でながら楽しくてワクワクしているというよりは……ちょっとだけ色気を含んだ楽しそうな顔になった。
手紙が届いてから二日たった夕食後、まずはローズウェルさんの口から魔王さんに説明をしてもらった。
「魔王さん! 俺、元の世界に帰れた恩もあるし、友だちだからイルズちゃんが大変そうなときには側にいてあげたい」
「国交のことを考えても、ライト様に出席して頂くことは大切かと」
まずは真っ当に。
シンプルに。
行きたい理由と行くべき理由を提案する。
「そうだな……」
魔王さんは真面目な人だから、意外とこれで「行ってこい」って言いそうな気もするけど……。
「しかし、他国へライトだけを行かせるのは心配だ」
「私と騎士団長がお供します」
今回は少人数しか行けない分、お城で一番強い人がついて来てくれるようにローズウェルさんが話を通してくれた。もちろん騎士団長さんも承知の上だ。
この二人、意外と仲が良いみたい。
「二人のことは信用しているが……一週間か」
魔王さんは渋い顔でしばらく考え込んだ後、ローズウェルさん、そして俺にゆっくり視線を向けた。
「少し、考えさせてくれ」
「わかった」
「承知致しました。しかし、三日後には返事を出さないといけませんので」
「あぁ」
ここでは一旦、大人しく引き下がっておいた。
◆
魔王さんにエルフの国行きの話をした翌日、俺の部屋にバスタブが設置された。
白い磁器製で金属の猫足がついた絵にかいたような「バスタブ」だ。
蛇口や排水の工事もすぐに終わって……というか、工事の人ではなく魔法使いっぽい人が作業していたから魔法を使った設備なんだと思う。
とにかくこれで今日から好きな時にお風呂に入れることになった。
これは流石に嬉しい!
早速一番風呂を楽しみたいんだけど、それはもちろん……
「はぁー……気持ちいいー……」
「確かに、気持ちいいな」
夕食の後に「魔王さん、お風呂一緒に入ろう」と誘うと、「ライトが好きな風呂がどんなものか、俺も試したい」と二つ返事で一緒に入ってくれた。
二人で入れる大きさにしてもらったから、魔王さんがバスタブの淵に背中を預けて、俺はその魔王さんに背中を預けて……俺の両側に魔王さんの足を置いてもきつくないし、俺が真っすぐ足を延ばしてもギリギリつかない。
かなりゆったり入れる、最高のお風呂だ。
お湯加減も調整できるので、熱すぎずぬる過ぎず……追い炊き機能はないけど、高温のお湯を足して温度を調整することはできる。これ、半身浴にもいいなぁ。
「少量の湯でも、大浴場と同じくらい気持ちがいいんだな。すっぽりハマる感じも悪くない」
「自分専用って感じでくつろげるしね。ほら、こういうこともできる」
気持ちよさそうにため息を吐く魔王さんに、湯船に浮かぶバラの花びらをすくって見せる。
これは、庭師である騎士団長さんのおじいちゃんにお願いして、咲き終わりの剪定したバラをいくつか譲ってもらったものだ。
猫足のついたバスタブにバラの花びらが浮かんでいるの、絵になりすぎて俺はちょっと笑っちゃいそうになったくらいなんだけど、魔王さんは「なんて良いアイデアだ!」と感動してくれた。
「あぁ。バラの香りが強くなってとても心地いい」
「気に入ってくれてよかった。他にも色んな楽しみ方ができるから、色々試そうね?」
「ぜひ頼む」
顔は見えないけど、後ろから聞こえてくる声は心底気持ちよさそうで……仕事が忙しくてお疲れの魔王さんを癒すという意味でもお風呂、良かったかもしれない。
「ライトはどうなんだ? 気に入ってくれたか?」
身体の力を完全に抜いて魔王さんに凭れていると、バスタブにかかっていた魔王さんの手がちゃぷんと音をさせてお湯に潜り……優しく俺の体を抱きしめてくれる。
「すっごく気に入った。元の世界の家にもお風呂あったんだけどねー……」
俺を抱きしめてくれる腕をそっと撫でる。
セックス中以外で服を着ていない腕を観るのは珍しくて……細く見えるけど、ぎゅっと筋肉が詰まって筋の浮いた腕、かっこいい。
「このお風呂の方が好き」
「そうか。よかった」
「何でこっちが好きか解る?」
「ん? 広さか? 材質か?」
魔王さんが嬉しそうに俺の耳元に唇を寄せる。
ご機嫌だな。
でも。
もっとご機嫌になって?
「魔王さんと一緒に入っているからだよ」
「!?」
俺を抱きしめる魔王さんの腕を撫でながら、背中を魔王さんに摺り寄せる。
「お湯が気持ちいいし、魔王さんが気持ちいいし……最高」
「そ、そうか……!」
嬉しそうな声が耳元で上がる。腕の力も強い。
「魔王さん、頭よしよしして?」
「あぁ。よしよし。はぁー……ライトはかわいいなぁ……かわいい」
ペットをかわいがるテンションで魔王さんが思い切り頭を撫でてくれる。
かわいさでため息つくってすごいよね。
かわいがられているなぁ、俺。
「ふふっ、魔王さんも……」
「ん……」
「よしよし」
でも、俺が体の向きを変えて、魔王さんと向かい合うと……魔王さんもかわいい。
俺に頭を撫でられるのを嬉しそうに、眩しそうにするの、かわいいなぁ。
「ん、魔王さん……」
魔王さんの首に腕を回して、お湯を揺らしながら上半身を重ね合わせる。
体温が高いのかお湯が熱いからか、あつい。
いつもの素肌が触れ合う感覚とも違うし……。
なんか……楽しい。
「お風呂楽しい?」
魔王さんの足を跨ぐと、下半身も魔王さんとピッタリくっついた。
「あぁ、すごく楽しい」
「ね? 素肌で温まりながらくっつくの、楽しいよね?」
「そうだな。こんなにも楽しいとは思っていなかった」
魔王さんは俺の腰を撫でながら楽しくてワクワクしているというよりは……ちょっとだけ色気を含んだ楽しそうな顔になった。
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