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第5章 旅の話
第113話 一週間ぶり
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渡す物は渡したし……そろそろ一週間ぶりの魔王さんにかわいがってもらいたい。
「お土産、まだあるんだよね」
魔王さんの首に腕を絡めながら、太ももを跨いだ。
「あ……ライト?」
「魔王さん、この服カッコイイ?」
「あぁ、スタイルがよく見える。ライトのために作られたようだ」
俺が一番かっこよく見えるように作ってもらったオーダーメードのスーツだから実際そうだし、この一番かっこいいと思っている俺を見せるのもお土産ではあるんだけど……。
「この服の下……下着も、特別なもの履いてきたんだよね」
「下着が……特別?」
ここまで言えばエッチな雰囲気になりそうなのに、魔王さんは嬉しそうにしながらも戸惑うだけだ。
この世界、セクシーな下着を履くという概念が無いんだよね……。
「そう。特別。見てもらいたいな……ね、見てくれる?」
「あ、あぁ……?」
ネクタイを緩めながら顔を覗き込めば、魔王さんもやっとエッチな空気を感じてくれたようで、微かに頬が赤くなる。
「このスーツ、俺のかっこいい体を一層かっこよく見せるために、体に沿っていて、生地が少し柔らかいから……」
ジャケット、ベスト、ネクタイ、シャツと脱いでいき、靴下と靴も脱いだ。
ベルトも外して……。
「普通の下着だと、下着のラインがくっきり見えてかっこよくないんだよね。だから、下着のラインが見えないように……」
「っ……!」
ソファに膝立ちになって、スラックスを脱ぐ。
身に着けているのはもう下着だけなんだけど……下着の形は、この世界でスタンダードなトランクスとボクサーの中間のような形ではない。
「これ、服をかっこよく着るための下着」
正面から見ると際どいビキニのような形で、色もこの世界のスタンダードである白ではなく濃い臙脂色。
「……ちょっと恥ずかしいんだけど、魔王さん、後ろ触ってみて?」
「後ろ……?」
魔王さんの手がおずおずと後ろに回り……お尻に触れる。
布越しではなく、直接。
「ん……」
「なっ……?」
そう、この下着、所謂Tバック。
このスーツにはラインが目立たないコレじゃないといけないってだけなんだけど……ちょっとエッチじゃない? 魔王さん、どうかな?
「あ、こ、これは……?」
「後ろ、どうなっているのか……見たくない?」
「み、見たい……」
魔王さんの首に腕を回して、顔を覗き込む。
……魔王さん、鼻息荒いよ?
ちゃんと、エッチな下着で興奮してくれるんだ?
「見るだけ? 触るのは?」
「さ、触りたい」
「触った後、脱がしてくれる?」
「ぬ、脱がす!」
「脱がされたら、エッチしたくなっちゃうよ? してくれる?」
「絶対にする!!」
ものすごく興奮した様子で、俺が言って欲しい言葉ばかりが返ってくる。
魔王さん、チョロすぎ。
……いや、違うか。
俺が、魔王さんのことをしっかり理解しすぎなんだ。
「……じゃあ、ベッド連れて行って」
首筋に回した手でぎゅっと抱き着くと、魔王さんはすぐに俺の体を抱き上げて、ベッドへ運んでくれた。
◆
「あ、魔王さん、いきなり激しい……!」
一週間触れてないから?
下着に興奮したから?
結局下着はズラすだけで身に着けたまま、慣らすのはいつもより手早く最低限、挿入も性急。
一見すると雑なセックスだけど……。
「すまない、だが……ただでさえ一週間ぶりのライトなのに……こんな……興奮しすぎて、頭がおかしくなりそうだ!」
「あ! ふふっ、嬉しい、ん!」
いつも、興奮しながらもちょっと遠慮? 気遣い? を感じるセックスで……それはそれで愛されているのが実感できて最高なんだけど……興奮しすぎて余裕なく腰振っちゃうのもかっわいい!
腰の振り方も乱暴なくらい激しくて……これってもう……。
「っ、あ、す、すまない、もう……く!」
「んんっ!」
え~?
もうイっちゃった?
早すぎ。
早すぎて……めっちゃくちゃ嬉しい。
「はぁ、すまない、ライトが、まだなのに……」
「そうだよ。俺、まだだから……」
魔王さんがコンドームの根元を抑えながらペニスを引き抜くのを待って、体勢を変える。
「え? は?」
四つん這いになって魔王さんにお尻を向ける体勢。
Tバックでこれは……よくない?
「は? ラ、ライト……?」
「早く二回目勃たせて?」
「っ……も、もう、勃った……」
「やった!」
俺が喜ぶと、魔王さんはすぐに新しいコンドームをつけてバックで挿入してくれた。
「はぁ、はぁ……ライト、こんな……かわいい顔が見えないのに、こんなにかわいいなんて……!」
「あ、あぁ! すごい、あ、魔王さん、はげしい、あ、あぁん!」
本当に二回目? ペニス元気すぎ、腰振るの余裕なさ過ぎ。
すごく興奮した魔王さんに、いっぱいいっぱい中を可愛がられて、下着越し……俺も勃起しちゃっているから先端がちょっとはみ出ているけど……魔王さんの大きな手に下着ごとペニスを掴まれて……。
「あ、だめ、おれも、もう、イっちゃう。あ、すごい、中も、手も、はげし、あ、イっちゃう、あぁ!」
「はぁ、俺も、もう、く……!」
イった。
一週間分の精液を思い切り魔王さんの手の中に出した。
やばい。
これいい。
いつもの丁寧でいい場所を上手に甘ったるく愛撫されるのとは違う、激しく興奮をぶつけられるセックス……最高……!
「はぁ……ライト……」
「んー?」
魔王さんも今、イったよね?
あれ?
背後に感じる魔王さんの息はまだ、落ち着く気配が無いし、なんか、中……。
「やはり、かわいいイキ顔を見ないと……気持ちがおさまらない」
中に入ったままの魔王さん、また硬くなってる。
しかも、えー? なにその誘い文句。
「そんなこと言われたら……俺も魔王さんのイくときのエッチな顔みたい」
「ライト!」
俺が振り返ると魔王さんはめちゃくちゃ嬉しそうでめちゃくちゃ興奮した顔でキスをしてくれた。
あぁ、キスも、今日は遠慮ない。激しい。
いいなぁ。
本当にいい……最高……!
「ん、魔王さん、好き、すきぃ……!」
「はぁ、ライト、俺もだ、あぁ、大好きだ!」
結局この後二回して、翌日は人生で一番ってくらい筋肉痛だったけど……。
最高の興奮求められセックスだった。
魔王さんと一週間離れるのはちょっと寂しかったけど、弟たちの顔が見られて、魔王さんがこんなに興奮してくれるなんて、本当最高過ぎる!
元の世界に帰って良かった!
それに……Tバックの他にも、ヒモパンツとかスケスケレースとかも持ってきているんだよね。
無駄にならなくて済みそうだ。
魔王さんを興奮させたいここぞという時に使おう。
「お土産、まだあるんだよね」
魔王さんの首に腕を絡めながら、太ももを跨いだ。
「あ……ライト?」
「魔王さん、この服カッコイイ?」
「あぁ、スタイルがよく見える。ライトのために作られたようだ」
俺が一番かっこよく見えるように作ってもらったオーダーメードのスーツだから実際そうだし、この一番かっこいいと思っている俺を見せるのもお土産ではあるんだけど……。
「この服の下……下着も、特別なもの履いてきたんだよね」
「下着が……特別?」
ここまで言えばエッチな雰囲気になりそうなのに、魔王さんは嬉しそうにしながらも戸惑うだけだ。
この世界、セクシーな下着を履くという概念が無いんだよね……。
「そう。特別。見てもらいたいな……ね、見てくれる?」
「あ、あぁ……?」
ネクタイを緩めながら顔を覗き込めば、魔王さんもやっとエッチな空気を感じてくれたようで、微かに頬が赤くなる。
「このスーツ、俺のかっこいい体を一層かっこよく見せるために、体に沿っていて、生地が少し柔らかいから……」
ジャケット、ベスト、ネクタイ、シャツと脱いでいき、靴下と靴も脱いだ。
ベルトも外して……。
「普通の下着だと、下着のラインがくっきり見えてかっこよくないんだよね。だから、下着のラインが見えないように……」
「っ……!」
ソファに膝立ちになって、スラックスを脱ぐ。
身に着けているのはもう下着だけなんだけど……下着の形は、この世界でスタンダードなトランクスとボクサーの中間のような形ではない。
「これ、服をかっこよく着るための下着」
正面から見ると際どいビキニのような形で、色もこの世界のスタンダードである白ではなく濃い臙脂色。
「……ちょっと恥ずかしいんだけど、魔王さん、後ろ触ってみて?」
「後ろ……?」
魔王さんの手がおずおずと後ろに回り……お尻に触れる。
布越しではなく、直接。
「ん……」
「なっ……?」
そう、この下着、所謂Tバック。
このスーツにはラインが目立たないコレじゃないといけないってだけなんだけど……ちょっとエッチじゃない? 魔王さん、どうかな?
「あ、こ、これは……?」
「後ろ、どうなっているのか……見たくない?」
「み、見たい……」
魔王さんの首に腕を回して、顔を覗き込む。
……魔王さん、鼻息荒いよ?
ちゃんと、エッチな下着で興奮してくれるんだ?
「見るだけ? 触るのは?」
「さ、触りたい」
「触った後、脱がしてくれる?」
「ぬ、脱がす!」
「脱がされたら、エッチしたくなっちゃうよ? してくれる?」
「絶対にする!!」
ものすごく興奮した様子で、俺が言って欲しい言葉ばかりが返ってくる。
魔王さん、チョロすぎ。
……いや、違うか。
俺が、魔王さんのことをしっかり理解しすぎなんだ。
「……じゃあ、ベッド連れて行って」
首筋に回した手でぎゅっと抱き着くと、魔王さんはすぐに俺の体を抱き上げて、ベッドへ運んでくれた。
◆
「あ、魔王さん、いきなり激しい……!」
一週間触れてないから?
下着に興奮したから?
結局下着はズラすだけで身に着けたまま、慣らすのはいつもより手早く最低限、挿入も性急。
一見すると雑なセックスだけど……。
「すまない、だが……ただでさえ一週間ぶりのライトなのに……こんな……興奮しすぎて、頭がおかしくなりそうだ!」
「あ! ふふっ、嬉しい、ん!」
いつも、興奮しながらもちょっと遠慮? 気遣い? を感じるセックスで……それはそれで愛されているのが実感できて最高なんだけど……興奮しすぎて余裕なく腰振っちゃうのもかっわいい!
腰の振り方も乱暴なくらい激しくて……これってもう……。
「っ、あ、す、すまない、もう……く!」
「んんっ!」
え~?
もうイっちゃった?
早すぎ。
早すぎて……めっちゃくちゃ嬉しい。
「はぁ、すまない、ライトが、まだなのに……」
「そうだよ。俺、まだだから……」
魔王さんがコンドームの根元を抑えながらペニスを引き抜くのを待って、体勢を変える。
「え? は?」
四つん這いになって魔王さんにお尻を向ける体勢。
Tバックでこれは……よくない?
「は? ラ、ライト……?」
「早く二回目勃たせて?」
「っ……も、もう、勃った……」
「やった!」
俺が喜ぶと、魔王さんはすぐに新しいコンドームをつけてバックで挿入してくれた。
「はぁ、はぁ……ライト、こんな……かわいい顔が見えないのに、こんなにかわいいなんて……!」
「あ、あぁ! すごい、あ、魔王さん、はげしい、あ、あぁん!」
本当に二回目? ペニス元気すぎ、腰振るの余裕なさ過ぎ。
すごく興奮した魔王さんに、いっぱいいっぱい中を可愛がられて、下着越し……俺も勃起しちゃっているから先端がちょっとはみ出ているけど……魔王さんの大きな手に下着ごとペニスを掴まれて……。
「あ、だめ、おれも、もう、イっちゃう。あ、すごい、中も、手も、はげし、あ、イっちゃう、あぁ!」
「はぁ、俺も、もう、く……!」
イった。
一週間分の精液を思い切り魔王さんの手の中に出した。
やばい。
これいい。
いつもの丁寧でいい場所を上手に甘ったるく愛撫されるのとは違う、激しく興奮をぶつけられるセックス……最高……!
「はぁ……ライト……」
「んー?」
魔王さんも今、イったよね?
あれ?
背後に感じる魔王さんの息はまだ、落ち着く気配が無いし、なんか、中……。
「やはり、かわいいイキ顔を見ないと……気持ちがおさまらない」
中に入ったままの魔王さん、また硬くなってる。
しかも、えー? なにその誘い文句。
「そんなこと言われたら……俺も魔王さんのイくときのエッチな顔みたい」
「ライト!」
俺が振り返ると魔王さんはめちゃくちゃ嬉しそうでめちゃくちゃ興奮した顔でキスをしてくれた。
あぁ、キスも、今日は遠慮ない。激しい。
いいなぁ。
本当にいい……最高……!
「ん、魔王さん、好き、すきぃ……!」
「はぁ、ライト、俺もだ、あぁ、大好きだ!」
結局この後二回して、翌日は人生で一番ってくらい筋肉痛だったけど……。
最高の興奮求められセックスだった。
魔王さんと一週間離れるのはちょっと寂しかったけど、弟たちの顔が見られて、魔王さんがこんなに興奮してくれるなんて、本当最高過ぎる!
元の世界に帰って良かった!
それに……Tバックの他にも、ヒモパンツとかスケスケレースとかも持ってきているんだよね。
無駄にならなくて済みそうだ。
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