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第3章 体の話
第49話 すごくかわいくみえる(1)
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魔法で髪色を変えてもらった日の夕食後。
魔王さんは最初から俺の隣に座って……いや、こっちに来た瞬間から俺のことを抱きしめてくれた。
「ライト……ライトが……すごくかわいく見える」
「ふふっ。嬉しい」
「金髪が似合うというのもあるが……この色に、俺がしたんだと思うと……すごく愛おしい。大事な宝物に見える」
金髪にしてもらいたてで、降ろしたままの髪を魔王さんが優しく撫でてくれる。
「ん……ふふっ。撫でてもらうの、好き……」
「ライト……」
不意に魔王さんの手が止まって、耳元で名前を囁かれる。
「んー? なに?」
とぼけてみたけど、気付いてる。
今日の触れ方は、「よしよしかわいいでちゅね~」って触り方じゃない。
囁く声も熱っぽい。
魔王さんがすごく興奮しているの……気づいてる。
「その、他人を自分の思うように変える、強い魔法を使ったから……」
スポーツや格闘で、激しい戦いの後は興奮するみたいなやつ?
それとも、他人を変える……征服欲的な?
「気持ちが、昂っていて……ライトが良ければ……」
だからセックスしたい?
そっか……
「嫌」
「あ、嫌……か」
魔王さんは困ったように言葉を詰まらせて、腕を緩ませる。
あーあ。こんな大きな逞しい体で、男らしいかっこいい顔で、シュンとしちゃってかわいそう……俺のせいだけど。
でも、ちゃんと嫌なことは嫌って言わないといけないよね?
「その理由が嫌」
「え?」
「俺、言ったよね? ムードの無いエッチ、嫌だって」
「あぁ……そう、だったな」
魔王さん慣れていないだけで、「ムード」が解らないわけではないと思うんだよね……。
「折角こんなに魔王さん好みの見た目になったんだから……」
魔王さんの頬を撫でてその指を首筋に滑らせる。
「ライトがかわいすぎてたまらなくて興奮しちゃった、だったらしてもいいんだけどなぁ……」
首筋に滑らせた指を、魔王さんの詰襟っぽいカッチリしたジャケットの襟にかけて引っ張ると、すぐそばの魔王さんの喉が動いた。
「もう一回、髪撫でる所からやりなおそう?」
「あ……ライト……なんでお前は、そんなにかわいいことばかり……!」
魔王さんが「たまらない」って顔でぎゅと抱きしめなおしてくれる。
「ん……」
「ライト……一目見たときからずっとかわいいと思っていたが……一緒にいればいるほど、どんどんかわいく、愛しく思えて仕方がない」
「ふふっ、嬉しい」
魔王さんの手が俺の後頭部に触れて、髪の毛を撫でてくれる。
愛おしそうに、何度も何度も。
「俺の手で、ライトをかわいくできたことが……嬉しい」
「俺も、魔王さんの手でかわいくしてもらえたの、嬉しいよ」
「ライト……もっとかわいいところが見たい。この金髪が……俺が染めた金髪が、乱れるところが見たい」
「……折角キレイな金髪なのに、ぐちゃぐちゃにしちゃうんだ?」
「それは……その……」
ちょっと意地悪いこと言っちゃったかな?
でも……
「いつも笑顔で、聖母のように優しく俺を受け入れてくれるお前が……余裕なく乱れる所も……すごくかわいい」
「そんなこと思ってくれてたんだ、魔王さん」
嬉しいな……そんなこと言われたら……
「じゃあ、俺が乱れまくっちゃうくらい、激しくしてね?」
いっぱいエッチしたくなっちゃったな。
俺も、結構チョロイかも。
魔王さんは最初から俺の隣に座って……いや、こっちに来た瞬間から俺のことを抱きしめてくれた。
「ライト……ライトが……すごくかわいく見える」
「ふふっ。嬉しい」
「金髪が似合うというのもあるが……この色に、俺がしたんだと思うと……すごく愛おしい。大事な宝物に見える」
金髪にしてもらいたてで、降ろしたままの髪を魔王さんが優しく撫でてくれる。
「ん……ふふっ。撫でてもらうの、好き……」
「ライト……」
不意に魔王さんの手が止まって、耳元で名前を囁かれる。
「んー? なに?」
とぼけてみたけど、気付いてる。
今日の触れ方は、「よしよしかわいいでちゅね~」って触り方じゃない。
囁く声も熱っぽい。
魔王さんがすごく興奮しているの……気づいてる。
「その、他人を自分の思うように変える、強い魔法を使ったから……」
スポーツや格闘で、激しい戦いの後は興奮するみたいなやつ?
それとも、他人を変える……征服欲的な?
「気持ちが、昂っていて……ライトが良ければ……」
だからセックスしたい?
そっか……
「嫌」
「あ、嫌……か」
魔王さんは困ったように言葉を詰まらせて、腕を緩ませる。
あーあ。こんな大きな逞しい体で、男らしいかっこいい顔で、シュンとしちゃってかわいそう……俺のせいだけど。
でも、ちゃんと嫌なことは嫌って言わないといけないよね?
「その理由が嫌」
「え?」
「俺、言ったよね? ムードの無いエッチ、嫌だって」
「あぁ……そう、だったな」
魔王さん慣れていないだけで、「ムード」が解らないわけではないと思うんだよね……。
「折角こんなに魔王さん好みの見た目になったんだから……」
魔王さんの頬を撫でてその指を首筋に滑らせる。
「ライトがかわいすぎてたまらなくて興奮しちゃった、だったらしてもいいんだけどなぁ……」
首筋に滑らせた指を、魔王さんの詰襟っぽいカッチリしたジャケットの襟にかけて引っ張ると、すぐそばの魔王さんの喉が動いた。
「もう一回、髪撫でる所からやりなおそう?」
「あ……ライト……なんでお前は、そんなにかわいいことばかり……!」
魔王さんが「たまらない」って顔でぎゅと抱きしめなおしてくれる。
「ん……」
「ライト……一目見たときからずっとかわいいと思っていたが……一緒にいればいるほど、どんどんかわいく、愛しく思えて仕方がない」
「ふふっ、嬉しい」
魔王さんの手が俺の後頭部に触れて、髪の毛を撫でてくれる。
愛おしそうに、何度も何度も。
「俺の手で、ライトをかわいくできたことが……嬉しい」
「俺も、魔王さんの手でかわいくしてもらえたの、嬉しいよ」
「ライト……もっとかわいいところが見たい。この金髪が……俺が染めた金髪が、乱れるところが見たい」
「……折角キレイな金髪なのに、ぐちゃぐちゃにしちゃうんだ?」
「それは……その……」
ちょっと意地悪いこと言っちゃったかな?
でも……
「いつも笑顔で、聖母のように優しく俺を受け入れてくれるお前が……余裕なく乱れる所も……すごくかわいい」
「そんなこと思ってくれてたんだ、魔王さん」
嬉しいな……そんなこと言われたら……
「じゃあ、俺が乱れまくっちゃうくらい、激しくしてね?」
いっぱいエッチしたくなっちゃったな。
俺も、結構チョロイかも。
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