ゲイのエッチなお兄さん

回路メグル

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番外編3(全13話)

【番外編3】若頭(改造巨根)と舎弟と「怪我」の話【12】

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 ゴム付けのアドバイスもユキさんにしてもらっていたのに、結局上手くできなくて、今回も生挿入になってしまった。
 ……ユキさんとミミの「無理」という言葉が頭をよぎるけど、ここまでは上手くいっているんだ。大丈夫だろう。
 それにほら、挿入も……

「ん、っ……」

 上手く入った。
 ユキさんのお手本どおり、M字ではなく膝立ちでタカさんの腰に跨って、角度に気を付けて……少しだけ……とくに太い亀頭だけを飲み込むことに成功した。
 これで、普段のセックスと同じ手順が踏める。
 亀頭を入れた状態で少し馴染ませて、次はパールを飲み込んで、前立腺……。

「あ! あ、あ、いい。これ……ぇ」

 パールが前立腺を擦り上げると腰が砕けそうになるけど、腹に、インナーマッスルとかいう所に力を入れて、太ももをきゅっと閉じて、結合が深くなるのを防ぐ。
 少しだけ腰を反らせば、勃起した俺のチンポが、着たままの彼シャツの裾を持ち上げた。
 汚れるから脱ごうとしたのに、タカさんが「むしろ汚れるところが見たい」なんていうから、遠慮なくもっと汚れることをしよう。

「ここ、これ、好き……」

 いつもタカさんがしてくれている、前立腺をパールでゴリゴリする動きを思い出して……やべ。
 すげぇいい。

「あ、ん、んっ、あ」

 ちょっと角度付けて、あ、すげ、すげぇ……って、違う! 俺が気持ちよくなっている場合じゃない! タカさんを気持ち良くするんだ!

「はぁ……リョウ、すげぇ……」

 あ? あれ?
 俺が気持ちいいことをしていただけなのに、タカさんもすげぇ気持ちよさそうだ。
 じゃあ、もう少し……。

「はぁ、タカさん……もっと、っ、ん!」
 
 ゆっくり腰を落として、時々力が抜けそうになるけど、なんとか太ももを締めて、タカさんのすげぇかっこいい腹筋に手をついて、少しずつ挿入を深くしていく。

「ん、あ……あっ!」

 あ、や、やべ、先端、結腸当たった。
 ここ、感じすぎるから、まだ……。

「はぁ……ふっ……ん……」

 身体を前に倒して、タカさんの鎖骨辺りにキスをする。
 こうすると、ちょっと結合を浅くできて、上半身もタカさんにくっついて、休憩できるんだ。
 ユキさんのアドバイス、めちゃくちゃ役に立つな。

「リョウ……」
「ん……」

 しかも、顔が近づいたからタカさんからキスしてくれて……気持ちいい……。
 あ、頭も撫でてくれてる。

「前回より、余裕そうだな」
「エロ動画の男優の動きを研究したんです」
「勉強熱心なのは感心だがなぁ……」
「んっぃ!?」

 ちょっと休憩……で、力を抜いていたアナルを、タカさんが下から突き上げる。
 あ、それ、結腸……!

「前戯で充分煽っただろ? もう……な?」

 先を促すように頬を撫でられる。
 中に埋まったチンポも、ねだるように奥にぐりぐりって……やばい、きもちいい。

「ん、あ、あぁ……!」
「顔も、声も、いつもよりエロくしやがって……」 

 あ、マジかよ…… タカさん……意外と余裕ない?
 俺、そんなに上手くできてた?
 やった! ……じゃあ、後はあれだ、ユキさんに教わった、体重とベッドのスプリングを使った思い切り上下に腰振るやつでタカさんを気持ち良く……ん?

「……あ、……あれ?」

 上半身を起こそうと思うのに、さっきまで力が入っていた腹の辺りにもう力が入らない。
 足も……あ、腕も……?

「あ、えっと……」

 頑張って上半身を起こそうとするけど、腹に力が入らなくて、足にも力が入らなくて、そうなると……体重は下に行くから……。

「あぅッ!?」

 やばい、また結腸まで入った!
 あ、あ、ああ、しかも、気持ち良くて……力抜けるから……。

「ひぐっ!?」
「くっ……あ、すげ……」

 お、おく……最奥……ぐぽって……あ、た、タカさんの……が……。

「あ……あっ……」

 前屈みで、中途半端に上半身を起こした状態で動けなくなってしまった。
 一番深いところにタカさんが入ってしまって、やばい。
 多少鍛えた程度の筋肉では、ここまでのセックスでもう力を使い切って、快感に負けて、体を上手に支えていられない。
 動けない。

「っ、リョウ……」

 ど、どうしよう。
 もう少しだけ浅く……したらごりごりパールが擦れて、気持ち良くてまた力が抜ける。
 
「あ、あぅ……あ……あんっ……ん!」
「はぁ……リョウ」
「あ、タカ、さん……あ、俺……」

 ごめんなさい、やっぱり俺、まだ無理でした。調子に乗りました。
 ごめんなさい……!
 と、言おうとしたのに。

「焦らしすぎだ」
「え?」

 いや、焦らしているんじゃなくて、動けない……っ!?

「あ、あっ!」

 下からタカさんが思い切り腰を突き上げた。
 俺の体が少し浮く。
 で、力が入らないんだから当然、浮いた分下に落ちる。
 全体重をかけて。

「あ、あぁァァッ!」

 悲鳴に近い声をあげて、最奥でタカさんを受け入れる。
 深い。深すぎる!

「あぁ、あ、あぅ、っ、いっ!」
「ふぅ……リョウ……もう、イく……!」

 下からの突き上げが強い! タカさんが射精するためのピストンで、速くて強い突き上げで、タカさんが俺の体を支えてくれることもなく、自分で支えることもなく、全体重が結合部にかかるから、これ、これ、マジで、やばいって、やばい!

「あ、あ、あ? あ! アァ、あ!」
「くっ……中、すげぇ……もう、くっ……!」

 中、あ、あ、あぁ!
 中、出てる。
 タカさんの精子、出てる……!
 出てて、ぐりぐり最奥に擦り付けられてて、だめだ、こんなの、これ、あ、俺、もう!

「あ、あぁ、い、っ、あ、アァ!」

 イった。
 タカさんのチンポと精液に、めちゃくちゃ気持ちよくしてもらって、イった。
 快感が深くて、なかなか引かない……いや、これ……快感が引かないんじゃなくて……。

「はぁ……リョウ、すげぇよかった。頑張ってくれたんだな」

 イって力の抜けた上半身を、俺の出したザーメンでベタベタのタカさんの胸で受け止めてもらった。
 やべ、サポーターもちょっと汚れたかも。
 でも、それを拭く余裕は今は無くて……。

「ん、あ、あ、タカ、さん?」

 イってるのに。
 まだ気持ちいい。
 まだ……タカさんのチンポが全然萎えてなくて。
 奥、ずっとごりごり……!

「すげぇエロくてかわいかった」

 左手が俺の背中を優しく撫でてくれる……と思ったら、急に腰を引き寄せられる。

「ぃッ!」
「全然治まらねぇ」

 気持ち良くイっている体にどんどん上乗せされる快感。
 やばい。

「あ!」

 俺、もう腰抜けてるのに。
 もう、自分のペースの腰振りなんてできないのに。

「あ、た、タカさん、あ、あ!」

 その後は結局前回と同じ、力の抜けた体で、ずっと一番深いところを下から突かれて、七回目の射精で気絶した。


 翌朝もやはり、動けなくなった。

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