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番外編3(全13話)
【番外編3】若頭(改造巨根)と舎弟と「怪我」の話【1】
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※番外編1、2の二人の話です。
俺はいわゆる「組」の下っ端で、若頭の付き人だ。
そして、その若頭であるタカさんは俺の恋人でもあるけど、それ以前に、俺の命に代えても守りたい大事な大事な神様のような人。
でも……俺は身長一七二センチのやせ型で、運動神経は普通、いくら睨んでも「かわいい」と言われてしまう顔では護衛には向かない。
だから、タカさんの護衛は組の中でも屈強で大柄で顔が怖くて運動神経の良い奴が担っている。
みんな俺と同じくらいタカさんのために命を張れる奴ばかりだ。
信頼している。
ただ一つ問題があるとすれば……。
タカさんが優しすぎる、ということだ。
◆
今日は朝から事務所でデスクワークをしていた。
朝、一緒に事務所までやってきたタカさんは、最近地上げしたビルの引き渡しのために、顧問弁護士と護衛兼荷物持ちと護衛兼運転手を連れて出かけていて、昼までには戻る予定だ。
朝の九時だし、護衛は二人だし、あまりヤバくない仕事だし、油断していた。
――ブブブブブ
机に置いていたスマートフォンのバイブレーションが着信を知らせ、画面には「モトキ」と表示される。
タカさんについて行った護衛兼運転手だ。
嫌な予感がする。
「どうした?」
『リョウ、わ、若頭が、襲われて、いま、びょういんに……』
組で一番体がでかくて腕っぷしが強くて冷静なモトキが……タカさんが媚薬の原液を盛られてももう少し落ち着いていたモトキが……明らかに動揺した、震える声でしゃべっている。
そう、しゃべっている。
しゃべっているのに。
え?
なんて?
言っている意味が理解できない。
頭が理解を拒んでいる。
襲われて?
病院?
頭が真っ白になって、スマートフォンを落としかけ、なんとか握りなおすと、指が当たったのか通話がスピーカーに切り替わった。
「モトキ……? モトキ! おい、どうしたんだ? タカさん、無事なのか!?」
俺の慌てた声に、事務所にいた他の奴も神妙な顔で俺の周囲に集まってきた。
『あ、その……病院に、向かって……』
『モトキ! 落ち着け、俺は大丈夫だからちゃんと場所伝えろ!』
『あ、す、すみません、すみません、俺、俺……っく……』
モトキ? 泣いてんのか?
あの強面が泣いている姿なんて想像がつかない。
それに、後ろから怒鳴るタカさんの声はいつも通りのようで……でも……。
『リョウ、聞こえるか? 組がいつも世話になっている病院にもうつくから、お前も来てくれ。それと、現場の方にヤスが襲って来た奴と残っている。すぐにでかいやつ二人ほど向かわせろ』
「は、はい! わかりました!」
そこで通話が切れて、俺は急いで上着をはおり、車のキーを掴む。
「リョウ、現場には俺たちが行くから、若頭は頼んだぞ」
通話を聞いていた他の組員二人がジャケットの内側に色々と仕込みながら声をかけてくれた。
あぁそうだ、現場にもって言われたのに。だめだ俺、頭が冷静じゃない。
「お願いします!」
俺の後ろでは他の組員が心配そうにしながらも、煙草に火をつけて話し始めた。
「襲われてケガしてんのかもしれねぇが、この様子なら若頭は軽そうだな」
「モトキの方がヤバイんじゃないか?」
「あいつ殴る蹴るには強いけど、エモノがあると弱いからな」
「下手人も取り押さえてるようだし、心配ないだろう」
みんな、タカさんの冷静な声を聴いて安心しているようだけど……俺は嫌な予感しかしなかった。
タカさんの声、セックス中の余裕のない時に少しだけ似ていると思った。
◆
病院に駆けつけると、馴染みの受付嬢に「治療中です。お待ちください」と診察室の裏の狭い事務室に通された。長机とパイプ椅子だけがある、刑事ドラマの取調室のような部屋で待っていると、一五分ほどしてモトキが入ってきた。
「モトキ! 大丈夫か? タカさんは?」
モトキは顔面蒼白で、額に大きなガーゼが貼られていた。
無事には見えないが、しっかり歩いているし大怪我にも見えない。
「あ、お、俺……俺……」
「モトキ?」
部屋に入って俺の顔を見たモトキが、泣きそうな顔をして口をパクパクと開いては閉じる。
なにかしらショックを受けているのは解る。
タカさんがまだ来ないのも、不安でしかない。
――ガチャ
モトキを見守ることしかできないでいると、ドアが開き……今度は顧問の弁護士が入ってきた。
「あ、リョウさん。お疲れ様~」
四〇代前半の一見真面目に見えていつもノリの軽いヤサ男の弁護士は、フレームの曲がった伊達眼鏡を胸ポケットに入れて、普段通りの軽い口調で苦笑いを浮かべていた。
「先生……大丈夫ですか?」
「僕は擦り傷で済んだけど、眼鏡とスーツがダメんなっちゃったよ。気に入っていたのに残念」
弁護士をよく見ると、左手と左頬に肌色の大きな絆創膏やシップが貼られていて、スーツの左側はどこかに擦ったような跡がついていた。
「……あの、タカさんは?」
疲れた顔でパイプ椅子に座った弁護士を見下ろすと、弁護士はチラっとモトキを見てから苦笑いに戻って俺に向き直った。
「レントゲン撮って、手術室に入っていったよ」
「手術……?」
手術って……大怪我なんじゃ……?
「大丈夫……ではないけどさ、命にかかわるやつじゃないよ。手だけ。多分骨折。刃物じゃなかったし、そんなにヤバイことはないと思うよ」
「あ、あぁ……そうなんスね」
手だけ、か。
いや、それでも大怪我だけど。
正直、モトキのこの反応で、もっとヤバイ怪我を想像していたから体の力が抜けた。
でも、ヤッパじゃないって言い回しは、何かしら武器は持っていたのか……?
「この様子じゃ、何があったかまだ聞いてないよね?」
「あ、はい。襲われたとしか」
「そう。襲われたんだよ。あの土地を狙っていた他の組の下っ端……いや、下っ端以下か。顔も知っているやつだけど、『向こうの組に入るための手土産にこの土地を狙っていたのに~』って感じでさ」
「あぁ、そういえば。うちがキッチリ交渉しているところに、頭の悪い脅しみたいな地上げを仕掛けてきた奴がいましたね」
タカさんが「金詰んで穏便に進めようとしている地上げなのに、面倒なのが沸いた」とため息をついていたのを覚えている……セックスのピロートークで。
「そうそう。イマドキあんな古臭いチンピラなんていないよね~。ドラマっていうかコントかと思った」
「それのお陰で、『あんなおかしなチンピラに狙われるくらいなら、ちゃんとした弁護士を通してそちらに』って話がまとまったんである意味助かりましたけど」
「ね~。ラッキーだったよね。でも、そいつは面白くなかったみたいでさ、今日、あの土地について話していたら金属バットを持って現れて……背後からガンって」
「金属バット……」
弁護士が横向きにフルスイングするジェスチャーをする。
え……そのスイングが、タカさんに……?
「それがウケるんだけど、何で来たと思う? 普通さ、車とかバイクで来ると思うじゃん? あいつ、電動のママチャリで来てさ、もうビックリ! ほら、前後に子供乗せるのがついてるやつ。ヤクザへの奇襲にママチャリはないよねぇ」
「はぁ……」
弁護士はゲラゲラ笑いながら言うけど、確かにママチャリは意外だけど、それよりもタカさんに何があったか知りたい。
「あの……」
「う、うぅ……!」
俺が先を促す声と同時に、今まで黙っていたモトキがその場に泣き崩れる。
モトキ……?
「あー……モトキさん、仕方ないって。あんなママチャリで捨て身で突っ込んでくるバカはどうしようもないよ」
「で、でも……本当なら俺が若頭の前に出ないといけないのに……若頭が俺の頭の前に腕出して、かばってくれたから……う、うぅ……!」
「若頭さんが手を出さなかったらモトキさんの頭割れてやばかったんじゃない? それの後処理の方が面倒だし、若頭さんだって命の危険を冒してまで助けたわけじゃないし……」
……なるほど。
だいたい状況は解った。
タカさんはモトキの命を守るために腕を怪我したのか。
それで、護衛のモトキが落ち込んでいると。
それってつまり……。
「モトキ、それはお前じゃなくてタカさんが悪い」
俺はいわゆる「組」の下っ端で、若頭の付き人だ。
そして、その若頭であるタカさんは俺の恋人でもあるけど、それ以前に、俺の命に代えても守りたい大事な大事な神様のような人。
でも……俺は身長一七二センチのやせ型で、運動神経は普通、いくら睨んでも「かわいい」と言われてしまう顔では護衛には向かない。
だから、タカさんの護衛は組の中でも屈強で大柄で顔が怖くて運動神経の良い奴が担っている。
みんな俺と同じくらいタカさんのために命を張れる奴ばかりだ。
信頼している。
ただ一つ問題があるとすれば……。
タカさんが優しすぎる、ということだ。
◆
今日は朝から事務所でデスクワークをしていた。
朝、一緒に事務所までやってきたタカさんは、最近地上げしたビルの引き渡しのために、顧問弁護士と護衛兼荷物持ちと護衛兼運転手を連れて出かけていて、昼までには戻る予定だ。
朝の九時だし、護衛は二人だし、あまりヤバくない仕事だし、油断していた。
――ブブブブブ
机に置いていたスマートフォンのバイブレーションが着信を知らせ、画面には「モトキ」と表示される。
タカさんについて行った護衛兼運転手だ。
嫌な予感がする。
「どうした?」
『リョウ、わ、若頭が、襲われて、いま、びょういんに……』
組で一番体がでかくて腕っぷしが強くて冷静なモトキが……タカさんが媚薬の原液を盛られてももう少し落ち着いていたモトキが……明らかに動揺した、震える声でしゃべっている。
そう、しゃべっている。
しゃべっているのに。
え?
なんて?
言っている意味が理解できない。
頭が理解を拒んでいる。
襲われて?
病院?
頭が真っ白になって、スマートフォンを落としかけ、なんとか握りなおすと、指が当たったのか通話がスピーカーに切り替わった。
「モトキ……? モトキ! おい、どうしたんだ? タカさん、無事なのか!?」
俺の慌てた声に、事務所にいた他の奴も神妙な顔で俺の周囲に集まってきた。
『あ、その……病院に、向かって……』
『モトキ! 落ち着け、俺は大丈夫だからちゃんと場所伝えろ!』
『あ、す、すみません、すみません、俺、俺……っく……』
モトキ? 泣いてんのか?
あの強面が泣いている姿なんて想像がつかない。
それに、後ろから怒鳴るタカさんの声はいつも通りのようで……でも……。
『リョウ、聞こえるか? 組がいつも世話になっている病院にもうつくから、お前も来てくれ。それと、現場の方にヤスが襲って来た奴と残っている。すぐにでかいやつ二人ほど向かわせろ』
「は、はい! わかりました!」
そこで通話が切れて、俺は急いで上着をはおり、車のキーを掴む。
「リョウ、現場には俺たちが行くから、若頭は頼んだぞ」
通話を聞いていた他の組員二人がジャケットの内側に色々と仕込みながら声をかけてくれた。
あぁそうだ、現場にもって言われたのに。だめだ俺、頭が冷静じゃない。
「お願いします!」
俺の後ろでは他の組員が心配そうにしながらも、煙草に火をつけて話し始めた。
「襲われてケガしてんのかもしれねぇが、この様子なら若頭は軽そうだな」
「モトキの方がヤバイんじゃないか?」
「あいつ殴る蹴るには強いけど、エモノがあると弱いからな」
「下手人も取り押さえてるようだし、心配ないだろう」
みんな、タカさんの冷静な声を聴いて安心しているようだけど……俺は嫌な予感しかしなかった。
タカさんの声、セックス中の余裕のない時に少しだけ似ていると思った。
◆
病院に駆けつけると、馴染みの受付嬢に「治療中です。お待ちください」と診察室の裏の狭い事務室に通された。長机とパイプ椅子だけがある、刑事ドラマの取調室のような部屋で待っていると、一五分ほどしてモトキが入ってきた。
「モトキ! 大丈夫か? タカさんは?」
モトキは顔面蒼白で、額に大きなガーゼが貼られていた。
無事には見えないが、しっかり歩いているし大怪我にも見えない。
「あ、お、俺……俺……」
「モトキ?」
部屋に入って俺の顔を見たモトキが、泣きそうな顔をして口をパクパクと開いては閉じる。
なにかしらショックを受けているのは解る。
タカさんがまだ来ないのも、不安でしかない。
――ガチャ
モトキを見守ることしかできないでいると、ドアが開き……今度は顧問の弁護士が入ってきた。
「あ、リョウさん。お疲れ様~」
四〇代前半の一見真面目に見えていつもノリの軽いヤサ男の弁護士は、フレームの曲がった伊達眼鏡を胸ポケットに入れて、普段通りの軽い口調で苦笑いを浮かべていた。
「先生……大丈夫ですか?」
「僕は擦り傷で済んだけど、眼鏡とスーツがダメんなっちゃったよ。気に入っていたのに残念」
弁護士をよく見ると、左手と左頬に肌色の大きな絆創膏やシップが貼られていて、スーツの左側はどこかに擦ったような跡がついていた。
「……あの、タカさんは?」
疲れた顔でパイプ椅子に座った弁護士を見下ろすと、弁護士はチラっとモトキを見てから苦笑いに戻って俺に向き直った。
「レントゲン撮って、手術室に入っていったよ」
「手術……?」
手術って……大怪我なんじゃ……?
「大丈夫……ではないけどさ、命にかかわるやつじゃないよ。手だけ。多分骨折。刃物じゃなかったし、そんなにヤバイことはないと思うよ」
「あ、あぁ……そうなんスね」
手だけ、か。
いや、それでも大怪我だけど。
正直、モトキのこの反応で、もっとヤバイ怪我を想像していたから体の力が抜けた。
でも、ヤッパじゃないって言い回しは、何かしら武器は持っていたのか……?
「この様子じゃ、何があったかまだ聞いてないよね?」
「あ、はい。襲われたとしか」
「そう。襲われたんだよ。あの土地を狙っていた他の組の下っ端……いや、下っ端以下か。顔も知っているやつだけど、『向こうの組に入るための手土産にこの土地を狙っていたのに~』って感じでさ」
「あぁ、そういえば。うちがキッチリ交渉しているところに、頭の悪い脅しみたいな地上げを仕掛けてきた奴がいましたね」
タカさんが「金詰んで穏便に進めようとしている地上げなのに、面倒なのが沸いた」とため息をついていたのを覚えている……セックスのピロートークで。
「そうそう。イマドキあんな古臭いチンピラなんていないよね~。ドラマっていうかコントかと思った」
「それのお陰で、『あんなおかしなチンピラに狙われるくらいなら、ちゃんとした弁護士を通してそちらに』って話がまとまったんである意味助かりましたけど」
「ね~。ラッキーだったよね。でも、そいつは面白くなかったみたいでさ、今日、あの土地について話していたら金属バットを持って現れて……背後からガンって」
「金属バット……」
弁護士が横向きにフルスイングするジェスチャーをする。
え……そのスイングが、タカさんに……?
「それがウケるんだけど、何で来たと思う? 普通さ、車とかバイクで来ると思うじゃん? あいつ、電動のママチャリで来てさ、もうビックリ! ほら、前後に子供乗せるのがついてるやつ。ヤクザへの奇襲にママチャリはないよねぇ」
「はぁ……」
弁護士はゲラゲラ笑いながら言うけど、確かにママチャリは意外だけど、それよりもタカさんに何があったか知りたい。
「あの……」
「う、うぅ……!」
俺が先を促す声と同時に、今まで黙っていたモトキがその場に泣き崩れる。
モトキ……?
「あー……モトキさん、仕方ないって。あんなママチャリで捨て身で突っ込んでくるバカはどうしようもないよ」
「で、でも……本当なら俺が若頭の前に出ないといけないのに……若頭が俺の頭の前に腕出して、かばってくれたから……う、うぅ……!」
「若頭さんが手を出さなかったらモトキさんの頭割れてやばかったんじゃない? それの後処理の方が面倒だし、若頭さんだって命の危険を冒してまで助けたわけじゃないし……」
……なるほど。
だいたい状況は解った。
タカさんはモトキの命を守るために腕を怪我したのか。
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