ゲイのエッチなお兄さん

回路メグル

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番外編2(全6話)

【番外編2】若頭(改造巨根)と舎弟と 「媚薬」 の話【2】

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 早くタカさんのところに向かいたかったけど、その後を考えればここで準備を怠る方が良くない。
 タカさんのチンポは規格外にデカくて、カリの少し下にぐるっと一周五個の大粒パールまで埋まっている。
 だから、普段は一週間かけて拡張して、ヤった後は一週間かけて休ませて、また一週間かけて拡張して……というサイクルだ。
 それでいうと、本当は次のセックスは明日の予定で、俺のアナルに埋まっているプラグは一番太い物ではない。
 でも、タカさんともう何度もセックスをしている俺のアナルは、最近しっかり縦に割れて、どんどんタカさんを受け入れやすくなっている。
 だから、大丈夫なはず……でも、念入りに中を洗った後、特別念入りにローションで解して、風俗ボーイ御用達の潤滑油も塗り込んだ。
 あとは俺の覚悟を決めるだけだ。

「……大丈夫。もう何回もタカさんとセックスしてる。それに……」

 それに……

 俺、タカさんとのセックス大好きだから、きっと大丈夫。


      ◆


 寝室のドアを開けると、薄暗い部屋の奥に置かれたキングサイズのベッドの上に、シーツを被って体を丸めたタカさんがいた。
 ドアが開いたことにも気づいていないのか、シーツの塊は荒い呼吸をして、呼吸のたびに上下を繰り返すだけだ。
 
「タカさん!」

 セックス中でも聞かないような荒い息に、タカさんの苦しみが……限界がギリギリなのを感じて、脱ぎ散らかしたスーツを踏まないように気を使うこともできずにベッドに駆け寄ると、シーツが勢いよく捲れた。

「リョウ……っ」
「っ……!」

 シーツを捲って現れたタカさんの姿は、凄まじい色気だった。
 汗ばんだ肌、赤い頬、とろんとした視線。
 薄く開いた唇、いつもの鋭い視線と吊り上がった精悍な眉と違って、ちょっと垂れてて……男らしい獰猛な色気とは違う、もっと……なんていうか……あぁ、不謹慎なこと思ってしまう。いけない。でも……。

 ごめんタカさん。
 なんか、俺も興奮する。

「リョウ、リョウ……!」

 タカさんが俺の腕を引いてベッドに引きずり込んですぐ、全身を重ね合わせるように抱きしめてくる。
 タカさんは全裸で、俺も全裸。
 シャワー浴びたてでちょっと冷たい俺の肌に、タカさんの汗ばんだ熱い肌が重なって、じわじわと体温が俺に移ってくる。
 いや、体温っていうか……。
 あ……。
 うわ……。
 なんだよこれ。
 ムワってした。
 汗とか体温とかなんだろうけど、媚薬ってフェロモンの分泌もある?
 タカさんの興奮が俺に伝わってくる。

「タカさん、だいじょんむっ!」

 すぐに突っ込まれても良いように準備していたけど、アナルより先に唇を求められた。

「ん、んむ……!」

 ベッドに横たわったまま、いきなり深く舌が絡むキスをされて、ぎゅううううっと強く抱きしめられる。
 タカさんの弾力のある筋肉が汗でぴったりと俺に張り付いて、隙間なく体が密着して……あ、うわ……。
 うわ……下半身の、これ……。
 チンポ、一番強い状態のチンポだ。

「はぁ……りょう……りょう……はぁ……りょう!」

 舌を擦りすぎて、興奮しすぎて、タカさんが舌ったらずな声で俺の名前を何度も呼ぶ。
 苦しそうだけど……こんなの……こんなのやっぱり俺も興奮する……! 
 不謹慎だけど、こんなに求められるの、ちょっと嬉しい!

「はぁ……りょう……はぁ……リョウ……!」
「タカさん……大丈夫、準備してるんで好きにしてくださいっ、ん!」

 タカさんのチンポを早く楽にしてあげたくて腰を摺り寄せると、タカさんの手が二人分のチンポをまとめて掴み、扱き始めた。

「あ、あ、あ!」
「はぁ、っ、く……は……っ!」

 手扱きは別に珍しくない。
 アナルが使えない日によくする。
 でも……。

「あ、タカさ、ん、あ、あ!」
「りょう、くっ、あ、もう……!」

 俺が扱くのを手伝う前に、文字通り三擦り半くらいで……タカさんが射精した。
 射精して……それでもタカさんのチンポは萎えない。

「んっ、あ、あ!」

 回復が早いのも自慢なタカさんだけど、回復とか以前に、萎える瞬間が無い。
 一番チンポが硬くて反り返っていて、パンパンに膨らんでいる状態が継続中だ。
 手の動きも、また射精の瞬間みたいな、一番早くて強い動きで、俺のチンポより二回りは大きいタカさんのチンポが密着して、先走りと精液がぬるぬるして、あ、これ、パールがちょうど俺のカリの括れに当たってて……!

「くっ……あ! あ、あぁ!」
「……!?」

 俺もイきそうと思ったけど、それより早くタカさんが二回目の射精をした。
 早い……タカさん、ちょっと遅い方なのに……早いし、あ、また!

「はぁ……だめだ、治まんねぇ」

 タカさんが体を起こして、枕もとにいつも置いてあるローションのボトルに手をのばした。
 これはケツ使う流れだな。
 腰の下に枕を入れて……。

「りょう、脚閉じてろ」
「え?」

 正常位で突っ込まれると思って開いた足を、タカさんが閉じる。
 あれ? この体勢で突っ込めるのか?

「んっ……?」

 ローションが太ももに垂らされる。
 なんでそこ?

「はぁ……リョウ……っ……くっ、あ……!」
「え? タカさん?」

 あれ?
 え? あれ???
 ケツに、アナルに、プラグがまだ刺さったままなのにタカさんがセックス中みたいに腰を振る。
 これ……太ももに感じるぬるぬるのこれ……?
 素股……?

「はぁ……あ、リョウ……くっ……! あぁ、くそ……! もっと肉食わせておけば……」
「肉?」
 
 やっとタカさんから名前と喘ぎ声以外の言葉が聞けたけど……肉?
 あれか、俺が細くてガリガリだから素股が良くないってことか。

「あ、すんません……」
「ちがう、あやまるな……っ、ふぅ……ん……」

 言いながら俺の太ももに擦り付けるように腰を振るけど……興奮してるのにイけなくて苦しそうなのが申し訳ないというか……折角俺がいるんだから、俺を求めてくれたんだから……。

「タカさん、あの、ケツ使ってください。準備できてますから!」
「……っ……」

 無理やり足を開いて、アナルプラグに手をかけると、一瞬ひるんだタカさんの腕に力がこもって、再び足を閉じられる。
 
「……タカさん?」

 なんで?
 これのために俺を呼んでくれたんじゃないのか?

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