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本編2
【理想】関西弁の楽しいお兄さん【8】
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「朝までなんて生意気なこと言ったけど、ごめん。もう大満足」
二回目のセックスの後、ガネさんもちゃんと射精してくれていることを確認してから言うと、ガネさんは嬉しそうに笑ってくれた。
「ほんま? 満足させられたなら良かったし、俺もめーーーっちゃよかったで」
ゴムの処理をしたガネさんが、俺の隣に寝転んで汗ばんだ体を抱き寄せてくれた。
「ガネさんすごいよね。セックスの引き出しがいっぱいあって、どんどん楽しいことしてくれるの、すごい」
「そんなんユキさんがかわいいからやで? エッチでかわいい反応いっぱいしてくれるから、もっとかわいい顔みたいな~って」
嬉しいことを言ってくれるけど、でもそれって……?
「俺が反応よくなかったらこんなにサービスよくないの?」
首をかしげると、目の前のガネさんは少し考えてから口を開いた。
「……反応悪かったら悪かったで、反応してもらえるように頑張ってサービスするかもしれへんな」
きっとそういう人だと思った♡
「ふふっ。ガネさん、本当に素敵。ね、連絡先交換しない? 関西に来られるのって年に二回くらいかもしれないんだけど」
たった二回だけ? って嫌な顔されちゃうかな?
心配しながら返事を待つと……
「え? じゃあ年に二回もこんな最高のエッチできるん? やった!」
満面の笑みで、本当に嬉しそうに俺の体をぎゅっと抱きしめてくれる。
「ガネさん……♡」
ガネさん、こういう反応も最高。
いや、最高というよりも……
理想の人、見つけちゃったかも。
◆
「ケイくん! ガネさん素敵だったよ! 教えてくれてありがとう~!!」
関西で最高の一晩を過ごした翌々日、関東のいつものハッテン場に行くと、俺にガネさんを教えてくれたケイくんがサウナの中にいた。
「俺が言ったの大げさじゃなかったでしょう? ガネさんとエッチした人ってみんな、今のユキさんみたいなとろとろの顔するんだよね」
俺、今どんな顔してるんだろう?
笑顔だとは思うけど……そんなにとろけた顔してる?
まぁいいか。
「もうね、理想の人って感じ! あの人とセックスできて良かったぁ」
「そこまで気に入ってもらえたなら紹介した甲斐あったな」
「「「……え!?」」」
俺とケイくんの会話を近くで聞いていたハルトくん、ヨウくん、ソウタくんが驚いたり口元を引きつらせたりしながら身を乗り出してきた。
「理想? 理想のエッチってこと!?」
「そんなにいい男なんですか?」
「か、彼氏にしたい、くらい……ですか?」
「えっと……」
あ、勘違いさせちゃったかな?
「彼氏って意味じゃなくて……」
そう、彼氏じゃない。
セフレでもない。
あの素敵なテクニック、相手を楽しませようとする態度、どんどん楽しいことを盛り込んでくるアトラクションのようなプレイ、そして、セックスと相手に対する真摯な気持ち。
これって……
「理想のタチだなって。俺がタチだったらあんな人になりたい♡」
あの日のセックスを思い出しながら、たぶんうっとりとした顔で言うと、ソウタくんたちは目を大きく見開いた。
「え?」
「あ……理想って、そういう?」
ソウタくんたちは驚いているけど、ケイくんは隣でうんうんと深く頷いている。
だよね! ガネさんを知っていれば納得だよね?
「タチになる予定はないけどね。それに、ネコとしても俺ってもっと頑張れるんじゃないかなって思った。俺もガネさんみたいに相手を楽しませる、大満足させられるセックスができる人になりたいな」
ケイくんはやっぱりうんうん頷いていて、ソウタくんたちは驚いた顔のまま首を傾げる。
「これ以上、ですか?」
「ユキさん、充分セックス上手なのに!」
「そうっすよ! これ以上って、相手が昇天する……!」
「そう? それは言いすぎじゃない?」
タチの男の子たちがそう言ってくれるのは嬉しいし、俺も頑張っている甲斐があるかなとは思うけど……。
「俺はまだまだだよ」
セックスに対してはいつも真剣に取り組んでいるつもりだったけど、あんなの見せられたら……
俺ももっともっと頑張ろうと素直に思えた。
ゲイセックスを覚えてからもう七年。自分ではうまくやっているつもりだけど、最近少し手慣れて来ちゃったというか、上手くできるからって小手先でヤってる部分もあったと思う。
だめだよね。
ずっと楽しいセックスをするためには、ずっと相手を楽しませられないといけないのに。
決意を新たにできた。
ガネさんありがとう。
感謝しているし、尊敬している。
でも……
ガネさんは素敵だけど……
最高のセックスだったけど……
やっぱり……
「ヨウくん」
「は、はい!」
「俺がセックス上手になるための今日の訓練、付き合ってくれる?」
「よろこんで!」
ヨウくんが勢い良く立ち上がった瞬間、股間のタオルが落ちる。
あ♡
あいかわらず巨根♡
今日ここにいるタチの男の子の中なら一番大きいよね♡
テクニック最高の楽しいセックスも素敵だし、俺も頑張ろうと思うけど……。
やっぱり、大きなおちんちんが大好き♡
今日はガネさんより二周りくらい大きくて元気なヨウくんの巨根に、いっぱいアンアン言わせてもらおう♡
二回目のセックスの後、ガネさんもちゃんと射精してくれていることを確認してから言うと、ガネさんは嬉しそうに笑ってくれた。
「ほんま? 満足させられたなら良かったし、俺もめーーーっちゃよかったで」
ゴムの処理をしたガネさんが、俺の隣に寝転んで汗ばんだ体を抱き寄せてくれた。
「ガネさんすごいよね。セックスの引き出しがいっぱいあって、どんどん楽しいことしてくれるの、すごい」
「そんなんユキさんがかわいいからやで? エッチでかわいい反応いっぱいしてくれるから、もっとかわいい顔みたいな~って」
嬉しいことを言ってくれるけど、でもそれって……?
「俺が反応よくなかったらこんなにサービスよくないの?」
首をかしげると、目の前のガネさんは少し考えてから口を開いた。
「……反応悪かったら悪かったで、反応してもらえるように頑張ってサービスするかもしれへんな」
きっとそういう人だと思った♡
「ふふっ。ガネさん、本当に素敵。ね、連絡先交換しない? 関西に来られるのって年に二回くらいかもしれないんだけど」
たった二回だけ? って嫌な顔されちゃうかな?
心配しながら返事を待つと……
「え? じゃあ年に二回もこんな最高のエッチできるん? やった!」
満面の笑みで、本当に嬉しそうに俺の体をぎゅっと抱きしめてくれる。
「ガネさん……♡」
ガネさん、こういう反応も最高。
いや、最高というよりも……
理想の人、見つけちゃったかも。
◆
「ケイくん! ガネさん素敵だったよ! 教えてくれてありがとう~!!」
関西で最高の一晩を過ごした翌々日、関東のいつものハッテン場に行くと、俺にガネさんを教えてくれたケイくんがサウナの中にいた。
「俺が言ったの大げさじゃなかったでしょう? ガネさんとエッチした人ってみんな、今のユキさんみたいなとろとろの顔するんだよね」
俺、今どんな顔してるんだろう?
笑顔だとは思うけど……そんなにとろけた顔してる?
まぁいいか。
「もうね、理想の人って感じ! あの人とセックスできて良かったぁ」
「そこまで気に入ってもらえたなら紹介した甲斐あったな」
「「「……え!?」」」
俺とケイくんの会話を近くで聞いていたハルトくん、ヨウくん、ソウタくんが驚いたり口元を引きつらせたりしながら身を乗り出してきた。
「理想? 理想のエッチってこと!?」
「そんなにいい男なんですか?」
「か、彼氏にしたい、くらい……ですか?」
「えっと……」
あ、勘違いさせちゃったかな?
「彼氏って意味じゃなくて……」
そう、彼氏じゃない。
セフレでもない。
あの素敵なテクニック、相手を楽しませようとする態度、どんどん楽しいことを盛り込んでくるアトラクションのようなプレイ、そして、セックスと相手に対する真摯な気持ち。
これって……
「理想のタチだなって。俺がタチだったらあんな人になりたい♡」
あの日のセックスを思い出しながら、たぶんうっとりとした顔で言うと、ソウタくんたちは目を大きく見開いた。
「え?」
「あ……理想って、そういう?」
ソウタくんたちは驚いているけど、ケイくんは隣でうんうんと深く頷いている。
だよね! ガネさんを知っていれば納得だよね?
「タチになる予定はないけどね。それに、ネコとしても俺ってもっと頑張れるんじゃないかなって思った。俺もガネさんみたいに相手を楽しませる、大満足させられるセックスができる人になりたいな」
ケイくんはやっぱりうんうん頷いていて、ソウタくんたちは驚いた顔のまま首を傾げる。
「これ以上、ですか?」
「ユキさん、充分セックス上手なのに!」
「そうっすよ! これ以上って、相手が昇天する……!」
「そう? それは言いすぎじゃない?」
タチの男の子たちがそう言ってくれるのは嬉しいし、俺も頑張っている甲斐があるかなとは思うけど……。
「俺はまだまだだよ」
セックスに対してはいつも真剣に取り組んでいるつもりだったけど、あんなの見せられたら……
俺ももっともっと頑張ろうと素直に思えた。
ゲイセックスを覚えてからもう七年。自分ではうまくやっているつもりだけど、最近少し手慣れて来ちゃったというか、上手くできるからって小手先でヤってる部分もあったと思う。
だめだよね。
ずっと楽しいセックスをするためには、ずっと相手を楽しませられないといけないのに。
決意を新たにできた。
ガネさんありがとう。
感謝しているし、尊敬している。
でも……
ガネさんは素敵だけど……
最高のセックスだったけど……
やっぱり……
「ヨウくん」
「は、はい!」
「俺がセックス上手になるための今日の訓練、付き合ってくれる?」
「よろこんで!」
ヨウくんが勢い良く立ち上がった瞬間、股間のタオルが落ちる。
あ♡
あいかわらず巨根♡
今日ここにいるタチの男の子の中なら一番大きいよね♡
テクニック最高の楽しいセックスも素敵だし、俺も頑張ろうと思うけど……。
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今日はガネさんより二周りくらい大きくて元気なヨウくんの巨根に、いっぱいアンアン言わせてもらおう♡
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