ゲイのエッチなお兄さん

回路メグル

文字の大きさ
上 下
95 / 190
本編2

リベンジ【9】

しおりを挟む
「いい?」
「いい!」
「じゃあもっと良くなろうか?」

 少し腰を引く。

「え? なんで? やだぁ!」

 奥が気に入ったのか、俺のチンコを締め付けて奥に留まらせようとするけど……この急な強い締め付けにイきそうだったけど……奥歯を思い切り噛んで、ミミちゃんにアドバイスをもらったようにわざと呼吸のタイミングを外して何とかやり過ごす。
 あと少しだ。
 あと少しで……。

「あ、う、あ、あ、あ、ああ、うそぉ、そっちも? あ、だめ……だめ……そこ……それ……あ、あぁ!」

 腰を引いて、カリ下のピアスが前立腺まで戻ってきた。
 そこで小刻みに腰を振って、ごりごり押し付ける。

「ひ、あ、すご、あ、あぁ……♡」

 ユキさんが嬉しそうに甘い声をあげたのを感じて、すぐにまた腰を奥へと進め……。

「ふっ……!」
「あァッ!?」

 ぐっと体重をかけて先端のピアスで最奥を穿つ。

「ふー……ふっ!」

 数度最奥を穿ったあと、大きく息を吐いて、また腰を引く。

「ひぃ! あ、あぁ…………っ、あうぅ!」

 腰を引いて前立腺、また奥へ進んで結腸。
 ピアスの両端で次々に感じる場所をごりごり刺激する。

「あ、あぅ! あ、や、すご、あ、あぁ!」

 前立腺と結腸を責める間隔を狭くするように腰を振る速さを増す。
 下半身トレーニングで強化した足腰のピストン、やばくない?

「あ、や♡ やぁ♡ あ、あぁ、い♡ いい♡ あ、い、よすぎぃ♡ あ、ひ、ぅ、い、ぐっぅ!」

 うわ。
 うるさい喘ぎ声。
 めちゃくちゃ気持ちよさそう。
 ……俺も、すっごくいいけど。でも、必死に耐えてガンガン腰を振る。キッチリとピアスでいい場所を狙いながら、力強く、体重をかけて……!

「あ、だめ、とまって、くる、いく、くぁ♡ あ♡ だめ、あぁ♡ 強い、い、強いのぉ、だめって、だめ、ああああぁぁぁ――――ッ、ッウ、く!」

 ものすごい締め付け。
 内壁のうねり。
 チンコ持っていかれそう。

「うっ……ぐ!」

 うめき声は漏れたけど、なんとか射精は我慢した。俺のチンコ、えらい。
 っていうか、この締め付けは、ユキさんまたイった?
 
「……?」
「あ……っ……」

 ユキさんが声にならない声をあげて震えている。
 これは……

「潮ふいちゃった? ユキさん、かわいいなぁ」

 俺ももう快感で頭はクラクラするんだけど、一年半前にユキさんに煽られたように耳元でふふっと息を吹きかけながら言えば、ユキさんはまた体を震わせる。
 俺はまだイってないのに、ユキさんは射精二~三回に潮吹き、これで俺がされたのと同じ。
 ユキさんのよがり具合から言っても、ユキさんにされたセックスと同じくらいのセックスはできたはず。
 そして……

「潮吹きしてるユキさんのアナル、すごくいいよ。気持ちいい。あぁ、ユキさん……ユキさん!」
「あ、あぁ、ひ、あ、ぐ、あ、だ、だめ、あ、も、ぅあ、いや、いい、よすぎ、だめ、いいぃ!」

 ここからはもう完全に俺のターン。
 今まで我慢していた自分のためのピストン。
 あぁ、やっべぇ。すげぇ。
 やっぱりこの人のアナル、名器!
 潮吹いてイキ狂っても、俺のチンコに合わせて、ピストンに合わせて内壁が締まって、めちゃくちゃ具合がいい。

「あ、やぁ、あ、中、いい、中ぁ、ぜんぶ、あ、だめ、すごい、ピアス、あたる、あたって、だめ、あぁ♡」
 
 これだけ中で気持ちよくなりまくったらそうだよね?
 良い場所とか関係なく、中のどこ擦ったって気持ちいい場所に響くよね?
 そして俺が腰を振りまくるほど……刺激が強ければ強いほど……。

「あぁ、もうだめ、だめ、今、イって、いや、いくの、とまらな、だめ、あ♡ いやぁん♡ よすぎ♡ しんじゃう♡」

 俺の下でうるさく喘いでいるのが、一年半前に俺の上で腰を振っていたユキさんだと思うと、チンコへの名器の刺激に加えて、もう……もう……頭の中がしびれるくらいに気持ちよかった。

「はぁ、もう、イ、いい、いく!」
「あ、ひっ! また奥、っ、ぅ、強っ、あ、あぁ……♡」

 最後は俺も少し喘いで、最奥にチンコの先を……ピアスを擦りつけながら射精した。

「……はぁ……はぁ……」
「……」

 射精してからやっと腰の動きを止めた。
 俺は荒い呼吸を繰り返すけど、ユキさんの呼吸は静かだ。

 これは……

「ユキさん?」

 小声で呼んでも反応が無い。
 息が上がってないんじゃない。

 ユキさんはイキすぎて気を失っていた。

「っ……やった!」

 一年半前、ユキさんに精液を搾り取られて失神してしまった屈辱を、キッチリ返すことができた。

「すっげぇ気持ちいい……!」

 イキ狂っている喘ぎ声を聞きながら、耐えに耐えて名器に搾り取られて射精した瞬間の弾ける様な快感とは違う、じわじわこみ上げる一年半かけた何とも言えない達成感からくる快感に、思わず頬が緩んだ。
しおりを挟む
感想 75

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

処理中です...