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本編2
リベンジ【6】
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連絡先も勤め先も本名も知らない、一年半前にたまたまゲイバーで出会って、ワンナイトしただけの相手。
普通なら、もう一度出会うのは難しい。
「いた……!」
でも、俺は簡単に見つけられた。
一年半前に思い切り喘がされてイキ狂わされた美形のネコ「ユキさん」は、俺が出会ったゲイバーから電車で二駅ほどの街ではめちゃくちゃ有名人らしく、通っているジムの先輩ゲイたちも、ゲイ風俗のミミちゃんも、更にケツモチのヤクザのリョウさんまで「同じ人かどうかわからないけど、あの街の有名なハッテン場でそんな感じの人がよく来てるみたいだよ」と教えてくれた。
まさかとは思ったけど、教えてもらったハッテン場のサウナに、教えてもらった週末の早めの時間に行くと、早速ユキさんに出くわした。
しかもサウナの中ではなく、ハッテン場のあるビルの前でだ。
「ユキさん……!」
「……えーっと……セナくん?」
覚えていた!
俺にとっては強烈なインパクトでも、この人にとってはなんてことない沢山の相手の一人だと思っていたのに。
一年半もあいているのに。
……一応、覚えてもらえてる期待もして、髪色や髪型は変えていないけど。
「ちょっと雰囲気が変わっているから一瞬解らなかった。ガタイよくなった?」
ユキさんは相変わらずの美形で、今日も会社帰りなのか無難なスーツを着ているけど、その上からでも解るほどスタイルも良くて、緩い癖のある黒髪を掻き上げる姿がめちゃくちゃ色っぽかった。
「最近鍛えてるんだ。よかったら、どう変わったかじっくり確かめてみる?」
「うーん……どうしようかな……」
ユキさんは色気のある笑顔だけど、あまりノリ気ではなさそうだ。
大丈夫。この反応も想定内。
こんな時は、ミミちゃんのアドバイスだ。
「うん。体だけじゃないよ……こっちも」
「……!」
ユキさんの手を握って、俺の股間へと無理やり押し付ける。
少し生地が薄めのテーパードパンツと下着の上からでも解る、性器の先端の大きめピアスが指に触れるように。
「え、こ、これ……!」
「どう?」
痴漢だと騒がれても仕方がない行動なのに、ユキさんの表情が一瞬でパァァァァと音がしそうなほど輝いた。
「うん♡ じっくり確かめたい♡ ホテル行こう?」
チョロすぎて心配になるけど、リベンジの第一段階は上手くいった。
◆
一年半前とは違うけど、無難なラブホの無難な部屋に駆け込んで、二人ともシャワーを浴びて全裸でベッドに乗り上げる。
「すごいね♡ 前のスラッとした体形もすごくかわいかったけど……細マッチョ、かっこいいね♡」
ユキさんが俺の割れた腹筋をいやらしく撫でてくれるけど、視線はずっとチンコのピアスに向いている。
正直な人だ。
「鍛えたからね。体力も付いたよ」
「体力……嬉しい。楽しみ!」
「今日は一杯楽しもうね、ユキさん」
「うん!」
……なんか、今日のユキさんはすごくかわいいな。
ギラギラした感じが無いというか……。
今もめちゃくちゃエロいけど、前回はもっと色気垂れ流しの凄まじいエロさだったのに。
一年半もたったからか?
「ねぇ、セナくん」
「……え?」
「フェラチオしていい? ピアス付きペニス、すごく美味しそう♡」
いや、やっぱりエロいな。
普通はフェラチオなんてやりたがらない人が多いのに。
したくてしたくてたまらない、うずうずした様子が伝わってくる。
「いいよ」
俺が膝を立てて座ると、ユキさんはすぐに股間に顔を埋める。
俺からはユキさんの後頭部と背中、腰の辺りしか見えないが……妙に腰つきがエロい。
「わぁ……すごい。ピアス大きいし、バーベルも太い。8G? もっと? すごく素敵……!」
「っ……!」
ユキさんの熱っぽい声と共に、俺のチンコに息がかかる。
一年半前、フェラチオでまず喘がされたことを思い出す。
正直怖い。
また喘いでよがり狂いそうで、
……でも、もう、一年半前の俺じゃない。
「いただきます♡」
「ん……」
「ん、すごい、色黒ペニスにシルバーのピアスってすごく映えるね。かっこいい。早く勃起して? 勃起したほうが絶対にかっこいい♡ ね? んんんっ!」
「っ……」
先端キスからのいきなりバキュームフェラは反則!
しかも、俺が根元扱かれるの弱いの覚えてるの?
扱く指の強さが絶妙。
ちょ、や、やばい、やばい、けど……
「ふっ、ふぅ……っ」
大丈夫。
まだ大丈夫。
息吐いて、腹凹ませて、うん。大丈夫。
ミミちゃんのバキュームフェラの方がヤバかった。
いや、同じくらい……。
いやいや、でも大丈夫。
「勃起したぁ♡ すごい♡ すごいすごい♡ 勃起するとピアスこの位置にくるんだ? わ……最高♡」
ユキさんが口を離してうっとりと俺のチンコを眺める。
ふぅ、勃起はしたし、気持ち良かったけど、きちんと理性を保てている。
それにユキさんのこの反応。
ピアスで……しかもこのデカいピアスで大正解だ。
「これで中ゴリゴリされたら絶対に気持ちいい♡ ね、後ろ準備できてるから早くちょうだい? ピアス付きペニスで奥までガンガン思い切り突いて欲しい♡」
今度は顔をあげたユキさんが膝を立ててベッドに座り、俺に見せつけるようにローションで光るアナルの淵を指で広げる。
舌なめずりまでする姿は、AVのジャケットかストリップダンサーにしか見えない。
……エロ美人顔でエロい体形でエロいポーズ……最強すぎる。
でも、大丈夫だ。
この一年半、なるべくエロい見ための美人を選んで抱いてきた。大丈夫。大丈夫……。
「わぁ、完勃ち♡ もう入るよね? はやく♡」
チンコの質量は思いきり増したけど、挿入前に暴発するようなことにはならなかった。
まだ耐えられる。
「だめ。いきなりメインじゃ面白くないと思わない?」
チンコは完勃ちだけど、余裕のある顔で、上擦らない声で、ユキさんの体を押し倒した。
普通なら、もう一度出会うのは難しい。
「いた……!」
でも、俺は簡単に見つけられた。
一年半前に思い切り喘がされてイキ狂わされた美形のネコ「ユキさん」は、俺が出会ったゲイバーから電車で二駅ほどの街ではめちゃくちゃ有名人らしく、通っているジムの先輩ゲイたちも、ゲイ風俗のミミちゃんも、更にケツモチのヤクザのリョウさんまで「同じ人かどうかわからないけど、あの街の有名なハッテン場でそんな感じの人がよく来てるみたいだよ」と教えてくれた。
まさかとは思ったけど、教えてもらったハッテン場のサウナに、教えてもらった週末の早めの時間に行くと、早速ユキさんに出くわした。
しかもサウナの中ではなく、ハッテン場のあるビルの前でだ。
「ユキさん……!」
「……えーっと……セナくん?」
覚えていた!
俺にとっては強烈なインパクトでも、この人にとってはなんてことない沢山の相手の一人だと思っていたのに。
一年半もあいているのに。
……一応、覚えてもらえてる期待もして、髪色や髪型は変えていないけど。
「ちょっと雰囲気が変わっているから一瞬解らなかった。ガタイよくなった?」
ユキさんは相変わらずの美形で、今日も会社帰りなのか無難なスーツを着ているけど、その上からでも解るほどスタイルも良くて、緩い癖のある黒髪を掻き上げる姿がめちゃくちゃ色っぽかった。
「最近鍛えてるんだ。よかったら、どう変わったかじっくり確かめてみる?」
「うーん……どうしようかな……」
ユキさんは色気のある笑顔だけど、あまりノリ気ではなさそうだ。
大丈夫。この反応も想定内。
こんな時は、ミミちゃんのアドバイスだ。
「うん。体だけじゃないよ……こっちも」
「……!」
ユキさんの手を握って、俺の股間へと無理やり押し付ける。
少し生地が薄めのテーパードパンツと下着の上からでも解る、性器の先端の大きめピアスが指に触れるように。
「え、こ、これ……!」
「どう?」
痴漢だと騒がれても仕方がない行動なのに、ユキさんの表情が一瞬でパァァァァと音がしそうなほど輝いた。
「うん♡ じっくり確かめたい♡ ホテル行こう?」
チョロすぎて心配になるけど、リベンジの第一段階は上手くいった。
◆
一年半前とは違うけど、無難なラブホの無難な部屋に駆け込んで、二人ともシャワーを浴びて全裸でベッドに乗り上げる。
「すごいね♡ 前のスラッとした体形もすごくかわいかったけど……細マッチョ、かっこいいね♡」
ユキさんが俺の割れた腹筋をいやらしく撫でてくれるけど、視線はずっとチンコのピアスに向いている。
正直な人だ。
「鍛えたからね。体力も付いたよ」
「体力……嬉しい。楽しみ!」
「今日は一杯楽しもうね、ユキさん」
「うん!」
……なんか、今日のユキさんはすごくかわいいな。
ギラギラした感じが無いというか……。
今もめちゃくちゃエロいけど、前回はもっと色気垂れ流しの凄まじいエロさだったのに。
一年半もたったからか?
「ねぇ、セナくん」
「……え?」
「フェラチオしていい? ピアス付きペニス、すごく美味しそう♡」
いや、やっぱりエロいな。
普通はフェラチオなんてやりたがらない人が多いのに。
したくてしたくてたまらない、うずうずした様子が伝わってくる。
「いいよ」
俺が膝を立てて座ると、ユキさんはすぐに股間に顔を埋める。
俺からはユキさんの後頭部と背中、腰の辺りしか見えないが……妙に腰つきがエロい。
「わぁ……すごい。ピアス大きいし、バーベルも太い。8G? もっと? すごく素敵……!」
「っ……!」
ユキさんの熱っぽい声と共に、俺のチンコに息がかかる。
一年半前、フェラチオでまず喘がされたことを思い出す。
正直怖い。
また喘いでよがり狂いそうで、
……でも、もう、一年半前の俺じゃない。
「いただきます♡」
「ん……」
「ん、すごい、色黒ペニスにシルバーのピアスってすごく映えるね。かっこいい。早く勃起して? 勃起したほうが絶対にかっこいい♡ ね? んんんっ!」
「っ……」
先端キスからのいきなりバキュームフェラは反則!
しかも、俺が根元扱かれるの弱いの覚えてるの?
扱く指の強さが絶妙。
ちょ、や、やばい、やばい、けど……
「ふっ、ふぅ……っ」
大丈夫。
まだ大丈夫。
息吐いて、腹凹ませて、うん。大丈夫。
ミミちゃんのバキュームフェラの方がヤバかった。
いや、同じくらい……。
いやいや、でも大丈夫。
「勃起したぁ♡ すごい♡ すごいすごい♡ 勃起するとピアスこの位置にくるんだ? わ……最高♡」
ユキさんが口を離してうっとりと俺のチンコを眺める。
ふぅ、勃起はしたし、気持ち良かったけど、きちんと理性を保てている。
それにユキさんのこの反応。
ピアスで……しかもこのデカいピアスで大正解だ。
「これで中ゴリゴリされたら絶対に気持ちいい♡ ね、後ろ準備できてるから早くちょうだい? ピアス付きペニスで奥までガンガン思い切り突いて欲しい♡」
今度は顔をあげたユキさんが膝を立ててベッドに座り、俺に見せつけるようにローションで光るアナルの淵を指で広げる。
舌なめずりまでする姿は、AVのジャケットかストリップダンサーにしか見えない。
……エロ美人顔でエロい体形でエロいポーズ……最強すぎる。
でも、大丈夫だ。
この一年半、なるべくエロい見ための美人を選んで抱いてきた。大丈夫。大丈夫……。
「わぁ、完勃ち♡ もう入るよね? はやく♡」
チンコの質量は思いきり増したけど、挿入前に暴発するようなことにはならなかった。
まだ耐えられる。
「だめ。いきなりメインじゃ面白くないと思わない?」
チンコは完勃ちだけど、余裕のある顔で、上擦らない声で、ユキさんの体を押し倒した。
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