ゲイのエッチなお兄さん

回路メグル

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本編2

リベンジ【2】

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「ご指名ありがとうございま~す♡」

 リベンジのため、ゲイ風俗にも通った。
 この辺りで一番テクニックがあると有名なミミちゃんを知り合いに紹介してもらって、正直に、包み隠さず「めちゃくちゃ上手い美形のネコに喘がされて何度も射精させられて潮吹きまでさせられて……でも相手は満足しなかったことがショックでリベンジしたい!」と事情を話すと、ミミちゃんはすごく親身になって協力してくれた。

「よし! じゃあまずはケツで抱かれるのに慣れよう! 俺のとろとろアナルで快感に慣れて、射精に強くなろうね! テクのあるネコがどう責めがちとか、責めてきたらどう躱すかとかも教えるからね」
「おぉ……!」
「射精を鍛えたら次は、相手をアンアン言わせるテクニックをいっぱい教えてあげる!」
「た、頼りになる……!」

 ミミちゃんは小柄でふわふわの明るい茶髪に目が大きくて天使のような可愛らしい見た目なのに、すごく頼もしい! 初日の丁寧な対応で、週に三回通うことを決めた。


 最初の特訓はミミちゃんが言う通り、ケツで抱かれることに慣れる所から。
 ミミちゃんがユキさんとのセックスを再現しながら、ポイントごとにアドバイスをしてくれるんだけど……最初はアドバイスを聞く余裕もなく、とにかく気持ちよくて、射精しまくって、毎回精子タンクが空になるまで搾り取られて潮吹きまでしていたら、仕事でもプライベートでもセックスができなくて困った。
 週に三回、空になるまで射精していたら当たり前だけど……このままでは仕事に支障が出る。
 リベンジはしたいけど、仕事に影響が出るのはマズイ。
 必死で特訓に励んで、チンコを……射精を鍛えて三ヶ月ほどで……

「あ♡ セナさん、これ好きでしょ? ね? あ、あはっ♡」
「ふっ、あぁ、すげぇ気持ちいい。でもそんなんじゃ足らないな……っ!」
「んんっ! あ、すごい♡ これでも、まだ? まだイかないの? セナさん、強いねぇ♡」

 快感をちゃんと気持ちよく感じながらも、射精を我慢し、理性を保てるようになってきた。
 さらに三カ月もすれば、上に乗られても逆転できるようになってきた。

「あ、あぁ♡ やだ♡ 俺が責めたいのに♡」
「だめ。今日は俺がする」
「ん♡ あ、だめ、いきなりそれされたらすぐに力抜けちゃう♡ アナルの奥に欲しくなっちゃう♡」

 ミミちゃんはこんな風に形勢逆転した後の責め方もたくさんアドバイスしてくれた。
 そこから三ヶ月ほど、自分が責める時のテクニックを磨いて、磨いて、磨いて……。
 ミミちゃんのアドバイスでゲイ向けのAVを観たり、逆に医学書とかも読んだり、ミミちゃん以外の風俗ボーイも抱いたり……勉強も実践もめちゃくちゃ頑張った。
 その結果……

「あぁん♡ セナくんのエッチすごく気持ちいい♡ 俺、ボーイなのにガチイキしちゃう」
「ほら、ここだよね? ミミちゃんのイイとこ」
「あ、あ、あ♡ いいとこ、もう許して、だめ♡ あ、だめ♡ イキすぎて、くるしい、だめぇ♡」
「かわいい。メスイキしちゃってるミミちゃんかわいいよ? メスイキならまだイけるよね?」
「んんんんん♡」

 ベテラン風俗ボーイをイキ狂わせることができるようになった。
 ジムでトレーニングを積んで体形や体力を磨き上げた成果もあると思う。

「すごい……ここまで成長するとは思わなかった……」

 プレイの最後にはミミちゃんがベッドから起き上がらずになかなか整わない呼吸の合間にこんなことも言ってくれる。

「これなら俺、リベンジできるかな? 今度は俺があの人をイキ狂わせて悔しがらせることができるかな?」
「うん。絶対にできると思うよ。セナさん、頑張ってね♡」
「ありがとうミミちゃん!」

 テクニックも自信も付けてもらって、そろそろ時間なので服を着ていると、背後でミミちゃんが小さく何かを呟いた。

「……まぁ、ユキくんは喜ぶだけだと思うけどね」

 よく聞き取れなくて首をかしげると、ミミちゃんは天使のような顔に満面の笑みを浮かべて俺に向き直った。

「なんか言った?」
「ううん。なんでもない! 応援しているから、結果教えてね?」

 俺がベッドに近づくと、ミミちゃんが「がんばれ」といいながら頬にキスをしてくれた。
 客とボーイという関係ではあるけど、すごく親身になって応援してくれるミミちゃんは、外見だけでなく中身も天使だな。
 下半身性液まみれだけど。

 同じ接客業として俺もミミちゃんを見習おう。
 そして、ミミちゃんに鍛えてもらったテクニックで、しっかりリベンジを果たそう。

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