ゲイのエッチなお兄さん

回路メグル

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番外編1(全13話)

【番外編】若頭(改造巨根)と舎弟の話【12】

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「あ……ん、ん……」

 前立腺をパールが擦って、だんだん。
 だんだん腰を振る幅が広くなる。
 少し奥に進んで、引いた時はパールが前立腺に当たって……少し圧迫感はあるけど、腰を引いた時に大好きな前立腺に当たるのが気持ちよくて、力が抜けると多分内壁も緩んでタカさんがまた奥へと進みやすくなる。

「はぁ……うっ……ん」

 太いのを受け入れる時の呼吸の仕方ももう覚えている。
 まだ受け入れたことが無い部分で極太の亀頭を受け入れるのは苦しいけど、入り口に初めて突っ込む時よりはマシ。
 苦しいけど、タカさんのチンポがより深く入ってより気持ちよくできてることに喜びしか感じない。
 苦しいけど。

「うっ、ぐ……うっ……ん……んんっ!?」

 え?

「ここか……」
「ひっ!」
「っ……ぅ、リョウ、息吐け」
「ふっ、あ……?」

 あれ?
 なんだ、これ?

「痛いか?」

 痛い? 痛くはない……。
 身体がこわばって、上手く動かない首を微かに横に振る。

「いいか」

 いい?
 前立腺の気持ち良さとも、チンポの気持ち良さとも、全然違う。
 なんか、すごいことは解る。

「わ、わかんない……!」
「わかんねぇか。そうか。結腸、全くのはじめてだもんなぁ?」

 あ、うわ。
 タカさん?
 なんでそんな嬉しそうな顔……?
 え?
 そんな顔されたら、俺……。

「わかんない……っす……けど」
「んー?」

 タカさんがめちゃくちゃ幸せそうに俺を見る。
 うわぁ……。

「なんか、うれしい、っす」
「……お前は喜んでばかりだな」

 そういうタカさんの顔の方が、声の方が、嬉しそうだ。
 だから、俺ももっと嬉しい。

「かわいいなぁ」

 唇をつばまれて、頬、耳元にも口づけられて……

「かわいい。リョウ、かわいいな」

 耳元で囁かれた瞬間、体が跳ねた。

「っう……!」
「ん? そうか、これがいいか?」

 耳元で、耳たぶに時々唇が触れる位置で、タカさんが笑う。くすぐったい。

「リョウ、すげぇかわいい」
「あぁ!」

 くすぐったい。
 体中が、体の中から、なんか、すげぇくすぐったい。

「中、ゆるんだな」
「あ、え? あぁ!」

 タカさんの先端が、俺の体の奥をトントンと優しく突き上げる。
 ひと突きごとに体が震えて、ぶわっと、なんか、わからない未知の感覚が腹の奥から広がる。

「あ、タカさ、あ、あ?」
「今、結腸突いてる」
「あ? あ、あぁ、あん、あ!」

 やっぱり結腸はよく解らないけど、だんだんなんか、そこ、タカさんの動きが速くなるにつれて、なんか、なんかすごい!

「あ、あぅ、あ、あ、っ、なんか、あれ? 中、あ、そこ……!」
「あぁ、声、もっと聞かせてくれ。たまんねぇ」
「ああ! あぁ、あぅ、あ、あんっ、タカさ、ん」

 なんか……とにかくなんかすごくて、タカさんに縋りついて声をあげると、タカさんの腰の動きが速くなって、そうなると俺の声ももっとでかくなる。

「タカさん、タカさんっ……!」

 最初はよく解らない刺激だったのに。
 気持ちいいのは、引いて前立腺に当たる時だったのに。
 なんで? もう、引いても奥を突いても、奥を突く方が、どんどん気持ちよくなってくる。

「おく、いぃ、きもち、い、い! おく、おくが、すご、い、いいっ!」
「奥、好きか?」
「すき。おく、すき!」
「俺のチンポが?」
「ん、すきぃ、あ……すき」

 泣きたくないのに涙も出てきて、もうなりふり構わず思いつくまま返事をした。
 ぎゅっと抱きしめられて、密着した逞しい腹筋が俺のガチガチに勃起したチンポに擦れるのも、すごくよくて。
 もう、よくわかんねぇ。
 セックス、慣れて来たと思うのに、こんなの知らない。
 わかんない。
 すごくて、気持ち良くて、嬉しくて。

「……俺は?」
「あ、すき、っ……うあ、タカさん、だいすき……あ、あう、すき、ぃ、あ」

 俺が返事をすると、タカさんがごくりと喉を鳴らして唾液を飲み込んだ後、口角を上げて獰猛に笑った。
 殺されそう。
 背中がゾクゾクする。

「マジで、たまんねぇなぁ……っ」
「アァっ!」

 あ、うわ、ピストン、すげぇ、タカさん、めちゃくちゃ必死に腰振ってる。
 気持ちよさそう。
 すげぇ気持ちよさそう!

「あ、タカさ、あ、あぁ、あぁっ!」

 イった。
 思い切りイった。
 深いところから全身がぶわっと熱くなるような快感で、タカさんに必死にしがみつきながらイった。

「はぁ、リョウ、イってるのか? 悪い、もう少しっ! はぁ、すげぇ……!」
「あ、はっ、あ、あぁ、ひぃ、ひっ! う、あ、あう……うぅ!」

 嬉しい。
 嬉しい、嬉しい、嬉しい。
 タカさんが気持ちよさそうで、好き勝手腰振ってくれてて、嬉しい。
 俺、イってて、すごく気持ちよくて、苦しいくらい気持ちいいし、タカさん、気持ちよさそうだし、あぁ、やべぇ。
 これ、やべぇ。

「リョウ……っく……う!」

 タカさんが満足そうに射精した瞬間、もう嬉しすぎて、やばくて、これ……。

 すっげぇ幸せ。

 俺、セックス好きだ。
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