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番外編1(全13話)
【番外編】若頭(改造巨根)と舎弟の話【6】
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「ひあっ!?」
え?
「あ? あ、あ?」
あれ?
なんか、急に?
あれ?
すっげぇ痛くて苦しくて気持ち悪いくらいなのに、同じくらい大きな快感に襲われる。
タカさんの動きが停まってしまった。
「リョウ……お前……」
「あ、タ、タカさん……あの、これ……」
閉じていたまぶたを開くと、タカさんは怒っても呆れてもいなかった。
嬉しそうな笑顔だった。
「ちゃんと、前立腺の開発もしてるんだな」
「あ……はい」
頷くと、同じ場所で腰が揺れた。
「あぁ!」
「いいか? なぁ?」
「あ、い、い、あ、あぁ」
ずっとそこを突き上げるように、少し腰を引いて、突き上げる動きを繰り返される。
そのたびにびくっと体が跳ねるほど気持ちよくて、だんだん体の力が抜けて……まだ苦しいけど……痛みはなくなってきた。
「あ、あ、あ……!」
「ははっ、良い声だせるじゃねぇか」
タカさんが楽しそうで嬉しい。
きっと俺の力が抜けて腰が振りやすくなったからだ。よかった。
「あ、タカさ、あ、俺より、もっと、タカさんの、いいこと」
「これがいいんだよ。お前が気持ちよさそうな方が、俺もいい」
そういうもん? わかんねぇ。
だんだんタカさんが腰を振るペースが速くなる。
タカさんの息が上がる。
気持ちよさそう。
でも、ずっと俺のいい場所を突いて、カリで引っかけて、そこばかかりで、きもちいい。
俺のいいとこをずっと。
俺ばっかり。
あ、でも、タカさんも気持ちよさそう。
気持ちよさそうな顔してる。
あ、今、すげぇセックスっぽい。
「はぁ、あ、タカさん……」
すげぇ嬉しくて、自然と口角を上げると、目の前のタカさんの顔はなぜかせつなそうな……でも頬とかは赤くて、よく解らないけど腰の動きが速くなった。
「っ……! リョウ……!」
「あ! あ、あぁ、あっ、あ!」
うわ、やべぇ。すごい速い。
これ、タカさんのペースだよな? 好きにしてくれてるんだよな? よかった。俺のアナル、役に立ってる。
よかった。
よかった……え?
「あ! あ、そ、それ、あ、そんなこと、しな、あ!」
タカさんの男らしいデカい手が、俺のチンポを握った。
握って、オナニーするみたいにしっかりイかせようとする動きで上下に扱く。
「リョウ、はぁ……リョウ……」
まずい。
俺、後ろでイけないけど、そっちは普通にイける。
後ろも結構気持ちよくなってきたのに、そっちもされたら、俺、やばい。
タカさんより先にイくわけにはいかないのに。
「も、だめ、っす、おれ、さきに、だめ」
「リョウ、いいから……イけ」
「ひっ!」
先端を指の腹でえぐられて、前立腺も強く突かれて、もう、もうだめ、だめだった。
イった。
余裕なくイった。
「ふぅ、ふっ、リョウ、リョウ!」
「あ、あぁ!? あ、あ、あ!」
俺がイくと、急にタカさんの腰の動きが激しくなって、イってよくわからない動きをしている俺の内壁を思い切り擦り上げて……あ。
「くっ……ぅ」
あ……うわ……。
イってくれてる。
タカさん、イってる。
やっべぇ。
嬉しい。
俺、タカさんの役に立てた……!
◆
「……?」
「起きたか、リョウ」
目が覚めて、状況を理解するのに時間がかかった。
何で俺とタカさんが同じベッドで寝ていて、しかも俺はタカさんの腕枕で……?
あ……そうだ。
俺、タカさんとセックスしたんだ。
セックスして、ちゃんとタカさんがイってくれたことに満足して……記憶が無い。
時計を見ると、恐らく一時間ほど寝てしまっていたらしい。
「……! すんません! 俺! ……っう」
あわてて起き上がろうとしたけど、腰? 股? ケツ? 足? 下半身が全体的にダル重くて、ベッドに逆戻りしてしまった。
「気にしなくていい。動けないだろう? 寝てろ」
タカさんが俺の体にシーツをかけてくれて、ぽんぽんと子供をあやすように胸元を叩いてくれた。
「……お手数かけます。あの、次はもっと上手くできるようにするんで」
もっとケツを慣らして、体力も付けよう。
あ、でも、タカさんはもうしたくないかもしれないよな。イってはくれたけど、具合が良かったとは思えないし。
なかなか返事が無くて、恐る恐るタカさんの方を見ると、驚いた顔をしていた。
「次? また、やっていいのか?」
「え? はい。もちろんです。アニキのしたい時に使ってくれたら……アニキの役に立てたら俺、嬉しいんで」
「リョウ……」
タカさんはまだ驚いた顔をして、口元を手で覆った。
あ、でも……
「ただ、ヤってから数日はアナルを休ませないといけなくて、次にヤるには準備に一週間かかるんで、不便させることもあるかもしれないんすけど」
あのメモに、そうしないとゆるゆるのアナルになって、セックスを楽しめないし私生活にも影響があると書いてあった。
俺がどうなろうといいけど、タカさんがセックスを楽しめないのは困る。
「それは、当然だ……あぁ。お前の体を最優先にしてくれ」
「いえ、できる限りアニキの都合に合わせるんで!」
「馬鹿言うな。そんなこと、できるわけないだろう……」
タカさんがぎゅっと俺の体を抱きしめる。
イテテ……腰……でも……なんか、すっげぇ嬉しい。
「ありがとう、リョウ……ありがとう。何よりも嬉しい誕生日プレゼントだ」
タカさん……。
よかった。
俺じゃあタカさんのチンポ勃たないかなとか、気持ちよくなれないかなとか、色々心配してたけど……。
俺、タカさんの役に立てたし、これからも役に立てるんだ。
俺の方が、嬉しいっすよ、タカさん。
え?
「あ? あ、あ?」
あれ?
なんか、急に?
あれ?
すっげぇ痛くて苦しくて気持ち悪いくらいなのに、同じくらい大きな快感に襲われる。
タカさんの動きが停まってしまった。
「リョウ……お前……」
「あ、タ、タカさん……あの、これ……」
閉じていたまぶたを開くと、タカさんは怒っても呆れてもいなかった。
嬉しそうな笑顔だった。
「ちゃんと、前立腺の開発もしてるんだな」
「あ……はい」
頷くと、同じ場所で腰が揺れた。
「あぁ!」
「いいか? なぁ?」
「あ、い、い、あ、あぁ」
ずっとそこを突き上げるように、少し腰を引いて、突き上げる動きを繰り返される。
そのたびにびくっと体が跳ねるほど気持ちよくて、だんだん体の力が抜けて……まだ苦しいけど……痛みはなくなってきた。
「あ、あ、あ……!」
「ははっ、良い声だせるじゃねぇか」
タカさんが楽しそうで嬉しい。
きっと俺の力が抜けて腰が振りやすくなったからだ。よかった。
「あ、タカさ、あ、俺より、もっと、タカさんの、いいこと」
「これがいいんだよ。お前が気持ちよさそうな方が、俺もいい」
そういうもん? わかんねぇ。
だんだんタカさんが腰を振るペースが速くなる。
タカさんの息が上がる。
気持ちよさそう。
でも、ずっと俺のいい場所を突いて、カリで引っかけて、そこばかかりで、きもちいい。
俺のいいとこをずっと。
俺ばっかり。
あ、でも、タカさんも気持ちよさそう。
気持ちよさそうな顔してる。
あ、今、すげぇセックスっぽい。
「はぁ、あ、タカさん……」
すげぇ嬉しくて、自然と口角を上げると、目の前のタカさんの顔はなぜかせつなそうな……でも頬とかは赤くて、よく解らないけど腰の動きが速くなった。
「っ……! リョウ……!」
「あ! あ、あぁ、あっ、あ!」
うわ、やべぇ。すごい速い。
これ、タカさんのペースだよな? 好きにしてくれてるんだよな? よかった。俺のアナル、役に立ってる。
よかった。
よかった……え?
「あ! あ、そ、それ、あ、そんなこと、しな、あ!」
タカさんの男らしいデカい手が、俺のチンポを握った。
握って、オナニーするみたいにしっかりイかせようとする動きで上下に扱く。
「リョウ、はぁ……リョウ……」
まずい。
俺、後ろでイけないけど、そっちは普通にイける。
後ろも結構気持ちよくなってきたのに、そっちもされたら、俺、やばい。
タカさんより先にイくわけにはいかないのに。
「も、だめ、っす、おれ、さきに、だめ」
「リョウ、いいから……イけ」
「ひっ!」
先端を指の腹でえぐられて、前立腺も強く突かれて、もう、もうだめ、だめだった。
イった。
余裕なくイった。
「ふぅ、ふっ、リョウ、リョウ!」
「あ、あぁ!? あ、あ、あ!」
俺がイくと、急にタカさんの腰の動きが激しくなって、イってよくわからない動きをしている俺の内壁を思い切り擦り上げて……あ。
「くっ……ぅ」
あ……うわ……。
イってくれてる。
タカさん、イってる。
やっべぇ。
嬉しい。
俺、タカさんの役に立てた……!
◆
「……?」
「起きたか、リョウ」
目が覚めて、状況を理解するのに時間がかかった。
何で俺とタカさんが同じベッドで寝ていて、しかも俺はタカさんの腕枕で……?
あ……そうだ。
俺、タカさんとセックスしたんだ。
セックスして、ちゃんとタカさんがイってくれたことに満足して……記憶が無い。
時計を見ると、恐らく一時間ほど寝てしまっていたらしい。
「……! すんません! 俺! ……っう」
あわてて起き上がろうとしたけど、腰? 股? ケツ? 足? 下半身が全体的にダル重くて、ベッドに逆戻りしてしまった。
「気にしなくていい。動けないだろう? 寝てろ」
タカさんが俺の体にシーツをかけてくれて、ぽんぽんと子供をあやすように胸元を叩いてくれた。
「……お手数かけます。あの、次はもっと上手くできるようにするんで」
もっとケツを慣らして、体力も付けよう。
あ、でも、タカさんはもうしたくないかもしれないよな。イってはくれたけど、具合が良かったとは思えないし。
なかなか返事が無くて、恐る恐るタカさんの方を見ると、驚いた顔をしていた。
「次? また、やっていいのか?」
「え? はい。もちろんです。アニキのしたい時に使ってくれたら……アニキの役に立てたら俺、嬉しいんで」
「リョウ……」
タカさんはまだ驚いた顔をして、口元を手で覆った。
あ、でも……
「ただ、ヤってから数日はアナルを休ませないといけなくて、次にヤるには準備に一週間かかるんで、不便させることもあるかもしれないんすけど」
あのメモに、そうしないとゆるゆるのアナルになって、セックスを楽しめないし私生活にも影響があると書いてあった。
俺がどうなろうといいけど、タカさんがセックスを楽しめないのは困る。
「それは、当然だ……あぁ。お前の体を最優先にしてくれ」
「いえ、できる限りアニキの都合に合わせるんで!」
「馬鹿言うな。そんなこと、できるわけないだろう……」
タカさんがぎゅっと俺の体を抱きしめる。
イテテ……腰……でも……なんか、すっげぇ嬉しい。
「ありがとう、リョウ……ありがとう。何よりも嬉しい誕生日プレゼントだ」
タカさん……。
よかった。
俺じゃあタカさんのチンポ勃たないかなとか、気持ちよくなれないかなとか、色々心配してたけど……。
俺、タカさんの役に立てたし、これからも役に立てるんだ。
俺の方が、嬉しいっすよ、タカさん。
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