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本編1
俺にだって「初心者」の頃があるんだよ? 【5・初めて●●●した日/中編 】
しおりを挟む「ほら、さっきからずっと勃起してるペニスも……これくらい焦らされてから触る方がいいでしょう?」
「っ!」
勃起して、先走りも流し始めたペニスを優しく握り込む。
指がギリギリ回るくらいの太くて立派なペニス。
すごく綺麗な色で、使い込んでないのがよく解る。
オナニーもこっちじゃなくてアナル?
ペニスの快感は好きじゃない? でも、男の子なんだから……
「あ? え?」
握ったペニスの先端にちゅっと口づけて、口を大きく開けてペニスの先端を含む。
「あ、あ、え? フェラって、ネコが……」
「そんなきまりないわよ」
戸惑っているひーくんに返事をした後、更に深く咥え込んで、吸って、得意の真空風バキュームフェラをしてあげる。
「あ、やぁ、あ、あぁ!」
この大きさならぎりぎりだけど……喉奥まで咥えて、なんとかイラマチオ♡
どう? 喉を締めて……じゅっぽじゅっぽ深く咥えられるのは?
「ひっ、う、あ、あ、あ、あ! や、イ、おれぇ、イ、っちゃあ! アァ!」
あら、早い。
もっとテクニック見せつけたかったのに。
「はぁ……あ、はぁ……はっ……」
ティッシュに精液を吐き出して、顔を覗き込んでもひーくんはまだ放心状態だった。
「よかった?」
「よかったぁ……♡」
「フェラチオ、初めて?」
「うん、はじめて♡」
そうでしょうね。
タチの子ってあまりしたがらないもの。
「これ……」
「ん?」
「これ、このすごいの……」
ひーくんがやっと息が整ってきたと思うと、私に視線を合わせてにっこりとほほ笑んだ。
「このすごいの、俺もできるようになりたい♡」
「!?」
そこは、「またやって欲しい♡」じゃないの?
気持ちいいこと好きなんでしょう?
「俺がフェラすると『それよりも早くアナルに……』って言われちゃうから。こっちでも満足させられるようになりたい♡」
口の前でわっかを作るエッチなポーズをするひーくんが、エッチでかわいいと思う反面、すごくいじらしくて……なぜかここで胸がキュンとなった。
「それに、すっごく気持ちよかったけど、俺はペニスの気持ち良さよりアナルの気持ち良さの方が好きかも♡」
……さっきのキュンを返して。
呆れちゃったけど、期待を裏切らない子ね。
これはアナルの方で益々頑張らないと。
やる気でちゃう♡
「じゃあ、力が抜けている間に……あら、準備しているの?」
フェラチオの快感が抜けきらない間に、ひーくんの膝を立てて、アナルを指で撫でる。
「うん。上手にできてるかは解らないけど」
きれいに洗ってあるアナルは、解れていて、ローションも仕込んであって、今すぐにでも挿入できそうな具合のいい準備万端のアナルだった。
きっと性急に求めてくる男が多いから、自分の体を守るための準備ね……。
それは必要なことではあるけど……。
「相手によっては、してもらうのも楽しいのよ。次の機会があるなら私にさせて」
「うん。ミマさんなら上手な準備の仕方も教えてもらえそうだし♡」
そうじゃないんだけど……まぁいいわ。
今度、しっかり解しながら前戯の楽しさを教え込んであげるわ。
だから今日は……
「今日はもう入れてもいい?」
「やった♡ さっきからチラチラ見えるミマさんのペニス、すごく大きくてかっこよくて、早く欲しくて仕方なかったんだ♡」
……もう、そういうことを言うから男が我慢できなくなるのよ?
私はプロだからなんとか抑え込めるけど。
それでもうっかり硬さを増して、扱かなくても十分に挿入できる硬さになったペニスに愛用の薄いスキンを被せる。
「ひーくん」
「ん……」
準備万端のアナルに先端を宛がって、何度かそこを擦り……。
「ゆっくり息吐いて……いきんで」
「ふぅ……んっ……んん!」
ひーくんの体に覆いかぶさって、抱きしめながら、ゆっくり……ゆっくり先端を埋めていく。
「うぅ……ん……っ!」
痛そうではないけど、少し苦しそう。
ごめんなさいね。私、タチで人気が出るだけあって大きいの。
「括れまで入れちゃった方が楽になるから。もう少し……」
「う、うぐっ……っ!」
遊んでいるみたいだけど、まだ狭い。
力の入れ方と抜き方が解っていないのね。
「ちょっとだけいきんで。進む時は……そう」
「ふっ……くっ……」
「うん。上手。ほら、太い部分は入っちゃったわ」
「……はぁ……うん」
腰の動きを止めて中に馴染ませる間、はぁはぁと荒い息を吐いているひーくんの頬や首筋を軽く啄む。
「はぁ……んっ、動かないの?」
「ちょっとこのまま」
「あっ!」
胸の突起を含んでねっとりといやらしく舐めると、一瞬中が締まって、すぐに力が抜けた。
「あ……ミマさん……あ、そこ……♡」
荒い息は、だんだん喘ぎ声になる。
反対側の乳首も手の平でゆっくり撫でて、爪で引っ掻いて、時々わき腹や腰、反応の良かった場所を撫でていく。
「ん、あ……あ♡」
「気持ちいい?」
「いい。なんか、さっきより……♡」
うっとり返事をする頃には、中も私の大きさに馴染んでいて……そろそろね。
「よかったわ♡ でも、ひーくんはアナルが好きなのよね?」
「んんっ♡ あ♡」
少し腰を押し進めると甘ったるい声が上がる。
期待に満ちた甘い声。
解りやすい。
「あ、あ、あ、あ♡ あ、すご、あ♡」
「ふふっ。ちゃんと慣らして、気持ちよくなってからの方がアナル気持ちいいでしょう?」
「うんっ♡ うん♡ いい♡ いい♡」
必死にこくこく頷いて、気持ちよさそうにシーツを握って体をよじる姿がかわいくてたまらない。
乱暴に腰を振りたくなるけど、まだダメ。我慢我慢……。
「自分で前立腺の場所ちゃんと解ってる?」
「あ♡ なんとなくっ、あ♡」
頼りない返事。
ちゃんと場所を覚えて、そこを刺激するようにおねだりしてないの?
もう、教えがいがあるわぁ♡
「気持ちよくなったら言ってね?」
「うん♡ ん、あ、はぁ、あ♡」
少しずつ前後に動かしながら腰を進めるけど、前立腺はもう少し奥のはず。
内壁は男を受け入れるのに慣れているのか、拒否をすることは無くて、太さに慣れれば上手に飲み込んでいく。
でも、男を喜ばせるような上手な締め付けではない。
感度は良いし、慣れているけど……テクニックを身に着けたいって言うのはこういうことね。
まずは前立腺の場所をしっかり覚えさせないと。
……ほら、もう充分気持ちよさそうだけど……もう少し奥、もう少し……どう? このあたりじゃない?
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