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本編1
「回数」と「持久力」、どっちがいいか3Pで判断しませんか?【持久力/後編】
しおりを挟む「上手にイけたね」
「あ、や、イったぁ♡ イったから、あ♡」
「奥突いて欲しいって言ったの、ユキくんだよ?」
「あ、ちが、も、イった、あ、あぁ♡」
「違う? あぁ、やっぱりこっち?」
パンパンと響いていた音がやんで、少し腰を引いたセイジさんは、おそらくまた前立腺を狙って腰をふる。
「あぅ、ん、あ、あん♡ や、ちがう」
「ちがう? じゃあ奥?」
パンとまた音が鳴った。
奥を突かれたユキさんが体を大きく震わせる。
「あぁ! じゃなくて、止まってぇ。イったから止まって……!」
「止まるの? じゃあ、はい」
セイジさんが腰の動きを止めた。
止めたのに。
「あ……あぁ……!」
ユキさんの口からは甘い声が漏れる。
これ、前立腺に当たるところで止まってるな?
ユキさんの体がビクビク震えているから、内壁だってきっときゅんきゅん締め付けてくるのに、セイジさんは平気な顔で……でもチンコはちゃんと勃起したままで……持久力、すげぇ。
負けそう……いや、そんな……。
「……」
俺が苦々しい顔で、でもチンコはガン勃ちで二人を眺めていると、セイジさんがチラっと俺の方を見た。
「ほら、ユキくんがエッチでかわいいから、ハルトのペニスがかわいそうだよ」
「あ、え? ……本当だぁ♡」
「うっ……!」
ユキさん……!
そんなとろとろにとけたエロい顔で、嬉しそうに、俺の顔ではなくあからさまに股間の方へ視線を向けるの……ズルい。
いや、それを誘導したセイジさんズルい!!!
「ハルト、持久力ないのにかわいそうだな? でも、今抜いたら後で回数できないもんな? ま、頑張れよ」
「うぅ……」
セイジさん……遅漏とかしつこいとか言ったの、実は怒ってるな?
俺を煽ったくせに、その後は俺の存在を無視して、ひたすらにユキさんをとろとろにすることに専念していた。
「ひぃ、い、あ!」
体を前に倒して、前立腺をえぐったり。
「あぅ!」
ゆっくり前立腺に押し当てながらお腹を手の平で押して、中からも外からも、刺激したり。
「おっぱい、どっちの方が好きだったかな?」
胸をゆっくり愛撫したり……。
その間も、多分ずっと前立腺に先端とカリを押し当てて緩く刺激して……。
「あ、あぁ……あ、セイジさん♡ ん、あぅ……あ♡」
「まだ時間あるからね。もうちょっと」
「んん! あ、や、あぁ!」
約三十分間。イった後のとろとろの状態で身もだえるユキさんをたっぷり見せつけられて、残り五分でやっとラストスパートが始まった。
「よし。中、とろとろになったな。いっぱいいじわるしてごめんね? ユキくん」
「あ!? あ、あぁぁ、あ!あぅ!」
急にセイジさんの腰の動きが早くなって、前立腺をいっぱい擦った後、またパンパンと音が鳴る。
「あ、そこ、あぁ! 奥も♡ あ、ぁ奥♡ きもちいい♡ や、きもちいい! 中、きもちいい♡」
「うん。中すごいよ。エッチな動きしてる。きもちいいよ」
セイジさんもすっげぇ気持ちよさそう。
うぅ、羨ましい。
「あ、中、だって、ずっと、ほしくて、あ、すごい、や、嬉しい、うれしい! きもちいい、これ、これ、ほしかった、これ♡ セイジさん♡」
「ははっ、焦らした甲斐があったかな」
笑ってはいるけど、セイジさんの声ももう上擦っていて、イきそうだろ? さすがに。
二人の結合部からパンパンうるさいくらいに音が鳴って、ユキさんの喘ぎ声も大きくなる。
あと二分……。
「いい、あ、いいっ♡ いいっ!」
「俺も、いいよ。ユキくん、っ! はぁ……ユキくん!」
「あ、あぁ、セイジさん♡ イっちゃ、あ、あぁ!」
「うっ……く」
二人がほぼ同時にイって、脱力してマットレスに沈み込んで……ちょうど一時間半。
完璧だ。
セイジさん、持久力っていうか、コントロールが上手すぎる。
「はぁ……はぁ……少しだけ……休憩させて。ごめん」
セイジさんがチンコを抜いても、ユキさんはまだ息が整わない。
っていうか、俺の顔ではなく、バキバキに勃起した股間を見ながら謝らないで欲しい……。
「無理しないでユキさん。しんどかったら後日でも……」
「んー大丈夫。まだ二回しかイってないし」
ユキさんがゆっくり体を起こす。
あれ? もう息整った?
ユキさんばっかり見ていたけど、セイジさんはすでにゴムの処理も終えて、精液で汚れたユキさんのお腹をタオルで拭いてあげている。
余裕がありすぎる。
「ユキくん、俺とのセックスどうだった?」
「すごく楽しかったぁ♡ 焦らしプレイしてくれる人、少ないんだよね。持久力最強ペニスの焦らしプレイからのラストスパート、もうこの瞬間のために生きてるって感じで好き♡」
ユキさんが嬉しそうにセイジさんの頬にキスをする。
この反応……もうセイジさんの勝ち確定じゃん。
この後にヤるってすっげぇプレッシャーなんだけど……。
「それに……」
気まずく視線を逸らしていると、マットレスから降りたユキさんが、俺の顔を至近距離で覗き込む。
「え……っ?」
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