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本編1
「回数」と「持久力」、どっちがいいか3Pで判断しませんか?【持久力/前編】
しおりを挟むサウナの奥にある、ダブルサイズのマットレスが置かれた個室。
バスタオルを敷いたマットレスの上では早速セイジさんとユキさんがセックスを楽しんでいて、床に胡坐をかいて座った俺はそれを真横から見学中だ。
「一時間半だから、挿入してからいっぱい弄ってあげるね?」
「じゃあ早く入れて♡ 後ろ準備できてるから」
セイジさんのことだから、丁寧な前戯で始まると思ったのに、予想が外れた。
ユキさんの体を押し倒しながら早速挿入……あれ? セイジさん、いつの間に勃たせてゴム付けたの?
長持ちするのに勃起早いとか、流石にちょっと尊敬する。
「んっ……」
「ふぅ……ユキくん」
「あ……っあ……っ!」
セイジさんがユキさんの中にゆっくり挿入していく。
本当に前戯無しで入ってる……ネコの人はみんな多少準備してくるものだけど……お、結構深く入れるんだ?
「あ! そ、そこ……もう?」
「うん。もうここ。気持ちいい?」
「いい、あ、いい♡」
前立腺か?
ユキさんの喘ぎ声がいきなり甘い。
まだ余裕そうだけど。
「一時間半、ずっとここでもいい?」
「え♡ やだぁ♡」
やだって言いながらすごく嬉しそう。
かわいい。エロい。あー……俺も勃つ。
「アナルは良いって言ってるよ? 締め付け、気持ちいい」
「んんっ、だって……ん! あ!」
セイジさんがゆっくりとそこで腰を振る。
気持ちよさそう……セイジさんも、ユキさんも。
ゆっくり、ねっとり、二人とも腰をくねらせたり少し角度を変えたり、ゆっくり味わうようなセックス……俺の腰にくる。下手なAVよりエロい!
「ユキくん、かわいいな」
「あ♡ んっ、む……」
二人の唇が重なった。
最初は啄みあうだけで、だんだん深くなって……セイジさんが深追いするように顔の角度を変えてユキさんに食らいつく。なんか水音すごい。どこ舐めてんの?
「あ……っ……ん♡ んん♡ う、ん♡」
めちゃくちゃ深い、まさにディープキスだ。ユキさん口の中も弱いの? セイジさんの背中をひっかく手の動きがやらしい……めちゃくちゃ感じてる。
「はぁ♡ はぁ♡ あっ!」
唇が離れて、ユキさんが呼吸を整えようとするけど、その間もセイジさんの腰は止まらない。ずっと同じ場所を緩く突いて、先端で捏ねるように腰を回している。
これ、ずっと前立腺? やべぇ……。
「まだ十五分」
「あ、ん……ん、あ、あん! まだ? ここ?」
「まだ。ここ」
「んっ、あ、あぁん! あ、や♡ そこばっかり……」
ユキさんがイヤイヤと首を振った後、結合部に手を伸ばし……。
「他の場所、寂しい♡」
うっわ……。
何そのエロいの?
自分のアナルのふちとセイジさんのチンコの境目をなぞりながら、めちゃくちゃ小悪魔な顔をしてセイジさんの唇を啄む。
俺なら今ので暴発してる。さすがユキさん!
……でも、セイジさんは嬉しそうなだけで余裕の対応だった。
「じゃあ入り口じゅぽじゅぽしようか?」
「やった♡」
入り口……?
「あ、あ、これ♡」
セイジさんが少し腰を引いて、一番太い先端の括れ部分を何度も細かく出し入れする。
あんなの、一番キツイ入り口の括約筋に敏感な亀頭揉まれて、普通ならすぐイく。
おぉ……セイジさんの持久力、マジもんだ!
「あ♡ すごい♡ ひろがる♡ すき♡ なんども♡ 入ってくれるの♡ うれしい、好き♡これ、してくれるのセイジさんだけ。嬉しい♡」
「本当? じゃあいっぱいしてあげないとね?」
「あぅ! ん、んん、あ、あ♡」
ユキさん気持ちよさそう……奥をガンガン突かれるのが好きなんだと思ってたけど、こんなセックスもアリなのか。俺、こんなことできない。マズイな……。
「これ、イくまでしていい?」
「ん♡ んー……っ、イくのは……」
ユキさんが少し悩むと、セイジさんがすかさず腰を進める。
「奥?」
「あ! うん♡」
セイジさんが上手いのもあるけど、お互いに相手とのセックスに慣れている感じが悔しい。
「あ、あ、あぁ♡ ん、ん?」
「ここもね」
「あ、そこ……」
「好きだよね?」
どこ?
前立腺?
っていうかユキさん、アナルどこでも感じるんじゃ……?
「すき、でも、奥ぅ、ね?」
「ちょっとここで休憩してから」
「やだ、焦らさないで。もっと欲しいな♡」
「んっ、そんな締めけてもだめ。焦らした方が気持ちいいよ」
焦らしプレイか?
ユキさんのおねだりもすごいのに。
ここで焦らせられるセイジさん、持久力がすごいんじゃなくて精神力がすごい。
「あ、あ、イきそうだから」
「そっか、ユキくん触らなくても中イキできちゃうエッチな子だったね?」
「そう♡ イっちゃうから」
「もうちょっと我慢しよう?」
セイジさんの手がユキさんのチンコの根元を掴む。
「や、っ……んっ、やだ……我慢できないぃ♡」
「できない?」
「むり♡ もう、イきそうなくらい、きもちいい♡」
「そっか、じゃあ奥突いてあげようかな」
「あ! あ、あ、あ、あ、あぁ♡ 奥、きたぁ♡」
パンと肉と肉がぶつかり合うセックスらしい音が響く。
ユキさんの声がめちゃくちゃ甘いし大きい。
やっぱり奥が好きなのか、焦らされると気持ちいいのか……どっちにしろめちゃくちゃ気持ちよさそうで、とろとろで……エロい。
「も、イく、手、離して!」
「もうちょっと」
「あ、い、あぁ、あ! もう! もう、むり、セイジさん、おねがい、セイジさん!」
「イっちゃう?」
「イく! イかせて♡ 今イったら、あぁ! ぜったい、きもちいい♡ からぁ、あ!」
「んっ……いいよ」
握っていたセイジさんの手が緩んで、そこを上下に扱く。
パンパンと奥を突いている音も間隔が短くなって、ユキさんをイかせようとしているのが解った。
「あ! 手、て、セイジさん、あぁ♡ あ♡ イく♡ イくっ……っう!」
ユキさんがイった。
身体を震わせて、射精をしっかり味わう……暇もなく、セイジさんが腰を振った。
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