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本編1
「回数」と「持久力」、どっちがいいか3Pで判断しませんか?【はじめに】
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「回数でしょ?」
「持久力だろ?」
お互いに喧嘩腰になってしまったのは、地元のゲイが集まるハッテン場のサウナで、タチ仲間であるセイジさんとくだらない話をしている時だった。
サウナだから二人とも全裸で、セイジさんはジムで鍛えて、俺は配送業の仕事で自然に筋肉がついて、似たような細マッチョ。身長も同じ一七九センチ。唯一タオルで隠れている股間のサイズも、二人とも平均の中のやや大きい方でだいたい同じ。
セイジさんは前髪が上がった黒髪七三の歌舞伎役者みたいな顔で、俺は短めウルフっぽい明るめの茶髪で一見アイドル風の童顔だからパっと見た感じの印象は違うけど。
「俺の経験上、絶対に持久力だ」
「それはセイジさんだからでしょ? 一般的には絶対に回数だって!」
セイジさんは二十四歳の俺より八歳年上で、このサウナにも俺より八年長く通っている。タチ同士なのでセックスをしたことは無いけど、年上のセイジさんに色々なマナーやテクニックを教えてもらうことが多く、基本的には「そうなんだ!? 勉強になる!」と返事をすることばかりで、尊敬できる先輩とかお兄さんとかそんな風に思っているけど……今日の会話はどうしても譲れなかった。
「持久力って、一回のプレイが長いってことだよね? ただの遅漏じゃん。しつこいって言われるでしょ?」
「俺がイくまでに相手を何度もイかせるんだよ。楽しいぞ? 俺のテクでじっくりメロメロになっているかわいいネコちゃんを見るのは」
「いやいや、こっちも回数イかないと! 相手がイってくれて嬉しいのはネコの人も同じだって!それに、イく前の高速ピストンで何度も追い上げて一緒に気持ちよくなるあの最高の瞬間を一晩に何度も味わうの……めちゃくちゃ充実だから!」
俺もセイジさんも、自分が気持ちよくなるだけではなくて、相手をとろとろに気持ちよくさせるのが好きで、気が合うなと思っていたけど……。
「ははっ。ハルトは若いからな。若いうちはそういうがむしゃらなセックスもいいだろう。でも、徐々におちついたほうがいいぞ」
なんかこれ、遠回しに「若さだけ」とか「早漏w」とか言われてない?
反論してぇ~!!!
でも、ハッテン場に通い始めて数ヶ月の俺と八年のセイジさんでは経験の差も確かに大きくて……上手く反論が思いつかない。
悔しい。
「……こんばんは」
なんとか一矢報いることができないか考えていると、サウナの扉が開いて中肉中背の優しそうな顔の男が入ってきた。
ちょうどいい、この人なら……!
「ソウタくん! ソウタくんは回数と持久力どっちが相手に喜ばれると思う!?」
何の説明もせずに、いきなり質問をぶつけたけど、ソウタくんは俺の言っていることを理解してくれたらしい。
「チンコのだよね? 射精回数と、イくまでの持久力?」
「そう!」
隣に座ったソウタくんは、俺とほぼ同い年でこのサウナ歴は俺より少し長いタチ仲間だ。
見た目やノリは違うけど、好みのタイプが近いからきっと俺と同意見だよね? ね?
そう思ったのに……。
「考えたことも無かった。いつも相手に合わせて何度もイったり、イくの我慢してしつこく責めたりしてたから」
ソウタくんの返事に俺もセイジさんも頭を抱える。
「あー……そうだ。ソウタくん器用なんだった。ある意味それが最強じゃん」
「そうだな。ソウタくんが正しい」
「でも、俺はハルトに比べれば回数できないし、セイジさんより持久力ないし、多少どっちかに寄せられるけど器用貧乏だよ」
ソウタくんが肩を竦めるけど、俺は知っている。
「はぁ? ソウタくん『優しくて上手』って最近すげぇ人気じゃん。ユキさんにも『この前楽しかったね♡』って言われてたし!」
このサウナに通うみんなのアイドル的存在で、高嶺の花のネコのユキさん。
すっげぇエロい感じの美人で、俺の好みど真ん中の憧れの人で、一回でいいからエッチしたいな~と思っているけど、なかなかタイミングが合わない。
しかも、サウナの中の雑魚寝部屋とか誰でも覗ける場所でプレイしているときは、俺よりも巨根でテクのある体格のいいタチとヤっていることが多い。それを覗いていると、興奮はするけど……俺なんかが相手にしてもらえると思えなくて半ばあきらめている。
ちなみにセイジさんは五回位ヤったことがあるらしい。ユキさんがここに通い始めてから年に一回程度だって。
マジ羨ましい。
「あれはユキさんが上手いから……でも、お陰で俺もちょっと自信が持てて、最近は上手くできるようになったかな」
ソウタくんが照れながら、でもめっちゃくちゃに嬉しそうに……クソ、悔しい。羨ましい。
そんなことを話していると、サウナの扉が開いて……なんてタイミングだ。
「あ、ユキくん」
「ユキさん。こんばんは」
「!?」
入ってきたのは俺たちとほぼ変わらない長身でモデル体型だけど腰や胸に少し肉がついていて妙に色っぽい体形に、絶世の美形ではないけど整ってちょっと垂れ目で色気がある美人顔。
確か二十七歳のはずなのに、緩く癖のついた真ん中分けの黒髪を掻き上げる仕草が……魔性とか妖艶とかそういう……何百年もエロスを極めた妖怪みたいに見える。
これが俺の憧れのユキさんだ。
「こんばんは~。今日人少ないね」
ユキさんは俺たちが座っている上段ではなく、一つ下の段に座ってこっちを見上げる。
うわ。座るだけでエロい。
うなじ、エロすぎ。上目遣い、エロすぎ。首傾げるのもだめ。足の組み方もエッロい。大好き。
「さっきのやつ、タチの俺じゃなくてネコのユキさんにきけば?」
俺がエロさにくらくらしている間に、ソウタくんが話し始め、ユキさんが興味深そうに俺たちを見た。
「なになに? なんの話?」
ユキさんの視線は俺の方を向いているけど、俺が急に現れた憧れの性対象に頭真っ白になっている様子を見かねてか、セイジさんが説明を始めた。
「ユキくんはエッチの時、回数と持久力だったら相手にどちらを求める?」
「え……どっちだろ? 考えたこと無かったな」
セクハラでしかない猥談なのに、ユキさんは長いまつげに縁どられた目を閉じて真剣に悩んでくれているようだった。
「うーん……回数なら俺の好きなガンガンいっぱい突いてもらう激しいエッチがたくさん楽しめるけど、持久力ならじっくり追い上げてもらえるし……そうだな……その日の気分によるけど……急いでるときとか疲れている時なら正直どっちもいらないし……えぇ……どっちも捨てがたい。両方好き♡」
この発言。
これだよ、ユキさんの一番の魅力は!
エロい見た目って言うのは、ユキさんのこういう「エッチ大好き♡」「エッチ楽しい♡」っていう気持ちが前面に出ているからで、ユキさんの楽しそうなところが俺たちも楽しくて……もうエッチの申し子みたいな人だよな。本当大好き。推せる。
「なかなか比べられないですよね。その人のチンコの大きさや体格にもよるし」
悩まし気なユキさんに、ソウタくんが相槌を打つ。
ソウタくんはソウタくんで、真面目にエッチのことを考えて器用に相手を喜ばすエッチが得意で、すごく尊敬している。
「それもあるね。大きいのにガンガン突かれたいけど、小さめならねっとりねちっこく責めて欲しいかな」
そうか、チンコのサイズや体格や体力によって……あれ?
それだったら……。
「俺たちなら比較しやすいかもな」
「あ、セイジさんも思った?」
俺とセイジさんが顔を見合わせ、頷いてからユキさんの方を向く。
ユキさんは不思議そうに首を傾げているが、その仕草も妙にしながあってエロい。
「ユキくん。俺とこいつ……ハルトって体格もペニスの大きさも同じくらいなんだ」
「そう! それで、俺は回数が自慢で……!」
「俺は持久力が自慢。だからさ、俺とのセックスとハルトとのセックス、どっちがいいか比較してみない?」
ユキさんが大きく開いた眼を不思議そうにパチパチと瞬かせる。
引かれた? 呆れられた?
……いや、違うな。
ユキさんがめちゃくちゃ楽しそうな笑顔になった。
「それ楽しそう! ヤリたい!」
エロいというよりも、純粋に心から楽しくて仕方がないといったユキさんの様子に、俺は心の中で大きくガッツポーズをした。
これってつまり、俺、ユキさんとエッチできるんだよな?
やっべぇ。
ユキさんだ! ユキさんのアナルにチンコ突っ込めるんだ!
憧れの……! あの……!
「ユキくん、一晩に二人いける?」
「一晩に二人も相手できるの? 贅沢♡ でもセイジさんが本気出したら二時間でも三時間でもできちゃうよね? 俺、そこまでは体がもたないかも」
「じゃあ、時間決めてやろうか? 回数ヤる方が疲れるだろうし、最初の一時間半は俺、その後に一時間半ハルトでどう?」
「うん。それでいいよ」
俺が浮かれている間にルールが決まっていく。
っていうか、そうだ。
この二人でヤったこと何度かあるんだよなー……。
それって有利でしょ?
好きなプレイとか感度いい場所とか解ってるはずだし。
その差を埋めるとなると……。
「これさ、俺は二人のヤってるとこ見てていいんだよね?」
「え?」
「客観的にも判断したいし」
と言い訳したけど、本音は違う。
先にユキさんを抱くセイジさんのテクを盗む!
……盗むっていうと悪い感じだけど、そこは真似できないとフェアじゃないと思うし。
「俺は良いけど」
「俺もいいよ。見られるの好き♡ でも集中したいし個室が良いな」
二人が頷いたことで話は決まった。
憧れの人とのエッチ、しかも自分の自慢である「回数」のプライドをかけたエッチ。
これ、俺の「回数」を気に入ってもらえたら、次は二人っきりでじっくり仲良しエッチもできるかもしれない。
このチャンス、絶対にものにしたい。勝ちたい!
嬉しさと緊張で少し硬くなった俺の背中をソウタくんが励ますように叩いた。
「頑張れ。あと、結果気になるから今度教えてね」
「……うん!」
ソウタくんに見送られながら、俺たち三人は個室へと移動した。
「持久力だろ?」
お互いに喧嘩腰になってしまったのは、地元のゲイが集まるハッテン場のサウナで、タチ仲間であるセイジさんとくだらない話をしている時だった。
サウナだから二人とも全裸で、セイジさんはジムで鍛えて、俺は配送業の仕事で自然に筋肉がついて、似たような細マッチョ。身長も同じ一七九センチ。唯一タオルで隠れている股間のサイズも、二人とも平均の中のやや大きい方でだいたい同じ。
セイジさんは前髪が上がった黒髪七三の歌舞伎役者みたいな顔で、俺は短めウルフっぽい明るめの茶髪で一見アイドル風の童顔だからパっと見た感じの印象は違うけど。
「俺の経験上、絶対に持久力だ」
「それはセイジさんだからでしょ? 一般的には絶対に回数だって!」
セイジさんは二十四歳の俺より八歳年上で、このサウナにも俺より八年長く通っている。タチ同士なのでセックスをしたことは無いけど、年上のセイジさんに色々なマナーやテクニックを教えてもらうことが多く、基本的には「そうなんだ!? 勉強になる!」と返事をすることばかりで、尊敬できる先輩とかお兄さんとかそんな風に思っているけど……今日の会話はどうしても譲れなかった。
「持久力って、一回のプレイが長いってことだよね? ただの遅漏じゃん。しつこいって言われるでしょ?」
「俺がイくまでに相手を何度もイかせるんだよ。楽しいぞ? 俺のテクでじっくりメロメロになっているかわいいネコちゃんを見るのは」
「いやいや、こっちも回数イかないと! 相手がイってくれて嬉しいのはネコの人も同じだって!それに、イく前の高速ピストンで何度も追い上げて一緒に気持ちよくなるあの最高の瞬間を一晩に何度も味わうの……めちゃくちゃ充実だから!」
俺もセイジさんも、自分が気持ちよくなるだけではなくて、相手をとろとろに気持ちよくさせるのが好きで、気が合うなと思っていたけど……。
「ははっ。ハルトは若いからな。若いうちはそういうがむしゃらなセックスもいいだろう。でも、徐々におちついたほうがいいぞ」
なんかこれ、遠回しに「若さだけ」とか「早漏w」とか言われてない?
反論してぇ~!!!
でも、ハッテン場に通い始めて数ヶ月の俺と八年のセイジさんでは経験の差も確かに大きくて……上手く反論が思いつかない。
悔しい。
「……こんばんは」
なんとか一矢報いることができないか考えていると、サウナの扉が開いて中肉中背の優しそうな顔の男が入ってきた。
ちょうどいい、この人なら……!
「ソウタくん! ソウタくんは回数と持久力どっちが相手に喜ばれると思う!?」
何の説明もせずに、いきなり質問をぶつけたけど、ソウタくんは俺の言っていることを理解してくれたらしい。
「チンコのだよね? 射精回数と、イくまでの持久力?」
「そう!」
隣に座ったソウタくんは、俺とほぼ同い年でこのサウナ歴は俺より少し長いタチ仲間だ。
見た目やノリは違うけど、好みのタイプが近いからきっと俺と同意見だよね? ね?
そう思ったのに……。
「考えたことも無かった。いつも相手に合わせて何度もイったり、イくの我慢してしつこく責めたりしてたから」
ソウタくんの返事に俺もセイジさんも頭を抱える。
「あー……そうだ。ソウタくん器用なんだった。ある意味それが最強じゃん」
「そうだな。ソウタくんが正しい」
「でも、俺はハルトに比べれば回数できないし、セイジさんより持久力ないし、多少どっちかに寄せられるけど器用貧乏だよ」
ソウタくんが肩を竦めるけど、俺は知っている。
「はぁ? ソウタくん『優しくて上手』って最近すげぇ人気じゃん。ユキさんにも『この前楽しかったね♡』って言われてたし!」
このサウナに通うみんなのアイドル的存在で、高嶺の花のネコのユキさん。
すっげぇエロい感じの美人で、俺の好みど真ん中の憧れの人で、一回でいいからエッチしたいな~と思っているけど、なかなかタイミングが合わない。
しかも、サウナの中の雑魚寝部屋とか誰でも覗ける場所でプレイしているときは、俺よりも巨根でテクのある体格のいいタチとヤっていることが多い。それを覗いていると、興奮はするけど……俺なんかが相手にしてもらえると思えなくて半ばあきらめている。
ちなみにセイジさんは五回位ヤったことがあるらしい。ユキさんがここに通い始めてから年に一回程度だって。
マジ羨ましい。
「あれはユキさんが上手いから……でも、お陰で俺もちょっと自信が持てて、最近は上手くできるようになったかな」
ソウタくんが照れながら、でもめっちゃくちゃに嬉しそうに……クソ、悔しい。羨ましい。
そんなことを話していると、サウナの扉が開いて……なんてタイミングだ。
「あ、ユキくん」
「ユキさん。こんばんは」
「!?」
入ってきたのは俺たちとほぼ変わらない長身でモデル体型だけど腰や胸に少し肉がついていて妙に色っぽい体形に、絶世の美形ではないけど整ってちょっと垂れ目で色気がある美人顔。
確か二十七歳のはずなのに、緩く癖のついた真ん中分けの黒髪を掻き上げる仕草が……魔性とか妖艶とかそういう……何百年もエロスを極めた妖怪みたいに見える。
これが俺の憧れのユキさんだ。
「こんばんは~。今日人少ないね」
ユキさんは俺たちが座っている上段ではなく、一つ下の段に座ってこっちを見上げる。
うわ。座るだけでエロい。
うなじ、エロすぎ。上目遣い、エロすぎ。首傾げるのもだめ。足の組み方もエッロい。大好き。
「さっきのやつ、タチの俺じゃなくてネコのユキさんにきけば?」
俺がエロさにくらくらしている間に、ソウタくんが話し始め、ユキさんが興味深そうに俺たちを見た。
「なになに? なんの話?」
ユキさんの視線は俺の方を向いているけど、俺が急に現れた憧れの性対象に頭真っ白になっている様子を見かねてか、セイジさんが説明を始めた。
「ユキくんはエッチの時、回数と持久力だったら相手にどちらを求める?」
「え……どっちだろ? 考えたこと無かったな」
セクハラでしかない猥談なのに、ユキさんは長いまつげに縁どられた目を閉じて真剣に悩んでくれているようだった。
「うーん……回数なら俺の好きなガンガンいっぱい突いてもらう激しいエッチがたくさん楽しめるけど、持久力ならじっくり追い上げてもらえるし……そうだな……その日の気分によるけど……急いでるときとか疲れている時なら正直どっちもいらないし……えぇ……どっちも捨てがたい。両方好き♡」
この発言。
これだよ、ユキさんの一番の魅力は!
エロい見た目って言うのは、ユキさんのこういう「エッチ大好き♡」「エッチ楽しい♡」っていう気持ちが前面に出ているからで、ユキさんの楽しそうなところが俺たちも楽しくて……もうエッチの申し子みたいな人だよな。本当大好き。推せる。
「なかなか比べられないですよね。その人のチンコの大きさや体格にもよるし」
悩まし気なユキさんに、ソウタくんが相槌を打つ。
ソウタくんはソウタくんで、真面目にエッチのことを考えて器用に相手を喜ばすエッチが得意で、すごく尊敬している。
「それもあるね。大きいのにガンガン突かれたいけど、小さめならねっとりねちっこく責めて欲しいかな」
そうか、チンコのサイズや体格や体力によって……あれ?
それだったら……。
「俺たちなら比較しやすいかもな」
「あ、セイジさんも思った?」
俺とセイジさんが顔を見合わせ、頷いてからユキさんの方を向く。
ユキさんは不思議そうに首を傾げているが、その仕草も妙にしながあってエロい。
「ユキくん。俺とこいつ……ハルトって体格もペニスの大きさも同じくらいなんだ」
「そう! それで、俺は回数が自慢で……!」
「俺は持久力が自慢。だからさ、俺とのセックスとハルトとのセックス、どっちがいいか比較してみない?」
ユキさんが大きく開いた眼を不思議そうにパチパチと瞬かせる。
引かれた? 呆れられた?
……いや、違うな。
ユキさんがめちゃくちゃ楽しそうな笑顔になった。
「それ楽しそう! ヤリたい!」
エロいというよりも、純粋に心から楽しくて仕方がないといったユキさんの様子に、俺は心の中で大きくガッツポーズをした。
これってつまり、俺、ユキさんとエッチできるんだよな?
やっべぇ。
ユキさんだ! ユキさんのアナルにチンコ突っ込めるんだ!
憧れの……! あの……!
「ユキくん、一晩に二人いける?」
「一晩に二人も相手できるの? 贅沢♡ でもセイジさんが本気出したら二時間でも三時間でもできちゃうよね? 俺、そこまでは体がもたないかも」
「じゃあ、時間決めてやろうか? 回数ヤる方が疲れるだろうし、最初の一時間半は俺、その後に一時間半ハルトでどう?」
「うん。それでいいよ」
俺が浮かれている間にルールが決まっていく。
っていうか、そうだ。
この二人でヤったこと何度かあるんだよなー……。
それって有利でしょ?
好きなプレイとか感度いい場所とか解ってるはずだし。
その差を埋めるとなると……。
「これさ、俺は二人のヤってるとこ見てていいんだよね?」
「え?」
「客観的にも判断したいし」
と言い訳したけど、本音は違う。
先にユキさんを抱くセイジさんのテクを盗む!
……盗むっていうと悪い感じだけど、そこは真似できないとフェアじゃないと思うし。
「俺は良いけど」
「俺もいいよ。見られるの好き♡ でも集中したいし個室が良いな」
二人が頷いたことで話は決まった。
憧れの人とのエッチ、しかも自分の自慢である「回数」のプライドをかけたエッチ。
これ、俺の「回数」を気に入ってもらえたら、次は二人っきりでじっくり仲良しエッチもできるかもしれない。
このチャンス、絶対にものにしたい。勝ちたい!
嬉しさと緊張で少し硬くなった俺の背中をソウタくんが励ますように叩いた。
「頑張れ。あと、結果気になるから今度教えてね」
「……うん!」
ソウタくんに見送られながら、俺たち三人は個室へと移動した。
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