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#19 ちんまくてでっかい

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なんだろう、ロリ巨乳とか最高に決まってるネタぶち込むのやめてもらっていいですか?
陰茎が苛立つ……!!(南瓜並感)


――


「とにかく! 次は私なんだからね! これは絶対!! 妹君権限!!」
『えぇ……』
「……横暴」

 結局、今晩の俺の相手はゴルトが権限を濫用して無理矢理丸め込んでしまった。


――


 その後の夕食。異世界に来て初めてまともに食べた食事はそれはもう旨いなんてものじゃなかった。ファイヤリザードのヒレ肉ステーキにマンドラゴラと海王エビのサラダ、コカトリスのもも焼きにクリスタルベリーのジェラートなどなど。見たことも聞いたこともないが超豪勢なのが一目でわかるレベルの料理が次々と運ばれてきた。それらをペロリと平らげてしまう銀金四元竜6人に恐れおののきながらもその味に舌鼓を打ち、盛り付けの華やかさも素晴らしいご馳走の数々は絶品の一言。明らかに人間1人では食べきれない分量のそれらはネラやゴルト達に食べてもらったが、存分に腹も膨れて大満足だった。クォーツァイトさんなんかは、「殿方とこんなに楽しく食事ができるなんて……生きてて良かった……」と泣きながらもっしゃもっしゃと喰いまくってた。思ったより涙腺が弱いお嬢様系ドラゴンらしい。……お嬢様とは。
 あと、俺が食べるところを実に心配そうに伺っていた料理と給仕担当の竜人族さん達に、大変美味しかったと礼を述べたらヘブン状態で失神してしまったので申し訳ないことをしたかもしれない。……いやまあ皆幸せそうな顔してぶっ倒れてたのであれで良かったんだろう、うん。もう何も言うまい。



 そんなこんなで食後、ゴルトに誘われ彼女の寝室にお招きいただいた――んだけど。

「――ご、ゴルトの寝室へようこそ! 主様♡」
「あ、あぁ、お邪魔します」
「おじゃましまーす」
「はい、主様♡ 主様はこっちの椅子に座って待っててね♡ ――ねぇちょっと! なんでアンタまでいるのよイヴアール!」

 こめかみに青筋浮かべながら俺を立派な椅子に座らせると、いつの間にやらついて来ていたイヴアールに掴みかからんばかりの勢いで一直線に詰め寄り、またきゃんきゃん騒ぎ出した妹君。
 竜人族には男を立派な椅子に座らせないといけない掟でもあるのか……? まあありそうではある。慣れるしかないのね……。

「気にしなくていい。私も一緒に孕ませてもらうだけだから安心して」
「できるか! 何勝手なこと言ってんのよ妹君権限って言ったでしょ!」
「そんなの知らない。ゴルトだけズルは良くない」
「ず……! じゃ、じゃあお姉さまはどうなるのよ!」
「ネラは最初に主様を見つけたから良い。それに王様だから」
「私だって妹君なんですけど!?」
「そうだね。……それで?」
「ムキー!!」

 そしていつも通りにあっけらかんと言ってのけ、ゴルトの猛抗議もどこ吹く風なイヴアール。相変わらずマイペースなやっちゃなぁ……。

 そんな2人を尻目に室内を見回してみるが、なんとも女の子らしいというかなんというか。価値観がさっぱり違うはずの異世界なのに俺がそんな感想を抱いてしまうほど、ゴルトの寝室は可愛らしい内装だった。この世界の愛玩動物だろうか、それらを模した愛くるしいクッションの数々に、パステルカラーを基調にしたカーテンや絨毯、調度品の数々は可愛らしくも品を失うことなく、広大な寝室を明るく彩っている。そして一際デカい天蓋付きのキングサイズベッド。まああれなら3人だろうがその倍だろうが余裕そうではある。何がって? そりゃナニですよ旦那ァ!

「主様からもなんとか言ってよぉ!」
「へ? うっおおぉぉ……お、俺?」

 喧噪を余所に室内を眺めていたら、いつの間にか俺の胸元に飛び込んできたゴルトが大きなサファイアの瞳に涙をためて見上げて来た。当たり前のように瞬間移動するなほんとに……。
 あとこっちのがまっこと大変で重要なんですけどね? うんやっぱゴルトのおっぱいやっべぇ! でっっっか!! やわっこむにゅむにゅのぽいんぽいんで乳臭い甘ったるさが最高ですよ神!! こんなドスケベロリ巨乳が許されていいんですか? いいですともッ!!!

「――んふっ♡ 主様のエッチ♡ やっぱりゴルトのおっぱい好きなんだぁ……♡ ほぉ~らむにゅむにゅぅ~♡♡ んひゅ♡ っ♡ っはぁ♡ ――いひひっ♡」
「うぐ……あ、いや……まあ、多少はね?」

 しかし、しかしだ。散々ネラをブチ犯しまくった挙句に即☆妊☆娠させ今更弁解の余地なんざ欠片も残されちゃいないが、俺にはまだ元の世界の常識が幾分か残されている。いやほんと今更なんですけどね? やっぱりこんな2次元にしかいないようなデカ乳むちケツぷにゅロリメスガキでしかも角羽尻尾付の金髪碧眼色白美白超絶美少女とか属性森杉先輩も真っ青なドスケベの権化とは言え、見た目は幼女なんですよ。一応まだちょっと罪悪感沸くよね? ――うんまあそれが背徳感とかいう業の深いアレに直結するからもう救いようがないんだけどSA☆ ちなみにこんだけ年がら年中発情してる動物、他に中々いないらしい。流石は万年発情期ホモサピエンス、繁殖猿なだけはあるぜ……。

「……」
「うおぉっ……!?」
「あ、ちょっとイヴ!」

 とかなんとか脳内で高速詠唱してたら後頭部にこれまたとんでも柔らかもちもち感触が襲ってきてもうどうしましょうおいちゃん幸せ過ぎて死んじゃう。

「わたしのおっぱいも負けてない。主様、気持ち良い? ……んっ♡ ぁっ♡」
「おぉぉ……」
「~~~~っ! わ、わたしだって!」
「うぶっ!? ちょっ……まっ……!」

 この世の極楽全部ひっくるめたようなおっぱいサンドを堪能してたら顔真っ赤にしたゴルトが滅茶苦茶おっぱい顔に押し付けてきた。
 いや待ってこれ嬉しいけど息……! 息できなっ……おぼぼぼ!

「んんっ! ふっぅ♡ ぁっ♡ ぁんっ♡ 主様どう? ゴルトのおっぱいのほうが気持ち良いでしょっ? んぁっ♡♡ はっ♡ はひゅ♡」
「そんなことない♡ ぁぅっ♡ い、イヴのだって気持ち良いから♡ 主様♡ イヴ、なんでもするよ……♡ 主様のためならなんだってする……♡ んぅ♡」
「――うぅ~~~~っ! わ、わたしだって! 主様のお願いならなんでも……聞いちゃうんだから!」
「……♡ 必死なゴルトかわいい♡ 無理しちゃって♡」
「してない! してないもん! んぁっ♡ んゅぅ♡」
「ちょ……ほん…………し、死ぬ……」

 これヤバ……渡っちゃダメな川が……いやでもめっちゃ気持ち良くていい匂いなんだけど酸欠きっっつコレ…………あ、死ぬ。

「え? …………あ、あれ?」
「……ゴルト、ヤり過ぎ」
「えっえっ!? ど、どどどどうしようどうしよう?! お兄様が死んじゃう!!」
「大丈夫。こういう時はショック療法って相場が決まってる」
「そ、そっか! わたしの雷で!」
「――――ぁっちょっまっギリギリ大丈夫だったからああぁぁぁっ!?」


――


『ごめんなさい』
「ごめんで済めば警察はいらないんだよ?」
「……けいさつ?」
「……?」
「んーそもそも統治機構がないかー」

 そりゃまあこんだけ個々が強けりゃ要らんか。竜人族の国で盗み働くとかそれもうアホか自殺志願者でしょ。他の種族がどれだけ強いか知らんけども。
 てかネラの作ったユニ〇ロのTシャツマジですげぇなおっぱい酸欠にもサンダーボルトにも耐えられて回復してくれる素敵仕様ですよ避雷針の罠カード常時発動中かな?

「やっぱりお姉さまが編んだんだ……」
「流石ネラ。ゴルトの防御貫通魔法も防いでみせるなんて。凄い」
「え、アレ貫通効果あんの?」
「ゴルトの攻撃は基本的に防御系統の魔法や能力が効かない」
「えへへ~」
「……そんなもんブチ込んだら普通の人間は死ぬんですよ?」
『ごめんなさい』

 ちょっと種族の違いってものをわからせてあげる必要がありますねぇ……。いやもうこっちは散々わからされた後なんですけどもね、ええ。

「――ゴルト」
「な、なによ……」
「さっき主様のこと、変な呼び方してた」
「ぎくぅっ!!」
「うーんまた古典的な反応を……」

 口に出して言うやつ中々おらんやろ……、ほんま愉快やなこの娘ら。実際はめっちゃ年上っぽいけども。まあ人間年齢に換算したら今んとこ俺より皆年下くさいしええんか? ええか。

「ナ、ナンノコトカナー?」
『お兄様が死んじゃう!!』
「おいバカヤメロォ!?」
「イヴ、モノマネ上手いんだな……」
「ふんす」

 ああー! もうヤダーー!! と顔を隠して転げまわるゴルトと、褒められて思いっきりドヤりまくるイヴアール。どっちもおっぱい暴れまわってえらいことになっとる。
 2人とも可愛いが過ぎません? おいちゃん頭おかしなるでほんま。


――


やはりおっぱい……! おっぱいはすべてを解決する……!!

Twitter(@hentai16852860)で過去作のちょっとした後日談や思いついたネタを1日1個は投稿してるのでフォローを……フォローしてクレメンス……。

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