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第五部 『帝国』編
487 「空からの襲来(1)」
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ガラバゴス諸島西端での戦いは、空中戦から始まった。
けど、最初から想定が外れた状態だ。
何しろ相手に大型龍がいた。
色は白ではないけど、形からして神々の塔のやつだ。
魔物が神々の塔に寄らなくても海上上空で数を減らす予定だったのを、多少変更せざるを得なかかった。
そしてそれでも、空中戦はオレ達が質の面で圧倒していた。
7刻半(午後3時)頃、神々の塔を経由してやってきた空飛ぶ魔獣にまたがる魔物の集団は、急速に接近しつつあった。
けど、かなりの時間寄り道してくれたおかげで、こちらは十分に迎撃準備の時間を取ることができたお陰だ。
竜騎兵が前面に展開して威圧している間に、4騎の疾風の騎士が2騎ずつに別れて、左右上空から急降下して敵の両翼を啄(ついば)む。
そして少し下の空に逃れたら、また上昇して、今度は別の左右を啄ばんでいく。
正面では、悠里のライムと火竜公女テスタロッサの前に集団をおびき寄せて最大威力のブレスを放射。
それで落ちるのは放っておいて、傷ついたやつを他の竜騎兵が落としていく。
そして落とすことに意味があった。
何しろそこは海の上。
人型の魔物には、飛ぶやつや空に浮くやつはいない。しかも魔物には泳ぐという概念がない。
浮遊石の結晶を人から奪っていれば別だけど、例外はそれくらいだ。
ついでに言えば、一部の魔獣を除けば魔物は水に浮きにくい。
もちろんこちらが注意すべき点はある。
当然だけど、一番でかい謎の大型龍は牽制をする以外で無視だ。
悠里が大型龍の弱点というか、大きいだけに鈍重で空中戦はあまり得意じゃないと知っていたので、相手にせずに取り巻きの連中だけを狩っていく。
そして空の進軍なので、大型龍が他の魔物を守るには広がりすぎている。
エルブルスの知識もたまには役に立つらしい。
もちろんこちら側が仕掛ける空中戦に限界はある。
向こうは背中に魔物を複数乗せているので、その分鈍重だけど弓などでこちらを攻撃可能だ。
それに加えて数が多い。
対してこちらは、精鋭ばかりとは言え数は12騎。
全力で戦い続けていたら、すぐに魔力がガス欠になってしまう。
けど相手は、集団戦に慣れていない魔物の群れだ。
その事は『帝国』からの情報でも明らかだった。
何しろ『帝国』や『ダブル』が進出している沿岸部には、いても下級悪魔まで。飛行生物を使役する魔物など、滅多にいない。
つまり、魔物の竜騎兵などは、敵と実際戦うことがない。実際、『帝国』で現れた魔物の竜騎兵は集団として脆かった。
それ以前に、魔物達が集団戦の訓練すら概念として持っているか怪しい。
現に集団を形成しても、明確な戦術がないのはこの戦いでも明らかだ。せいぜい、ある程度同じ種類で固まっている程度だ。
それに『帝国」で襲撃してきた竜騎兵も、聖地での魔物の大集団も、ただ群れているだけだった。
だからこちらは数が少なくとも、十分に対処できる。
翼竜と獅子鷲の戦術の違いも、魔物達は正しく分かっているようには見えない。
けれども、魔物の集団は数が多い。
海上上空で半数程度を叩いた時点で、低空で島に侵入してきた。
そしてここで、直前の作戦変更が活きた。
と言うのも、連中が神々の塔からこちらへ来たルートが、オレ達が辿ったルートと同じだったのだ。
魔物達がキューブの足跡を追いかけるという仮説が正しかった事を連中が証明してくれていた。
「やっぱり連中、キューブの跡しか追いかけられないんだ」
そしてオレとキューブ達が半ば囮となって固まった場所に居るので、魔物の群は密集して一塊りで突進してくる。
しかも空中戦で外周の魔物を落としていたので、なおさら密集して固まりとなっている。
ただ飛行生物の集団なので、密集していると言ってもシズさんの広域魔法を最大拡大しても収まりきらない。
それは予測済みなので、別の対策を取っていた。
「はなてーっ!」
マーレス第二皇子の命令一下、岩場の影、即席の偽装、単純な幻影魔法などで潜んでいた兵士達や『ダブル』が、一斉にありったけの遠距離攻撃手段で迎撃を試みる。
飛行船もその少し後に着陸し直したので、飛行船の武装も使用可能だ。
各種弓だけじゃなくて、魔法使い達も一斉にありったけの魔力による遠距離攻撃を叩きつける。
一番火力があったのは、ちょっと意外だったけど『帝国』のヨボヨボおじいさん魔法使いだ。
やはり魔法使いというのは、どの世界でもジジイが強いものらしい。きっと名のある人なんだろう。
シズさん以外で魔法陣5つ構築するのは、攻撃魔法ではこれが初めてだ。
けど、最大威力を持つシズさん、ハルカさんはこの段階では攻撃に参加しない。
オレの近くで、幻影魔法で魔物から隠れた場所に潜み、魔法陣をそれぞれ5つ構築して魔法を準備している。
もっとも、投射のタイミングはまだ先だ。
一方で、一斉射撃の終了と共に本格的な戦闘開始となった。
この時までに、ボスキャラな青鬼の大型龍以外の魔物の飛行生物の数は約40騎ほど。
中には飛龍も数体いる。
そしてその背から少し沖合に落ちて無事な物を含めると、降り立った魔物の数は80体程度。
つまり120体が魔物側の総数だ。
うち竜騎兵が残り5、単独の上級悪魔4、下級悪魔11といったところだ。
そしてこちらだけど、オレ達が飛行船組以外だと4人だけど、全員がSランク。Aランクの戦闘力のキューブ3体を頭数に入れると7人となる。
他にノヴァの船を合わせた便乗組が17人。全員Bランク以上で、半数以上がAランクで、真面目な勇者様ことヒイロさんは正式なギルドのSランク認定者だ。
ノヴァの飛行船には、他にも『ダブル』が20名ほど乗り組んでいるけど、オレ達同様船の防衛を最優先としている。
そして数と戦力差は、魔物に大型龍がいなければ、こちらが十分安全マージンを取りつつ勝てただろう。
けど、大型龍しかも赤いキューブで制御か支配している大型龍は流石に想定外すぎた。
だから最初の想定とは違い、水際での一斉射撃の後、中央に陣取っていた兵士や騎士、それに一部『ダブル』が一斉に左右に散る。
けど、最初から想定が外れた状態だ。
何しろ相手に大型龍がいた。
色は白ではないけど、形からして神々の塔のやつだ。
魔物が神々の塔に寄らなくても海上上空で数を減らす予定だったのを、多少変更せざるを得なかかった。
そしてそれでも、空中戦はオレ達が質の面で圧倒していた。
7刻半(午後3時)頃、神々の塔を経由してやってきた空飛ぶ魔獣にまたがる魔物の集団は、急速に接近しつつあった。
けど、かなりの時間寄り道してくれたおかげで、こちらは十分に迎撃準備の時間を取ることができたお陰だ。
竜騎兵が前面に展開して威圧している間に、4騎の疾風の騎士が2騎ずつに別れて、左右上空から急降下して敵の両翼を啄(ついば)む。
そして少し下の空に逃れたら、また上昇して、今度は別の左右を啄ばんでいく。
正面では、悠里のライムと火竜公女テスタロッサの前に集団をおびき寄せて最大威力のブレスを放射。
それで落ちるのは放っておいて、傷ついたやつを他の竜騎兵が落としていく。
そして落とすことに意味があった。
何しろそこは海の上。
人型の魔物には、飛ぶやつや空に浮くやつはいない。しかも魔物には泳ぐという概念がない。
浮遊石の結晶を人から奪っていれば別だけど、例外はそれくらいだ。
ついでに言えば、一部の魔獣を除けば魔物は水に浮きにくい。
もちろんこちらが注意すべき点はある。
当然だけど、一番でかい謎の大型龍は牽制をする以外で無視だ。
悠里が大型龍の弱点というか、大きいだけに鈍重で空中戦はあまり得意じゃないと知っていたので、相手にせずに取り巻きの連中だけを狩っていく。
そして空の進軍なので、大型龍が他の魔物を守るには広がりすぎている。
エルブルスの知識もたまには役に立つらしい。
もちろんこちら側が仕掛ける空中戦に限界はある。
向こうは背中に魔物を複数乗せているので、その分鈍重だけど弓などでこちらを攻撃可能だ。
それに加えて数が多い。
対してこちらは、精鋭ばかりとは言え数は12騎。
全力で戦い続けていたら、すぐに魔力がガス欠になってしまう。
けど相手は、集団戦に慣れていない魔物の群れだ。
その事は『帝国』からの情報でも明らかだった。
何しろ『帝国』や『ダブル』が進出している沿岸部には、いても下級悪魔まで。飛行生物を使役する魔物など、滅多にいない。
つまり、魔物の竜騎兵などは、敵と実際戦うことがない。実際、『帝国』で現れた魔物の竜騎兵は集団として脆かった。
それ以前に、魔物達が集団戦の訓練すら概念として持っているか怪しい。
現に集団を形成しても、明確な戦術がないのはこの戦いでも明らかだ。せいぜい、ある程度同じ種類で固まっている程度だ。
それに『帝国」で襲撃してきた竜騎兵も、聖地での魔物の大集団も、ただ群れているだけだった。
だからこちらは数が少なくとも、十分に対処できる。
翼竜と獅子鷲の戦術の違いも、魔物達は正しく分かっているようには見えない。
けれども、魔物の集団は数が多い。
海上上空で半数程度を叩いた時点で、低空で島に侵入してきた。
そしてここで、直前の作戦変更が活きた。
と言うのも、連中が神々の塔からこちらへ来たルートが、オレ達が辿ったルートと同じだったのだ。
魔物達がキューブの足跡を追いかけるという仮説が正しかった事を連中が証明してくれていた。
「やっぱり連中、キューブの跡しか追いかけられないんだ」
そしてオレとキューブ達が半ば囮となって固まった場所に居るので、魔物の群は密集して一塊りで突進してくる。
しかも空中戦で外周の魔物を落としていたので、なおさら密集して固まりとなっている。
ただ飛行生物の集団なので、密集していると言ってもシズさんの広域魔法を最大拡大しても収まりきらない。
それは予測済みなので、別の対策を取っていた。
「はなてーっ!」
マーレス第二皇子の命令一下、岩場の影、即席の偽装、単純な幻影魔法などで潜んでいた兵士達や『ダブル』が、一斉にありったけの遠距離攻撃手段で迎撃を試みる。
飛行船もその少し後に着陸し直したので、飛行船の武装も使用可能だ。
各種弓だけじゃなくて、魔法使い達も一斉にありったけの魔力による遠距離攻撃を叩きつける。
一番火力があったのは、ちょっと意外だったけど『帝国』のヨボヨボおじいさん魔法使いだ。
やはり魔法使いというのは、どの世界でもジジイが強いものらしい。きっと名のある人なんだろう。
シズさん以外で魔法陣5つ構築するのは、攻撃魔法ではこれが初めてだ。
けど、最大威力を持つシズさん、ハルカさんはこの段階では攻撃に参加しない。
オレの近くで、幻影魔法で魔物から隠れた場所に潜み、魔法陣をそれぞれ5つ構築して魔法を準備している。
もっとも、投射のタイミングはまだ先だ。
一方で、一斉射撃の終了と共に本格的な戦闘開始となった。
この時までに、ボスキャラな青鬼の大型龍以外の魔物の飛行生物の数は約40騎ほど。
中には飛龍も数体いる。
そしてその背から少し沖合に落ちて無事な物を含めると、降り立った魔物の数は80体程度。
つまり120体が魔物側の総数だ。
うち竜騎兵が残り5、単独の上級悪魔4、下級悪魔11といったところだ。
そしてこちらだけど、オレ達が飛行船組以外だと4人だけど、全員がSランク。Aランクの戦闘力のキューブ3体を頭数に入れると7人となる。
他にノヴァの船を合わせた便乗組が17人。全員Bランク以上で、半数以上がAランクで、真面目な勇者様ことヒイロさんは正式なギルドのSランク認定者だ。
ノヴァの飛行船には、他にも『ダブル』が20名ほど乗り組んでいるけど、オレ達同様船の防衛を最優先としている。
そして数と戦力差は、魔物に大型龍がいなければ、こちらが十分安全マージンを取りつつ勝てただろう。
けど、大型龍しかも赤いキューブで制御か支配している大型龍は流石に想定外すぎた。
だから最初の想定とは違い、水際での一斉射撃の後、中央に陣取っていた兵士や騎士、それに一部『ダブル』が一斉に左右に散る。
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