476 / 528
第五部 『帝国』編
471 「お見舞いの予約(1)」
しおりを挟む
邪神大陸、地皇の神殿前広場での立食パーティーは、終始和やかでざっくばらんに進んだ。
音頭取りは当然マーレス第二皇子で、神殿の上段を仮の舞台として、様々な人達を讃えたり紹介したりするのが、主な余興となった。
オレ達は、マーレス殿下が「よいしょ」してくれたのだけど、舞台の上で一言とか、オレ的にはヤメてと内心叫びたくなるほどだった。
もっとも、立食パーティー自体は1時間ほどで簡単に終わった。
何しろ、援軍はともかくオレ達が疲れ切っていた。
2日続けての激戦で、体力も気力も魔力も空っけつだ。
オレがあんまり見てなかったけど、悠里は空で頑張り過ぎたらしく、食べ始めて30分くらいで端っこで座り込んで眠っていたほどだ。
他のみんなも似たり寄ったりで、具体的な話は明日という事にして、オレ達は早々に飛行船に引き上げた。
すぐ横では『ダブル』の「今日はこっちもハロウィンだ」などと騒ぎ声が聞こえていたけど、それも気にならないほど早く眠りについたほどだ。
だからハルカさんとのダブルベッドも、お互い倒れ伏して終わり。ボクっ娘も、からかう言葉もなく部屋に倒れ込んでいた。
そして眼が覚めると、いつものオレの部屋の天井。
時間は夜明け前。11月に突入したので、外もまだ殆ど明るくない。
こちらの体も昨日バイト漬けで疲れていたけど、向こうの体ほどじゃない。だからいつものように記録をする事から一日を始める。
けど記録する事が多すぎるので、かなりの時間がかかった。おかげで、最近日課にしている簡単な朝のトレーニングは無しだ。
朝食を終えて着替え、髪とか一応整え、そして財布の軍資金を確認すると玲奈を誘いに出る。
その家の出鼻。
「ねえ、お兄ちゃん、お土産よろしく」
「文化祭だから、お土産になるようなもんはないと思うぞ」
「じゃあ土産話。ハルカさんの」
「良い返事もらえるよう精一杯してくるよ」
「うん。頑張ってこい」
「おう。じゃあ、行ってくる」
そう、悠里の言葉通り、今日はハルカさんのお母さんと会って、こちらで眠り姫のハルカさんの見舞いをさせてもらえるようにお願いし、そして叶えるのが一番の目的だ。
だから1回目に会いに行ってない悠里は行かないし、会うのはオレと玲奈、それにトモエさんだけだ。
シズさんは今日は仕事だ。
家の神社の秋祭りも終わり、大学の学園祭は九月中に終わっているので、学校のことで忙しいトモエさんに変わるように、仕事に精を出しているのだそうだ。
「それで、鈴木先輩なにか言ってたか?」
「ううん。金曜日顔出した時は何も。私に凄く気を使ってくれてるみたい」
「まあ、向こうで釘さしといたからな」
玲奈と話しているのは電車内。横並びで座りつつ、当たり障りのない会話に興じる。
「でも、公民館でのアナザー会が賑やかになってきたね」
「その原因と結果が、昨日ようやく分かったとこだけどな」
「原因はともかく結果って?」
彼女の疑問に対して、昨日の夜、向こうで起きた事をかいつまんで聞かせた。それが終わる頃には目的駅の近くだけど、朝にまとめていたお陰でうまく話せた。
「そうなんだ。じゃあ、リョウさんがカミングアウトするのも近いんだね」
「神々の塔の件が済めば話すんじゃないかな」
「そっか。けどカミングアウトしたら、タクミ君がまた残念がりそうだね」
「あいつの場合、理由はどうあれ復活のチャンス蹴ったから、半ば自業自得だろ」
「そうかもだけど。今回の中間タクミ君少し成績落ちたみたいだから、やっぱり堪えてると思う。だから」
「ちゃんとフォローしとくよ」
少し嬉しそうに「うん」と答える玲奈を見ていると、最寄り駅を告げる車内アナウンス。
そして最寄り駅から高校までの間、高校へと向かう人がそれなりに居るらしかった。
「意外に人が多そうだね」
「うちの学校じゃ、こうはいかないだろうな」
「普通の高校だもんね」
その普通でどのくらい上位に上ればと思うと、先が思いやられる。なんてことをふと思ってしまったら、顔を覗き込まれてしまった。
「どうしたの? 考え事して」
「いや、オレ達はあと2年あると思ってるけど、トモエさんの高校だと実質高校生活の半分を受験勉強に費やすって言っててさ。差がありすぎて、比較すらできないなって」
「マイペースで頑張るしかないよ。でも、そんなに悪かったの?」
心配げな表情がさらに覗き込んでくる。
だから慌てて首を横に振る。
「いいや、今までで一番成績良かった。全教科大幅に点数も順位も上がった。玲奈は今回も張り出されてたな」
「あの古臭い習慣は、止めてほしいけどね」
「上位者だけとはいえ、やってる高校はもうあんまりないらしいな」
「トモエさんの学校は、結構してるらしいよ」
「ガチの進学校だもんな。けど、うちより賑やかそうだぞ」
「ホントだ」
そう言ったところで学校に到着。
手作りのアーチが正門でお出迎え、というのは他の学校と違いないらしい。
ただトモエさん達の高校は私学なので、公立のうちの学校よりも賑やかだし派手だ。
進学校だけに、こういう時は羽目をはずすからなのかもしれない。
各クラス、各クラブも趣向を凝らしたといった感じだ。
運動場の脇に野外ステージまで作られてるのは、かなり大掛かりだ。
飲食の屋台はないけど、校舎内での各クラスの出し物の飲食率は高い。
なんだか、お金をかけてる感じな出し物も少なくない。この辺りも、進学校とオレ達の通う普通の高校との違いなんだろう。
けど、飲食系が多いのは助かる。
何しろ今日は、ハルカさんのお母さんと会うのだ。何か買い食いしながらでもないと、間が持たない。
とはいえ、ハルカさんのお母さんと会うのは昼からの予定なので、まずはトモエさんだ。
もっともすぐに見つかった。
何しろ目立つ人だし、服装が特徴的だった。
「どう、格好いいでしょう」
「す、スゴく凄く似合ってます! 一緒に写真お願いできますか!」
オレが社交辞令する前に、玲奈のテンションが爆上がりだ。
それもそのはずで、いわゆるタキシードっぽい男装の麗人スタイルなトモエさんは、単にプロモデルってだけじゃなくて、身長もあるし立ち振る舞いも男らしくできるので、周りを圧倒する似合い具合。
まるで某歌劇団の男役みたいだ。
「どうして今日はその格好なんですか?」
「男女逆転ファッションショーの司会役なんだ。あと、司会を幾つか。無理だって言ったら、突っ立ってるだけで客引きになるからってさ」
アハハと陽気に屈託なく笑う。
「いつですか? 見に行きます」
「3時。今日のクライマックスの一つなんだよねー。だから、ハルカのお母さんとの話が長引いたら、任せるかもしれないけど、構わないかな?」
「オレがしないといけない事ですから、トモエさんは文化祭の方頑張ってください」
「ごめんね。あ、あと、クラスの方の売り上げにも貢献してね。食べ物出してるから。これ割引券」
「あれ? ファッションショーは?」
「学校、というより生徒会主催」
「生徒会の役員とかしてるからですか?」
「いいや。生徒会に頼まれてね。まあ、有志ってやつ?」
「大変ですね」
「シズほどじゃないよ。シズは、大学で授業中にまで出てくれってしつこく言われて、ブチ切れそうになったってさ。丁度バズった次の週が学園祭だったから、飛び入り依頼とか断るのが大変だったみたい」
大学だとプロをライブやトークショーに呼んだりするし、シズさんの行ってる学校はすごく大規模で賑やからしいから、有名人に何かさせようって向きも強いんだろう。
「で、何かしてたんですか?」
「いいや、ずっと仕事って事で逃げた。実際仕事だったし。まあ、あの性格だから、同級生がガキすぎて協力する気が起きなかっただけだろうけどね。
それより、今時間あるから案内するよ。て言うかさ、私もまだ殆ど回ってないんだよね。昨日は仕事もあったから」
相変わらず二人とも忙しいようだ。
二人にとっては、『夢』の向こうは丁度いい気分転換の場になってそうだ。
その後、トモエさんの案内で1時間くらい色々見たり、食べて回った。
けど、お化け屋敷は二人に却下された。定番で2、3クラスでしてたけど、そもそも二人ともホラーは全く平気なタイプなせいだ。「面白くなーい」とかトモエさんに言われたら、別の事に時間を使うしかない。
一方で、射的、投げ輪などは、トモエさんの独断場。
出し物してる側が、目を丸くするレベルの正確無比さだ。この人のポテンシャルは、数字にしたら全能力値がカンストしてるんじゃないだろうかと疑うレベルだ。
けど、オレの思い込みは間違いではなさそうで、2年、3年がしてたクイズ大会とか幾つかのアトラクションや催しで、トモエさんは出禁を喰らっていた。
そして代わりにオレか玲奈がやって惨敗して、それをトモエさんがケタケタと笑ったり、写真や動画に撮っていた。
また有名人で人気者なのは間違いなく、声をかけられて一緒に写真を撮ったりしていた。
そして主に女子なのでトモエさんの方は気にならないけど、地味に玲奈も見られていたのが気になった。
そしてトモエさんのクラスまで来たら店番交代でトモエさんは外れ、あとは二人で色々と回った。
そうしてお昼もいらないくらい色々食べた頃、ハルカさんのお母さんからの電話。
正門前で待ってるとの事で、トモエさんも途中で引っ掛けて急ぎ向かった。
音頭取りは当然マーレス第二皇子で、神殿の上段を仮の舞台として、様々な人達を讃えたり紹介したりするのが、主な余興となった。
オレ達は、マーレス殿下が「よいしょ」してくれたのだけど、舞台の上で一言とか、オレ的にはヤメてと内心叫びたくなるほどだった。
もっとも、立食パーティー自体は1時間ほどで簡単に終わった。
何しろ、援軍はともかくオレ達が疲れ切っていた。
2日続けての激戦で、体力も気力も魔力も空っけつだ。
オレがあんまり見てなかったけど、悠里は空で頑張り過ぎたらしく、食べ始めて30分くらいで端っこで座り込んで眠っていたほどだ。
他のみんなも似たり寄ったりで、具体的な話は明日という事にして、オレ達は早々に飛行船に引き上げた。
すぐ横では『ダブル』の「今日はこっちもハロウィンだ」などと騒ぎ声が聞こえていたけど、それも気にならないほど早く眠りについたほどだ。
だからハルカさんとのダブルベッドも、お互い倒れ伏して終わり。ボクっ娘も、からかう言葉もなく部屋に倒れ込んでいた。
そして眼が覚めると、いつものオレの部屋の天井。
時間は夜明け前。11月に突入したので、外もまだ殆ど明るくない。
こちらの体も昨日バイト漬けで疲れていたけど、向こうの体ほどじゃない。だからいつものように記録をする事から一日を始める。
けど記録する事が多すぎるので、かなりの時間がかかった。おかげで、最近日課にしている簡単な朝のトレーニングは無しだ。
朝食を終えて着替え、髪とか一応整え、そして財布の軍資金を確認すると玲奈を誘いに出る。
その家の出鼻。
「ねえ、お兄ちゃん、お土産よろしく」
「文化祭だから、お土産になるようなもんはないと思うぞ」
「じゃあ土産話。ハルカさんの」
「良い返事もらえるよう精一杯してくるよ」
「うん。頑張ってこい」
「おう。じゃあ、行ってくる」
そう、悠里の言葉通り、今日はハルカさんのお母さんと会って、こちらで眠り姫のハルカさんの見舞いをさせてもらえるようにお願いし、そして叶えるのが一番の目的だ。
だから1回目に会いに行ってない悠里は行かないし、会うのはオレと玲奈、それにトモエさんだけだ。
シズさんは今日は仕事だ。
家の神社の秋祭りも終わり、大学の学園祭は九月中に終わっているので、学校のことで忙しいトモエさんに変わるように、仕事に精を出しているのだそうだ。
「それで、鈴木先輩なにか言ってたか?」
「ううん。金曜日顔出した時は何も。私に凄く気を使ってくれてるみたい」
「まあ、向こうで釘さしといたからな」
玲奈と話しているのは電車内。横並びで座りつつ、当たり障りのない会話に興じる。
「でも、公民館でのアナザー会が賑やかになってきたね」
「その原因と結果が、昨日ようやく分かったとこだけどな」
「原因はともかく結果って?」
彼女の疑問に対して、昨日の夜、向こうで起きた事をかいつまんで聞かせた。それが終わる頃には目的駅の近くだけど、朝にまとめていたお陰でうまく話せた。
「そうなんだ。じゃあ、リョウさんがカミングアウトするのも近いんだね」
「神々の塔の件が済めば話すんじゃないかな」
「そっか。けどカミングアウトしたら、タクミ君がまた残念がりそうだね」
「あいつの場合、理由はどうあれ復活のチャンス蹴ったから、半ば自業自得だろ」
「そうかもだけど。今回の中間タクミ君少し成績落ちたみたいだから、やっぱり堪えてると思う。だから」
「ちゃんとフォローしとくよ」
少し嬉しそうに「うん」と答える玲奈を見ていると、最寄り駅を告げる車内アナウンス。
そして最寄り駅から高校までの間、高校へと向かう人がそれなりに居るらしかった。
「意外に人が多そうだね」
「うちの学校じゃ、こうはいかないだろうな」
「普通の高校だもんね」
その普通でどのくらい上位に上ればと思うと、先が思いやられる。なんてことをふと思ってしまったら、顔を覗き込まれてしまった。
「どうしたの? 考え事して」
「いや、オレ達はあと2年あると思ってるけど、トモエさんの高校だと実質高校生活の半分を受験勉強に費やすって言っててさ。差がありすぎて、比較すらできないなって」
「マイペースで頑張るしかないよ。でも、そんなに悪かったの?」
心配げな表情がさらに覗き込んでくる。
だから慌てて首を横に振る。
「いいや、今までで一番成績良かった。全教科大幅に点数も順位も上がった。玲奈は今回も張り出されてたな」
「あの古臭い習慣は、止めてほしいけどね」
「上位者だけとはいえ、やってる高校はもうあんまりないらしいな」
「トモエさんの学校は、結構してるらしいよ」
「ガチの進学校だもんな。けど、うちより賑やかそうだぞ」
「ホントだ」
そう言ったところで学校に到着。
手作りのアーチが正門でお出迎え、というのは他の学校と違いないらしい。
ただトモエさん達の高校は私学なので、公立のうちの学校よりも賑やかだし派手だ。
進学校だけに、こういう時は羽目をはずすからなのかもしれない。
各クラス、各クラブも趣向を凝らしたといった感じだ。
運動場の脇に野外ステージまで作られてるのは、かなり大掛かりだ。
飲食の屋台はないけど、校舎内での各クラスの出し物の飲食率は高い。
なんだか、お金をかけてる感じな出し物も少なくない。この辺りも、進学校とオレ達の通う普通の高校との違いなんだろう。
けど、飲食系が多いのは助かる。
何しろ今日は、ハルカさんのお母さんと会うのだ。何か買い食いしながらでもないと、間が持たない。
とはいえ、ハルカさんのお母さんと会うのは昼からの予定なので、まずはトモエさんだ。
もっともすぐに見つかった。
何しろ目立つ人だし、服装が特徴的だった。
「どう、格好いいでしょう」
「す、スゴく凄く似合ってます! 一緒に写真お願いできますか!」
オレが社交辞令する前に、玲奈のテンションが爆上がりだ。
それもそのはずで、いわゆるタキシードっぽい男装の麗人スタイルなトモエさんは、単にプロモデルってだけじゃなくて、身長もあるし立ち振る舞いも男らしくできるので、周りを圧倒する似合い具合。
まるで某歌劇団の男役みたいだ。
「どうして今日はその格好なんですか?」
「男女逆転ファッションショーの司会役なんだ。あと、司会を幾つか。無理だって言ったら、突っ立ってるだけで客引きになるからってさ」
アハハと陽気に屈託なく笑う。
「いつですか? 見に行きます」
「3時。今日のクライマックスの一つなんだよねー。だから、ハルカのお母さんとの話が長引いたら、任せるかもしれないけど、構わないかな?」
「オレがしないといけない事ですから、トモエさんは文化祭の方頑張ってください」
「ごめんね。あ、あと、クラスの方の売り上げにも貢献してね。食べ物出してるから。これ割引券」
「あれ? ファッションショーは?」
「学校、というより生徒会主催」
「生徒会の役員とかしてるからですか?」
「いいや。生徒会に頼まれてね。まあ、有志ってやつ?」
「大変ですね」
「シズほどじゃないよ。シズは、大学で授業中にまで出てくれってしつこく言われて、ブチ切れそうになったってさ。丁度バズった次の週が学園祭だったから、飛び入り依頼とか断るのが大変だったみたい」
大学だとプロをライブやトークショーに呼んだりするし、シズさんの行ってる学校はすごく大規模で賑やからしいから、有名人に何かさせようって向きも強いんだろう。
「で、何かしてたんですか?」
「いいや、ずっと仕事って事で逃げた。実際仕事だったし。まあ、あの性格だから、同級生がガキすぎて協力する気が起きなかっただけだろうけどね。
それより、今時間あるから案内するよ。て言うかさ、私もまだ殆ど回ってないんだよね。昨日は仕事もあったから」
相変わらず二人とも忙しいようだ。
二人にとっては、『夢』の向こうは丁度いい気分転換の場になってそうだ。
その後、トモエさんの案内で1時間くらい色々見たり、食べて回った。
けど、お化け屋敷は二人に却下された。定番で2、3クラスでしてたけど、そもそも二人ともホラーは全く平気なタイプなせいだ。「面白くなーい」とかトモエさんに言われたら、別の事に時間を使うしかない。
一方で、射的、投げ輪などは、トモエさんの独断場。
出し物してる側が、目を丸くするレベルの正確無比さだ。この人のポテンシャルは、数字にしたら全能力値がカンストしてるんじゃないだろうかと疑うレベルだ。
けど、オレの思い込みは間違いではなさそうで、2年、3年がしてたクイズ大会とか幾つかのアトラクションや催しで、トモエさんは出禁を喰らっていた。
そして代わりにオレか玲奈がやって惨敗して、それをトモエさんがケタケタと笑ったり、写真や動画に撮っていた。
また有名人で人気者なのは間違いなく、声をかけられて一緒に写真を撮ったりしていた。
そして主に女子なのでトモエさんの方は気にならないけど、地味に玲奈も見られていたのが気になった。
そしてトモエさんのクラスまで来たら店番交代でトモエさんは外れ、あとは二人で色々と回った。
そうしてお昼もいらないくらい色々食べた頃、ハルカさんのお母さんからの電話。
正門前で待ってるとの事で、トモエさんも途中で引っ掛けて急ぎ向かった。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(
異世界で俺はチーター
田中 歩
ファンタジー
とある高校に通う普通の高校生だが、クラスメイトからはバイトなどもせずゲームやアニメばかり見て学校以外ではあまり家から出ないため「ヒキニート」呼ばわりされている。
そんな彼が子供のころ入ったことがあるはずなのに思い出せない祖父の家の蔵に友達に話したのを機にもう一度入ってみることを決意する。
蔵に入って気がつくとそこは異世界だった?!
しかも、おじさんや爺ちゃんも異世界に行ったことがあるらしい?
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
【完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる