295 / 528
第四部
297「魔物の共食い?(1)」
しおりを挟む
呆然と圧倒的破壊の様を眺めていると、火竜公女さんがテスタロッサで近づいて来た。
「少年! 私達はこれから東の集団を攻撃しますから、こっちの落ち穂拾いをお任せしてもよろしいかしら?」
「構いませんが、こっちはまだ余力ありますよ」
オレの言葉に、火竜公女さんがゆっくりと首を横に振る。
その表情は、やり過ぎるとまた評判等が面倒になると言っている。
「東の方はこの半分ですし、全体の魔力も弱いから問題ありませんわ。それにそこまで離れていませんから、ここから見ていてピンチなら駆けつけて下さいませ」
「了解です。お気をつけて!」
「そちらもね。じゃあねハルカ」
「大怪我したら、すぐに来て」
「言われずとも、負傷者を抱えて押し掛けますわ」
そう言って飛び去って行った。
と言う訳で、オレ達だけで森ごとプレスされた魔物の軍団の残骸の掃討だ。
まずは目の前の惨状をグルっと一瞥。そして仲間達に向き直る。
「それじゃあ、みんなを一度集めて掃討に移ろう」
「ええ。慎重に行きましょう。ユーリちゃん」
「ハイ、みんな呼びますね。ライム、お願い」
ライムの咆哮と翼を何度か上下に振る動きで、エルブルスの竜騎兵が集まる。合図を知っているボクっ娘も、警戒のため位置していた上空から降りて来る。
そしてその背にいるシズさんの助言で、敵陣の後ろから一線になって魔物を追い立てる事にした。
そして警戒などで散らばっていた家臣達が集まってくる。ガトウさんとホランさん、ニオさん達も揃い、オレの言葉を待っている。
「で、どうする坊主?」
戦闘の主役じゃないホランさん達獣人のみんなはやや物足りなさそうで、ようやく出番と思っているみたいだ。
オレも脳筋なので、前に立ちふさがって根こそぎに一網打尽といきたいところだけど、死に物狂いで逃げる相手は危険も大きい。
逆に、後ろから追い立てる方が相手は浮き足立つし、それが空からドラゴンが追い立てるとなれば尚更だ。
この辺の心理は、人も魔物も関係ない。
「あっちの端に並んで、後ろから生き残りを追い立てます。前を押さえて死に物狂いで抵抗されるのは避けたいですし、こっちは一人一人の腕は立ちますが、やっぱり数が少ないですから堅実にいきましょう」
「なるほど、理にかなってますね」
ガトウさんが声だけでなく納得顔だ。
ホランさんも、仕方ないかとやや不満ながらも頷いてくれた。
それらみんなの顔を一巡して意思を確認する。
「じゃあ、かかりましょう!」
「オウっ!!」
そしてオレ達は、疾風の騎士たちが地均しした幅200メートルほどの空間の、敵の一番後ろがいた辺りで一線に並ぶ。上空は竜騎兵が、地上は同乗してきた獣人達が並び掃討戦を開始する。
竜騎兵は横並びの線の幅に対して数が多いので、左右両脇は2騎でペアになって左右に逃げる魔物を倒していく。
そうすると、魚の群れを追い立てる集団漁にも思えてくる。
空軍元帥から解放されたヴァイスだけは例外で、その都度ヴァイスの一撃か同乗しているシズさんの魔法で、強そうな魔物に対するスポット攻撃を加える。
またヴァイスとボクっ娘は、持ち前の視力を活かして東の方の戦線の様子を見る役割もある。
オレとハルカさんはライムから降りて、横並びの真ん中に並んで、悪魔など強い魔物を見つけたらそれを攻撃する姿勢で進む。
射程距離の長い光槍陣なら、左右ほぼ全てが攻撃圏内だ。
またクロも同じ様に掃討に参加させるが、主に魔石回収に回した。
足下は半ば地獄絵図で、押し潰され、なぎ倒された歪んだ樹木の間に、沢山の魔物が地面にめり込んだりしている姿が延々と続く。
そして魔物と魔獣、魔木の残骸からは、魔力の靄が上がっているので、いわゆる魔力のボーナスステージ状態だ。
そうした中でもまだ動いている魔物もいるので、見つけ次第倒していく。
そしてちょうど、衝撃波で既にボロボロの地龍にトドメをさしたところだった。
「掃討って言うより、単に魔力と魔石を集めてるみたいだな」
「ヴァイスだけでも凄かったけど、複数での攻撃は数以上に凄かったわね」
思わず周辺の景色をぐるりと見渡してしまう。
そう、この景色は疾風の騎士達が無理矢理作り出したのだ。
「だよな。あと、元帥と公女さんが言ってたけど、こいつら最初から統制があんまり取れてなかってやつだけど」
「不思議な話よね。魔物とはいえ、これだけの大軍で指揮官不在って」
ハルカさんは信じられないと言う顔だ。
まあ、そうだろう。
「うん。けどさ、実際魔将どころか上級悪魔もいなかったじゃないか」
「上級悪魔ねえ……昨日ショウが倒して以後見てないわね」
彼女が何となく口にした言葉で、少しピンときてしまった。
彼女も自分の言葉に答えを見つけたようだ。
二人同時に、ここの敵が不甲斐ない理由に思い当たったのだ。
「……まさか、ねえ」
「だったとしたら、とんだ猪司令官だな」
思わず顔を見合わせてしまう。
そしてさらに別の考えが思い浮かぶ。それは彼女も同じだった。
「もしくは、あの竜騎兵達は、何が何でもあの子達を倒す必要があったのかも」
「情報漏洩ってやつか? それなら博士の館が見えた時点で作戦失敗で引き返すだろ」
「そうよね。やっぱり、あの子達が最初にこの軍団を率いた敵将を討ち取ったってことよね」
と言う訳で、最初の「まさか」に戻る。
だからオレも首を縦に振る。
「オレも今そう思った。司令官が前線視察とかしてたのかもな。それなら、怒り狂ったとかの話も結構辻褄合うよな」
「あの子達も、一番強そうなのを不意打ちで倒したとか言ってたものね」
「さしずめオレが館の前で倒したのが、副将か腹心ってところだな」
「最初に気づかないまま倒したのが実はラスボスでしたって、ゲームやお話だったらクソ展開ってやつね」
そこで二人して再び軽く見つめ合ってしまう。
そしてお互いに、ビミョーな表情を浮かべる。
「なんか今更みんなには言い出せないし、黙っておこうか」
「そうね。このペシャンコの中に、それらしいヤツが居たって報告しておきましょう」
ハルカさんの言う通り、オーガより一回り大きい下級悪魔すら、地面にめり込んでペシャンコになっていたりもした。
そいつは自己再生能力のお陰でで徐々に復活しつつあったが、まだ身動き出来ないので苦もなくトドメをさしておく。
もう戦闘ですらない。
偶然地面の柔らかいところにいたヤツなどは幸運なのだろうが、起き上がったら地獄が広がっていたわけだから、魔物じゃなかったら発狂ものだろう。
こっちはそうして生き残った連中を、横並びで機械的に倒していく。
なんだか、どこかで見た戦争映画みたいに、某ネズミのテーマソングをみんなで歌いながら行進したいくらいだ。
時折上空を見てヴァイスに合図を送ってみるが、元帥達の方も一方的展開で、ここと変わらない。
さっき凄い音が立て続けに響いて来たが、ソニックボミングが禁忌にされるのだと嫌でも納得させられる。
魔物相手だからと許してもらえるものなのだろうかと、心配になってくるほどだ。
そうして雑多な事を考えられるほどのペースで掃討を行っていると、あと2、300メートルほどで樹木をなぎ倒した場所が終わりを告げる。
その先は黒々とした広がっていた。
先に進むべきか悩むところだ。
しかも、流石にこれで終わりではなかった。
「少年! 私達はこれから東の集団を攻撃しますから、こっちの落ち穂拾いをお任せしてもよろしいかしら?」
「構いませんが、こっちはまだ余力ありますよ」
オレの言葉に、火竜公女さんがゆっくりと首を横に振る。
その表情は、やり過ぎるとまた評判等が面倒になると言っている。
「東の方はこの半分ですし、全体の魔力も弱いから問題ありませんわ。それにそこまで離れていませんから、ここから見ていてピンチなら駆けつけて下さいませ」
「了解です。お気をつけて!」
「そちらもね。じゃあねハルカ」
「大怪我したら、すぐに来て」
「言われずとも、負傷者を抱えて押し掛けますわ」
そう言って飛び去って行った。
と言う訳で、オレ達だけで森ごとプレスされた魔物の軍団の残骸の掃討だ。
まずは目の前の惨状をグルっと一瞥。そして仲間達に向き直る。
「それじゃあ、みんなを一度集めて掃討に移ろう」
「ええ。慎重に行きましょう。ユーリちゃん」
「ハイ、みんな呼びますね。ライム、お願い」
ライムの咆哮と翼を何度か上下に振る動きで、エルブルスの竜騎兵が集まる。合図を知っているボクっ娘も、警戒のため位置していた上空から降りて来る。
そしてその背にいるシズさんの助言で、敵陣の後ろから一線になって魔物を追い立てる事にした。
そして警戒などで散らばっていた家臣達が集まってくる。ガトウさんとホランさん、ニオさん達も揃い、オレの言葉を待っている。
「で、どうする坊主?」
戦闘の主役じゃないホランさん達獣人のみんなはやや物足りなさそうで、ようやく出番と思っているみたいだ。
オレも脳筋なので、前に立ちふさがって根こそぎに一網打尽といきたいところだけど、死に物狂いで逃げる相手は危険も大きい。
逆に、後ろから追い立てる方が相手は浮き足立つし、それが空からドラゴンが追い立てるとなれば尚更だ。
この辺の心理は、人も魔物も関係ない。
「あっちの端に並んで、後ろから生き残りを追い立てます。前を押さえて死に物狂いで抵抗されるのは避けたいですし、こっちは一人一人の腕は立ちますが、やっぱり数が少ないですから堅実にいきましょう」
「なるほど、理にかなってますね」
ガトウさんが声だけでなく納得顔だ。
ホランさんも、仕方ないかとやや不満ながらも頷いてくれた。
それらみんなの顔を一巡して意思を確認する。
「じゃあ、かかりましょう!」
「オウっ!!」
そしてオレ達は、疾風の騎士たちが地均しした幅200メートルほどの空間の、敵の一番後ろがいた辺りで一線に並ぶ。上空は竜騎兵が、地上は同乗してきた獣人達が並び掃討戦を開始する。
竜騎兵は横並びの線の幅に対して数が多いので、左右両脇は2騎でペアになって左右に逃げる魔物を倒していく。
そうすると、魚の群れを追い立てる集団漁にも思えてくる。
空軍元帥から解放されたヴァイスだけは例外で、その都度ヴァイスの一撃か同乗しているシズさんの魔法で、強そうな魔物に対するスポット攻撃を加える。
またヴァイスとボクっ娘は、持ち前の視力を活かして東の方の戦線の様子を見る役割もある。
オレとハルカさんはライムから降りて、横並びの真ん中に並んで、悪魔など強い魔物を見つけたらそれを攻撃する姿勢で進む。
射程距離の長い光槍陣なら、左右ほぼ全てが攻撃圏内だ。
またクロも同じ様に掃討に参加させるが、主に魔石回収に回した。
足下は半ば地獄絵図で、押し潰され、なぎ倒された歪んだ樹木の間に、沢山の魔物が地面にめり込んだりしている姿が延々と続く。
そして魔物と魔獣、魔木の残骸からは、魔力の靄が上がっているので、いわゆる魔力のボーナスステージ状態だ。
そうした中でもまだ動いている魔物もいるので、見つけ次第倒していく。
そしてちょうど、衝撃波で既にボロボロの地龍にトドメをさしたところだった。
「掃討って言うより、単に魔力と魔石を集めてるみたいだな」
「ヴァイスだけでも凄かったけど、複数での攻撃は数以上に凄かったわね」
思わず周辺の景色をぐるりと見渡してしまう。
そう、この景色は疾風の騎士達が無理矢理作り出したのだ。
「だよな。あと、元帥と公女さんが言ってたけど、こいつら最初から統制があんまり取れてなかってやつだけど」
「不思議な話よね。魔物とはいえ、これだけの大軍で指揮官不在って」
ハルカさんは信じられないと言う顔だ。
まあ、そうだろう。
「うん。けどさ、実際魔将どころか上級悪魔もいなかったじゃないか」
「上級悪魔ねえ……昨日ショウが倒して以後見てないわね」
彼女が何となく口にした言葉で、少しピンときてしまった。
彼女も自分の言葉に答えを見つけたようだ。
二人同時に、ここの敵が不甲斐ない理由に思い当たったのだ。
「……まさか、ねえ」
「だったとしたら、とんだ猪司令官だな」
思わず顔を見合わせてしまう。
そしてさらに別の考えが思い浮かぶ。それは彼女も同じだった。
「もしくは、あの竜騎兵達は、何が何でもあの子達を倒す必要があったのかも」
「情報漏洩ってやつか? それなら博士の館が見えた時点で作戦失敗で引き返すだろ」
「そうよね。やっぱり、あの子達が最初にこの軍団を率いた敵将を討ち取ったってことよね」
と言う訳で、最初の「まさか」に戻る。
だからオレも首を縦に振る。
「オレも今そう思った。司令官が前線視察とかしてたのかもな。それなら、怒り狂ったとかの話も結構辻褄合うよな」
「あの子達も、一番強そうなのを不意打ちで倒したとか言ってたものね」
「さしずめオレが館の前で倒したのが、副将か腹心ってところだな」
「最初に気づかないまま倒したのが実はラスボスでしたって、ゲームやお話だったらクソ展開ってやつね」
そこで二人して再び軽く見つめ合ってしまう。
そしてお互いに、ビミョーな表情を浮かべる。
「なんか今更みんなには言い出せないし、黙っておこうか」
「そうね。このペシャンコの中に、それらしいヤツが居たって報告しておきましょう」
ハルカさんの言う通り、オーガより一回り大きい下級悪魔すら、地面にめり込んでペシャンコになっていたりもした。
そいつは自己再生能力のお陰でで徐々に復活しつつあったが、まだ身動き出来ないので苦もなくトドメをさしておく。
もう戦闘ですらない。
偶然地面の柔らかいところにいたヤツなどは幸運なのだろうが、起き上がったら地獄が広がっていたわけだから、魔物じゃなかったら発狂ものだろう。
こっちはそうして生き残った連中を、横並びで機械的に倒していく。
なんだか、どこかで見た戦争映画みたいに、某ネズミのテーマソングをみんなで歌いながら行進したいくらいだ。
時折上空を見てヴァイスに合図を送ってみるが、元帥達の方も一方的展開で、ここと変わらない。
さっき凄い音が立て続けに響いて来たが、ソニックボミングが禁忌にされるのだと嫌でも納得させられる。
魔物相手だからと許してもらえるものなのだろうかと、心配になってくるほどだ。
そうして雑多な事を考えられるほどのペースで掃討を行っていると、あと2、300メートルほどで樹木をなぎ倒した場所が終わりを告げる。
その先は黒々とした広がっていた。
先に進むべきか悩むところだ。
しかも、流石にこれで終わりではなかった。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
転生して捨てられたけど日々是好日だね。【二章・完】
ぼん@ぼおやっじ
ファンタジー
おなじみ異世界に転生した主人公の物語。
転生はデフォです。
でもなぜか神様に見込まれて魔法とか魔力とか失ってしまったリウ君の物語。
リウ君は幼児ですが魔力がないので馬鹿にされます。でも周りの大人たちにもいい人はいて、愛されて成長していきます。
しかしリウ君の暮らす村の近くには『タタリ』という恐ろしいものを封じた祠があたのです。
この話は第一部ということでそこまでは完結しています。
第一部ではリウ君は自力で成長し、戦う力を得ます。
そして…
リウ君のかっこいい活躍を見てください。
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(
聖なる幼女のお仕事、それは…
咲狛洋々
ファンタジー
とある聖皇国の聖女が、第二皇子と姿を消した。国王と皇太子達が国中を探したが見つからないまま、五年の歳月が過ぎた。魔人が現れ村を襲ったという報告を受けた王宮は、聖騎士団を差し向けるが、すでにその村は魔人に襲われ廃墟と化していた。
村の状況を調べていた聖騎士達はそこである亡骸を見つける事となる。それこそが皇子と聖女であった。長年探していた2人を連れ戻す事は叶わなかったが、そこである者を見つける。
それは皇子と聖女、二人の子供であった。聖女の力を受け継ぎ、高い魔力を持つその子供は、二人を襲った魔人の魔力に当てられ半魔になりかけている。聖魔力の高い師団長アルバートと副団長のハリィは2人で内密に魔力浄化をする事に。しかし、救出したその子の中には別の世界の人間の魂が宿りその肉体を生かしていた。
この世界とは全く異なる考え方に、常識に振り回される聖騎士達。そして次第に広がる魔神の脅威に国は脅かされて行く。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
11 Girl's Trials~幼馴染の美少女と共に目指すハーレム!~
武無由乃
ファンタジー
スケベで馬鹿な高校生の少年―――人呼んで”土下座司郎”が、神社で出会った女神様。
その女神様に”11人の美少女たちの絶望”に関わることのできる能力を与えられ、幼馴染の美少女と共にそれを救うべく奔走する。
美少女を救えばその娘はハーレム入り! ―――しかし、失敗すれば―――問答無用で”死亡”?!
命がけの”11の試練”が襲い来る! 果たして少年は生き延びられるのか?!
土下座してる場合じゃないぞ司郎!
【完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる