32 / 528
第一部
032「魔力回復(2)」
しおりを挟む
結局、小難しい話に戻ってしまった。
でも負けないぞ。会話が続けられないし。
「けどノヴァの辺りとかは、古代遺跡と原生林と魔物ばかりって言うよな」
「確かにあの辺りは、まだ人は少ないわね。けど、この世界の文明地域から見れば特殊だし、人の世界から見れば辺境にあるから関係ないと思うなあ」
「そうかー。じゃあ、亜人とかは? エルフやドワーフ、獣人もいるんだろ」
「亜人はだいたいは人より強い種族だけど、繁殖力は人より劣るから数が少ないわね」
「そうなんだ。何にせよオレには分からないことばかりだ」
「私も同じよ。それにしても話題逸れちゃったわね。他、聞きたいことない?」
小難しい話題に彼女も飽きて来たのか、気分転換のような明るめの声で問いかけてくる。
とはいえ、何を聞いていいのかすら分からないのが実情だ。
だから思いついたままを問いかける事にした。
「うーん。あっ、そうだ、村々の巡回だったら、魔力のある人を探したりしないのか?」
「そういうのは、国か神殿組織全体で専門の巡回をしてるわ」
「じゃあ、しなくていいのか」
「ええ。たまに、私みたいに巡察してる人が、高い素質の人を見つけることはあるけどね」
「そういうのは、ファンタジー世界のイベントっぽいな」
「そんなにいいものじゃないわよ。素質のある人をお金で買うようなものだもの」
「奴隷でもないのに?」
「そうよ。賢者が勇者を見つけ出す、みたいないい話じゃないのよ。さ、そろそろ出ましょうか。篭りきりだと、村の人に変な勘ぐりされるかもよ」
駄弁っているうちに多少は魔力も回復してきたので、動き出すことにする。
そうして神殿から出てきたが、日はもうかなり高い。それでも、昼から出発しても、ハイホースの足なら十分次の村に夕方までにたどり着ける時間だそうだ。
そして何もない村なので、夜のうちに頼んでおいた保存のきくなるべく高カロリーである程度保存のきく食料と水、薄めたワインを補充する。
そしてオレは、何かできることはないかと思案した末に、鍛冶がいるので剣を見てもらうことにした。
二度も使ってるし、専門家がいるなら手入れするべきだと思ったからだ。
「従者様、この剣はオラに手入れは無理だで。ただ、血糊拭き取ってきれいにしておくだけで十分かもすんね」
「やっぱりそうかー」
鍛冶の言葉に、彼女が一人納得している。
「何か知ってるのか?」
「自分の使っている武器くらい、ちゃんと見ておきなさい」
そう言われて、改め剣を見てみる。
両手直剣。ファンタジー的には、刀身幅の広いバスタードソードかグレートソードやクレイモアに当たると思われる。
こっちのオレの腕力なら片手でも楽々振り回せるので、大きさや重さを考えなければバスタードソードと言えるかもしれない。
こんな重いものをブンブン振り回して肩が外れないんだから、この体はたいしたもんだと感心する。
見た目は簡素な作りで、柄とかに模様や装飾はない。
剣は黒光りしているが、変な文様もなければ大きな宝石がはまっているわけでもなく、呪文やお約束のルーン文字が彫り込まれたりはしていない。
「従者様。それは鉄でも鋼でもないだよ」
しげしげと眺めるオレに鍛冶は言った。
鉄以外に何かあるのだろうか。
「ハルカさん分かる?」
「魔力が染み込んだ鉱石を材料にしているのよ。ホラ私のも」
そう言ってシャラリと引き抜いた彼女の剣は白銀色に輝き、よく見ると薄く虹のように表面が揺らめいている。
「私の剣は鎧と合わせて魔銀、ミスリル製ね。軽くて切れ味抜群。これは魔力を込めて切れ味や威力もさらに上げられるわ。多少刃こぼれしても、勝手に再生してくれるし」
「オレのはハルカさんのと違う色だな」
「黒っぽいから多分魔鋼ね」
鍛冶の人は、興味はあれども訳がわからないという顔をしているので、彼女に聞くしかない。ネットの情報もこの辺は諸説ありすぎる。
「く、詳しくお願いしゃす」
「えーっと、魔鋼がアダマンタイト、魔銀がミスリル、魔金がオリハルコンというのが基本かしら。
あと、神鋼、ヒヒイロカネっていうチタンが魔鋼化した凄く硬いやつもあるわね。オタクは、なんとかリウムって言ってたけど」
「まとめサイトだと、アダマンタイトは硬いけど魔法を通しにくい。ミスリルは軽くて魔法を通しやすい。オリハルコンはどれよりも硬くてミスリルよりも魔法を通しやすい。でいいのか?」
「正解。どれも長い年月をかけて魔力が浸透して、普通の金属ではありえない強さや能力を持っているってのが通説ね。
一部の亜人にしか加工できないと言われてるけど、高位の錬金術士なら種族を問わず加工は可能よ」
良かった。この知識なら、あっちで探せば詳しく分かりそうだ。
けど、疑問は残る。
「なるほどね。で、なんでオレは初期装備で魔法の剣なんて持ってるんだ。ハルカさんもそうだったの?」
「いいえ。これは後から手に入れたものよ。ショウ君は、運が良かったんじゃないの。初期のマジックアイテム持ちは少ないけどいるわよ。私も初期に発動媒体持ってたし」
「初期特典ねえ。魔力の高さといい、キャラメイクガチャが良かったんだな」
「そうかもね。けど、出現時のアイテムは謎が多いままだから、一度どこかで鑑定してもらう事をお勧めするわ」
「鑑定できるのか?」
「とりあえず大きな街に行けばノープロブレム。大きな神殿でもできるわよ。あとは、それなりの魔法使い捕まえるかね。お勧めはノヴァまで行くことだけど」
「なるほどね。じゃあ、オレの当面の目標はノヴァを目指すことだな」
「そうね。けど、しばらくは私のこと手伝ってね」
「もちろん。仰せのままに」
鍛冶屋の次に、また村長の元に戻る。
手に入れたいものがあったからだ。
「馬でございますか?」
「そう、乗用馬でいいからないかな。ちゃんとお金は払うから」
「とんでもございません。あれだけ多数の者を癒していただいたのに、対価の一つとしてお譲りいたします。
ですが、当村には乗用馬はもちろん、馬はおりません。ロバならおりますが、魔馬に付いていくのは難しいかと」
「村長、直接の対価は最小限でよいと申し上げた筈です」
ハルカさんが、一瞬オレに余計なことを言ったという目線を向ける。
馬ってそんなに高いのか?
「しかし、わずかな食料を差し出すだけでは、私どもの面目が立ちませぬ。近在にいた魔物も退治して頂いたとのことですので、合わせて何か別の対価をお受け取りください。切にお願い申し上げます」
土下座じゃないけど、平身低頭状態だ。実際、跪いて頭下げてる。
これを断るのは難しいだろうな。
「では、神殿への寄付としてお受け取ります。ですが私には受け取る資格がないので、本日の事はここに一筆残し、さらに神殿に報告しておきますので、神殿の寄付を求める使いに渡してください」
屁理屈を並べているように見えるが、要するに世俗との関わりをあまりしたくないのかもしれない。
しかし案外簡単にこの案は受け入れられた。つまり彼女の行いは、個人ではなく神殿と考えているのだ。
そしてその後、手早く準備を整えると早々にオレにとっての初めての村を後にした。
「もーっ、面倒はゴメンだから余計なこと喋らない!」
案の定、二人きりになったら怒られた。と言っても、注意レベルでマジ怒りじゃない。ここ数日で、少し彼女の事が分かってきた。
それにちょっと膨れっ面だけど、これはこれで可愛い。美人は得だと思うより、顔がニヤけてしまいそうになるほどだ。
「イエス・マム。けど、これじゃボランティアで働き損じゃないのか?」
「個人で何か強請(ねだ)ってたって神殿に話が伝わったら、後が面倒なのよ。それに別にお金には困ってないし」
「お金持ちなのか。いいなー」
「昔、稼いでたからね」
「……昔のこと、聞いてもオーケー?」
「女の子から話すと言わない限り聞かないのがマナーだと思うんだけど」
「だよなー。それにオレはハルカさんの素性は何だって構わないよ。どうせオレは、住所不定無職だし」
「なに拗ねてるのよ。まだ知り合って三日でしょ。それとこっちで冒険者していれば、そのうち稼げるようになるわよ」
「どっちも、これからに期待しとくよ」
「できれば、お金だけにしときなさい」
異世界に来ても、世知辛さは変わらないらしい。
でも負けないぞ。会話が続けられないし。
「けどノヴァの辺りとかは、古代遺跡と原生林と魔物ばかりって言うよな」
「確かにあの辺りは、まだ人は少ないわね。けど、この世界の文明地域から見れば特殊だし、人の世界から見れば辺境にあるから関係ないと思うなあ」
「そうかー。じゃあ、亜人とかは? エルフやドワーフ、獣人もいるんだろ」
「亜人はだいたいは人より強い種族だけど、繁殖力は人より劣るから数が少ないわね」
「そうなんだ。何にせよオレには分からないことばかりだ」
「私も同じよ。それにしても話題逸れちゃったわね。他、聞きたいことない?」
小難しい話題に彼女も飽きて来たのか、気分転換のような明るめの声で問いかけてくる。
とはいえ、何を聞いていいのかすら分からないのが実情だ。
だから思いついたままを問いかける事にした。
「うーん。あっ、そうだ、村々の巡回だったら、魔力のある人を探したりしないのか?」
「そういうのは、国か神殿組織全体で専門の巡回をしてるわ」
「じゃあ、しなくていいのか」
「ええ。たまに、私みたいに巡察してる人が、高い素質の人を見つけることはあるけどね」
「そういうのは、ファンタジー世界のイベントっぽいな」
「そんなにいいものじゃないわよ。素質のある人をお金で買うようなものだもの」
「奴隷でもないのに?」
「そうよ。賢者が勇者を見つけ出す、みたいないい話じゃないのよ。さ、そろそろ出ましょうか。篭りきりだと、村の人に変な勘ぐりされるかもよ」
駄弁っているうちに多少は魔力も回復してきたので、動き出すことにする。
そうして神殿から出てきたが、日はもうかなり高い。それでも、昼から出発しても、ハイホースの足なら十分次の村に夕方までにたどり着ける時間だそうだ。
そして何もない村なので、夜のうちに頼んでおいた保存のきくなるべく高カロリーである程度保存のきく食料と水、薄めたワインを補充する。
そしてオレは、何かできることはないかと思案した末に、鍛冶がいるので剣を見てもらうことにした。
二度も使ってるし、専門家がいるなら手入れするべきだと思ったからだ。
「従者様、この剣はオラに手入れは無理だで。ただ、血糊拭き取ってきれいにしておくだけで十分かもすんね」
「やっぱりそうかー」
鍛冶の言葉に、彼女が一人納得している。
「何か知ってるのか?」
「自分の使っている武器くらい、ちゃんと見ておきなさい」
そう言われて、改め剣を見てみる。
両手直剣。ファンタジー的には、刀身幅の広いバスタードソードかグレートソードやクレイモアに当たると思われる。
こっちのオレの腕力なら片手でも楽々振り回せるので、大きさや重さを考えなければバスタードソードと言えるかもしれない。
こんな重いものをブンブン振り回して肩が外れないんだから、この体はたいしたもんだと感心する。
見た目は簡素な作りで、柄とかに模様や装飾はない。
剣は黒光りしているが、変な文様もなければ大きな宝石がはまっているわけでもなく、呪文やお約束のルーン文字が彫り込まれたりはしていない。
「従者様。それは鉄でも鋼でもないだよ」
しげしげと眺めるオレに鍛冶は言った。
鉄以外に何かあるのだろうか。
「ハルカさん分かる?」
「魔力が染み込んだ鉱石を材料にしているのよ。ホラ私のも」
そう言ってシャラリと引き抜いた彼女の剣は白銀色に輝き、よく見ると薄く虹のように表面が揺らめいている。
「私の剣は鎧と合わせて魔銀、ミスリル製ね。軽くて切れ味抜群。これは魔力を込めて切れ味や威力もさらに上げられるわ。多少刃こぼれしても、勝手に再生してくれるし」
「オレのはハルカさんのと違う色だな」
「黒っぽいから多分魔鋼ね」
鍛冶の人は、興味はあれども訳がわからないという顔をしているので、彼女に聞くしかない。ネットの情報もこの辺は諸説ありすぎる。
「く、詳しくお願いしゃす」
「えーっと、魔鋼がアダマンタイト、魔銀がミスリル、魔金がオリハルコンというのが基本かしら。
あと、神鋼、ヒヒイロカネっていうチタンが魔鋼化した凄く硬いやつもあるわね。オタクは、なんとかリウムって言ってたけど」
「まとめサイトだと、アダマンタイトは硬いけど魔法を通しにくい。ミスリルは軽くて魔法を通しやすい。オリハルコンはどれよりも硬くてミスリルよりも魔法を通しやすい。でいいのか?」
「正解。どれも長い年月をかけて魔力が浸透して、普通の金属ではありえない強さや能力を持っているってのが通説ね。
一部の亜人にしか加工できないと言われてるけど、高位の錬金術士なら種族を問わず加工は可能よ」
良かった。この知識なら、あっちで探せば詳しく分かりそうだ。
けど、疑問は残る。
「なるほどね。で、なんでオレは初期装備で魔法の剣なんて持ってるんだ。ハルカさんもそうだったの?」
「いいえ。これは後から手に入れたものよ。ショウ君は、運が良かったんじゃないの。初期のマジックアイテム持ちは少ないけどいるわよ。私も初期に発動媒体持ってたし」
「初期特典ねえ。魔力の高さといい、キャラメイクガチャが良かったんだな」
「そうかもね。けど、出現時のアイテムは謎が多いままだから、一度どこかで鑑定してもらう事をお勧めするわ」
「鑑定できるのか?」
「とりあえず大きな街に行けばノープロブレム。大きな神殿でもできるわよ。あとは、それなりの魔法使い捕まえるかね。お勧めはノヴァまで行くことだけど」
「なるほどね。じゃあ、オレの当面の目標はノヴァを目指すことだな」
「そうね。けど、しばらくは私のこと手伝ってね」
「もちろん。仰せのままに」
鍛冶屋の次に、また村長の元に戻る。
手に入れたいものがあったからだ。
「馬でございますか?」
「そう、乗用馬でいいからないかな。ちゃんとお金は払うから」
「とんでもございません。あれだけ多数の者を癒していただいたのに、対価の一つとしてお譲りいたします。
ですが、当村には乗用馬はもちろん、馬はおりません。ロバならおりますが、魔馬に付いていくのは難しいかと」
「村長、直接の対価は最小限でよいと申し上げた筈です」
ハルカさんが、一瞬オレに余計なことを言ったという目線を向ける。
馬ってそんなに高いのか?
「しかし、わずかな食料を差し出すだけでは、私どもの面目が立ちませぬ。近在にいた魔物も退治して頂いたとのことですので、合わせて何か別の対価をお受け取りください。切にお願い申し上げます」
土下座じゃないけど、平身低頭状態だ。実際、跪いて頭下げてる。
これを断るのは難しいだろうな。
「では、神殿への寄付としてお受け取ります。ですが私には受け取る資格がないので、本日の事はここに一筆残し、さらに神殿に報告しておきますので、神殿の寄付を求める使いに渡してください」
屁理屈を並べているように見えるが、要するに世俗との関わりをあまりしたくないのかもしれない。
しかし案外簡単にこの案は受け入れられた。つまり彼女の行いは、個人ではなく神殿と考えているのだ。
そしてその後、手早く準備を整えると早々にオレにとっての初めての村を後にした。
「もーっ、面倒はゴメンだから余計なこと喋らない!」
案の定、二人きりになったら怒られた。と言っても、注意レベルでマジ怒りじゃない。ここ数日で、少し彼女の事が分かってきた。
それにちょっと膨れっ面だけど、これはこれで可愛い。美人は得だと思うより、顔がニヤけてしまいそうになるほどだ。
「イエス・マム。けど、これじゃボランティアで働き損じゃないのか?」
「個人で何か強請(ねだ)ってたって神殿に話が伝わったら、後が面倒なのよ。それに別にお金には困ってないし」
「お金持ちなのか。いいなー」
「昔、稼いでたからね」
「……昔のこと、聞いてもオーケー?」
「女の子から話すと言わない限り聞かないのがマナーだと思うんだけど」
「だよなー。それにオレはハルカさんの素性は何だって構わないよ。どうせオレは、住所不定無職だし」
「なに拗ねてるのよ。まだ知り合って三日でしょ。それとこっちで冒険者していれば、そのうち稼げるようになるわよ」
「どっちも、これからに期待しとくよ」
「できれば、お金だけにしときなさい」
異世界に来ても、世知辛さは変わらないらしい。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
生贄公爵と蛇の王
荒瀬ヤヒロ
ファンタジー
妹に婚約者を奪われ、歳の離れた女好きに嫁がされそうになったことに反発し家を捨てたレイチェル。彼女が向かったのは「蛇に呪われた公爵」が住む離宮だった。
「お願いします、私と結婚してください!」
「はあ?」
幼い頃に蛇に呪われたと言われ「生贄公爵」と呼ばれて人目に触れないように離宮で暮らしていた青年ヴェンディグ。
そこへ飛び込んできた侯爵令嬢にいきなり求婚され、成り行きで婚約することに。
しかし、「蛇に呪われた生贄公爵」には、誰も知らない秘密があった。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
【完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる