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明鏡止水
その四
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飼い主を探してみたが見つからなかったので、俺はその犬を連れて最寄りの警察詰め所に立ち寄ることにした。
運良く巡回に出ずに詰めていた警官に公園に飼い主のいない犬がいたという報告をすると、拾得物届けの書類を書かされることとなり、同時に世間話なのか愚痴なのかやたらしゃべり好きの中年の警官に話し掛けられる羽目になった。
「最近多いんだよね、放置ペットとかよくわからない拾得物とか」
「そうなんですか」
「無責任な若いのが増えたか、何かそういうのが流行っているのかもしれないな。学生とか時々訳のわからん遊びを考えだすし」
警官の話に、人気のない公園のことを思い出す。
どうも嫌な感じがする。
その警官は動物好きだったらしく、犬の世話については問題なさそうだった。
迷いペットは警官が端末で本部に報告をしておくと次の日には動物愛護施設の職員が迎えに来て、その施設で一元管理されることになるらしい。
人見知りをしない短毛種の犬はくるりと巻いた尾を振りながら見送ってくれた。
マンションに帰った俺は浩二の部屋を尋ねたが、どうやら留守っぽいので由美子の部屋を尋ねる。
インターホンを押すと『ロックを解除しました』という機械音声が流れた。
ちょ、無精すぎるだろ。
せめて確認の声掛けぐらいやろうぜ。
「ユミ! 声ぐらい確認しろよ、俺や浩二じゃなかったら困るだろ」
かつて知ったる妹の部屋に上がり込むと、何もない畳の部屋にクッションとぬいぐるみが転がっているといういつも通りのシュールな光景の真ん中で、なぜか部屋着を来ているのに頭にTシャツを被っていかにも着替えをしている風の妹がいた。
「きゃあ、兄さん、妹の部屋とはいえ年頃の一人暮らしの女の子の部屋に勝手に入り込むとか、痴漢と間違えられても言い訳が出来ませんよ」
うちの妹がなんかおかしい。
「お前、あまりにも棒読み過ぎて何言ってっかわからんぞ。芝居の練習かなにかか?」
「……あれ?」
俺の抗議に由美子は被っていたTシャツを放り出すと首を傾げた。
うん、この仕草は可愛いな。
「何が『あれ?』なんだ」
「この手を使うと男の人は真っ赤になりながら平謝りをすると聞きました」
「誰にだよ!」
「大学の研究室の仲間にです」
「友達は選べ」
「選んでいたら友達なんか出来ませんよ」
妹の抗議にちょっと涙が出た。
そういえば由美子は村で暮らしていた頃はまともな友達がいなかったな。
やっと大学で友達を作れたのに、俺ときたら駄目な兄貴だ。
「そうだな、友達を選ぶなんて傲慢だよな、兄ちゃんが悪かった」
「わかればいいです」
寛大に謝罪を受け入れるように由美子が頷く。
そう言えば俺、何しに来たんだっけ?
「問題は友達になってくださいと言ってくるのが男の子ばっかりだってことですね」
「断れ!」
俺は即座に友達に対する幻想を捨てた。
「まぁでも部屋に勝手に上がって悪かったな」
よく考えれば妹も年頃だ。
兄弟に部屋に入られるのが嫌ってこともあるのかもしれない。
由美子は俺の言葉にさっきとは逆の方に首を傾ける。
「ドアに認識魔術が仕込んであるから兄さん達はフリーパスだよ。気にしない」
「気にしないのかよ!」
なんかどっと疲れた。
「ちょっと聞きたいんだが、最近街の中でおかしなことが起こってたりしてないか?」
俺は本題を繰り出す。
情報収集は本来は由美子よりは浩二のほうが優れている。
由美子は式が使えるけど情報の価値分析が出来ないのだ。
だが本人がいないんじゃ仕方ないからな。
由美子とて魔術や怪異の研究を主体とする大学の専門学部に通っているのだ。
そこで得られる情報もあるに違いない。
「私は、学校とうちの往復をしているだけ、街中で知っている所は喫茶店とお菓子屋さんぐらい」
「……いや、お前の行動範囲の狭さを今更どうこう言うつもりはないが、すごく偏ってるな」
「その評価は不当、うちの研究室仲間には家にも帰ってなくて実験用具洗浄桶で体を洗っている人もいる」
「お前んとこの大学大丈夫かよ? てかお前の所属している研究室がヤバイのか?」
「研究室で最近話題になった事件は大体10年ぐらい前に起こった事件だった」
「浦島太郎ぶりが本格的すぎて笑えねえよ、お前同じ研究室の連中とはあんまり親しくならないほうがいいんじゃないか」
由美子の大学に対する俺の不信感は募るばかりだ。
「そう言えば、うちで一番の情報通は院生の木下先輩だと思う」
「誰だ? それ」
「兄さんも会っている。英雄フリークの……」
「あいつかよ!」
結局妹がリアルタイムの世間の情報など持っていないとわかっただけだった。
更に妹が通っている大学が迷宮に匹敵する危険地帯だと認識出来た。
可愛い妹をそんな場所に通わせていいのか? 不安だ。
ふと、由美子の部屋を見回してみる。
クッションとぬいぐるみぐらいしかない不思議空間とは思っていたが、見事に他に何もない。
テレビジョンもないし、温度調整機すらないのだ。
てか、おい、連絡端末もないじゃねえか!
「ユミ、お前ハンター用の端末どうした?」
「パーティ組んだから連絡は兄さん経由。だからもう捨てた」
「捨てんな! あれを通じて個人指名とかハンター間の共有ニュースとか来るだろうが」
「機械は複雑ですぐ暴走するから嫌い」
「いやいや、機械ってのは決められた動きしかしないから、術式みたいに暴走とかしないから」
「術式は制御簡単、機械は仕組みがわからなくて怖い」
「あれはわからなくても使えるようにしてあるんだよ! お前の術式なんか複雑すぎて、昔うちに来た研究者が『三つの術式を追っていたと思ったら新しい一つの術式の記述に迷い込んでいた、何があったかわからない』とか慄いていたじゃないか」
「あんなの初歩の初歩。術式を編むのは機織りみたいな物。縦糸の数が多い程複雑な模様に出来る。三種類編み上げるなんて子供でも出来るよ」
「あ、うん。時々兄ちゃん、お前とは違う世界に住んでいるんじゃないかと思う時があるよ」
俺たち精製士の使う詩歌《マガウタ》も複数を組み合わせて複雑な効果を及ぼすことが出来るが、せいぜい二つ、それも韻を踏まなきゃならんので相性があって使いづらい。
更に同時起動はお互いの効果を歪めてしまうので時間差が必要という物だ。
この詩歌の理論は元々は魔術詩の理屈からの応用だと聞いたことがある。
つまり魔術も基本の原理は同じはずなんだよな。
うん、俺の常識と妹の常識が違う。
「まぁいいや、ともかく今は何の情報もないんだな。もし何か気づいたことがあったら頼む」
「わかった。街に虫を放っておく?」
「あー、うん……」
魔術を公共の場で私的に使うことは原則的に禁じられている。
しかしハンターはその限りではない。
必要と判断したなら使っても構わないのだ。
だが、どんな世界でも一方的な覗き行為は嫌われるものだ。
ヘタしたら行政からの抗議が来る可能性もある。
「いや、そうだな、頼む。一月ぐらい網を張って何も無かったら解除しよう」
「わかった」
この手の不安感や嫌な予感って奴は無視してはいけない。
今までの経験から培った真実だ。
「あ、そうだ」
帰ろうとした俺に、由美子が急に何かを思い付いた様子で声を掛けた。
「ん?」
「ニュースと言えば、迷宮素材から医学的に有用な発見があったって教授が言ってた」
「へえ」
由美子のとこの教授ってかなり行政に近いよな、今更だけど。
「迷宮の怪異とオープンフィールドの怪異とは見た目は同じでもその造りが違っていて、迷宮の怪異はナノサイズに分裂しても生物特性を失わないんだって。だからコアの代わりに命令を刷り込むことが出来れば体内に入れて治療に使うことが出来るとかなんとか」
「え? それってどういうことだ?」
「さあ?」
由美子も話を聞いただけで詳細はわからないらしい。
まぁともかく俺たちが頑張って持ち帰ったサンプルが役に立ったんならいいことなんだろうが、それは同時に恒久的に迷宮に依存することに繋がりかねない。
難しい問題だな。
俺が色々考えても仕方がないことばっかりだけど、世の中ってのはほんとままならないもんだ。
由美子の部屋を後にした俺はマンションの通路に面した吹き抜けの中庭の、三角形に切り取られた空を見上げた。
暗い夜空は月の光のせいで星がよく見えない。
その月も、三角形の小さな空の中には存在しない。
「すっきりしないな。何もかも」
俺はゆるく頭を振ると部屋に戻った。
運良く巡回に出ずに詰めていた警官に公園に飼い主のいない犬がいたという報告をすると、拾得物届けの書類を書かされることとなり、同時に世間話なのか愚痴なのかやたらしゃべり好きの中年の警官に話し掛けられる羽目になった。
「最近多いんだよね、放置ペットとかよくわからない拾得物とか」
「そうなんですか」
「無責任な若いのが増えたか、何かそういうのが流行っているのかもしれないな。学生とか時々訳のわからん遊びを考えだすし」
警官の話に、人気のない公園のことを思い出す。
どうも嫌な感じがする。
その警官は動物好きだったらしく、犬の世話については問題なさそうだった。
迷いペットは警官が端末で本部に報告をしておくと次の日には動物愛護施設の職員が迎えに来て、その施設で一元管理されることになるらしい。
人見知りをしない短毛種の犬はくるりと巻いた尾を振りながら見送ってくれた。
マンションに帰った俺は浩二の部屋を尋ねたが、どうやら留守っぽいので由美子の部屋を尋ねる。
インターホンを押すと『ロックを解除しました』という機械音声が流れた。
ちょ、無精すぎるだろ。
せめて確認の声掛けぐらいやろうぜ。
「ユミ! 声ぐらい確認しろよ、俺や浩二じゃなかったら困るだろ」
かつて知ったる妹の部屋に上がり込むと、何もない畳の部屋にクッションとぬいぐるみが転がっているといういつも通りのシュールな光景の真ん中で、なぜか部屋着を来ているのに頭にTシャツを被っていかにも着替えをしている風の妹がいた。
「きゃあ、兄さん、妹の部屋とはいえ年頃の一人暮らしの女の子の部屋に勝手に入り込むとか、痴漢と間違えられても言い訳が出来ませんよ」
うちの妹がなんかおかしい。
「お前、あまりにも棒読み過ぎて何言ってっかわからんぞ。芝居の練習かなにかか?」
「……あれ?」
俺の抗議に由美子は被っていたTシャツを放り出すと首を傾げた。
うん、この仕草は可愛いな。
「何が『あれ?』なんだ」
「この手を使うと男の人は真っ赤になりながら平謝りをすると聞きました」
「誰にだよ!」
「大学の研究室の仲間にです」
「友達は選べ」
「選んでいたら友達なんか出来ませんよ」
妹の抗議にちょっと涙が出た。
そういえば由美子は村で暮らしていた頃はまともな友達がいなかったな。
やっと大学で友達を作れたのに、俺ときたら駄目な兄貴だ。
「そうだな、友達を選ぶなんて傲慢だよな、兄ちゃんが悪かった」
「わかればいいです」
寛大に謝罪を受け入れるように由美子が頷く。
そう言えば俺、何しに来たんだっけ?
「問題は友達になってくださいと言ってくるのが男の子ばっかりだってことですね」
「断れ!」
俺は即座に友達に対する幻想を捨てた。
「まぁでも部屋に勝手に上がって悪かったな」
よく考えれば妹も年頃だ。
兄弟に部屋に入られるのが嫌ってこともあるのかもしれない。
由美子は俺の言葉にさっきとは逆の方に首を傾ける。
「ドアに認識魔術が仕込んであるから兄さん達はフリーパスだよ。気にしない」
「気にしないのかよ!」
なんかどっと疲れた。
「ちょっと聞きたいんだが、最近街の中でおかしなことが起こってたりしてないか?」
俺は本題を繰り出す。
情報収集は本来は由美子よりは浩二のほうが優れている。
由美子は式が使えるけど情報の価値分析が出来ないのだ。
だが本人がいないんじゃ仕方ないからな。
由美子とて魔術や怪異の研究を主体とする大学の専門学部に通っているのだ。
そこで得られる情報もあるに違いない。
「私は、学校とうちの往復をしているだけ、街中で知っている所は喫茶店とお菓子屋さんぐらい」
「……いや、お前の行動範囲の狭さを今更どうこう言うつもりはないが、すごく偏ってるな」
「その評価は不当、うちの研究室仲間には家にも帰ってなくて実験用具洗浄桶で体を洗っている人もいる」
「お前んとこの大学大丈夫かよ? てかお前の所属している研究室がヤバイのか?」
「研究室で最近話題になった事件は大体10年ぐらい前に起こった事件だった」
「浦島太郎ぶりが本格的すぎて笑えねえよ、お前同じ研究室の連中とはあんまり親しくならないほうがいいんじゃないか」
由美子の大学に対する俺の不信感は募るばかりだ。
「そう言えば、うちで一番の情報通は院生の木下先輩だと思う」
「誰だ? それ」
「兄さんも会っている。英雄フリークの……」
「あいつかよ!」
結局妹がリアルタイムの世間の情報など持っていないとわかっただけだった。
更に妹が通っている大学が迷宮に匹敵する危険地帯だと認識出来た。
可愛い妹をそんな場所に通わせていいのか? 不安だ。
ふと、由美子の部屋を見回してみる。
クッションとぬいぐるみぐらいしかない不思議空間とは思っていたが、見事に他に何もない。
テレビジョンもないし、温度調整機すらないのだ。
てか、おい、連絡端末もないじゃねえか!
「ユミ、お前ハンター用の端末どうした?」
「パーティ組んだから連絡は兄さん経由。だからもう捨てた」
「捨てんな! あれを通じて個人指名とかハンター間の共有ニュースとか来るだろうが」
「機械は複雑ですぐ暴走するから嫌い」
「いやいや、機械ってのは決められた動きしかしないから、術式みたいに暴走とかしないから」
「術式は制御簡単、機械は仕組みがわからなくて怖い」
「あれはわからなくても使えるようにしてあるんだよ! お前の術式なんか複雑すぎて、昔うちに来た研究者が『三つの術式を追っていたと思ったら新しい一つの術式の記述に迷い込んでいた、何があったかわからない』とか慄いていたじゃないか」
「あんなの初歩の初歩。術式を編むのは機織りみたいな物。縦糸の数が多い程複雑な模様に出来る。三種類編み上げるなんて子供でも出来るよ」
「あ、うん。時々兄ちゃん、お前とは違う世界に住んでいるんじゃないかと思う時があるよ」
俺たち精製士の使う詩歌《マガウタ》も複数を組み合わせて複雑な効果を及ぼすことが出来るが、せいぜい二つ、それも韻を踏まなきゃならんので相性があって使いづらい。
更に同時起動はお互いの効果を歪めてしまうので時間差が必要という物だ。
この詩歌の理論は元々は魔術詩の理屈からの応用だと聞いたことがある。
つまり魔術も基本の原理は同じはずなんだよな。
うん、俺の常識と妹の常識が違う。
「まぁいいや、ともかく今は何の情報もないんだな。もし何か気づいたことがあったら頼む」
「わかった。街に虫を放っておく?」
「あー、うん……」
魔術を公共の場で私的に使うことは原則的に禁じられている。
しかしハンターはその限りではない。
必要と判断したなら使っても構わないのだ。
だが、どんな世界でも一方的な覗き行為は嫌われるものだ。
ヘタしたら行政からの抗議が来る可能性もある。
「いや、そうだな、頼む。一月ぐらい網を張って何も無かったら解除しよう」
「わかった」
この手の不安感や嫌な予感って奴は無視してはいけない。
今までの経験から培った真実だ。
「あ、そうだ」
帰ろうとした俺に、由美子が急に何かを思い付いた様子で声を掛けた。
「ん?」
「ニュースと言えば、迷宮素材から医学的に有用な発見があったって教授が言ってた」
「へえ」
由美子のとこの教授ってかなり行政に近いよな、今更だけど。
「迷宮の怪異とオープンフィールドの怪異とは見た目は同じでもその造りが違っていて、迷宮の怪異はナノサイズに分裂しても生物特性を失わないんだって。だからコアの代わりに命令を刷り込むことが出来れば体内に入れて治療に使うことが出来るとかなんとか」
「え? それってどういうことだ?」
「さあ?」
由美子も話を聞いただけで詳細はわからないらしい。
まぁともかく俺たちが頑張って持ち帰ったサンプルが役に立ったんならいいことなんだろうが、それは同時に恒久的に迷宮に依存することに繋がりかねない。
難しい問題だな。
俺が色々考えても仕方がないことばっかりだけど、世の中ってのはほんとままならないもんだ。
由美子の部屋を後にした俺はマンションの通路に面した吹き抜けの中庭の、三角形に切り取られた空を見上げた。
暗い夜空は月の光のせいで星がよく見えない。
その月も、三角形の小さな空の中には存在しない。
「すっきりしないな。何もかも」
俺はゆるく頭を振ると部屋に戻った。
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