80 / 233
蠱毒の壷
その七
しおりを挟む
蔦は明子さんの片腕と胴体に絡み付いて、恐ろしい力で空中に引っ張り上げてそのまま猛スピードでどこかにある怪異の本体に引き寄せている。
いわば人間の一本釣り状態だ。
語感はおかしいが、実際は笑えない事態である。
蔦が首に絡んでいなかったのが不幸中の幸いだったな、首だったら釣り上げられた時点で終わっていた可能性もあった。
樹海に踏み込むと、四方八方から濃厚な瘴気が押し寄せる。
これのせいで個々の怪異の判別が付かなくなってしまっているのだ。
ともかく明子さんの姿を目と気配で追いながら出来る限りの速さで突き進む。
周囲の怪異の気配を探る間もなく、ギャッギャッ、と、耳障りな叫びと共に、小さな鳥のような怪異が集団で降るように襲いかかって来る。
まともに相手をしていたら明子さんを見失ってしまうので、顔面をガードしながら強行突破した。
まあだいぶなぎ払ったが、ほとんどが中途半端に残っているだろう。
そういう破壊しきれなかった連中は、しばらくすれば完全復活をしてしまう。
しかも自分が受けた攻撃を学習して復活するので中途半端な攻撃は不味いのだが、今はその辺に構ってはいられなかった。
しかし、こちらの焦りなど怪異側からすれば知ったことではない。
連中からすれば無防備に突っ込んで来る人間など飛んで火に入る夏の虫であるに違いなかった。
目前で木々の枝がしなり、下生えの草が意思を持ってうねる。
盛大な歓迎の気配だ。
人気者は辛いな。
何もかも蹴散らすのはそう難しくはない。
だが、その僅かな遅滞が、今は致命的な遅れになりかねなかった。
焦りと怒りでカッと目の奥が熱くなり、気が付いたら俺は叫んでいた。
「退けっ! 雑魚共!」
空間に逆巻く波のような動揺が走るのを感じる。
一瞬で、正に波が引くように、目前に進路が大きく拓かれた。
ちっ、と思わず舌打ちをしてしまうが、今更だ。
自分が何者であるのかで思い悩むようなナイーブな時代はとうに通り過ぎた。
大事なのは目の前の現実だ。
俺はあれこれ考えるのは止めて、これ幸いと拓かれた道を突き進み、視界の片隅で明子さんの消えた方角を測る。
急がなければ。
到着までそれ程間は置かなかったはずだが、それでも見ただけで事態が切迫しているのがわかった。
彼女の全身に蔦が食い込んでいる。
もちろん首にもだ。
しかし、蔦と思ったが、そいつの本体はとうてい蔦という感じの姿では無かった。
イソギンチャクのように木の枝に貼り付いたソレは、おびただしい数のツル状の触手をうねうねと揺らしている。
しかもこいつナメクジが這うようなやり方で、なかなか速い速度で移動してやがる。
その頭上に触手で締め上げられている明子さんの様子は、表情が面防越しでよくわからない。
まだ弱々しく手足が動いているので、なんとか大丈夫だろうと思いたい所だ。
幸いにも生真面目な彼女は、この蒸し暑い環境下にも関わらずコンバットスーツをぴっちりと着込んでいた。
軍部の触れ込み通りなら、あれは相当な性能らしいので、それを信じるならまだ無事なはずだ。
しかし、その触手に絡みつかれた部分から怪しげな白煙が上がっているので全然安心出来ないけどな。
俺はそいつの貼り付いている木と、その隣の木を三角跳びの要領で交互に蹴り登ると、一気にその樹上のイソギンチャク野郎に肉薄した。
ヒュッと風切り音を立ててツル状の触手が伸びて襲って来るが、これ幸いとそれを引っ掴み、その反動で上空に持ち上げられている明子さんの所まで跳ぶ。
しかし、実際掴んでみてわかったが、こいつのこの触手の力は、細っこい見た目とまるで違って恐ろしく強い。
まるで太い鋼材を掴んだような感触だったぞ。
こんなんで締め上げられるとか冗談じゃないんだが。
明子さん大丈夫か? ほんとに。
と言っても、ここで焦っても仕方が無い。
俺は明子さんの胴を横抱きにすると、絡み付いてもはや緑の繭状態になりかけているその触手を一気に引き千切った。
案の定それらからは溶解成分のようなものが分泌されていたらしく、手袋から煙が上がる。
明子さんよりだいぶ装備の薄い俺は、むき出しの腕や顔がヒリヒリし出した。
これはやばい。
絡み付くのと千切るのとの攻防で遅々として進まなかった作業だが、時間にして五秒後ぐらいには国軍色であるモスグリーンというかカーキグリーンというか、そのような色合いのコンバットスーツの形が見えてきた。
表面はかなり溶けているが、何重かの構造で作られているであろうそれはまだまだ機能としてはきちんと本来の役割を果たしているようだ。
「大丈夫か?」
面防の向こう、外からはあまり中が窺えないようになっているのでわかりにくいが、僅かに動きが見えた。
「だ、大丈夫。オールグリーン、問題ありません」
空気穴から聞こえる声はひどく弱々しい。
おいおいオールグリーンって、それって触手まみれっていう状態を表現したシャレの一種か? 冗談言えるなんて余裕があるな。
と一瞬思ったが、この生真面目な人がここで冗談もないだろう。
おそらく真面目にそう言っているのだ。
いや、今現在あなたはレッドゾーンに片足突っ込んでいますよと指摘しても仕方がないので本人の主張をそのまま流すことにした。
この人、ハンターから一番嫌われるタイプのクライアントだな。
逃げるべき時にちゃんと逃げてくれない責任感の強すぎるタイプは死にやすい、それが俺達の常識だ。
取り敢えず、千切っても千切っても触手を伸ばして来るウザい陸ギンチャクをなんとかしたかったので、彼女の頭と手足をなんとか開放した時点で明子さんを片手に掴んだまま無理矢理飛び降りた。
飛び降りたんだ、が、……やばい、思った以上に装備に深刻なダメージが及んだ。
明子さんの装着しているお国自慢のコンバットスーツの胴体部分が裂けやがった。
あの野郎の溶解物質のせいだな。
俺は陸ギンチャクへの怒りを露に、夏のビーチぐらいでしかお目にかからない露出した白い肌から目を逸らした。
「きゃあ!」
自分の状態に気づいてやたら女の子らしい声を上げた明子さんから急いで離れ、こちらへと這いずって来ている陸ギンチャクの伸ばして来る触手を引き千切りつつもう一度接近すると、その本体を力任せに蹴飛ばした。
ズバン! と車のタイヤがパンクした時のような破裂音が響く。
ベチャベチャと飛び散った陸ギンチャクだったソレは、しばし強烈な刺激臭を撒き散らし、小さな破片から消滅して行った。
「あ! サンプルが!」
「うおっ! 直接触るのは危ないですよ!」
汚物のような肉片に果敢に飛び付こうとした明子さんの腕を慌てて掴んで引き戻す。
どさりと、柔らかで温かい感触が、先程手袋が溶けて素手になった俺の手に押し付けられた。
おおう、役得。
「……兄さん」
……なんでお前らこのタイミングなのさ。
すっかり油断して身内の気配に気づかなかった馬鹿な俺が悪いのか、ガッションガッションと妙な音を響かせているなんだか怪しげな物体に乗ったパーティメンバープラスワンが、それぞれの表情で半裸の女性を抱え込んだ俺を見下ろしていたのだった。
======================
迷宮摩天楼 第二層情報:緑の地獄、樹海地帯。
爬虫類系、植物系モンスターが主体。
エアープランツ:植物系モンスター、一見海に棲むイソギンチャクと酷似した姿をしている。
植物系だが根を持たず自走する。
ツル状の触手を持ち、その分泌液は消化液でもある。
獲物を溶かして養分として吸収する。
食性は肉食。
いわば人間の一本釣り状態だ。
語感はおかしいが、実際は笑えない事態である。
蔦が首に絡んでいなかったのが不幸中の幸いだったな、首だったら釣り上げられた時点で終わっていた可能性もあった。
樹海に踏み込むと、四方八方から濃厚な瘴気が押し寄せる。
これのせいで個々の怪異の判別が付かなくなってしまっているのだ。
ともかく明子さんの姿を目と気配で追いながら出来る限りの速さで突き進む。
周囲の怪異の気配を探る間もなく、ギャッギャッ、と、耳障りな叫びと共に、小さな鳥のような怪異が集団で降るように襲いかかって来る。
まともに相手をしていたら明子さんを見失ってしまうので、顔面をガードしながら強行突破した。
まあだいぶなぎ払ったが、ほとんどが中途半端に残っているだろう。
そういう破壊しきれなかった連中は、しばらくすれば完全復活をしてしまう。
しかも自分が受けた攻撃を学習して復活するので中途半端な攻撃は不味いのだが、今はその辺に構ってはいられなかった。
しかし、こちらの焦りなど怪異側からすれば知ったことではない。
連中からすれば無防備に突っ込んで来る人間など飛んで火に入る夏の虫であるに違いなかった。
目前で木々の枝がしなり、下生えの草が意思を持ってうねる。
盛大な歓迎の気配だ。
人気者は辛いな。
何もかも蹴散らすのはそう難しくはない。
だが、その僅かな遅滞が、今は致命的な遅れになりかねなかった。
焦りと怒りでカッと目の奥が熱くなり、気が付いたら俺は叫んでいた。
「退けっ! 雑魚共!」
空間に逆巻く波のような動揺が走るのを感じる。
一瞬で、正に波が引くように、目前に進路が大きく拓かれた。
ちっ、と思わず舌打ちをしてしまうが、今更だ。
自分が何者であるのかで思い悩むようなナイーブな時代はとうに通り過ぎた。
大事なのは目の前の現実だ。
俺はあれこれ考えるのは止めて、これ幸いと拓かれた道を突き進み、視界の片隅で明子さんの消えた方角を測る。
急がなければ。
到着までそれ程間は置かなかったはずだが、それでも見ただけで事態が切迫しているのがわかった。
彼女の全身に蔦が食い込んでいる。
もちろん首にもだ。
しかし、蔦と思ったが、そいつの本体はとうてい蔦という感じの姿では無かった。
イソギンチャクのように木の枝に貼り付いたソレは、おびただしい数のツル状の触手をうねうねと揺らしている。
しかもこいつナメクジが這うようなやり方で、なかなか速い速度で移動してやがる。
その頭上に触手で締め上げられている明子さんの様子は、表情が面防越しでよくわからない。
まだ弱々しく手足が動いているので、なんとか大丈夫だろうと思いたい所だ。
幸いにも生真面目な彼女は、この蒸し暑い環境下にも関わらずコンバットスーツをぴっちりと着込んでいた。
軍部の触れ込み通りなら、あれは相当な性能らしいので、それを信じるならまだ無事なはずだ。
しかし、その触手に絡みつかれた部分から怪しげな白煙が上がっているので全然安心出来ないけどな。
俺はそいつの貼り付いている木と、その隣の木を三角跳びの要領で交互に蹴り登ると、一気にその樹上のイソギンチャク野郎に肉薄した。
ヒュッと風切り音を立ててツル状の触手が伸びて襲って来るが、これ幸いとそれを引っ掴み、その反動で上空に持ち上げられている明子さんの所まで跳ぶ。
しかし、実際掴んでみてわかったが、こいつのこの触手の力は、細っこい見た目とまるで違って恐ろしく強い。
まるで太い鋼材を掴んだような感触だったぞ。
こんなんで締め上げられるとか冗談じゃないんだが。
明子さん大丈夫か? ほんとに。
と言っても、ここで焦っても仕方が無い。
俺は明子さんの胴を横抱きにすると、絡み付いてもはや緑の繭状態になりかけているその触手を一気に引き千切った。
案の定それらからは溶解成分のようなものが分泌されていたらしく、手袋から煙が上がる。
明子さんよりだいぶ装備の薄い俺は、むき出しの腕や顔がヒリヒリし出した。
これはやばい。
絡み付くのと千切るのとの攻防で遅々として進まなかった作業だが、時間にして五秒後ぐらいには国軍色であるモスグリーンというかカーキグリーンというか、そのような色合いのコンバットスーツの形が見えてきた。
表面はかなり溶けているが、何重かの構造で作られているであろうそれはまだまだ機能としてはきちんと本来の役割を果たしているようだ。
「大丈夫か?」
面防の向こう、外からはあまり中が窺えないようになっているのでわかりにくいが、僅かに動きが見えた。
「だ、大丈夫。オールグリーン、問題ありません」
空気穴から聞こえる声はひどく弱々しい。
おいおいオールグリーンって、それって触手まみれっていう状態を表現したシャレの一種か? 冗談言えるなんて余裕があるな。
と一瞬思ったが、この生真面目な人がここで冗談もないだろう。
おそらく真面目にそう言っているのだ。
いや、今現在あなたはレッドゾーンに片足突っ込んでいますよと指摘しても仕方がないので本人の主張をそのまま流すことにした。
この人、ハンターから一番嫌われるタイプのクライアントだな。
逃げるべき時にちゃんと逃げてくれない責任感の強すぎるタイプは死にやすい、それが俺達の常識だ。
取り敢えず、千切っても千切っても触手を伸ばして来るウザい陸ギンチャクをなんとかしたかったので、彼女の頭と手足をなんとか開放した時点で明子さんを片手に掴んだまま無理矢理飛び降りた。
飛び降りたんだ、が、……やばい、思った以上に装備に深刻なダメージが及んだ。
明子さんの装着しているお国自慢のコンバットスーツの胴体部分が裂けやがった。
あの野郎の溶解物質のせいだな。
俺は陸ギンチャクへの怒りを露に、夏のビーチぐらいでしかお目にかからない露出した白い肌から目を逸らした。
「きゃあ!」
自分の状態に気づいてやたら女の子らしい声を上げた明子さんから急いで離れ、こちらへと這いずって来ている陸ギンチャクの伸ばして来る触手を引き千切りつつもう一度接近すると、その本体を力任せに蹴飛ばした。
ズバン! と車のタイヤがパンクした時のような破裂音が響く。
ベチャベチャと飛び散った陸ギンチャクだったソレは、しばし強烈な刺激臭を撒き散らし、小さな破片から消滅して行った。
「あ! サンプルが!」
「うおっ! 直接触るのは危ないですよ!」
汚物のような肉片に果敢に飛び付こうとした明子さんの腕を慌てて掴んで引き戻す。
どさりと、柔らかで温かい感触が、先程手袋が溶けて素手になった俺の手に押し付けられた。
おおう、役得。
「……兄さん」
……なんでお前らこのタイミングなのさ。
すっかり油断して身内の気配に気づかなかった馬鹿な俺が悪いのか、ガッションガッションと妙な音を響かせているなんだか怪しげな物体に乗ったパーティメンバープラスワンが、それぞれの表情で半裸の女性を抱え込んだ俺を見下ろしていたのだった。
======================
迷宮摩天楼 第二層情報:緑の地獄、樹海地帯。
爬虫類系、植物系モンスターが主体。
エアープランツ:植物系モンスター、一見海に棲むイソギンチャクと酷似した姿をしている。
植物系だが根を持たず自走する。
ツル状の触手を持ち、その分泌液は消化液でもある。
獲物を溶かして養分として吸収する。
食性は肉食。
0
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
百合系サキュバス達に一目惚れされた
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
デリバリー・デイジー
SoftCareer
キャラ文芸
ワケ有りデリヘル嬢デイジーさんの奮闘記。
これを読むと君もデリヘルに行きたくなるかも。いや、行くんじゃなくて呼ぶんだったわ……あっ、本作品はR-15ですが、デリヘル嬢は18歳にならないと呼んじゃだめだからね。
※もちろん、内容は百%フィクションですよ!
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
ニンジャマスター・ダイヤ
竹井ゴールド
キャラ文芸
沖縄県の手塚島で育った母子家庭の手塚大也は実母の死によって、東京の遠縁の大鳥家に引き取られる事となった。
大鳥家は大鳥コンツェルンの創業一族で、裏では日本を陰から守る政府機関・大鳥忍軍を率いる忍者一族だった。
沖縄県の手塚島で忍者の修行をして育った大也は東京に出て、忍者の争いに否応なく巻き込まれるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる