179 / 296
竜の御子達
王都エルダシリニ
しおりを挟む
エルデ国の王都エルダシリニ、その一番の特徴は街を囲む防壁を持たないことだろう。
広大な街並みの大半は近年計画的に整えられたものだが、周辺に勝手に住み着いた者達が無計画に家を増築し、無軌道な木の根のようにその裾野を広げていた。
大陸中央部で唯一戦火を免れた国として、その豊かさに引き寄せられた人々が続々と訪れてしまい、国が管理しきれなかった結果である。
そのような無防備な都ならば、どこからでも自由に出入り出来そうだと知らぬ者は思いがちだが、実はそうでもない。
決して高くは無いが、人を寄せ付けない切り立った岩山に囲まれたその土地に入り込めるのは定まった方向からのみ、しかも一見開けた平原は、目眩ましの段差だらけであり、街道を使わなければ安全な通行は難しい。
見晴らしは良いので、どこから近付こうとほぼ王都側から丸見えであり、しかも王都へと続く平原の街道の半ばには、立派な兵舎と関があった。
「道がこうやって大きく蛇行してるのも、いざ戦となった時に来襲する軍隊の規模を推し測りやすいようにってことらしいぞ」
「でも、ここが戦場になったことは無かったんでしょう?」
「まあ確かに結果的には無駄だったとも言えるな。おかげですぐそこに見えてるのに遠回りしなきゃならんしな。だが、偉いさんのやることに文句も付けられねぇだろ?」
関での検問は時間が掛かる為、手続きに関係ない彼等下働きの人間は、荷物を提出した後はひたすら暇になる。
他でもあったように、それを狙って飲み物売りとか小さい荷車での軽食売りとか(どうやら屋台等の大掛かりな出店は禁じられているらしい)が巡回していて、手軽に喉を潤せる一カラン(銅貨一枚)のお茶はかなり繁盛していた。
自前の容器を持ってない者は容器代が別にいるので三カラン払わなければならないのだが、自分の器を持たずに旅をする者も滅多に居ないので、気にする者も無い。
ただ、その時に付いてくる素焼き杯を欲しい人間もいるらしく、わざわざ手持ちがあるのに三カラン払って買っている者もいた。
そんな、間近に王都を見ながらお預けをくらって居ても立っても居られないような空気の中で、ライカはゾイバックに捕まっていた。
要するに、彼は王都に対する知識が白紙状態のライカに色々と吹き込みたいのだ。
ここまでの旅程で、ゾイバックが極度の知りたがりであり、同時に教えたがりであることを学んだライカは、大人しくゾイバックの講義じみた話を聞いていた。
一方で、ゾイバックがあまり好きではないサッズは、やや離れた場所でうろんな目付きで彼を窺っている。
「ここを過ぎれば後は王都の商組合の総合倉庫まで荷を運んでおしまいだ。埃っぽくて汗まみれでしんどい旅とはオサラバでお前らともそこでお別れ、メデタシメデタシだ。まあ、結構お前らは面白かったけどな」
「今まで本当にありがとうございました」
「おいおい、別れまでまだもうちょっと残りがあるんだぜ? 気が早いのは人生で損をするぞ」
「そうですね」
買ったお茶は少し温かったが、驚く程香りが高かった。
この辺りで採れるお茶は外に出す程の量が無いので、都の中だけで消費される物なのだそうである。
「茶受けにどうだ?」
ゾイバックが差し出した物を見て、ライカは反射的にすっぱい顔になった。
それはゾイバックが持ち歩いている二日酔いの薬でもある干しエンヌダである。
疲れている時に頭がすっきりする効果はあるが、すっぱくて普段のお茶受けにしたい物ではない。
「いらないです」
「この酸っぱさが癖になるのに、わからん奴ばっかりだ」
どうやら他の人間にも断られ続けているらしい。
当然といえば当然だが、その様子にどこか子供っぽい彼らしさを垣間見て、ライカは笑みを零した。
それからたっぷり半刻掛けて検問は終り、隊列は動き出す。
「さすがに商組合所属だから早く済んだな、前に故郷の商人と来た時なんか優に一刻半は掛かったよ。荷物はこの商隊の半分にもならない量だったのに」
ライカに飽きたゾイバックが去った後、煎りクルミのお裾分けに来てくれたマウノが感心したようにそう言った。
彼も実はこの商隊で働くのは今回の往復が初めてで、何かとライカ達に気遣っていたのも自分が一番下っ端だという立場から逃れられたからだと笑いながら話してくれたのだ。
「これ、凄く美味しいですね」
ライカは初めて口にしたクルミの味に驚きを禁じ得ない。
仕事の話より食べ物という、そのいささか子供らしい様子にマウノは笑った。
「ここより南部では結構一般的な食べ物だよ。油も摂れるし味も良いから料理の風味付けに入れることが多いんだ」
「へえ」
小声で「クルミ、クルミ」と呟いて覚えているライカに笑って、マウノはふと傍らのサッズに目を移す。
サッズの目はじっとマウノの手元を見ていた。
「あ、君も食べる?」
マウノは少し苦手とする、このどこか超然とした整った造形の少年に思い切って声を掛ける。
マウノがライカを通さずにサッズと話すのはこれまで無いことだったので少し緊張の色を隠せなかった。
「ありがとう」
ぼそりと言われて、マウノはしばし固まった。
そういえばこの少年が誰かに礼を言うのを聞いたことがあっただろうか? と、マウノはふと思い、しかし根の明るい性質のこの青年はすぐにいらぬ考えを捨てて、にこやかにサッズにどういたしましてと笑ってみせる。
「マウノさん、良い人だね、親切で」
「ああ、良い香りだな、これ」
荷物を背負いに戻るマウノを見送って、二人はそれぞれの感想を口にした。
マウノ青年が思い悩むような難しいことなどなにも考えてはいない二人なのである。
関を越えても暫くは道の両側に畑が続き、その畑では人々が土ばかりのその土地を鋤で掘り起こしたり、緑に芽吹いた何かの草を抜いて集めたりしている。
大きなカゴの中で寝ている赤ん坊が道のすぐ近くの土の上に置いてあったりして、ライカやサッズなどはぎょっとしてしまうが、幼年期の子供を傍らから離さない竜と違って、人間の子育ては案外とぞんざいなんだなと、世の人間の親が聞いたら怒るようなことを考えて納得したりもしていた。
そんなのんびりとした思いも、王都へと近づくとすぐに消し飛んだ。
「うおっ!」
サッズが思わず悲鳴じみた声を上げたのは、集中した人間の集団の意識をストレートに受け止めたせいだった。
見渡す限りの街並みに少し呆然としていたライカは、そのサッズの様子に心配して心声を掛ける。
『大丈夫?』
『蜂の群れに突っ込んだ時の何倍も酷い。お前の街の比じゃないな、これは』
『閉じる?』
サッズは現在も、馬や動物を怯えさせない為に、外に自らの気配を漏らさないように感覚の大部分を閉じていた(汚れないとおかしい靴などを除いて周囲を大気の膜で覆って気配を絶っている)が、意識まで閉じるとそのおおよその感覚は、ほぼ人間のそれと変わらなくなってしまう。
それを承知しているライカは心配そうにそうサッズに聞いた。
輪で繋がっているとはいえ、サッズが意識を閉じてしまうと目視出来る距離から離れれば、竜ではないライカでは心声さえ届かなくなる。
『こりゃあ仕方ないな。開けててもこれじゃあ聞こえやしないだろうし』
近づいて更に全容がわからなくなってしまった王都の巨大さに、ライカも圧倒され、つい本能的な警戒心が沸き起こって低く唸る。
「お前、なんで威嚇してんの?」
その様子に、サッズが呆れたように笑った。
「ちょっと混乱気味、かな?」
ライカ自身も少し照れてみせる。
それは、少し前の穀倉都市ストマクで感じた雑然とした圧迫感とはまた違っていた。
あの街は行き交うそのほとんどを商人が占めていて、意識の方向性がかなりはっきりとしていたのだ。
しかし、この王都はあまりにも多種多様な人間が桁違いの人口密度でもって空間を占めている。
「これが王都なんだ」
「ああ、こりゃあ一筋縄ではいかなそうだな」
サッズの目は期待に輝き声は弾んでいた。
自らの不自由さは、困難に対する期待によって気にならなくなる。それこそが竜であるし、またサッズという個性でもあった。
「うん、まあ、ほどほどにね」
一方でライカは、サッズの期待に燃える様子に、むしろ自身は醒めてしまい。押し寄せる不安に遠い目になりかけた。
(そうだ、圧倒されてるだけじゃあ駄目だ)
懐に差し込んでいる祖父から贈られたナイフと、帯飾りに偽装しているタルカスから貰ったナイフ。
両方に触れると、スッと気持ちが軽くなる。
レンガ造りの家々、敷石が隙間なく貼られた地面。彼の知る街とは何もかもが違う場所だが、そこが人の暮らす地であることに違いは無い。
「野郎ども! 王都だ! 素っ裸になるまで毟られに帰って来たぞ!」
商隊の長であるショソルがニヤつきながらがなり声を上げて浮かれる男達を揶揄した。
「やわっこい娘っ子の前なら喜んで素っ裸になってやるさ」
「ちげぇねえ」
応える声に賛同の言葉が続き、男達が大笑いする。
ライカ達にとっては遠い場所でしかないこの都も、彼等のほとんどにとっては帰るべき家のある場所だ。
一種の高揚感に包まれながら、一行は王都へと入ったのだった。
広大な街並みの大半は近年計画的に整えられたものだが、周辺に勝手に住み着いた者達が無計画に家を増築し、無軌道な木の根のようにその裾野を広げていた。
大陸中央部で唯一戦火を免れた国として、その豊かさに引き寄せられた人々が続々と訪れてしまい、国が管理しきれなかった結果である。
そのような無防備な都ならば、どこからでも自由に出入り出来そうだと知らぬ者は思いがちだが、実はそうでもない。
決して高くは無いが、人を寄せ付けない切り立った岩山に囲まれたその土地に入り込めるのは定まった方向からのみ、しかも一見開けた平原は、目眩ましの段差だらけであり、街道を使わなければ安全な通行は難しい。
見晴らしは良いので、どこから近付こうとほぼ王都側から丸見えであり、しかも王都へと続く平原の街道の半ばには、立派な兵舎と関があった。
「道がこうやって大きく蛇行してるのも、いざ戦となった時に来襲する軍隊の規模を推し測りやすいようにってことらしいぞ」
「でも、ここが戦場になったことは無かったんでしょう?」
「まあ確かに結果的には無駄だったとも言えるな。おかげですぐそこに見えてるのに遠回りしなきゃならんしな。だが、偉いさんのやることに文句も付けられねぇだろ?」
関での検問は時間が掛かる為、手続きに関係ない彼等下働きの人間は、荷物を提出した後はひたすら暇になる。
他でもあったように、それを狙って飲み物売りとか小さい荷車での軽食売りとか(どうやら屋台等の大掛かりな出店は禁じられているらしい)が巡回していて、手軽に喉を潤せる一カラン(銅貨一枚)のお茶はかなり繁盛していた。
自前の容器を持ってない者は容器代が別にいるので三カラン払わなければならないのだが、自分の器を持たずに旅をする者も滅多に居ないので、気にする者も無い。
ただ、その時に付いてくる素焼き杯を欲しい人間もいるらしく、わざわざ手持ちがあるのに三カラン払って買っている者もいた。
そんな、間近に王都を見ながらお預けをくらって居ても立っても居られないような空気の中で、ライカはゾイバックに捕まっていた。
要するに、彼は王都に対する知識が白紙状態のライカに色々と吹き込みたいのだ。
ここまでの旅程で、ゾイバックが極度の知りたがりであり、同時に教えたがりであることを学んだライカは、大人しくゾイバックの講義じみた話を聞いていた。
一方で、ゾイバックがあまり好きではないサッズは、やや離れた場所でうろんな目付きで彼を窺っている。
「ここを過ぎれば後は王都の商組合の総合倉庫まで荷を運んでおしまいだ。埃っぽくて汗まみれでしんどい旅とはオサラバでお前らともそこでお別れ、メデタシメデタシだ。まあ、結構お前らは面白かったけどな」
「今まで本当にありがとうございました」
「おいおい、別れまでまだもうちょっと残りがあるんだぜ? 気が早いのは人生で損をするぞ」
「そうですね」
買ったお茶は少し温かったが、驚く程香りが高かった。
この辺りで採れるお茶は外に出す程の量が無いので、都の中だけで消費される物なのだそうである。
「茶受けにどうだ?」
ゾイバックが差し出した物を見て、ライカは反射的にすっぱい顔になった。
それはゾイバックが持ち歩いている二日酔いの薬でもある干しエンヌダである。
疲れている時に頭がすっきりする効果はあるが、すっぱくて普段のお茶受けにしたい物ではない。
「いらないです」
「この酸っぱさが癖になるのに、わからん奴ばっかりだ」
どうやら他の人間にも断られ続けているらしい。
当然といえば当然だが、その様子にどこか子供っぽい彼らしさを垣間見て、ライカは笑みを零した。
それからたっぷり半刻掛けて検問は終り、隊列は動き出す。
「さすがに商組合所属だから早く済んだな、前に故郷の商人と来た時なんか優に一刻半は掛かったよ。荷物はこの商隊の半分にもならない量だったのに」
ライカに飽きたゾイバックが去った後、煎りクルミのお裾分けに来てくれたマウノが感心したようにそう言った。
彼も実はこの商隊で働くのは今回の往復が初めてで、何かとライカ達に気遣っていたのも自分が一番下っ端だという立場から逃れられたからだと笑いながら話してくれたのだ。
「これ、凄く美味しいですね」
ライカは初めて口にしたクルミの味に驚きを禁じ得ない。
仕事の話より食べ物という、そのいささか子供らしい様子にマウノは笑った。
「ここより南部では結構一般的な食べ物だよ。油も摂れるし味も良いから料理の風味付けに入れることが多いんだ」
「へえ」
小声で「クルミ、クルミ」と呟いて覚えているライカに笑って、マウノはふと傍らのサッズに目を移す。
サッズの目はじっとマウノの手元を見ていた。
「あ、君も食べる?」
マウノは少し苦手とする、このどこか超然とした整った造形の少年に思い切って声を掛ける。
マウノがライカを通さずにサッズと話すのはこれまで無いことだったので少し緊張の色を隠せなかった。
「ありがとう」
ぼそりと言われて、マウノはしばし固まった。
そういえばこの少年が誰かに礼を言うのを聞いたことがあっただろうか? と、マウノはふと思い、しかし根の明るい性質のこの青年はすぐにいらぬ考えを捨てて、にこやかにサッズにどういたしましてと笑ってみせる。
「マウノさん、良い人だね、親切で」
「ああ、良い香りだな、これ」
荷物を背負いに戻るマウノを見送って、二人はそれぞれの感想を口にした。
マウノ青年が思い悩むような難しいことなどなにも考えてはいない二人なのである。
関を越えても暫くは道の両側に畑が続き、その畑では人々が土ばかりのその土地を鋤で掘り起こしたり、緑に芽吹いた何かの草を抜いて集めたりしている。
大きなカゴの中で寝ている赤ん坊が道のすぐ近くの土の上に置いてあったりして、ライカやサッズなどはぎょっとしてしまうが、幼年期の子供を傍らから離さない竜と違って、人間の子育ては案外とぞんざいなんだなと、世の人間の親が聞いたら怒るようなことを考えて納得したりもしていた。
そんなのんびりとした思いも、王都へと近づくとすぐに消し飛んだ。
「うおっ!」
サッズが思わず悲鳴じみた声を上げたのは、集中した人間の集団の意識をストレートに受け止めたせいだった。
見渡す限りの街並みに少し呆然としていたライカは、そのサッズの様子に心配して心声を掛ける。
『大丈夫?』
『蜂の群れに突っ込んだ時の何倍も酷い。お前の街の比じゃないな、これは』
『閉じる?』
サッズは現在も、馬や動物を怯えさせない為に、外に自らの気配を漏らさないように感覚の大部分を閉じていた(汚れないとおかしい靴などを除いて周囲を大気の膜で覆って気配を絶っている)が、意識まで閉じるとそのおおよその感覚は、ほぼ人間のそれと変わらなくなってしまう。
それを承知しているライカは心配そうにそうサッズに聞いた。
輪で繋がっているとはいえ、サッズが意識を閉じてしまうと目視出来る距離から離れれば、竜ではないライカでは心声さえ届かなくなる。
『こりゃあ仕方ないな。開けててもこれじゃあ聞こえやしないだろうし』
近づいて更に全容がわからなくなってしまった王都の巨大さに、ライカも圧倒され、つい本能的な警戒心が沸き起こって低く唸る。
「お前、なんで威嚇してんの?」
その様子に、サッズが呆れたように笑った。
「ちょっと混乱気味、かな?」
ライカ自身も少し照れてみせる。
それは、少し前の穀倉都市ストマクで感じた雑然とした圧迫感とはまた違っていた。
あの街は行き交うそのほとんどを商人が占めていて、意識の方向性がかなりはっきりとしていたのだ。
しかし、この王都はあまりにも多種多様な人間が桁違いの人口密度でもって空間を占めている。
「これが王都なんだ」
「ああ、こりゃあ一筋縄ではいかなそうだな」
サッズの目は期待に輝き声は弾んでいた。
自らの不自由さは、困難に対する期待によって気にならなくなる。それこそが竜であるし、またサッズという個性でもあった。
「うん、まあ、ほどほどにね」
一方でライカは、サッズの期待に燃える様子に、むしろ自身は醒めてしまい。押し寄せる不安に遠い目になりかけた。
(そうだ、圧倒されてるだけじゃあ駄目だ)
懐に差し込んでいる祖父から贈られたナイフと、帯飾りに偽装しているタルカスから貰ったナイフ。
両方に触れると、スッと気持ちが軽くなる。
レンガ造りの家々、敷石が隙間なく貼られた地面。彼の知る街とは何もかもが違う場所だが、そこが人の暮らす地であることに違いは無い。
「野郎ども! 王都だ! 素っ裸になるまで毟られに帰って来たぞ!」
商隊の長であるショソルがニヤつきながらがなり声を上げて浮かれる男達を揶揄した。
「やわっこい娘っ子の前なら喜んで素っ裸になってやるさ」
「ちげぇねえ」
応える声に賛同の言葉が続き、男達が大笑いする。
ライカ達にとっては遠い場所でしかないこの都も、彼等のほとんどにとっては帰るべき家のある場所だ。
一種の高揚感に包まれながら、一行は王都へと入ったのだった。
0
お気に入りに追加
319
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
うどん五段
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる