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第八章 真なる聖剣
934 いったん落ち着こう
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「ふーっ、ふーっ……」
勇者が苦しげな息を吐きながら額の汗を拭う。
放り投げるように手放した聖剣(仮)が、テーブルの上でチリチリという不思議な音を立てながら回転して止まった。
光が収まり、室内がやや暗い、いつもの明るさに落ち着く。
「……なんだったんだ?」
「うーむ、少々はしゃぎすぎたようだ。その聖剣は勇者殿が好きなんだろう」
独り言のつもりで発した言葉にアドミニス殿が答える。
いや、アドミニス殿も独り言のつもりだったのかもしれない。
というか、さっきまでの自分の思考が普通ではなかったことに、今更ながらに気づいた。
まるで、心を囚われているような感覚だったぞ。
その剣ヤバくないか?
いや、まぁ聖剣なんてものはヤバいのは当たり前というところはあるが。
普通の聖剣のヤバさとちょっと違う感じがする。
「作り直せ!」
ようやく息が整ったらしい勇者が、アドミニス殿を怒鳴りつけた。
まぁ気持ちはわかる。
「まぁまぁ落ち着け。そうだ、ルフ、茶を頼む……ルフ?」
アドミニス殿が振り向くと、ルフが魂を抜かれたような顔のまま、目を見開いて固まっていた。
すると、それまで俺の懐に飛び込んで震えていた、草の使い魔のアグが、クルクル横回転しながら飛び出して行き、ルフの頬をその葉っぱの手でぺしぺし叩く。
俺もあの手で何度か叩かれたことがあるが、あれは全然痛くない。
逆にちょっと気持ちいいぐらいだ。
どうも、回復効果があるっぽい。
「ひゃっ!」
十回程度叩かれただろうか?
急に目が覚めた人間のような声を上げると、ルフはぱちぱちと目をまばたかせた。
「あ、あれ? あ……お師匠さま、お茶……ですね?」
どうやら、ぼーっとしていた間も意識はあったらしい。
「うむ、大丈夫か?」
「あ、はい。大丈夫です。淹れて来ますね」
と、そのまま引っ込もうとする。
「いやいやいや、待て」
俺は慌ててルフの手を掴んだ。
熱い。
まるで熱病のような熱さが、ルフの手から伝わって来た。
「茶は俺が淹れる。ルフはミュリアに診てもらえ」
「え? 大丈夫ですよ?」
「いや、いいから診てもらえ……ミュリア」
「はい。おまかせください」
聖女は常にない素早さですっと近づくと、ルフの手を握る。
その熱さにびっくりしたのだろう、一瞬目を見開いた。
「え、……でも」
聖女に手を掴まれて、ルフはドギマギしながら真っ赤になる。
「熱があるし、顔も赤いです。ちょっとで終わりますから、ね。大丈夫、怖くないですよ?」
「えっ、えっ?」
おそらく赤くなった理由は別のものだと思うが、まぁ普通とは違うことがあった場合には、念には念を入れて調べておくべきなのだ。
昔、冒険者仲間に、森で変な虫に刺されたとか言っていた奴がいて、教会でも治療所でも診てもらわないまま過ごしていたら、体が寄生型の魔物の巣になっていた、ということがあった。
まぁそこまでの危険はないだろうが、明らかに様子がおかしかったルフをそのまま放置するのはよくないだろう。
「アグ、すまんが厨房に案内してくれ。いいですよね? アドミニス殿」
「客人に茶を用意させるのは、主人としては少々恥ずかしいところだが、ルフを気遣っていただきありがたい限りだ。危険はないとたかをくくるのはよくないな」
「まぁ俺も、さっきのに危険があったとは思っていませんが、何か強い力だったのは間違いないと思うので……」
「うむ。まことダスター殿は聡明だの。頭が下がる思いだ」
「いや、冗談でも頭とか下げないでくださいね。怖いですから」
「そういうのは逆に失礼だぞ?」
アドミニス殿と軽い会話を交わして厨房に入る許可をもらい、アグの案内で奥へと進む。
メルリルがついて来ようとする様子を見せたので、目で待っているように伝えた。
さすがに、他人の厨房に何人もで押し入るのはよくないからな。
アドミニス殿の工房にある部屋ごとの扉は、しっかりとした造りなのに、軽く開け閉めが出来て、移動が楽だ。
応接の間の外に出ると、ひんやりとした空気が気落ちよかった。
もしかしたら俺も少し熱っぽいのかもしれない。
アグは横にクルクル回転しながら目で追えない速度で周囲を飛び回っている。
ピカピカ光るのも激しさを増し、なにやら興奮しているようだ。
「どうした? 落ち着け」
廊下らしき場所に出たが、なにやら天井から光が降り注ぎ、周囲には植物が育っている。
この光って太陽光のような気がするんだが、気の所為だよな?
ここってかなりの地下深くのはずだし。
「え? ここ?」
アグが一つの扉を指して、そこを開けろと言う。
当然厨房だろうと思って扉を開けた俺は、またびっくりすることになった。
つるつるとした石を磨いて作ったようなタイルが敷き詰めてある部屋で、奥のほうに大きな池のようなものがある。
え? あれってお湯を満たして体を洗う場所?
風呂か?
なんで俺を風呂に連れて来た?
臭いから体を洗えとか?
え? 違う?
アグと声なきやりとりをしていると、突然、ザバァ! と、風呂から何かが飛び出して来た。
「おわっ!」
それは人間の大人よりもでかい犬のような何かだった。
いや、顔の作りは、犬というよりもネズミに近いか、あ、あれだ、川に棲んでいる胴の長いイタチに似た奴……ええっと、確かビーバーとか言ったか?
北のほうの大森林じゃない森に棲んでいるのを見たことがあるぞ。
まぁこんなにデカくはなかったが。
「オオウ?」
そのビーバーは立ち上がり、不思議そうにこっちを見た。
つぶらな瞳が可愛いが、俺よりでかいので思わず身構えてしまう。
ここにいるってことは、アドミニス殿の使い魔だよなぁ。
アグがふわふわとビーバーに近づいて、ピカピカ点滅し始めた。
俺を紹介しているらしい。
「オウ!」
ビーバーは二本足で立ち上がると、分厚くでかいしっぽをビタンビタンと床に打ち付け、左右に体を揺らす。
「なんだ?」
アグがピカピカと嬉しそうに戻って来た。
「え? なに? 俺を紹介してくれた? いや、今はそれは違うだろ? 厨房を教えて欲しいんだが……」
「オウオウ!」
ビーバーは、跳ねるように近づいて来ると、何かを差し出して来る。
黄色い色のいい香りがするフルーツだ。
アグがふわふわピカピカと説明する。
「お近づきのしるし? お茶に入れると美味しいって? ああ、ありがとう」
俺は礼を言うと、その部屋を出た。
それから厨房に辿り着くまで、アグにあちこち引っ張り回されることとなる。
どうも、アドミニス殿の家を俺に案内してあげる! と張り切っていたらしい。
いや、厨房だけでいいから……。
勇者が苦しげな息を吐きながら額の汗を拭う。
放り投げるように手放した聖剣(仮)が、テーブルの上でチリチリという不思議な音を立てながら回転して止まった。
光が収まり、室内がやや暗い、いつもの明るさに落ち着く。
「……なんだったんだ?」
「うーむ、少々はしゃぎすぎたようだ。その聖剣は勇者殿が好きなんだろう」
独り言のつもりで発した言葉にアドミニス殿が答える。
いや、アドミニス殿も独り言のつもりだったのかもしれない。
というか、さっきまでの自分の思考が普通ではなかったことに、今更ながらに気づいた。
まるで、心を囚われているような感覚だったぞ。
その剣ヤバくないか?
いや、まぁ聖剣なんてものはヤバいのは当たり前というところはあるが。
普通の聖剣のヤバさとちょっと違う感じがする。
「作り直せ!」
ようやく息が整ったらしい勇者が、アドミニス殿を怒鳴りつけた。
まぁ気持ちはわかる。
「まぁまぁ落ち着け。そうだ、ルフ、茶を頼む……ルフ?」
アドミニス殿が振り向くと、ルフが魂を抜かれたような顔のまま、目を見開いて固まっていた。
すると、それまで俺の懐に飛び込んで震えていた、草の使い魔のアグが、クルクル横回転しながら飛び出して行き、ルフの頬をその葉っぱの手でぺしぺし叩く。
俺もあの手で何度か叩かれたことがあるが、あれは全然痛くない。
逆にちょっと気持ちいいぐらいだ。
どうも、回復効果があるっぽい。
「ひゃっ!」
十回程度叩かれただろうか?
急に目が覚めた人間のような声を上げると、ルフはぱちぱちと目をまばたかせた。
「あ、あれ? あ……お師匠さま、お茶……ですね?」
どうやら、ぼーっとしていた間も意識はあったらしい。
「うむ、大丈夫か?」
「あ、はい。大丈夫です。淹れて来ますね」
と、そのまま引っ込もうとする。
「いやいやいや、待て」
俺は慌ててルフの手を掴んだ。
熱い。
まるで熱病のような熱さが、ルフの手から伝わって来た。
「茶は俺が淹れる。ルフはミュリアに診てもらえ」
「え? 大丈夫ですよ?」
「いや、いいから診てもらえ……ミュリア」
「はい。おまかせください」
聖女は常にない素早さですっと近づくと、ルフの手を握る。
その熱さにびっくりしたのだろう、一瞬目を見開いた。
「え、……でも」
聖女に手を掴まれて、ルフはドギマギしながら真っ赤になる。
「熱があるし、顔も赤いです。ちょっとで終わりますから、ね。大丈夫、怖くないですよ?」
「えっ、えっ?」
おそらく赤くなった理由は別のものだと思うが、まぁ普通とは違うことがあった場合には、念には念を入れて調べておくべきなのだ。
昔、冒険者仲間に、森で変な虫に刺されたとか言っていた奴がいて、教会でも治療所でも診てもらわないまま過ごしていたら、体が寄生型の魔物の巣になっていた、ということがあった。
まぁそこまでの危険はないだろうが、明らかに様子がおかしかったルフをそのまま放置するのはよくないだろう。
「アグ、すまんが厨房に案内してくれ。いいですよね? アドミニス殿」
「客人に茶を用意させるのは、主人としては少々恥ずかしいところだが、ルフを気遣っていただきありがたい限りだ。危険はないとたかをくくるのはよくないな」
「まぁ俺も、さっきのに危険があったとは思っていませんが、何か強い力だったのは間違いないと思うので……」
「うむ。まことダスター殿は聡明だの。頭が下がる思いだ」
「いや、冗談でも頭とか下げないでくださいね。怖いですから」
「そういうのは逆に失礼だぞ?」
アドミニス殿と軽い会話を交わして厨房に入る許可をもらい、アグの案内で奥へと進む。
メルリルがついて来ようとする様子を見せたので、目で待っているように伝えた。
さすがに、他人の厨房に何人もで押し入るのはよくないからな。
アドミニス殿の工房にある部屋ごとの扉は、しっかりとした造りなのに、軽く開け閉めが出来て、移動が楽だ。
応接の間の外に出ると、ひんやりとした空気が気落ちよかった。
もしかしたら俺も少し熱っぽいのかもしれない。
アグは横にクルクル回転しながら目で追えない速度で周囲を飛び回っている。
ピカピカ光るのも激しさを増し、なにやら興奮しているようだ。
「どうした? 落ち着け」
廊下らしき場所に出たが、なにやら天井から光が降り注ぎ、周囲には植物が育っている。
この光って太陽光のような気がするんだが、気の所為だよな?
ここってかなりの地下深くのはずだし。
「え? ここ?」
アグが一つの扉を指して、そこを開けろと言う。
当然厨房だろうと思って扉を開けた俺は、またびっくりすることになった。
つるつるとした石を磨いて作ったようなタイルが敷き詰めてある部屋で、奥のほうに大きな池のようなものがある。
え? あれってお湯を満たして体を洗う場所?
風呂か?
なんで俺を風呂に連れて来た?
臭いから体を洗えとか?
え? 違う?
アグと声なきやりとりをしていると、突然、ザバァ! と、風呂から何かが飛び出して来た。
「おわっ!」
それは人間の大人よりもでかい犬のような何かだった。
いや、顔の作りは、犬というよりもネズミに近いか、あ、あれだ、川に棲んでいる胴の長いイタチに似た奴……ええっと、確かビーバーとか言ったか?
北のほうの大森林じゃない森に棲んでいるのを見たことがあるぞ。
まぁこんなにデカくはなかったが。
「オオウ?」
そのビーバーは立ち上がり、不思議そうにこっちを見た。
つぶらな瞳が可愛いが、俺よりでかいので思わず身構えてしまう。
ここにいるってことは、アドミニス殿の使い魔だよなぁ。
アグがふわふわとビーバーに近づいて、ピカピカ点滅し始めた。
俺を紹介しているらしい。
「オウ!」
ビーバーは二本足で立ち上がると、分厚くでかいしっぽをビタンビタンと床に打ち付け、左右に体を揺らす。
「なんだ?」
アグがピカピカと嬉しそうに戻って来た。
「え? なに? 俺を紹介してくれた? いや、今はそれは違うだろ? 厨房を教えて欲しいんだが……」
「オウオウ!」
ビーバーは、跳ねるように近づいて来ると、何かを差し出して来る。
黄色い色のいい香りがするフルーツだ。
アグがふわふわピカピカと説明する。
「お近づきのしるし? お茶に入れると美味しいって? ああ、ありがとう」
俺は礼を言うと、その部屋を出た。
それから厨房に辿り着くまで、アグにあちこち引っ張り回されることとなる。
どうも、アドミニス殿の家を俺に案内してあげる! と張り切っていたらしい。
いや、厨房だけでいいから……。
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