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第八章 真なる聖剣
759 呼ばれてない客人
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勇者が取り出した剣をひと目見たメイサーは、ひと言、「地味ね」と言った。
いや、それはそうなんだけどな。
「うーん。でも、その地味さが、逆に風格を醸し出してると言えなくもないわね。これ、本当に、ロボのやつが打ったの? へー、ふーん」
何やらニマニマしている。
この分だと俺がわざわざ言わなくても、ロボリスは領主お抱えの鍛冶師になりそうだな。
だが、一応念は押しておこう。
「ロボリスの奴、これほどの腕がありながら、ご近所の料理用のナイフとか、農具とかを作ってるみたいだぞ。武器屋に売り込みがうまくいってないらしくてな」
「あー、あいつ口下手だもん。むしろ奥さんをどうやって口説き落としたか、ギルドの連中で賭けになったぐらいよ」
「俺は知らんぞ」
「あんたが賭け事をやらないのはみんな承知してるもの」
なるほど、どうやら俺は、知らないうちに、かつてのギルド内でのけ者にされていたらしい。
「俺はそんなに真面目じゃなかったろうが」
「ははん、ダスター、あんた、自分じゃわかってないのね」
メイサーが楽しげに俺をからかう。
「どういう意味だ?」
「ダスターったら、女と金に関しては、途端に小姑になるって評判だったんだから」
「な、なん……だと?」
マジか? 自分では自覚してなかった。
絶対師匠のせいだ。
師匠はその二つにいい加減で、俺はひどく迷惑をこうむったからな。
「ぐぬぬ……」
「でも、それって美点ですよね」
にっこりとメルリルが口を挟む。
「女性に優しくて、無駄遣いしないんですから」
「ぷっ!」
俺を庇うようなことを言ったメルリルの言葉に、メイサーが噴き出す。
「な、何がおかしいのですか?」
「ううん。あんたみたいなのが、ダスターのツレになってくれてよかったよ。なんせ冒険者ってのは、揃いも揃って、あんたの言ったダスターの美点を、欠点だとあざ笑う連中ばかりだからね」
言いながら、メルリルの頭を撫でる。
「やめろ、触るな! お前の変な性格に汚染される」
「言うようになったじゃない? ダスター。ああん? 弟子の目の前で転がされたい?」
「あ? 昔の俺と思うなよ。転がされるのはあんただ」
「師匠、そいつのペースに乗せられているぞ。無視しろ」
俺とメイサーが睨み合っていると、勇者が苦虫を噛み潰したような顔で割って入った。
はいはい、お前を無視したような形になって悪かったな。
「真面目な話だが、アルフ、お前がとりあえず納得したということは、聖剣であると認めさせる自信があるんだよな?」
「勇者が使う剣が聖剣だ」
「あー、それはわかった。で?」
キメ顔で言った勇者の言葉を軽く流して、更に尋ねる。
いや、お前がふくれっ面しても、可愛くもなんともないぞ。
「見た目については、長年の封印の影響でごまかせるだろう。それに剣としての風格は十分だ。少々新しすぎる感じがあるが、研ぎに出したことにすればいいし」
「なるほど」
「後は俺が派手に使って見せればいい。それで納得しないようなら、それこそ神の御子の権威を使う」
ほう? 勇者は自分が神の御子の勇者とされたことを、かなり嫌がっていた。
それなのに、それを利用して、無理を通そうとするとは。……意外と、カーンとメイサーを気に入っているのかもしれないな。
「剣があまりにも軽い見た目だったら無理だったが、これなら十分納得するだろ」
「長いこと聖剣を使って来たお前がそう言うなら大丈夫そうだな。しかし……」
俺は、チラッと勇者の腰にある鞘を見た。
聖剣を納めるには、あまりにも凡庸な鞘だ。
「その鞘はちょっとアレかな」
「そもそも見つけたときには鞘がなかったんだから、そこを気にする奴はいないだろ」
「それはまぁそうなんだが」
「むしろ、実用的にはこのぐらいのシンプルな鞘のほうが取り回しがいい」
勇者は鞘についてはあまり気にしていないようだ。
「うーん、でも……お貴族さまってのは見た目を気にするからね。ほら、あたし等も昔、遺跡で見つかった魔道具を高く売るためにガワを飾り立てたりしただろ?」
メイサーの意見ももっともだ。
今まで関わったこの国の権力者は、みんな我が強い連中ばっかりだったし、なかには、見た目にこだわる奴がいてもおかしくない。
「あ!」
「ん?」
急に聖女が声を上げたので、何事かと思えば、入り口に聖者さまが佇んでいた。
え? え? どういうことだ?
聖女を見る。
ものすごく焦っている。
勇者を見る。
なんだか呆れたような目で聖者さまを見ている。
聖者さまに一番詳しそうな二人の、その様子からは何も読み取れず、対処のための参考にはならなかった。
仕方ない、聞くか。
「聖者さま……ですよね? どうなさったのですか?」
「お城が騒がしかったので抜けて来ました」
いやいや、え? いやいや。
なにあっけらかんと、問題発言しちゃってるんですか?
「ご存知ですか? ダスターさま。聖者とは、この世界で、最も、かくれんぼが得意な者なのですよ」
そう言って、ふふふと笑う。
真っ白な髪と真っ白な瞳、少女とも大人ともつかないような見た目。
以前、目が見えていなかった魔王、アドミニス殿も、瞳が真っ白ではあったが、聖者さまの瞳は、それとは違っていて、ちゃんと見えていることがわかる。
白濁しているのではなく、輝きを帯びているからだ。
どうも、俺が見るところ、色がどうこうではなく、これはきっと、魔力の影響なんだと思う。
じっと見ていると、あの客用の館の前にあった池に咲いていた、花を思い出す。
やばい、なんだか魂が浄化されていくような感じがする。
俺は慌てて視線を動かした。
隣では、メルリルがぼおっとしたように、聖者さまを見ている。
ま、まずい、空気を変えなければ。
「あの、ここ、ミュリアの結界がありませんでした?」
「まぁ!」
俺が結界について尋ねると、心外そうな顔になる。
「まさか、ダスターさまは、ミュリアがわたくしを追い出すとお思いに?」
「いや、そういうことじゃなくって……」
うっ、ニコニコとした、無垢な笑顔が眩しい。
いや、この御方が決して無垢なだけの存在じゃないことは百も承知だが、それでも、まるで幼子が母の前で無防備になってしまうような、抵抗の出来ない安心感がある。
で、出来るだけ視線を逸らさなければ。
「何か用か?」
そんなほんわかな空気のなか、全くその空気に染まらない人間が一人いた。
そう、勇者だ。
「ふふっ、偶然通りがかったら、面白そうなお話をなさっていらしたので、寄らせていただきました」
「年寄りの言いそうなこったな」
勇者、お前凄いよ。
その御方相手に、そこまでつっぱれるって、並の反抗心じゃないぞ。
いや、それはそうなんだけどな。
「うーん。でも、その地味さが、逆に風格を醸し出してると言えなくもないわね。これ、本当に、ロボのやつが打ったの? へー、ふーん」
何やらニマニマしている。
この分だと俺がわざわざ言わなくても、ロボリスは領主お抱えの鍛冶師になりそうだな。
だが、一応念は押しておこう。
「ロボリスの奴、これほどの腕がありながら、ご近所の料理用のナイフとか、農具とかを作ってるみたいだぞ。武器屋に売り込みがうまくいってないらしくてな」
「あー、あいつ口下手だもん。むしろ奥さんをどうやって口説き落としたか、ギルドの連中で賭けになったぐらいよ」
「俺は知らんぞ」
「あんたが賭け事をやらないのはみんな承知してるもの」
なるほど、どうやら俺は、知らないうちに、かつてのギルド内でのけ者にされていたらしい。
「俺はそんなに真面目じゃなかったろうが」
「ははん、ダスター、あんた、自分じゃわかってないのね」
メイサーが楽しげに俺をからかう。
「どういう意味だ?」
「ダスターったら、女と金に関しては、途端に小姑になるって評判だったんだから」
「な、なん……だと?」
マジか? 自分では自覚してなかった。
絶対師匠のせいだ。
師匠はその二つにいい加減で、俺はひどく迷惑をこうむったからな。
「ぐぬぬ……」
「でも、それって美点ですよね」
にっこりとメルリルが口を挟む。
「女性に優しくて、無駄遣いしないんですから」
「ぷっ!」
俺を庇うようなことを言ったメルリルの言葉に、メイサーが噴き出す。
「な、何がおかしいのですか?」
「ううん。あんたみたいなのが、ダスターのツレになってくれてよかったよ。なんせ冒険者ってのは、揃いも揃って、あんたの言ったダスターの美点を、欠点だとあざ笑う連中ばかりだからね」
言いながら、メルリルの頭を撫でる。
「やめろ、触るな! お前の変な性格に汚染される」
「言うようになったじゃない? ダスター。ああん? 弟子の目の前で転がされたい?」
「あ? 昔の俺と思うなよ。転がされるのはあんただ」
「師匠、そいつのペースに乗せられているぞ。無視しろ」
俺とメイサーが睨み合っていると、勇者が苦虫を噛み潰したような顔で割って入った。
はいはい、お前を無視したような形になって悪かったな。
「真面目な話だが、アルフ、お前がとりあえず納得したということは、聖剣であると認めさせる自信があるんだよな?」
「勇者が使う剣が聖剣だ」
「あー、それはわかった。で?」
キメ顔で言った勇者の言葉を軽く流して、更に尋ねる。
いや、お前がふくれっ面しても、可愛くもなんともないぞ。
「見た目については、長年の封印の影響でごまかせるだろう。それに剣としての風格は十分だ。少々新しすぎる感じがあるが、研ぎに出したことにすればいいし」
「なるほど」
「後は俺が派手に使って見せればいい。それで納得しないようなら、それこそ神の御子の権威を使う」
ほう? 勇者は自分が神の御子の勇者とされたことを、かなり嫌がっていた。
それなのに、それを利用して、無理を通そうとするとは。……意外と、カーンとメイサーを気に入っているのかもしれないな。
「剣があまりにも軽い見た目だったら無理だったが、これなら十分納得するだろ」
「長いこと聖剣を使って来たお前がそう言うなら大丈夫そうだな。しかし……」
俺は、チラッと勇者の腰にある鞘を見た。
聖剣を納めるには、あまりにも凡庸な鞘だ。
「その鞘はちょっとアレかな」
「そもそも見つけたときには鞘がなかったんだから、そこを気にする奴はいないだろ」
「それはまぁそうなんだが」
「むしろ、実用的にはこのぐらいのシンプルな鞘のほうが取り回しがいい」
勇者は鞘についてはあまり気にしていないようだ。
「うーん、でも……お貴族さまってのは見た目を気にするからね。ほら、あたし等も昔、遺跡で見つかった魔道具を高く売るためにガワを飾り立てたりしただろ?」
メイサーの意見ももっともだ。
今まで関わったこの国の権力者は、みんな我が強い連中ばっかりだったし、なかには、見た目にこだわる奴がいてもおかしくない。
「あ!」
「ん?」
急に聖女が声を上げたので、何事かと思えば、入り口に聖者さまが佇んでいた。
え? え? どういうことだ?
聖女を見る。
ものすごく焦っている。
勇者を見る。
なんだか呆れたような目で聖者さまを見ている。
聖者さまに一番詳しそうな二人の、その様子からは何も読み取れず、対処のための参考にはならなかった。
仕方ない、聞くか。
「聖者さま……ですよね? どうなさったのですか?」
「お城が騒がしかったので抜けて来ました」
いやいや、え? いやいや。
なにあっけらかんと、問題発言しちゃってるんですか?
「ご存知ですか? ダスターさま。聖者とは、この世界で、最も、かくれんぼが得意な者なのですよ」
そう言って、ふふふと笑う。
真っ白な髪と真っ白な瞳、少女とも大人ともつかないような見た目。
以前、目が見えていなかった魔王、アドミニス殿も、瞳が真っ白ではあったが、聖者さまの瞳は、それとは違っていて、ちゃんと見えていることがわかる。
白濁しているのではなく、輝きを帯びているからだ。
どうも、俺が見るところ、色がどうこうではなく、これはきっと、魔力の影響なんだと思う。
じっと見ていると、あの客用の館の前にあった池に咲いていた、花を思い出す。
やばい、なんだか魂が浄化されていくような感じがする。
俺は慌てて視線を動かした。
隣では、メルリルがぼおっとしたように、聖者さまを見ている。
ま、まずい、空気を変えなければ。
「あの、ここ、ミュリアの結界がありませんでした?」
「まぁ!」
俺が結界について尋ねると、心外そうな顔になる。
「まさか、ダスターさまは、ミュリアがわたくしを追い出すとお思いに?」
「いや、そういうことじゃなくって……」
うっ、ニコニコとした、無垢な笑顔が眩しい。
いや、この御方が決して無垢なだけの存在じゃないことは百も承知だが、それでも、まるで幼子が母の前で無防備になってしまうような、抵抗の出来ない安心感がある。
で、出来るだけ視線を逸らさなければ。
「何か用か?」
そんなほんわかな空気のなか、全くその空気に染まらない人間が一人いた。
そう、勇者だ。
「ふふっ、偶然通りがかったら、面白そうなお話をなさっていらしたので、寄らせていただきました」
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