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第八章 真なる聖剣
744 値切り交渉
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「あー、とりあえずモノを見てくれ」
俺はそう言うと、聖女から布包みを受け取った。
ふわりとした手触りで、なかの物の重さがほとんど感じられない。
なにやら封印布とかいう御大層な代物らしいが、見た目は、精緻な刺しゅうの入ったきれいな布だな。
かなり貴重なものらしいんで、俺にしては丁寧に捧げ持つと、ちょっと年期の入った、家族が食事を楽しむテーブルの上に、そっと置く。
ロボリスは、その布から少し距離を取るように下がった。
「おいおい、ただの布だぞ、怖がるなよ」
安心させようと軽いジョークを飛ばす。
「お前、そんな貴重品を持つようにしておいて、それはねーだろ! それに、そいつからは、迷宮で見つかる遺物に通じる気配がする」
ほう。思ったよりも感覚が鋭いな。
これは意外とそれなり以上に出来るんじゃないか?
「とりあえず見てもらわないと、話が進まないだろうが」
俺は、そう言いながら布を広げる。
勇者の紋章が刻まれた、大剣の柄が姿を現した。
うん、近くで見ると、惚れ惚れするような美しさだな。
趣味の悪い成金がやるようなゴテゴテした飾り方じゃなく、握りやすさもきっちりと考えられたデザインでありながら、見た目も美しい。
さぞかし名のある名工が造ったんだろうな。
と、横合いから手が伸びて、ロボリスが、その柄に触れる。
「すげえ造りだ。俺は装飾柄は造らねえが、たまに細工師に、柄の部分だけ造ってもらうこともあるから、仕事を身分けることぐらいは出来る。……こりゃあ……」
そこまで言って、ロボリスは絶句した。
そして、そっと手を離す。
ほうとため息を吐いた。
「こんな柄に相応しい剣を造ることが出来るなら、職人冥利に尽きるだろうなぁ」
俺はニヤリと笑った。
そして、ロボリスの肩をポンと叩く。
「今がそのときだ」
「は?」
「この柄に相応しい、気品のある剣を造って欲しい」
「おい、バカを抜かすな! こりゃあな、職人の頂点、超一流の細工師が作る剣の柄よ。俺みたいな、ナイフしか造らねえ鍛冶屋が手を出すもんじゃねえ!」
「大丈夫だ。何も、使用するための剣を造れとか言う話じゃない。見た目が立派ならそれでいいんだ」
「いやいやいや、待て待て待て!」
「報酬は弾むぞ」
俺の言葉に、両手を振って断る体勢となっていたロボリスの手がぴたりと止まった。
「いくらだ?」
俺は指を一本立ててみせた。
「ふむ、金貨一枚か、そこそこの儲けだな」
「バカ言え、大金貨だ」
ロボリスがブッと噴き出した。
きたねえ!
「ダスターさま!」
そこで、急に聖女が声を上げた。
さまって……。いや、お師匠さまはやめろと言い聞かせておいたから、それは守ってる訳だけどな。
「どうされました?」
「こんな大切なお仕事を無理にお願いするのです。大金貨十枚はお支払いするべきかと」
いや、そんな大金、逆に庶民には負担になるだけだぞ。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! そんなにヤバい仕事なのか? 断ったら殺されちまうのか? か、家族の命だけは何とぞ……」
ほらみろ。
聖女はびっくりして目をぱちくりとしている。
かわいらしいな。
「いやいや、落ち着け。お前、仮にも勇者さまと聖女さまだぞ、そんなおっそろしいことをする訳ないだろ?」
「仮にも……」
後ろで何やら勇者が呟いていたが、気にしない。
「か、勘弁してくれ。お、俺が迷宮を離れたのは、子どもが生まれて、家族で平和に生きたかったからなんだ。ヤバい話には関わりたくねえんだ」
「だから落ち着けって。お前の身は安全だ。なんだったら誓いを交わしてもいいぞ」
「マジか?」
「おう。ほら」
俺は用意して来た皮紙を広げて、平民にもわかる文字で、シンプルな誓約の文を書いた。
内容は、『今回の仕事における全ての影響から、職人ロボリスの、名誉と命と一族と財産の全ては、勇者アルフレッド・聖女ミュリア・冒険者ダスターの名によって保護されるものである』となっている。
それに、勇者と聖女と俺がサインをして血印をしるす。
これは魔法的にも意味がある誓約書だ。
「ほら、これにお前がサインを入れたら完成するぞ。ちなみに仕事の契約とは別だから安心しろ」
ロボリスは、震えながらその誓約書を手にして、さらに顔色を悪くした。
「大丈夫か?」
「み、水……」
「お、悪かった。やっぱり茶を淹れてもらうべきだったな」
俺はそう言いながら、荷物から水の魔具を取り出して、手持ちのカップに注ぐ。
この家のものはどこにあるかわからんからな。
ロボリスはそのカップの水を飲み干し、ふうと息を吐いた。
「俺はな、この仕事に変わったときに、さんざん言われた。臆病者、泣き叫びながら逃げることしか知らない転がり鳥だってな」
まぁ言われるだろうな。
冒険者から堅気の仕事に移ると、だいたいそういうことを言われるものだ。
「それに、職人として修業するにも遅い。職人は遅くとも十歳ぐらいまでに修行を開始するもんだ。あの頃俺は十八だったか。もう伸びしろはない。同じ弟子仲間にも笑われた」
そうだろうな。
専門職であればあるほど、若い頃に修行を始めるのがいいとされる。
成長するときに、その仕事の身体になるからだ。
「全て、嫁と生まれたばかりの息子の為だった。だけどな、俺にだって、何かでっかいことをやりたいって気持ちがない訳じゃない」
「ああ」
「ここまでされちゃあ、断れねえじゃねえか。……やるよ」
「おお、ありがたい」
「まぁ、ありがとうございます!」
俺と聖女が礼を言い、ほかの者は、一礼する。
その様子にまた、一歩引いたロボリスだったが、誓約書をちらりと見て、再びため息を吐くと、何かを諦めたようにうなずいた。
「ただし」
「ただし?」
ロボリスの言葉に、俺はオウム返しに尋ねる。
「料金は大金貨一枚でいい」
「まぁ。なんと奥ゆかしいお方なんでしょう」
聖女が感極まったように言った。
大金貨一枚でも、庶民には大金だし、下手すると周り全部が泥棒に見えてしまうような金なんだけどな。
まぁ元探索者だし、そのぐらいはなんとかなるだろう。
だけど、さすがに大金貨十枚は、命を狙われるレベルでヤバいからな。
「とりあえず、前金として金貨五枚渡しておく。あと、必要なものは書き出して渡しておいてくれ。後で届けさせる」
「必要なものだと? 金貨五枚?」
ロボリスは絶賛混乱中だ。
「必要な材料を揃えるには、俺達のツテのほうが早いだろ。なんでも言ってくれ」
俺はにこにこと笑って言った。
「いや、……ああ、もういい。好きにしろ」
ロボリス、なげやりになっちゃあダメだぞ。
こういうときにこそ、相手のケツの毛までむしる勢いで要求するべきだ。
とは言え、そういう性格なら、もっと繁盛した鍛冶師になっているか。
俺はあまり追い詰めないように、そっと、帰らずの勇者の剣の柄と、前金の金貨五枚を一般的な布に包んでロボリスに渡したのだった。
俺はそう言うと、聖女から布包みを受け取った。
ふわりとした手触りで、なかの物の重さがほとんど感じられない。
なにやら封印布とかいう御大層な代物らしいが、見た目は、精緻な刺しゅうの入ったきれいな布だな。
かなり貴重なものらしいんで、俺にしては丁寧に捧げ持つと、ちょっと年期の入った、家族が食事を楽しむテーブルの上に、そっと置く。
ロボリスは、その布から少し距離を取るように下がった。
「おいおい、ただの布だぞ、怖がるなよ」
安心させようと軽いジョークを飛ばす。
「お前、そんな貴重品を持つようにしておいて、それはねーだろ! それに、そいつからは、迷宮で見つかる遺物に通じる気配がする」
ほう。思ったよりも感覚が鋭いな。
これは意外とそれなり以上に出来るんじゃないか?
「とりあえず見てもらわないと、話が進まないだろうが」
俺は、そう言いながら布を広げる。
勇者の紋章が刻まれた、大剣の柄が姿を現した。
うん、近くで見ると、惚れ惚れするような美しさだな。
趣味の悪い成金がやるようなゴテゴテした飾り方じゃなく、握りやすさもきっちりと考えられたデザインでありながら、見た目も美しい。
さぞかし名のある名工が造ったんだろうな。
と、横合いから手が伸びて、ロボリスが、その柄に触れる。
「すげえ造りだ。俺は装飾柄は造らねえが、たまに細工師に、柄の部分だけ造ってもらうこともあるから、仕事を身分けることぐらいは出来る。……こりゃあ……」
そこまで言って、ロボリスは絶句した。
そして、そっと手を離す。
ほうとため息を吐いた。
「こんな柄に相応しい剣を造ることが出来るなら、職人冥利に尽きるだろうなぁ」
俺はニヤリと笑った。
そして、ロボリスの肩をポンと叩く。
「今がそのときだ」
「は?」
「この柄に相応しい、気品のある剣を造って欲しい」
「おい、バカを抜かすな! こりゃあな、職人の頂点、超一流の細工師が作る剣の柄よ。俺みたいな、ナイフしか造らねえ鍛冶屋が手を出すもんじゃねえ!」
「大丈夫だ。何も、使用するための剣を造れとか言う話じゃない。見た目が立派ならそれでいいんだ」
「いやいやいや、待て待て待て!」
「報酬は弾むぞ」
俺の言葉に、両手を振って断る体勢となっていたロボリスの手がぴたりと止まった。
「いくらだ?」
俺は指を一本立ててみせた。
「ふむ、金貨一枚か、そこそこの儲けだな」
「バカ言え、大金貨だ」
ロボリスがブッと噴き出した。
きたねえ!
「ダスターさま!」
そこで、急に聖女が声を上げた。
さまって……。いや、お師匠さまはやめろと言い聞かせておいたから、それは守ってる訳だけどな。
「どうされました?」
「こんな大切なお仕事を無理にお願いするのです。大金貨十枚はお支払いするべきかと」
いや、そんな大金、逆に庶民には負担になるだけだぞ。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! そんなにヤバい仕事なのか? 断ったら殺されちまうのか? か、家族の命だけは何とぞ……」
ほらみろ。
聖女はびっくりして目をぱちくりとしている。
かわいらしいな。
「いやいや、落ち着け。お前、仮にも勇者さまと聖女さまだぞ、そんなおっそろしいことをする訳ないだろ?」
「仮にも……」
後ろで何やら勇者が呟いていたが、気にしない。
「か、勘弁してくれ。お、俺が迷宮を離れたのは、子どもが生まれて、家族で平和に生きたかったからなんだ。ヤバい話には関わりたくねえんだ」
「だから落ち着けって。お前の身は安全だ。なんだったら誓いを交わしてもいいぞ」
「マジか?」
「おう。ほら」
俺は用意して来た皮紙を広げて、平民にもわかる文字で、シンプルな誓約の文を書いた。
内容は、『今回の仕事における全ての影響から、職人ロボリスの、名誉と命と一族と財産の全ては、勇者アルフレッド・聖女ミュリア・冒険者ダスターの名によって保護されるものである』となっている。
それに、勇者と聖女と俺がサインをして血印をしるす。
これは魔法的にも意味がある誓約書だ。
「ほら、これにお前がサインを入れたら完成するぞ。ちなみに仕事の契約とは別だから安心しろ」
ロボリスは、震えながらその誓約書を手にして、さらに顔色を悪くした。
「大丈夫か?」
「み、水……」
「お、悪かった。やっぱり茶を淹れてもらうべきだったな」
俺はそう言いながら、荷物から水の魔具を取り出して、手持ちのカップに注ぐ。
この家のものはどこにあるかわからんからな。
ロボリスはそのカップの水を飲み干し、ふうと息を吐いた。
「俺はな、この仕事に変わったときに、さんざん言われた。臆病者、泣き叫びながら逃げることしか知らない転がり鳥だってな」
まぁ言われるだろうな。
冒険者から堅気の仕事に移ると、だいたいそういうことを言われるものだ。
「それに、職人として修業するにも遅い。職人は遅くとも十歳ぐらいまでに修行を開始するもんだ。あの頃俺は十八だったか。もう伸びしろはない。同じ弟子仲間にも笑われた」
そうだろうな。
専門職であればあるほど、若い頃に修行を始めるのがいいとされる。
成長するときに、その仕事の身体になるからだ。
「全て、嫁と生まれたばかりの息子の為だった。だけどな、俺にだって、何かでっかいことをやりたいって気持ちがない訳じゃない」
「ああ」
「ここまでされちゃあ、断れねえじゃねえか。……やるよ」
「おお、ありがたい」
「まぁ、ありがとうございます!」
俺と聖女が礼を言い、ほかの者は、一礼する。
その様子にまた、一歩引いたロボリスだったが、誓約書をちらりと見て、再びため息を吐くと、何かを諦めたようにうなずいた。
「ただし」
「ただし?」
ロボリスの言葉に、俺はオウム返しに尋ねる。
「料金は大金貨一枚でいい」
「まぁ。なんと奥ゆかしいお方なんでしょう」
聖女が感極まったように言った。
大金貨一枚でも、庶民には大金だし、下手すると周り全部が泥棒に見えてしまうような金なんだけどな。
まぁ元探索者だし、そのぐらいはなんとかなるだろう。
だけど、さすがに大金貨十枚は、命を狙われるレベルでヤバいからな。
「とりあえず、前金として金貨五枚渡しておく。あと、必要なものは書き出して渡しておいてくれ。後で届けさせる」
「必要なものだと? 金貨五枚?」
ロボリスは絶賛混乱中だ。
「必要な材料を揃えるには、俺達のツテのほうが早いだろ。なんでも言ってくれ」
俺はにこにこと笑って言った。
「いや、……ああ、もういい。好きにしろ」
ロボリス、なげやりになっちゃあダメだぞ。
こういうときにこそ、相手のケツの毛までむしる勢いで要求するべきだ。
とは言え、そういう性格なら、もっと繁盛した鍛冶師になっているか。
俺はあまり追い詰めないように、そっと、帰らずの勇者の剣の柄と、前金の金貨五枚を一般的な布に包んでロボリスに渡したのだった。
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