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第七章 幻の都
733 幻の都
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ザアアアアッと、聞きなれた音が耳をくすぐる。
それは、丈高い草原を風が吹き抜け、草が揺すられて立てる音。
ミホム王国は草原が多い国だ。
森を開拓した場合、そのほとんどが農地となるが、農地に適さない場所もあり、そういう場所には人が住まず、街道沿いの平原として放置される。
草が生い茂れば、放牧地に利用されたりもした。
ともかく、ミホムの民にとって、草原は見慣れた風景なのだ。
その、見慣れた風景が眼前に広がっていた。
「う……うそ、だろ?」
さすがの俺も、自分の見たものを信じられず、何度も目をこすってしまった。
しかし、目前の光景は消えずにそのまま存在する。
振り向くと、巨大な扉だけがポツンと浮いていて、迷宮の岩壁も見えない。
「どういうことなんだ?」
足を進めれば草の感触があり、がさりと音を立てた。
さらさらと心地いい風が、頬を撫でて行く。
「ダスター、おかしい」
メルリルが戸惑ったように言った。
「ああ。おかしいな」
「ここには精霊がいない」
メルリルの言ったおかしいというのは、俺が感じたおかしいとは違っていたようだ。
精霊がいないというのはどういうことだろう?
「幻影か?」
勇者が剣を抜き、用心しつつ周囲を見る。
相変わらず風がさやさやと草をたなびかせ、温度も、まるで秋の半ば、収穫の頃のようなさわやかさだった。
幻覚だとしたら、あまりにも出来過ぎている。
しかし、精霊がいないということは……魔力が存在しないということか? そんなことが有り得るのか?
「危険は感じません。穏やかで、まるで祈りの間にいるような感じがします」
聖女が不思議そうに言った。
周囲に敵意はカケラも感じられない。
俺達は今の状況をどう考えていいのか迷った。
進むべきか退くべきか。
「アルフ、どうする?」
「何もわからないまま引き返す訳にはいかないだろう。進もう。あの扉、そんな感じはなかったが、転送陣だったのかもしれない」
「転送陣だって?」
俺も与太話の一つとして、転送陣の話は聞いたことがある。
遠く離れた場所同士を、魔法によって繋ぐという魔法だ。
固定するという意味では、魔道具として考えたほうがいいかもしれない。
ただし、誰も実際に見た者はいない。
噂だけ、英雄譚の物語のなかに登場するだけの代物だ。
「実在するのか?」
俺がそう言うと、勇者がじっと俺を見た。
「……知ってしまうと師匠が危険だ。知らないほうがいい」
「お前な!」
言いたいことはわかる。
この世には真実を探り出す魔法は実在する。
俺が転送陣の実在を確信してしまったら、そういった魔法に引っかかって、何やらその存在を隠している組織か国に危険視されると言いたいんだろう。
「それ、肯定したも同然じゃねえか!」
俺が青くなっていると、「お師匠さま。大丈夫です。大聖堂ではみんな知っていますから」と、聖女が教えてくれた。
勇者がニヤリと笑うのが見えた。
こいつ、からかいやがったな。
「お前な、こういう場所で変な冗談はやめろ。しかし、転送陣実在するのか」
「とんでもない魔力が必要だから、一般化はされてないがな」
勇者が、今度は素直にそう教えてくれた。
なるほどな。
どのくらい魔力を食うのか知らんが、勇者がとんでもないと言うぐらいだから本当にとんでもないんだろう。
国の危機とかじゃないと使えないのかもしれない。
俺達がそんなバカなことを言い合っていたのは、その場所があまりにも平和すぎたからだ。
やわらかい草、ふかふかの土、草の匂いと土の匂いが、心を安らぎに誘う。
空はうっすらと曇っていて、太陽は見えないが、十分な光が降り注いでいた。
やがて、水の匂いが漂って来て、小さな小川が見えた。
聖女ですら飛び越せそうな、本当に小さな川だ。
『あははははっ!』
突如として聞こえた声に、素早く得物に手を伸ばす。
『――……っ……――、ふふっ』
子ども?
複数の子どものはしゃぐ声と笑い声、確かに気配はする。
何か話しているようだが、言葉がわからない。
そして、姿は一切見えない。
「危険な感じはしません」
「っ、油断するな!」
聖女の言葉を、勇者が叱咤するように否定した。
そして振り抜いた剣に火を灯して薙ぐように一閃する。
「おい、ばか!」
こんな草原で、火の魔法など使ったら大変なことになる。
だが、俺の懸念は、空振りに終わった。
火は一切草に燃え移らなかった。
それどころか、勇者の剣は、草の一本も切断出来なかったのだ。
「……これは?」
「ダスターわかった!」
メルリルがハッとしたように告げた。
「これは、人の心。人の心が描いた風景。それも、一人のものじゃない。何人も何人もの心が重なって、その心で出来ている異界なんだ」
「異界?」
「そう。ほら、あの精霊界みたいな」
「なんだって?」
俺は驚愕した。
精霊界と言えば、俺達が不思議な体験をすることとなった原因だ。
俺は未だに理解しきれていないのだが、あのとき、過去の世界に飛ばされたらしい。
「早く戻らないと大変なことになるかもしれないぞ?」
また過去か、もしかしたら未来、戻ってみたら、全てが見知らぬ場所に取り残されているかもしれないのだ。
「だが、ちゃんと調べずに戻る訳には」
勇者が意外と頑固だ。
いや、意外じゃないか。
こいつはいつも頑固だ。
「少なくとも敵意はなさそうだぞ。あの死鬼が、墓所と言っていた。つまり肉体ではなく、魂が眠る場所だったということじゃないのか?」
「魂が眠る場所?」
「わたくし、聞いたことがあります!」
俺と勇者の言い争いに、聖女が何かを思い出したように加わった。
聖女が何かを言うと、俺も勇者も、つい議論を中止して聞いてしまう。
静かな口調でしかないのだが、聖女の声には決して無視出来ないものがあるのだ。
「その昔、神との盟約が成されていなかった時代には、人は、静かなる輝く大地に還ると言われていたと」
「ああ……」
その話は俺も聞いたことがある。
村の長老や、薬師なんかは、教会の教手に遠慮しながら、学者先生は、太古の生活の基礎知識の一つとして、その話をしてくれた。
光の園、もしくは喜びの地、土地や種族によって言い方は異なるが、魂は豊かな大地で生前の苦しみを浄化して、まっさらな魂となって戻って来るという話だった。
「これが、それだと?」
「伝承に一致しませんか?」
聖女の言葉に、今の状況を思う。
精霊がいない、穏やかな場所、目に見えない幸福そうな人々。
なるほどな。
「ならなおさらに、俺達はここにいるべきじゃない」
美しく穏やかで、心地のよさそうな世界。
それは、生きる者が留まれない場所だ。
「……わかった。師匠とミュリアの言う通りだ。戻ろう」
勇者も納得して、きびすを返しかけ、ふと、小川に光るものを見つけた。
「なんだ?」
いや、こういう場所から何かを持ち帰ると、絶対ろくなことにならない。
そう思って手を引いた俺と逆に、無造作に伸びた手が、ひょいとそれを拾い上げた。
「金属? 銀……にしちゃあ、光具合がおかしいな」
「アルフ、お前、怖いもの知らずすぎるだろ」
「ダスター。なんだか……」
メルリルが続く草原の先を見つめて、俺にそちらを見るように促した。
『ありがとう……』
おごそかな、思い。
それは、あの白い巨大なドラゴンの声に似ていた。
思慮深い、年を経たモノの大いなる意思。
彼方には、巨大な樹が見える。
「あれは!」
リーンリーンリーンと、鳴り響く鈴のような、虫の声のような、触れ合う水晶のような、そんな涼し気な音が、頭のなかを埋め尽くし、ほかに何も考えられなくなる。
ハッと、気づいたときには、俺達は、封印されていた扉の前に立っていた。
扉は古ぼけて崩れ果て、その後ろには、ただ、黒っぽい、岩肌が続いているだけだった。
それは、丈高い草原を風が吹き抜け、草が揺すられて立てる音。
ミホム王国は草原が多い国だ。
森を開拓した場合、そのほとんどが農地となるが、農地に適さない場所もあり、そういう場所には人が住まず、街道沿いの平原として放置される。
草が生い茂れば、放牧地に利用されたりもした。
ともかく、ミホムの民にとって、草原は見慣れた風景なのだ。
その、見慣れた風景が眼前に広がっていた。
「う……うそ、だろ?」
さすがの俺も、自分の見たものを信じられず、何度も目をこすってしまった。
しかし、目前の光景は消えずにそのまま存在する。
振り向くと、巨大な扉だけがポツンと浮いていて、迷宮の岩壁も見えない。
「どういうことなんだ?」
足を進めれば草の感触があり、がさりと音を立てた。
さらさらと心地いい風が、頬を撫でて行く。
「ダスター、おかしい」
メルリルが戸惑ったように言った。
「ああ。おかしいな」
「ここには精霊がいない」
メルリルの言ったおかしいというのは、俺が感じたおかしいとは違っていたようだ。
精霊がいないというのはどういうことだろう?
「幻影か?」
勇者が剣を抜き、用心しつつ周囲を見る。
相変わらず風がさやさやと草をたなびかせ、温度も、まるで秋の半ば、収穫の頃のようなさわやかさだった。
幻覚だとしたら、あまりにも出来過ぎている。
しかし、精霊がいないということは……魔力が存在しないということか? そんなことが有り得るのか?
「危険は感じません。穏やかで、まるで祈りの間にいるような感じがします」
聖女が不思議そうに言った。
周囲に敵意はカケラも感じられない。
俺達は今の状況をどう考えていいのか迷った。
進むべきか退くべきか。
「アルフ、どうする?」
「何もわからないまま引き返す訳にはいかないだろう。進もう。あの扉、そんな感じはなかったが、転送陣だったのかもしれない」
「転送陣だって?」
俺も与太話の一つとして、転送陣の話は聞いたことがある。
遠く離れた場所同士を、魔法によって繋ぐという魔法だ。
固定するという意味では、魔道具として考えたほうがいいかもしれない。
ただし、誰も実際に見た者はいない。
噂だけ、英雄譚の物語のなかに登場するだけの代物だ。
「実在するのか?」
俺がそう言うと、勇者がじっと俺を見た。
「……知ってしまうと師匠が危険だ。知らないほうがいい」
「お前な!」
言いたいことはわかる。
この世には真実を探り出す魔法は実在する。
俺が転送陣の実在を確信してしまったら、そういった魔法に引っかかって、何やらその存在を隠している組織か国に危険視されると言いたいんだろう。
「それ、肯定したも同然じゃねえか!」
俺が青くなっていると、「お師匠さま。大丈夫です。大聖堂ではみんな知っていますから」と、聖女が教えてくれた。
勇者がニヤリと笑うのが見えた。
こいつ、からかいやがったな。
「お前な、こういう場所で変な冗談はやめろ。しかし、転送陣実在するのか」
「とんでもない魔力が必要だから、一般化はされてないがな」
勇者が、今度は素直にそう教えてくれた。
なるほどな。
どのくらい魔力を食うのか知らんが、勇者がとんでもないと言うぐらいだから本当にとんでもないんだろう。
国の危機とかじゃないと使えないのかもしれない。
俺達がそんなバカなことを言い合っていたのは、その場所があまりにも平和すぎたからだ。
やわらかい草、ふかふかの土、草の匂いと土の匂いが、心を安らぎに誘う。
空はうっすらと曇っていて、太陽は見えないが、十分な光が降り注いでいた。
やがて、水の匂いが漂って来て、小さな小川が見えた。
聖女ですら飛び越せそうな、本当に小さな川だ。
『あははははっ!』
突如として聞こえた声に、素早く得物に手を伸ばす。
『――……っ……――、ふふっ』
子ども?
複数の子どものはしゃぐ声と笑い声、確かに気配はする。
何か話しているようだが、言葉がわからない。
そして、姿は一切見えない。
「危険な感じはしません」
「っ、油断するな!」
聖女の言葉を、勇者が叱咤するように否定した。
そして振り抜いた剣に火を灯して薙ぐように一閃する。
「おい、ばか!」
こんな草原で、火の魔法など使ったら大変なことになる。
だが、俺の懸念は、空振りに終わった。
火は一切草に燃え移らなかった。
それどころか、勇者の剣は、草の一本も切断出来なかったのだ。
「……これは?」
「ダスターわかった!」
メルリルがハッとしたように告げた。
「これは、人の心。人の心が描いた風景。それも、一人のものじゃない。何人も何人もの心が重なって、その心で出来ている異界なんだ」
「異界?」
「そう。ほら、あの精霊界みたいな」
「なんだって?」
俺は驚愕した。
精霊界と言えば、俺達が不思議な体験をすることとなった原因だ。
俺は未だに理解しきれていないのだが、あのとき、過去の世界に飛ばされたらしい。
「早く戻らないと大変なことになるかもしれないぞ?」
また過去か、もしかしたら未来、戻ってみたら、全てが見知らぬ場所に取り残されているかもしれないのだ。
「だが、ちゃんと調べずに戻る訳には」
勇者が意外と頑固だ。
いや、意外じゃないか。
こいつはいつも頑固だ。
「少なくとも敵意はなさそうだぞ。あの死鬼が、墓所と言っていた。つまり肉体ではなく、魂が眠る場所だったということじゃないのか?」
「魂が眠る場所?」
「わたくし、聞いたことがあります!」
俺と勇者の言い争いに、聖女が何かを思い出したように加わった。
聖女が何かを言うと、俺も勇者も、つい議論を中止して聞いてしまう。
静かな口調でしかないのだが、聖女の声には決して無視出来ないものがあるのだ。
「その昔、神との盟約が成されていなかった時代には、人は、静かなる輝く大地に還ると言われていたと」
「ああ……」
その話は俺も聞いたことがある。
村の長老や、薬師なんかは、教会の教手に遠慮しながら、学者先生は、太古の生活の基礎知識の一つとして、その話をしてくれた。
光の園、もしくは喜びの地、土地や種族によって言い方は異なるが、魂は豊かな大地で生前の苦しみを浄化して、まっさらな魂となって戻って来るという話だった。
「これが、それだと?」
「伝承に一致しませんか?」
聖女の言葉に、今の状況を思う。
精霊がいない、穏やかな場所、目に見えない幸福そうな人々。
なるほどな。
「ならなおさらに、俺達はここにいるべきじゃない」
美しく穏やかで、心地のよさそうな世界。
それは、生きる者が留まれない場所だ。
「……わかった。師匠とミュリアの言う通りだ。戻ろう」
勇者も納得して、きびすを返しかけ、ふと、小川に光るものを見つけた。
「なんだ?」
いや、こういう場所から何かを持ち帰ると、絶対ろくなことにならない。
そう思って手を引いた俺と逆に、無造作に伸びた手が、ひょいとそれを拾い上げた。
「金属? 銀……にしちゃあ、光具合がおかしいな」
「アルフ、お前、怖いもの知らずすぎるだろ」
「ダスター。なんだか……」
メルリルが続く草原の先を見つめて、俺にそちらを見るように促した。
『ありがとう……』
おごそかな、思い。
それは、あの白い巨大なドラゴンの声に似ていた。
思慮深い、年を経たモノの大いなる意思。
彼方には、巨大な樹が見える。
「あれは!」
リーンリーンリーンと、鳴り響く鈴のような、虫の声のような、触れ合う水晶のような、そんな涼し気な音が、頭のなかを埋め尽くし、ほかに何も考えられなくなる。
ハッと、気づいたときには、俺達は、封印されていた扉の前に立っていた。
扉は古ぼけて崩れ果て、その後ろには、ただ、黒っぽい、岩肌が続いているだけだった。
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